転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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第7話 せ̶い̶り̶ 12歳

 ヘィヘィ!クィネラだよぉ!

 

 はい、12歳になりました。心の年齢は32です…(震え声)

 

 ま、まあ、別に精神的には歳をとった感じがしないよね。…そうだよね?そうだと言ってくれ…頼む

 

 

 今はこの前の10歳の時と村の姿と全然違くて、発展が凄まじい。もう町だろこれ。

 

 ステイシア神の巫女…神子…別にどっちでもいいや…とにかく全ての人に認められて、いろいろ好き勝手できた。

 

 多分みんなの前でうっかり神聖術の並列起動が見られたせいかもしれない。それすらアゴが脱臼する勢いだから、三重起動とか、四重起動を見たらどうなるかの反応がおもしろそう。

 

 ちなみにやんないからね?本当だよ?…一瞬で街の中に石板で敷き詰めた道路を生成して、帰ってきた反応が怖かった…(涙目)

 

 だって…!せいぜい『うぉぉおおお!!さすがステイシア神の巫女様!!これほどの力をお持ちになさって…!!』と思ったのに、現実ときたら

 

 

 「道路を敷設できました。これにより歩きやすくなったでしょう」

 少しづつ持ってる力をみんなに周知させてもらって、無制限に力をふるえる環境を作りたい

 

 「」

 100人ぐらい無言でじっと見つめてきた(ちなみに周りの生活音も一斉に消える)

 

 「ひぇっ…」

 まってまってなにこれこわいちょっとなんで

 

 

 あの時は軽くトラウマになりそうだったわ…泣きそう、っていうか泣いた…

 

 それ以降父親を挟んで、間接的に人々と関わり、町の発展を支援した。…もう冗談抜きで引きこもりたい

 

 大丈夫だ…あともう少しで塔を建設できる…その時は引きこもろうかな…

 

 なぜ今すぐじゃないかという理由は、塔を建設する場所を確保しているからだ。そりゃそうだ

 

 塔に関しては、俺が言い出したのではなくて、父親によると町の人が

 

 『そういえばステイシア神を祀る場所なくない?』

 『確かにそうだ』

 『じゃあ神に一番近いクィネラ様に作ってもらってはどうだ?』

 『いやいや…流石に失礼だろう』

 『この前一瞬で街道を創ってみせた力を持ってるし、やっぱり私たちよりもクィネラ様の方が神の好みが合う建物が作れるだろう』

 『そうかもしれないな…!』

 『賛成だ!』

 

 的なことを言い出したらしい。

 

 そして

 

 「もともとお前に期待してない。私がやる。」

 

 って言ったけど、もう素直に

 

 『自分の娘にその役を押し付けるのが嫌だから、せめて自分ができることをしてあげたい』

 

 っていえばいいのに…まったく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 っは!?一瞬意識が…待て待て!何だこれは!?今日やけにだるいなーって思って、おねしょしたかと思ったけど、よく考えたらこの世界は排泄しなくてもいいんだった。

 

 それでパンツの中に覗いて見たけど、血まみれな地獄だった。狩で怪我を負う時はしばしばあったけど、せいぜい小さな切り傷で、こんなに血まみれな自分を見たことなかった。

 

 意識と体の動作停止はおよそ5秒、意識が戻った時は思わず

 

 「ぎゃぁぁあああ!!!」

 

 って悲鳴をあげてしまった。よく気絶してないなって自分に褒めたい。こちとら一般男子高校生っつうの!

 

 それで父親がドアを蹴り倒して(比喩じゃない)部屋に入り、血まみれな自分(ベッドに血液が流れたから他の場所についてしまったのだろう)を見て、

 

 「母を呼んでくる…!持ち堪えてくれ!!」

 

 ってなって(母は今の時代でかなりの神聖術の使い手で、回復術が使える)

 

 「これは…生理…ですね…はっ!?」

 

 「あなた…?わかってるわね?」

 

 「う、うむ」

 

 「今すぐ部屋から出て行きなさい!!」

 

 パチン!ドン!!ドゴォン!!!…ゴフッ…バタリ

 

 ドアくんと逆に、父が部屋から蹴り出された。大丈夫かな…?今吐血したよね…?合掌

 

 「クィネラちゃんは初めてなんですけど、これは生理なの。確かに辛いけど、何日間経てば自然に治るはずよ?あまりにも辛かったら母を呼んで?こう見えてもかなり回復術が使えるのよ。」

 

 なるほど…生理か、女の子だもんなー

 

 …

 

 ……

 

 ………いまなんつった…?整理ですか?生理ですか…

 

 うわぁぁぁあああああ!!ど、どうしよう…!待って…!いつかなるかもって思ったのに…今!?嘘だろ…!?ファッ○!!待って今ファッ○はまずい…!ちょ血が…!洗うの…?うっ…お腹痛い…でも血が…!

 

 「はわわわわ…!ど、どうしようお母様…!血が…!お腹痛いですぅ…うぅぅ…」

 

 この時ほど言葉が縛られることにありがたみを感じなかったぜ…!

 

 「大丈夫よ〜よしよし〜ちょっとづつ立ってーまずは体を洗いにいこう…!」

 

 …そしてこの時ほど母のありがたみを感じなかった。

 

 

 

 

 …泣きそう

 

 

 

 

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