BEASTLORD   作:タマヤ与太郎

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そんなわけで11話。例の人はまだ出せませんでした。


11:地獄の沙汰も金次第~時には妥協も大切~

 

「三日後、かしらね」

 

メコン川一行とリ・エスティーゼ王国第三王女が面会を果たした日の夕方、

ラナーは部屋で一人机に向かっていた。机の上にあるのは幾枚かの紙。

今日ラナーが解読した八本指の暗号書だ。

拠点の位置が記された王都の地図にさらに1か所、×を加えながら(・・・・・・・)

それを矯めつ眇めつ眺めながら、ラナーは笑みを浮かべた。

 

「ふふ、まさかラキュースがあんな大物を連れて来てくれたなんて……

 本当に王様か、なんていうのはどうでも良いのだけど、

 ラキュースも認める実力者が協力してくれる、というのは素晴らしい事ね。

 良い人のようだし……きっと、クライムとお話してくれたわよね」

 

席を立ち、窓辺に寄る。少しだけ開けられた窓のガラスに、ラナーの姿が映る。

そこに映るラナーは笑みを浮かべている。しかし、それは『黄金』と讃えられたそれではない。

暗く淀んだ、深淵のような瞳と、細い下弦の月のような、吊り上がった口角の笑み。

 

「きっと、クライムに諦めるな、と言ってくれるはずだわ。

 そうして、そんなクライムが守ろうとする、私が愛する(・・・・・)この国を、

 守ろうとしてくれるはず。そして、八本指を始末してくれる。

 情に厚いけれど、始末すべきものは躊躇なく切れる、そんな人だから」

 

そこでラナーは言葉を切り、カーテンを閉めて頬に手をやる。

熱を持っている。クライムの事を考えていたから、

彼のために力になってくれる人を見つけたから。

そして……

 

「きっと、麻薬部門の拠点に攻め込んで、幹部達を殺すはず。

 いえ、目撃者が出ないように、皆殺しにするかも知れないわね?

 そう――――――」

 

ラナーはそこでほう、と息を吐き、天井を見上げる。

 

バルブロお兄様(・・・・・・・)がいたとしても、気付かずに。

 それでなくても、お兄様が見つかれば、ただでは済まないわ。

 王位はきっと、ザナックお兄様が継ぐことになるわ。そうすれば―――」

 

暗く淀んだ瞳が、熱を持ったように潤む。まるで何かに恋い焦がれるように。

 

「―――私とクライムが、ずっと一緒にいられる。誰の邪魔も入らない、鳥籠の中で幸せに。

 ああ、楽しみだわ。明日あの方が来たら、攻める拠点が増えた(・・・)事を伝えなくちゃ。

 八本指の拠点にお兄様がいてくれなければいけないし、

 そこに突入してもらわなければ、いけないものね」

 

くすくすと、忍び笑いが部屋に響く。深淵で小鳥が囀るような、

おぞましくも、愛らしい声が。

 

 

 

 

「ぶえっきしょい!」

 

「風邪っすか? というかメコン川様も風邪引くんすか?」

 

「しらね。一応バッドステータスには強耐性あんだけどなぁ……

 で、今何枚だっけな……1・2・3……」

 

「今何時っすか?」

 

「ひっぱたくぞてめえ。ああまた分かんなくなっちまった……」

 

王都・『蒼の薔薇』の拠点としている宿。

メコン川は今、ユグドラシル金貨の山を前に計算をしていた。

というのも、八本指の拠点に踏み込むにあたり、まず人数が足りない。

その為半分ほどはラナーとつながりのある貴族の私兵を借りよう、とはしたものの、

残る半分の拠点を攻めるにあたり、蒼の薔薇とメコン川一行ではいかにも足りない。

しかしメコン川にはあてがあった。それがメコン川の横に転がっている巻物である。

 

ユグドラシルにおいてのNPCは何種類かあり、

その辺りを徘徊しているPOPモンスター、ルプスレギナのような、

ギルド拠点に設定されたNPC製作可能レベルに応じて生み出されるNPC、

そして最後の1つが、ユグドラシル金貨を用いた傭兵モンスターである。

「巻物から魔物を呼び出したらカッコいいんじゃないか?」という思い付きの元、

ユグドラシル時代、傭兵モンスター召喚用データの入った本を作り、

その外装を巻物状に変えて持ち歩いていたのだ。

ちなみに、中身は妖怪や和風のモンスターで統一されている。

それをもってモンスターを召喚し数を補おう、としていたのだが、

メコン川の所持金がギリギリで、アイテムボックスを漁って必死にかき集めていたのだ。

そもそもメコン川はユグドラシル最後の時、

有り金をはたいて花火を大量購入したためほぼ素寒貧である。

定期的に少量のユグドラシル金貨を排出する課金アイテムである、

『金の生る木』(ユグドラシル金貨の成る家具アイテム)も所持しているが、

それも精々1本だけであり、

この数年で生み出した金貨でようやく足りるか? といったほどしかない。

(これは召喚しようとしているモンスターらが高額だというのもあるが)

