「ねえねえハヤト、他にも見せてよ!」
術をシャンクス達に披露してから、ハヤトはウタに懐かれた。
狙いとしては警戒を解くつもりが、懐かれるほどになるとは予想もしてなかった。
ちなみにウタがハヤトに懐いたせいか、最近構ってくれないことにシャンクスが若干落ち込んでいた。
「う~ん他にもといってもなあ……」
変化や影分身なら危険はないが、他の術となると多少なりとも危険がある。
どうしたもんかとハヤトは頭を悩ませる。
「お頭!敵船だ!」
見張りをしていた船員の声にシャンクス達の雰囲気が変わる。
「こっちに近づいているのか!」
「はい!速度を上げてきています!」
「ウタ、悪いが中で待っててくれるか?」
「うん……わかった」
不安げな表情のウタにシャンクスは頭を撫でる。
「そんな不安そうな顔をするなよ」
心配をかけない様に声をかけるが、それでも不安なのだろうか表情は浮かなかった。
「よし!ウタ、さっき他のも見せてくれっていったよな?」
「え?」
「今からやるからよく見てろよ」
「おい、ハヤト!こんな時に何を」
「いいから見てろよ」
もうすぐ戦闘が始まろうとしていた時に、術を披露するというハヤトをシャンクスが止めようとする。
ハヤトは気にせず右舷から近づいてくる敵船を視界に納める。
「あまり得意じゃないが………いくぞ!」
ハヤトは高速で印を組み始める。
「お頭どうするんだ?」
「すまないが、少し待ってくれないか?」
ベックマンがシャンクスに指示を仰ぐが、シャンクスは何もせず待つように頼む。
「信じようじゃねか。ハヤトのやつを」
「子丑申酉壬子亥酉!水遁水龍弾の術!!」
印を組み終えると、海から龍の形をした海水が敵船に襲い掛かる。
水龍は船首にぶつかり、敵船の船首が大きく破壊する。
ハヤトの術に恐れをなしたのか、敵船は急いでその場から立ち去って行った。
「ふぅ~やっぱり得意系統じゃないからちょっときついな」
基本的にハヤトが得意な系統の忍術は火遁に風遁ぐらいだ。
ならばどうして水遁を使用したのか。
火遁では距離がある上に何処かに燃え移ったら危険だ。
だったら風遁でもいけそうな気はするが、こういった海であれば水遁が便利だと思ったからだ。
「これは水遁系を修行しなおさないと」
こういった船での戦闘だと、やっぱり水遁系がよく利用するはずだ。
そう思いながらハヤトはウタに近づく。
「どうだウタ?今の術は?」
ウタに声をかけるが、ウタは呆然としていた。
「え~と………ウタ?」
もしや怖がらせたかと思ったのも束の間。
「今の何!どうやったの!教えてハヤト!」
興奮した様子でハヤトに詰め寄ってきたのだ。
「え?どうやったかだって?え~と………」
どう説明すべきか困るハヤトだった。
「凄いな今のは!あれも忍術なのか!」
そこへシャンクスもウタ同様に興奮した様子で尋ねてきた。
「そうだがなんと説明すればいいか………」
この世界でチャクラを知らないシャンクス達に、どう説明すればいいのか頭を悩ませるハヤトだった。
ハヤトの万華鏡写輪眼はどちらがいい
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通常の万華鏡写輪眼
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永遠の万華鏡写輪眼
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あえてただの写輪眼