お前も海兵! お前も海兵! 作:スカウトマニア
完結後のネタ短編集です。
・本世界のシャンクスとウタ
・ベルメールVSアーロン一味
以上、二本立てです。
原作超新星編より10年前
海の皇帝候補として広く“偉大なる航路”にその名を轟かせる“赤髪海賊団”の本船は、思いもよらぬ客人を迎え入れ、副船長を始めとした古株以外の船員達はらしからぬ緊張を強いられていた。
赤髪海賊団本船の船員ともなれば、末端でも懸賞金が億越えでもおかしくない大物達で、地獄とも称される“新世界”でも最上位に位置する強者だ。
そんな彼らを緊張させるともなれば、それは赤髪海賊団船長たるシャンクスと同格かそれに近い相手となる。
「アンタが一人で、しかも海兵としてではなく一人の人間として俺を訪ねてくるなんて、随分と珍しい話じゃないか」
そしてシャンクスはと言えば、不意に来訪してきた客人を前に船長室でテーブルを挟み、サシで酒を酌み交わしていた。木製のジョッキに注いでいるのは、客人が持ち込んできた手土産の酒だ。
毒など入っていないと言わんばかりの飲みっぷりに、シャンクスの対面に座った客人は少しくらい疑えよ、と思い、同時に気にしない男だな、と納得してもいる。
客人──海軍独立遊撃部隊“”ピースメイン総隊長ロマンス・ドーン中将は、正義のコートを脱ぎ、私服に身を包んで海兵ではなくただのロマンス・ドーンとしてシャンクスに会いに来ていた。
「ロジャーのところのチビがいっぱしの酒飲みになっちまってよ。お前、あの赤い丸鼻とは仲良かったよな。たまには連絡とっているのか?」
「バギーのことか? いや、ロジャー海賊団が解散になって、それからあいつの海賊団入りを断って以来、音沙汰なしだよ。本当に懐かしいな。たぶん、どこかで海賊をやっているんだと思うが、アンタは知らないのか?」
「生憎とな。アイツの戦闘能力は大したことなかったし、当時は子供だったんであまり注目していなかった。レイリーやクロッカスの所在なら分かっているから、気になるんなら直接出向くか手紙でも書いてやれ。あのチビがこんなに立派な海賊になったって」
「よしてくれ。ガキじゃないんだ。だが、そうだな。いつかはまた会いたいとは思うよ。ロジャー船長との馬鹿話をして、酒を飲み交わしたらきっと美味い」
「懐かしそうにロジャーを語る奴は、少なくなるばかりだからな」
「元クルーを見つけて、処刑してまわっている海軍の中将がよく言うよ」
言葉は手厳しいシャンクスだが、顔は笑っており、知り合いのクルーが何人か断頭台の露ないしはインペルダウン送りにされているのに、目の前の海兵への怒りや憎しみはないらしい。
「文句は世界政府に言ってくれ。俺はロジャーの元クルーは放っておけと、口を酸っぱくして言っているんだ」
「アンタのことだから、周囲の耳を憚らずに公言しているんだろうが、よく中将でいられるな」
「中将にはこの間、戻ったばかりだよ。その前は少佐にまで落ちてた」
「なにをしたんだ?」
シャンクスがとびっきりの悪戯話を期待する子供みたいにウキウキするのに対し、ドーンは思いっきり口をへの字に曲げて、不愉快そうに答えた。シャンクスの態度が不愉快なのではなく、思い出したエピソードが不愉快なのである。
「クソ天竜人が奴隷を買おうとしていたんでな。海賊が襲い掛かってきたことにして、適当に逃がした」
「ハッハッハッハ! さてはアンタの常套手段だな? 天竜人が贔屓にしているせいで摘発できないオークションハウスが、ちょくちょく破壊されて奴隷が逃げ出す事件がシャボンディ諸島じゃ頻発しているらしいが、それもアンタの仕業か」
「何割かは金欠になったレイリーがやっている。真犯人を捕まえられない不甲斐なさへの叱責は、甘んじて受けているさ」
「本当に変わり者だよ、アンタは。ロジャー船長が強えし面白い奴って良く笑っていた」
「俺もロジャーの事はそう思っていた。大海賊時代なんぞ作りやがったことだけは、今も許してねえが……。
シャンクス、お前、さっさと“ひとつなぎの大秘宝”を取ってきて、その正体を詳らかにしろ。そうすりゃ謎が解けて、新しく海賊になろうなんて馬鹿が少しは減るだろ」
酒が入っているせいなのか、シャンクスと二人きりだからなのか、普段よりも過激な事を口にするドーンには、流石のシャンクスも少しは驚く。
シャンクスが幼少の折り、船に乗り込んできたドーンにバギー共々拳骨を食らい、タンコブの山を作ったのが出会いの始まりだが、この海兵らしくない海兵との奇妙な関係を何と呼ぶべきか、シャンクスもはっきりと分からない。
「とてもじゃないが、海兵が海賊に言う台詞じゃないぞ」
「お前んところに来る前にな。クソ海賊が街を襲っていたよ。たまたま俺が立ち寄っていたから、海賊団丸ごと捕縛して刑務所送りにしてやったが、海兵の手数はまるで足りていない。どれだけ海賊を捕まえても、後から後から欲望に塗れたのが海賊になる。
ロジャーや白ひげ、今のお前、後は昔に居た泣く子も笑うルンバー海賊団とか、ああいう奴らが増えたら俺も少しは気が楽になるんだけどな」
