あれからハヤトは赤髪海賊団の船員達と親交を深めていた。
ある時は共に酒を飲んで笑いあい、ある時には敵船との戦闘で共に戦う。
そして、赤髪海賊団が誇る歌姫であるウタの船上ライブを皆が静かに聞いたりなど。
そんな楽しい日常を過ごしている中、ハヤトは皆が寝静まった夜に一人で甲板でボーっとしていた。
「………あいつらどうしてるかな?」
ハヤトは腕に巻いていた木の葉の額当てを外し、額当てを見ながらナルト達のことを考える。
第四次忍界大戦という激戦を乗り越え、気づかぬ間にこの世界に来たハヤトはナルト達がどうしているか知らない。
「何をしてるんだ?」
どうしているかと思っていたハヤトに、起きていたシャンクスが近づいてくる。
「シャンクス、起きてたのか?」
「まあな。それで何をしていたんだ?」
「まあ、色々と考え事をね」
そう言いながら額当てを腕に巻きなおす。
「そうか、なら付き合えよ」
シャンクスは持っていた酒瓶を見せる。
「まだ飲むのかよ。あんなに騒いだのに」
この日も宴で船員とどんちゃん騒ぎしたばかりであった。
「というか俺は酒はあまり飲まないんだが……」
前世の頃からあまり酒を飲まないハヤト。
それはNARUTOの世界に転生してからも一緒で、この世界に転生してからもあまり酒を飲まない。
「いいじゃねえか。ちょっとぐらい付き合えよ」
否応なしにシャンクスは持っていた盃をハヤトに渡す。
「………ちょっとだけだぞ」
何を言っても諦めなさそうなシャンクスに、ハヤトのほうが折れ盃を受け取る。
「それで何か用か?」
ハヤトは盃に注がれた酒を飲みながら、わざわざ訪ねてきた理由を聞く。
「別に大したことじゃないさ。ただ、お前の話を聞かせてほしいだけさ」
「そんな話すことはないんだけどな……」
「そうか?ならその腕に巻いている額当てのことでもいいからさ」
「これか?どうして?」
「それを見ていた時、何か心配しているように見えてな」
流石は赤髪海賊団の船長というべきか。
「別に大したことじゃないよ。ただ、仲間のことを考えてな」
「仲間というと、遠いところにいる?」
「ああ。今じゃ会うことができないからさ、あいつらどうしてるのかなって」
「なあ、ハヤト。お前の仲間のことを聞かせてくれよ」
それからハヤトはシャンクスに仲間たちのことを話した。
合間に酒を飲みながらハヤトは話し、シャンクスは飲みながらハヤトの話を聞いていた。
「そうか………いい仲間だな」
「ああ……よく無茶するけど本当にいい仲間だよ」
「ハヤト……その仲間のことが心配なのか?」
「え?」
「さっき額当てを見てるとき、仲間を心配してたんじゃないのか?」
「あ~心配というよりはどうしてるかなと思ったんだよ」
「心配してたんじゃないのか?」
どうやらシャンクスは自分がナルト達を心配してたと思っていたようだ。
「違うよ。それに心配しなくてもあいつらならどうにかするはずだ」
「………そうか。信頼してるんだな、その仲間のこと」
「そんなこと当たり前だろ。それに俺はシャンクス達のことも信頼してるぞ」
なにしろ怪しい自分を船に乗せて、仲間のように接してくれた。
信頼するなというほうが無理な話だ。
「はっはっはっはっは!そうか!俺達のことも信頼してくれてるか!」
嬉しそうに大声で笑うシャンクス。
「………何か恥ずかしいな」
一方のハヤトは恥ずかしそうに酒をあおる。
そうして二人は夜を明かしたのであった。
ちなみハヤトの年齢は21~24ぐらいです。
ハヤトの万華鏡写輪眼はどちらがいい
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通常の万華鏡写輪眼
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永遠の万華鏡写輪眼
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あえてただの写輪眼