カワウソが金貨の山で積み木をしている、というある種微笑ましい風景であったが、

それをやっているメコン川自身は真剣極まりない表情をしていた。

 

「ぐぬぬ……せめて一拠点に1人カシンコジを呼んでおきてえんだがな……

 やっぱランクを落とすしかねえか……下級の忍者系だと影潜みできねえからなあ」

 

カシンコジはレベル80に上る高位の忍者系モンスターの中でも幻術を得意とするタイプで、

かつてはよく使っていたが、その分必要とする金貨も膨大で現状では1人呼ぶことも難しい。

なのでレベル49、八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)を呼ぶことにした。

八つの足による連続攻撃と不可視化を得意とするこのモンスターなら、

メコン川の目的にも沿えるだろう。

―――が。

 

「あっ」

 

「どうしたっすか? まさか……」

 

「1枚足りねえ……いやこれでも3体は呼び出せるけどどうすっかな……」

 

なけなしの金貨をかき集めてもどうやっても1枚足りない。

更に妥協しようにも、手持ちの不可視化を持つモンスターで、

一番金貨消費が少ないのが八肢刀の暗殺蟲。

これ以上は魔法で召喚するしかないか……と思っていた所、

目の前に硬質な音を立てて革袋が投げ落とされた。

 

「私よりよほど強いくせに何をみみっちい真似をしているんだお前らは……

 ゆぐどらしるの金貨が足りないのか? これで間に合うか」

 

白い仮面に赤いローブを纏った小柄な人物、イビルアイだった。

メコン川は慌てて革袋の中身をひっくり返して数える。十分に足りている。

これならば予定の倍の数を召喚しても足りるだろう。

ほっと一息を吐くメコン川。しかしその横のルプスレギナは、怪訝な顔でイビルアイを見た。

 

「あれ、どうしてイビルアイがユグドラシルの金貨持ってるんすか?」

 

「忘れたか、私はツアーの知り合いだというのは前に言ったろう?

 あいつが十三英雄をやっていた頃……二百年ほど前だな。十三英雄の旅に私も同行していてな、

 その頃に手に入れたものだ。ここからずっと南……砂漠の中にある都市で手に入れた。

 まあ、使いどころも無いから死蔵していたものだ。好きに使え」

 

「助かるぜ……そうか、拠点もやっぱり転移してきてんだな……

 いや、例の魔神ってのはNPCだって話だし、ギルド拠点も来てる道理か」

 

メコン川は僅かに眉根を上げる。メコン川が現状最も危惧しているのは、

ナザリック地下大墳墓がNPCのみ(・・・・・)で拠点ごと転移してくることだ。

自分達の例からあるいはプレイヤー、NPC単体での転移、と思いたかったが、

イビルアイの言う『砂漠の中の都市』を聞くに、ナザリック丸ごとの転移も十分にありうる。

あるいはギルドメンバーがいたとしても、NPCが忠誠心のあまり暴走し、

壊滅的な被害を齎すことも考えられる。

 

「三十一人の都市守護者なる従属神が守る都市に行った事もある。

 お前が警戒しているナザリックとやらだが、それほどまでに警戒しなければならない事か?

 少数だが、十三英雄の生き残りも私を含めてまだ何人かは残っている。

 もしそいつらが暴走したとして、抑え込むことも可能ではないのか」

 

その言葉に、メコン川は首を振って否定する。

 

「難しいだろうな。俺クラスのやつが片手で余るぐらいにはいるし、

 中には俺でも勝てないようなのだっている。雑魚だって1匹でお前より強いのもいるぜ?

