転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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第6話 10歳

 …

 

 昨日のことを未だ引きずっていることを知ってる。

 

 あのリアルさに本当にビビった…でもなんというか、違和感を少しだけ覚えた。もし自分がこの世界の住人ならまず気づかない程度の違和感

 

 そう、自分でも落ち着いた今でやっと気づいた

 

 フラクトライトを与えていないせいなのか?…まあ…それでも確かに命を奪った感触がこの手に残っている。

 

 まるで心が急に冷えたような、ぽっかりと穴が開いたような感じだった。できればもう二度と味わいたくない。

 

 今夜も家を抜け出して、森に行くつもりだ。決して今の親にバレないように、クィネラの仮面をかぶってく。

 

 そも、自分がショックを受けることが事前に予想できた。だから『クィネラ』という仮面を作った。

 

 アニメやノベルとかでしか見れなかったものは果たして自分でもできるか不安だったが…ショックでかぶれたような…気がする。

 

 次の時はそんなに動揺しないと思う。

 

 命を奪う言い訳なんていくらでもできる。…自分の命を救うため、リアルの戦争を防ぐため、原作の悲しみを救うため…

 

 物語の主人公ならどう思うのだろうか?言い訳ではなく、しっかりと自分から乗り越える?

 

 自分はしがない高校生だ。だから言い訳でいいじゃないか?そもそも一般人が高潔な思いを持てるわけがないのだ。

 

 そのためにも、そう、ご飯が大事だ。

 

 「クィネラー!ご飯よ!」

 

 「はーい!」

 

 腹を満たされなかったら、力も出ないでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10歳になりました。飛ばし過ぎ?いやいや何言ってるんだ…物語が始まるまであと300年ぐらいあるんだ。鬼畜か?普通の二次創作とか本編まであと300年とかなかなかぞ?やっぱ鬼畜だわ…草も生えん。

 

 それで4年間ぐらい経ったけど、特に何かが変わったわけではない。まあそうだわな。300年…はぁ

 

 今自分のレベルはもうすぐ20台に乗りそうだ。それも毎晩森の動くもの全てを一掃したおかげだ。

 

 やつらの命を無駄にしたくなかったが…いきなり死体をみんなにあげても、絶対めんどくさいことが起こる。

 

 幼女が毎朝になると小さな小山になるぐらいの動物の死体を持ってきた状況を想像してみる。

 

 …うん。ないね。

 

 それでも命を無駄にするのも忍びないので…転生の記憶をフル活用して、天命を神聖力に変換して、貯蔵できるようにした。

 

 チートだねぇ…

 

 これの他にも、村?発展してちょうど小さな町との間ぐらいか。まあ、そこの村人を手伝だったりして、関係性も良好である。

 

 問題としたら、やっぱり原作通りに進んだのか不安だ。だって描写なかったんだ…!っていうかあの300年間一体何が起こったんだよ…

 

 あれ…?詰んでね?絶対に原作通りにならなくね?い、いや、そう、そこは自分の力で解決するしかない…!力 is power!!

 

 

 原作通りでいったら、確か10歳ぐらいで天職を貰えるんだっけな。まー今の自分には関係ないんだな!バレちゃったからね!しがたないね!

 

 今頃は、神聖術の練習とか、術式の開発とか色々やってる。

 

 そうそう、今は簡単な術なら3つ同時に使えたよ!才能と努力でエグイな…

 

 ちなみに心意力もやってみたんだが…発動する目処も立たない。マジ意味不明。そもそもそうやったらできるのかもわからん。

 

 あと記憶容量の不足に対抗するための方法も模索中。原作のアドミニストレータもできなかったことを…

 

 でもそのままではきっと見つからないだろう。アドミニストレータもただ座って死を待つわけではないのだ。それでも最後は寝たきりになる方法しかなかったのですからねぇ…

 

 原作の時と違うところ…それは自分という存在だろう。俺は元の世界で17歳だった。だからその分容量も食ってしまう。

 

 それなのに!フラクトライトの容量を見てみたら、少ししか占めてなかったのだ…!

 

 あ、そうそうコマンドリスト習得済みでーす

 

 だからそこで問題の突破口を見つけたい。ただ今やってもまだ必要ないことですし、そもそも自分の記憶をいじるのが怖い。見るだけならオーケーです。

 

 ラースに注目されないとも限らないですしね。後回しだぁ!

 

 




アクセス解析を見てニヤニヤしているのは今の自分である。
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