「らしくない弱音は、ガープやセンゴクと並ぶ海軍の生き字引のアンタも、流石に年を食ったって事か」
「リンリンにカイドウ、その子供達と次の世代、更にその次の世代も育っているし、あのチビだったお前とこうして酒を飲めるほど時間が経ったんだ。少しは隠居を考える年になってきたさ」
「本気か?」
「半分ってとこだな。大海賊時代が終わるまでは、墓場に埋められても這い出てくるつもりだよ。特にシキの野郎はインペルダウン送りでは済まさん。今度こそ息の根を止めてやる」
そう告げるドーンの浮かべる怒りの混じる鬼気迫る表情に、後五十年は現役だと笑う。ひょっとしたらロジャー達の世代で一番長生きしても不思議じゃない、それがシャンクスの感想だ。
「ああ、それとな、今日、お前のところに来た理由を言っていなかったな」
「なんだ、酒を飲みに来たんじゃないのか?」
「アホ、俺とお前は友達じゃないんだぞ? 一応、海兵としての俺は置いてきて、私人としてここに足を運んだが、お前に釘を刺しに来た。近頃、特にヤバイ悪魔の実の噂を聞き始めた。万が一手に入れても、絶対に食うなよ」
「おいおい、そんなことを伝えに来たのか?」
「どんな悪魔の実も食った人間が鍛えぬかなきゃ宝の持ち腐れだが、ウタウタの実ってのが今の時代と相性が最悪になった。
食った人間の歌を聴くと、同じ夢の中に引き込まれるって能力だが、電伝虫の普及で世界中に歌が伝えられるようになった所為で、影響が世界規模になっちまった。
ウタウタの実の力で同じ夢に引き込まれている時、事故や病気なんかで能力者が死ぬとな、巻き添えになるんだよ。下手すりゃ何万、何百万人が纏めて死ぬ時代になった。
それともう一つ、お前が繋がっている“五老星”からお達しが来ているかもしれんが、ゴムゴムの実を見つけたとしても、絶対に食うなよ。フィガーランド家のお前なら、命までは取られないかもしれんが、他のクルーはどうなるか分かったもんじゃない」
シャンクスが神妙な表情を浮かべる中、ドーンは世界政府転覆しないかなあ、いや天竜人だけ綺麗に排除できないかなあ、と毎日思っている事を酒と一緒に飲み下すのだった。
*
シャンクスと酒を飲み交わし、ある程度の情報交換と忠告を済ませてから数か月後、正義のコートを肩に羽織ったドーンは、ゴア王国に潜入させていた『緋熊』からの報告に天を仰いだ。
ゴア王国フーシャ村を拠点にシャンクスが活動を始めたと聞き、バレット麾下の緋熊を動かし、現地に潜入させていたのである。
緋熊はガープの知り合いの山賊ダダン一家を除き、ゴア王国全ての山賊達を締め上げ、巨大な山賊軍団を作り上げるなど、ちょっと予想外の活躍をしている。
さてその緋熊から齎された情報とは、ドーンがあれだけ口を酸っぱくして忠告したにも関わらず、赤髪海賊団が手に入れたゴムゴムの実を、フーシャ村の少年であり、ガープの孫、モンキー・D・ルフィが食べたというものだった。
「シャンクス……お前なあ」
人の忠告をなんだと思ってんだ、とドーンは頭を抱えた。まあ、すぐにどうこうはなんねえか、ガープの孫だし、と一時間後に気を取り直したドーンは日課となった最前線のパトロールに出かけた。
パトロール先にはかつて海賊団から助けた街もあり、そこではドーンに助けられた街の人々から大変歓迎され、その中には左右で赤と白に分かれた、とても歌の上手い女の子も居た。
天使のような歌声ばかりか、その女の子は名前までウタというものだから、歌う為に生まれたのか? とドーンは不思議に思ったものである。
*
ところ変わって“東の海”コノミ諸島、ココヤシ村はその日、ジンベエ率いる魚人海賊団から分裂したノコギリザメの魚人アーロン率いる一味に襲われていた。
予めココヤシ村の船を沈め、万が一にも逃げられないように周到な準備を進めていたアーロン一味だったが、彼らの目論見は船着き場に到着した一人の女性によって粉砕されることとなった。
見せしめするのにちょうどいいのが居る、運の悪い奴だと魚人の一人がニヤニヤと笑い、舐め腐りながら近づいていったとき、銃弾よりも早く砲弾よりも重い拳が彼の腹に叩き込まれ、はるか沖の方へと吹き飛ばした。
魚人だから溺れる心配はないが、内臓が破れている可能性はある。もし船医が居るのなら、すぐに治療に当たるべきだろう。
マスケット銃一丁を片手に、元ピースメイン隊員にして元海軍本部大佐ベルメールは咥えていたタバコを携帯灰皿に捨てると、見聞色の覇気で襲撃を予期したアーロン一味を前に不敵に笑った。
「悪いけど、家を飛び出した子達を迎えてあげないといけないし、夕飯の支度の途中なの。さっさと全員ぶちのめされてくれない?」
これ以上ない挑発的なベルメールの笑みにアーロンをはじめ、一味の者達が怒り狂ったのは言うまでもない。
「この女ぁ、よくもやってくれたな、チュッ!」
懸賞金550万ベリー、キスの魚人チュウは足元の海水を一気に吸い上げると、頬を膨らませて放出! テッポウウオでもあるまいに、水の弾丸を投げキッスのように撃った!