 それに、俺がナザリックと戦いたくない理由はもう一つある。

 俺やルプスレギナは、そこの出身なんだよ。

 俺がお前たちで言う所のプレイヤー、ルプスレギナが従属神ってやつでな」

 

メコン川がナザリックと敵対する、戦う事を厭う理由の最たるものがそれだ。

かつて、仲間たちと共に攻略して手に入れ、築き上げてきたナザリック地下大墳墓。

ナザリックがこの地に牙を剥けば、自分はそれに抗うだろう。

この数年で得た友人や仲間達に累が及ぶなら、それを黙って見過ごせはしない。

しかしかつて(ユグドラシル時代)ならともかく、

命持つ存在となったNPC達を手にかけられるかと言えば、NOだ。

特にルプスレギナを戦わせることはできないだろう。

場合によっては、彼女の姉妹であるプレアデス達と戦うことになるかもしれない。

そんなことは、絶対にさせられないのだ。

 

「まあ、十中八九杞憂だとは思うがな。ナザリックが転移してくれば分かる。

 そうしたら速攻で拠点に向かって、静まらせて終わりさ。

 だが、1か2ぐらいの可能性はある。一応覚えといてくれよ」

 

「覚えておこう。……ツアーにも伝えるぞ?」

 

メコン川は首肯し、今度はルプスレギナの方を向く。

 

「まあ、お前も今の話は一応覚えとけよ。向こうにもこっちにも被害は出したくねえ。

 無理に戦おうとしなくてもいい。逃げてもいいからな」

 

「……はいっす。でも、説得するぐらいはいいっすよね?」

 

「良いけどなー……お前人望なさそうだからな……」

 

「ひ、ひどいっす! 一般メイドたちの間じゃプレアデスはアイドル扱いなんすよ!?

 私だって友達感覚で構ってくれるって人気っすもん!」

 

「いいな……」

 

「お?」「へ?」

 

あーはいはいわかったわかった、と適当にあしらうメコン川と、

ぷんぷん!という音が聞こえてきそうなぐらいに頬を膨らませて怒って見せるルプスレギナ。

じゃれ合っている2人を見てイビルアイがぽつりと呟き、2人が反応する。

 

「な、なんでもない! ともかく! 人前でいちゃつくな、鬱陶しい!」

 

慌てて取り繕う様子を見て、2人の顔がにいっと笑みの形に歪み、

イビルアイを取り囲むようにしてその周囲をぐるぐると回る。

 

「おーやおやおや、イビルアイちゃんには刺激が強かったっすかねぇメコン川様?」

 

「おこちゃまにはちょっとアダルトすぎたかもしれねえなぁルプスレギナ!」

 

「う、うるさい! 囲むな! 回るな! 私にだって恋人ぐらいいるんだからな!?」

 

「……それは割と事案じゃないっすか?」

 

「大丈夫か? その恋人金色の仮面付けたバードマンの弓使い(業の深い姉弟の弟の方)だったりしない?」

 

「急に素に戻るなーっ! ていうかあいつ(・・・)はそんな趣味の悪い仮面なんてつけない!

 ……いやたまに変な仮面付けたりすることはあったが……」

 

「あるのかよ」

 

「あれだ、お前が今日つけてたあのへんな仮面。色は違う……はずだ」

 

その言葉に脳裏に浮かぶのは『嫉妬する者たちのマスク』。

ユグドラシルにおいて年に一度特定の条件を満たした際に運営からプレゼントされる(押し付けられる)アイテムで、

年に1回で最大で12個取得することができた。

アインズ・ウール・ゴウンでもそれを所持している人間はメコン川を含めそれなりにいた。

 

「あー、じゃあ結構やりこんでるプレイヤーかもしれねえな。いずれ会いたいもんだが……」

 

「ツアーにも伝えておくさ。あいつは今大陸の中央にいるはずだから、

 私の魔力では<伝言>もろくに届かん」

 

「会ってみたいっすねえ。イビルアイの彼氏(ロリコン)さんに」

 

「おい今すごい不届きな事言わなかったか!? ええい私の周りをぐるぐる回るなーっ!」

 

イビルアイをからかうのはやめず、再度ぐるぐると回り始めるメコン川とルプスレギナ。

そんなことをやりながら、メコン川は『嫉妬する者たちのマスク』の取得条件を思い出す。

 

取得条件―――『クリスマスイブの日の夜七時から夜十時の間、二時間以上インしている事』。

 

要するに『お一人様(独身)認定アイテム』であり、

クリスマスに誰かと過ごすことのない寂しい奴ら向けに配布された、

一部にカルト的な人気を誇るアイテムである。誰も相手がいないからインしているのか、

人間関係を投げ捨てる程にのめり込んでいるヘビーなプレイヤーなのか。

せめて後者であってほしいなあ、とイビルアイの周囲を周りながらメコン川は思うのであった。

 

 

 

 

 

日も落ちた頃、メコン川は<不可視化(インヴィジビリティ)>と幾つかの隠形の魔法をかけた上で、

王都を駆け抜けていた。

召喚した八肢刀の暗殺蟲たちを配置するためと、各拠点間の距離感を把握するためだ。

また、場所が分かっていれば転移魔法で行くこともできる。

アイテムで発動させることができる<転移門(ゲート)>なら、

襲撃予定の拠点間を自分以外の面々も含めて短時間で行き来できるだろう。

そうして各地を巡っていた後、

最後の拠点―資料によれば奴隷部門の違法娼館―に向かっていた時、

メコン川のアヤカシとしての嗅覚が何かを感じ取った。

 

(なんだ? 強い気配を感じる……レベル100(カンスト)級はあるぞ?)

