原作知識持ちが行かされる実力至上主義の教室   作:arc

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中間テスト

 

 クラスポイントの公開から1週間、平田が昼休みに中間対策の勉強会を開くことを提案した。

「テストの点数が良かった上位数人で、テスト対策に向けて用意をしてみたんだ」

 ん? 声をかけられてないぞ? 80点じゃ足らないというのか、あのときの話し合いを拒否したから非協力的だと思われたのか? 

 

 原作通りに三馬鹿以外の赤点組は平田に集い、三馬鹿は近寄らない。あとは堀北の動きだな。綾小路がいないから自分で動くか、動かないか。動いても集まらないか。

 まあいい、お呼びでないならこちらから気にする必要もないだろう。

 

 後回しにされるだけかもしれないが、櫛田の本性イベントが起きないと録画もできないな。バレて狙われるリスクを負う価値のある活用方法も思い付かないが。

 え、エロいことするって? 脅迫とかリスクがデカすぎるだろ。

 

 

 

 2日後、堀北が休んでいた。え、兄がぶん投げダウンして放置でもした結果かこれ? 生徒会長なら暴行が許されるとかなんて学校だここは。

 

 翌日には復帰してきたが、こう何て言うかいつもより近寄りがたい雰囲気になってるなあ。近寄らないから関係ないけど席が隣だから影響あるんだ。ピリピリやめて。

 

 

 

 借りていた本を読み終わったので放課後に図書館へ向かう。人が本当に増えてるな。先週はここまで人がいなかったがテストが近づいたからか。

 カウンターで返却すると、海外ミステリーのコーナーに向かう。途中で一之瀬を見かけたので目をそらす。

 そういえばテスト範囲の変更がまだ告知されていないな。明日あたりに言うのか3日前あたりまで引っ張るつもりなのか。だからDクラスに対するアタリが強すぎるんだよ。

 

 

 翌日の6限終了後に、ようやく茶柱から範囲の変更が伝えられた。1週間前になってのことだからそりゃあ文句が出る出る。退学のかかった試験の範囲が1週間前に変更とか頭茶柱だからな。ヒントの再提示すらなかったぞ。過去問がないと1週間じゃどうにもならない奴がいるのに。

 果たしてこれから先の平田達の頑張りは日の目を見るのか、乞うご期待! 

 

 

 テスト前日、ホームルームを終え、放課後が始まる。そして櫛田が動くことはなかった。平田と櫛田が意味のない激励をしただけで、何も起こらない。

 よし、これで懸念は消えた。遠慮なく退場してくれ。

 

 

 

 テスト当日の朝、茶柱が軽い挑発を入れる。原作ならイケメン平田が強気に返してくれるんだが、不安が見え隠れするせいで茶柱に鼻で笑われる。

『赤点を誰も取らなければバカンス』だとさ。気合いは入ったようだがそれじゃどうにもならないんだよなまったく。

 

 全テスト終わり! くうー疲れました! 90以上は取れたっしょ! 

 と余裕な俺とは違って重い雰囲気を纏っている生徒が多い。過去問出てきてないからね。冷静に考えて平均下がるから赤点も下がるのか。

 でも俺はみんなを信じるぞ! 頑張って須藤を退学させるんだ! 

 

 

 

 そして迎える結果発表の日。

「喜べ、今からだ。放課後じゃ、色々と手続きが間に合わないこともあるからな」

 

 確定演出キター! 

 そして待ち望んだ結果が発表される。堀北、高円寺、幸村の成績優秀組は、自身の成績追求の為か馬鹿の排除の為か、全力で満点を取っている。

 その甲斐あってか、三馬鹿は全員赤点だ。

 池よー、『赤点よく取ったけど乗り越えてきた』はここじゃ通用しないんだ。

 須藤に至ってはポイント1万で1点売ってくれてもアウトだお前。

 

 退学が三馬鹿だけですんだのは良かったな。人数が無駄に減るのは良くない。

 沖谷は平均下がってるからなんとかセーフだった。範囲変更でなりふり構わずに勉強会参加することにして良かったね。

 

 茶柱が赤点組に放課後職員室に来るように告げ、教室を去る。

 須藤が机を蹴りあげて被害にあった男子の呻きと女子の悲鳴が上がる。そんなことは気にもせずに須藤は怒りと不満をあらわにしたままどこかへと去っていく。池と山内も、現実を受け入れられない動揺した感じで須藤を追っていく。

 

 退学組が教室から消えて、にわかに騒がしくなる。

「あいつらウザかったから消えてくれよかったよねー」「乱暴で怖いし」「授業態度でポイント引かれることは減るよな」等々。

 平田が諌めたことと、授業がすぐに始まることもあり、静かになっていったが、雰囲気が色々とおかしい。

 まあ無理もないか。本当に退学があっさり決まったこと、退学組に元々持っていた不満、自身が退学しなかったことに対する安堵やこれからの不安。そういう諸々をいなくなる者に叩きつけて発散したいのだろう。

 

 平田もやはり動揺が激しい。バランス保ち大好きくんだからな。3人退学が決まってしかも、その相手への不満が飛び出す始末。いない相手へのいじめって成立するのかな? 

 櫛田はどう振る舞えば評価が上がるかしか考えてないだろ。

 好成績者は我関せずと言った感じだな。

 

 念には念を押して一之瀬に接触しておこうかとも思ったが必要ないかと思い直す。Bクラスを頼っても須藤は助からない。池はともかく山内は助ける価値もないがスケープゴートになるかもしれない。

 これなら放課後までにポイント購入を思い付かれても放置しておけるな。

 

 はい、よう実原作1巻終了。須藤がいないから

 2巻も終了! お次はバカンスだぜ!




試験当日、四時間目が数学で五時間目が英語。休み時間が10分。昼休みはなくなったのかな?
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