「水鉄砲!」
人体を貫通するほどの水鉄砲は、しかし、ベルメールが無造作に突き出した右手の掌に受け止められて、そのままただの無害な水しぶきに変わる。ベルメールの右手は磨き抜いた鋼のような黒に染まっている。
「俺の水鉄砲を!?」
「武装色の覇気か!」
チュウが信じられないと驚きに目を見張る中、アーロンは新世界で何度も目の当たりにした覇気の使い手が、こんな世界最弱の海の片田舎に居る事への驚愕をはっきりと露わにしている。
一方、久しぶりの実戦を迎えるベルメールはピースメイン時代の上官達の教えを思い出していた。
『いいか、ベルメール。新世界の悪党共を相手にするのに覇気は重要だ。だが覇気だけを鍛えたんじゃ足りねえ。基礎となる肉体の鍛錬、戦闘技術の錬磨、そして覇気。その全てを鍛え抜け!』
“はい、バレット中将!”
心の中で返事をして、ベルメールは血反吐を吐きながら鍛えた時間を思い出し、チュウとこちらに向かってくる魚人の雑兵共を相手に全力で左手を振り抜く。
「ウルティメイト・ピコ・フィスト!!」
ベルメールの左拳から発せられた拳圧は浅瀬の底を深々と抉りながら突き進み、チュウを含む魚人達の体を木の葉のように吹き飛ばす。
直後、振り抜いた左手を引き戻すベルメールの右側面に、懸賞金900万ベリー、エイの魚人、クロオビが腰を落とし、必殺の魚人空手の一撃を撃ち込む体勢にあった。
『ウォロロロロ、せっかくここまで鍛えてやったってのに、もったいねえ。五体満足で軍を去れるのはいいことだが、東の海とはいえ海賊共は多い。それに弱ええ海だからこそ狙う奴も居る。軍を抜けたからって、鍛えるのを忘れるな、ベルメール!』
“忘れてませんよ、カイドウ中将!”
ベルメールは右手のマスケット銃を構え直した。この距離でクロオビを撃つ為ではない。金棒代わりに振り抜く為だ。
「雷鳴一卦!!」
本家カイドウの“雷鳴八卦”と比較して、およそ八分の一の威力として名付けた“雷鳴一卦”。しかしクロオビの肋骨と胸骨を粉砕し、海の彼方に吹き飛ばすのには十分すぎる。
それにベルメールが除隊した後もカイドウは成長し続けているから、今比較したら八分の一よりも下になっているだろうな、とベルメールは分析していた。
立て続けに小さいころからの親友を吹き飛ばされ、怒り心頭のタコの魚人はっちゃんは大きく息を吸い込んで胸を膨らませる。懸賞金800万ベリーの賞金首ながら害の少ないはっちゃんだが、今は友達を傷つけられた怒りに突き動かされていた。襲ったのは彼らだが。
「よくもクロオビとチュウを~~! おれはもう怒ったぞ! 謝っても許さん! たこはちブラック!」
はっちゃん(あだ名はハチ)が空中にぶちまけたのは大量のタコ墨だ。まずはこれでベルメールの視界を覆い尽くし、一撃を加えるつもりなのだ。
『マンママンマ、羊の家を紹介してやるってのに、孤児二人を自分で引き取るって、ベルメール? いいね、俺を相手にそう言える度胸は買ってやるぜ。だが、こんな時代だ。母親になるんなら、もっと強くなんな。一つ、とっておきを教えてやる』
“ありがとうございます、リンリン中将。使わせてもらいます!”