 

方向は、丁度その違法娼館の方向。八肢刀の暗殺蟲たちをその場で待機させ、

完全不可知化(パーフェクト・アンノウアブル)>をかけ直した上でそちらへ向かう。

 

「まさか、噂をすれば影、ってやつか? ……はは、笑えて来やがる」

 

アイテムボックスから取り出した指輪(リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン)は無反応。

つまりナザリックから放たれたもので(まだ転移してきて)は無い。

では何者か? 未だ知らぬ未知のプレイヤーか?

焦燥にかられながらも現場に急行すれば、そこにはいくつかの人影があった。

1人。黒いタキシードに身を包んだ、厳めしい顔をした老人。

1人。その老人に何かを聞かれているのか、愛想笑いを浮かべつつ話し続ける男。

そして最後の1人。老人に抱き上げられている、金髪の、恐らくは女性。

女性の顔はボコボコにはれ上がっており、満身創痍という言葉が適切であった。

察するに、男は目的地である違法娼館の者なのだろう。

それが使い物にならなくなった女性を処分しようと路地に出た所、

老人に見咎められ、現在に至る。そんなところだろう。

やがて男が老人から離れ、逃げるように走り去っていく。

そして老人がメコン川の傍を通り抜けようとした、その時。

老人がメコン川に向け、口を開いた。

 

「――――――覗き見とは感心いたしませんね。

 離れた所には八肢刀の暗殺蟲もいる。あなたの手の者ですか?」

 

明かにこちらを捉えている物言い。メコン川は<完全不可知化>を解くと、

八肢刀の暗殺蟲に違法娼館を監視するよう命令をし、老人の前に降り立つ。

 

「あなたは、まさか……! 非礼をお許しください、獣王メコン川様」

 

老人の顔が驚愕に歪み、女性を抱えたまま屈み、跪く。

 

「いいさ、感づけただけでも上等よ。俺もお前に会えるとは思わなかったぜ。なあ、セバス。

 ―――質問に答えろ。他に、NPCは何人いる?」

 

セバス。そう、目の前の老人を、メコン川は知っている。

フルネームをセバス・チャン。ギルドメンバー(至高の41人)、たっち・みーの創造した、

ナザリック地下大墳墓執事にして戦闘メイドチーム『プレアデス』リーダー。

そう、ナザリックのNPCである。

 

「私と共にこちら(・・・)へと来たNPCはユリ・アルファのみです」

 

「お前はナザリックの……アルベドやデミウルゴス、

 あるいはパンドラズ・アクターの命でここにいるのか?」

 

「いいえ。私に命を下さった方は他におります」

 

「誰が……いや、俺の命だ、話せ。お前に命を下した至高の御方(・・・・・)は誰だ?

 お前に、何をしろと命じた? 答えろ、セバス」

 

その言葉に、セバスは一瞬硬直するも、すぐに居住まいを正し、口を開く。

 

「私が命じられたのは王都の地理の把握、

 そしてスクロールやマジックアイテムのレベルの把握です。

 そして、私にそれらをお命じになったのは――――――」

 

一拍置き、意を決したように、セバスはその名前を告げる。

 

「――――――至高の御方、やまいこさまにございます」

 

 

 

 




そんなわけで、例の人の代わりに(という訳ではないですが)セバス登場です。
本当だったら王都編終わってから出てくるはずだったんですが、
拠点突入の話になってくると違法娼館も出てくるしそれじゃあセバスを出すしかねえ!
となりました。セバス×ツアレのカップル好きなんですよ、俺。

冒頭で語っている通り、ラナーは一応のカミングアウトは受けたとはいえ、「割とその辺はどうでも良いけど、ラキュースが認めた相手なら実力も人格も善よりの人よね、ならそこを突けば望み通りに動いてくれそう」という感じ。
知らぬが仏と人の言う。

さあ割とweb版寄りになったルプスレギナを見てセバスやユリはどう思うのか。
まだ何も考えてません。

今回オリジナルアイテムとして出した「金の生る木」ですが、
ユグドラシル時代はそもそも実用品として使うものでは無い一種のジョークアイテム、という設定です。
ただでさえモンスターがぽんぽん金落す設定らしいですしあのゲーム。


えりのるさん、誤字報告ありがとうございました。
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