「(おいおい、これは冗談だろ……)」
目的の船に近づいたハヤトはすぐに気配を返して、島に降りる人物を見つめる。
「(あれって絶対にシャンクスだろ!)」
赤い髪に麦わら帽子をかぶった男“シャンクス”をみて、ハヤトはあることを確信する。
「(シャンクスがいるってことはここは確実に“ONE PIECE”の世界だな)」
海を見たときにもしやと思ったが、確証がなかったためここがONE PIECEの世界だと断定できなかった。
だが、シャンクスをみてそれは変わった。
「(それにしても麦わら帽子に
今の時系列はわからないが、麦わら帽子と右腕があることから原作より前の時間であるのだろう。
「(シャンクスなら話せば穏便に済みそうだけど、どう接触……ん?」
シャンクスに誰かが話していると、シャンクスがこちらを見たのだ。
「(っ!?気づかれた!)」
見れば話していたのはウソップの父親であるヤソップだ。
「(はぁ~どうしよ……)」
おそらく隠れて様子をうかがう存在に気づいただけで、すぐに襲い掛かってくることはないだろう。
襲う気があるならシャンクスに話さず、こちらを狙撃すればいいのに撃たなかった。
「(……仕方ない、ここはどうにか敵意がないことを見せて話し合おう)」
これは相手がシャンクスだから姿を見せるのだ。
もし、これがビッグマムやドフラミンゴだったら問答無用で殺しにかかるはずだ。
そして、ハヤトはシャンクス達の前に姿を見せる。
姿を見せたハヤトにシャンクスは愛刀に手を添え、他の船員達は各々の武器を持ち警戒する。
「お前が俺達を見ていた奴か」
「ああ。だけど、俺はあんた達と敵対する気はない」
「その言葉を信じろと?」
「でなければ姿を見せてないだろ?」
シャンクスの目を見て、嘘偽りなく堂々と話す。
ここで口ごもったり目をそらしたりすれば、信じてもらえないはずだ。
互いに見つめ合い、少しするとシャンクスは愛刀に添えていた手を離した。
「そうか。ところでお前はこの島の住人なのか」
「いや、少し前に俺はこの島に流れ着いてな。船が見えたから様子を見に来たんだ」
流石に俺転生したんだって言えるわけもなく、流れ着いたということで誤魔化す。
「それは災難だな。それにしても珍しい格好だな」
「ん?そうか?」
「ああ。俺が知る限りは見たことないな。お前たちもそうだろ?」
シャンクスが船員に問うと、皆一様に頷く。
「っと自己紹介が遅れたな、俺はうちはハヤトだ」
「そうか。それでハヤトは何で隠れて俺達を見てたんだ?」
「ああ、こう見えて俺は忍びでな。癖でつい……」
「忍び?ということはハヤトはワノ国の生まれなのか?」
「いや、ワノ国より遠いところかな」
なにせ別の世界の生まれだ。
それからシャンクス達と和やかに話していると、ハヤトはある誘いを持ちかけられた。
「なあハヤト、俺の船に乗らないか?」
ハヤトの万華鏡写輪眼はどちらがいい
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通常の万華鏡写輪眼
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永遠の万華鏡写輪眼
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あえてただの写輪眼