ベルメールはマスケット銃を再び構え直し、それを全力で振り抜く。
「劣化版もいいとこだけど、威国!!!」
本来は巨人族の遠当の技である“威国”。これはエルバフを通じてリンリンに、そしてリンリンを通じてピースメイン各隊員に広まっており、数少ない習得者の一人がベルメールだった。リンリン達三中将が除隊を惜しむ逸材なのである。
そうして放たれた“威国”は大量のタコ墨だけでなくはっちゃんも、更に彼の後方に居たアーロン一味の構成員の大部分を巻き込んで、海を割りながら吹き飛ばしていった。
武装色を流して補強したとはいえ、マスケット銃は半ばから吹っ飛んで、もう使い物にならない。残った木の部分を薪にするくらいか。
「それで残るはアンタだけってわけね。懸賞金2,000万ベリーのアーロン。タイヨウの海賊団時代から暴れていたアンタがジンベエと喧嘩別れしたってのは聞いていたけど、東の海に来ているなんて、隊の皆は把握しているのかしら」
ピースメインの情報収集能力を考えると、そう遠からずアーロン一味襲来の情報は掴むだろう。それでも自分の居るこの村を標的にしたのは、不幸中の幸いか、とベルメールは思う。
大切な同胞達を悉く退けられて、アーロンの思考は怒りのあまり一周回って静まっていた。ただしその目は海王類が激怒した時と同じく縦に窄まり、ベルメールへの殺意が彼の胸の内を塗りつぶしているのは間違いない。
「殺す!!」
アーロンは自慢のノコギリ状の鼻でベルメールの心臓を突き破るべく、一旦、海中に身を沈めると距離を置いてから加速を始める。自らの体を一本の巨大な矢に変えて、敵を貫き殺す必殺技!
対してベルメールは肩幅に足を広げて、右手を下に、左手を上に構える。総隊長ロマンス・ドーンから直々に教わった彼の奥義の構え。
『ベルメール、ぶっちゃけ、俺は総隊長だがピースメイン最強ってわけじゃない。それでも意地はある。なんで、カイドウとリンリンが相手でも、一対一なら勝ちの目がある技をどうにか開発した。使う状況にならないのが一番だが、お前は見どころがあるから教えておく』
“すみません、使う状況になっちゃいました。総隊長”
待ち構えるベルメールを目掛けて、アーロンが凄まじい勢いで水中から飛び出る。水中での加速に加えて、体を高速で回転させることによってさらに貫通力を増すその技の名前は!
「
ベルメールもまた応じる。
「
ベルメールは見聞色の覇気を集中してアーロンの速度に対応し、迫りくるアーロンに向けて、右手で払いのける動作をした。
ドーン伝授の“鉄血装”を使い、武装色で染めた血管を全身に巡らせて、皮膚の内側から肉体を強化し、熱量によって身体能力を向上。
そして鉄血装で高めた熱量と覇気を集中した右手は、炎を噴くように輝いて、アーロンの顔面をすくい上げるようにして、軌道を逸らす。
「
刹那の間を置いて今度はベルメールの左手刀がアーロンの首筋へ! 武装色の覇気に染まる左手首から先の一撃は、アーロンの首の骨を粉砕した。
「
アーロンが牙の生え並ぶ口から血を吐き、その血が砂浜に落ちるよりも早く、ベルメールの右手から集約された熱量と覇気が放出される。それはさながら翼を広げる炎の不死鳥のよう!
「
ごく短距離でのカウンター故に有効な短距離の覇気放出攻撃。胸部に皇帝不死鳥の直撃を受けたアーロンは、もはや絶命寸前の惨状となって大きく後方に吹き飛んだ。
「さっさとそいつらを連れて逃げなさい。あたしにあんたらを追う手段はないみたいだし」
構えを解いたベルメールは破壊された村の船を横目に見ながら、わずかに無事な魚人達にそう警告を発し、言われた魚人達は捨て台詞を吐く余裕もなく、その場から逃げ出すしかなかった。
ベルメールの脅威を感じ取って、海底に隠れていた海牛モームを含め、残りの魚人達が水平線の向こうに消えるのを見届けてから、ベルメールは安堵の吐息を零した。
間違いなくアーロンは別格だった。結果としてベルメールは無傷で勝利を収めたが、次、もう一度同じことをしても、同じように勝てる可能性は低い。
「運がよかったわね。“天地覇闘の構え”、なんとかできましたよ、総隊長」
ベルメールは恩師を思い、ようやく体から緊張を抜いた。きっと今も昇進したり、降格したりを繰り返しているのだろう、と笑いながら。
<続>
リンリンとカイドウ相手に勝とうとするなら、他作品の最強を拝借するくらいしないとなあ、と思って『天地覇闘の構え』を思いつきました。安易な発想でごめんなさいね。