ウルトラ5番目の使い魔   作:エマーソン

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第10話  変身宇宙人の謎を解け!!

 第10話

 変身宇宙人の謎を解け!!

 

 四次元宇宙人バム星人 登場!

 

 

 一兵士によってもたらされた、ザントリーユ城陥落の報はたちまちのうちにトリステイン城全体を駆け巡った。

 ただちに、稼動全軍による奪還作戦が提案されて、王女アンリエッタやマザリーニ枢機卿ら、王国首脳陣はこれを承認、城の中は先程までの集会の雰囲気も吹き飛び、出撃準備に追われる貴族や兵たちでごった返していた。

 しかし、魔法学院の生徒達には予備兵力として出撃の命令がかからず、生徒達は肩透かしを食らった気分で仕方なく片隅に避難していた。

「まったく、せっかく手柄を立てるチャンスだっていうのに軍は何考えてんのよ。せっかくわざわざ呼びつけたのはいざというときに使うためでしょうが」

「俺に言ってもしょーがねえだろう。移動用の幻獣も馬も足りないっていうんだから。それにロングビルさんも言っていただろう? 学生をいきなり軍に入れても役に立たないって」

 ルイズと才人は壁に寄りかかりながら、ぶつくさとぼやいていた。いや、正確にはルイズがぼやいているのを才人が退屈そうに聞いていた。

 ほかの生徒達はといえば、ギーシュは何人かの生徒たちといっしょになって宮廷の女官などの値踏みをしてキュルケに白い目で見られたり、抗議しようと出て行った何人かの生徒は忙しく駆け回っている衛士や傭兵に邪魔だと怒鳴られて、すごすご隅に引っ込んだりしていた。

「そういえば、お姫様は?」

「姫様なら、とっくにお下がりになられたわよ。そういえば、あんたはアンリエッタ姫殿下を近くで見るのは初めてだったっけ?」

「ああ、以前ベロクロンに対抗するために集まったときはまだ大勢いたから、豆粒くらいにしか見えないところでしか見られなかったからな」

 才人はそう言いながら、間近で見たアンリエッタ王女の姿を思い起こしていた。一言で言うなら清楚で可憐。王女様とかお姫様とかいう言葉がぴったり来る美少女だったことには間違いない。

 もっとも、前に出てきたのは最初の演説のときだけで、後はマザリーニの後ろに控えていただけだったから才人が感じた印象はその程度だった。

「姫様、少し痩せていらっしゃるようだったわ。きっと、国政に追われて苦労なさっておいでなのね。おいたわしや、わたしにもっと力があれば、その苦しみの一端でも代わりに受けてあげられるのに」

 ルイズはまるで自分の身が切られたかのように、沈痛な表情で祈るようにつぶやいた。才人は、それがルイズがつねづね言っている『貴族の義務』なんだろうなと勝手に解釈して、そんなことよりあれで痩せてるんだとしたら、元はどれだけふくよかな体つき、特に胸をしていたんだろうかと不埒な想像をしてほおをゆるめながら、目の前の混雑に眼を向けた。

 人の流れは、おおむね出撃のために外へ向かうものと、居残りで城に残るために城内の詰め所などに向かうものの二通りに分かれていた。出番が無くて同じようにふてくされた表情を浮かべた傭兵が何人か城の奥へと入っていく。

 やがて、城外から竜やマンティコアの羽音、馬のひづめの音が一斉に響いてきたかと思うと、ゆっくりとそれが遠ざかっていった。

 

  

 ほとんどの部隊が出払ってしまった城内は、水を打ったかのようにしんと静まり返っていた。

 生徒達は、予備軍という名目上、城の一室を与えられて不貞寝したり仕方なしに雑談で時間をつぶしたりしている。

 才人とルイズはそんな中で簡素なベッドに腰を下ろして、才人はあくびをしながら、ルイズはイライラとシーツのほつれをむしりながらすごしていた。

「留守番部隊か、退屈だねえルイズさん」

「言わないで、みじめになるだけだから……ああ、まったく腹が立つ!」

「おっ、おいルイズどこ行くんだよ」

 突然立ち上がり、大股でどしどしと出口へ向かうルイズを才人は慌てて呼び止めた。

「見回り、城内に不貞なやからが入り込んでいないか見回るのも陛下の臣の仕事よ。この際あんたも来なさい!」

「あっ、いてて! 耳を引っ張るな!」

 どう見てもうさばらしでしかないが、同じように退屈していたキュルケはこれを見逃さず、すかさずタバサの手をとって立ち上がった。

「ダーリーン、出かけるならあたしも連れてってえ。ねえタバサ、あなたも行きましょ、こんな部屋にいたって腐るだけよ」

「……(黙ってついて行く)」

 こうして男くさい部屋を抜け出した四人は、見回りと銘打った退屈しのぎの散歩に出かけた。

 だが、城というのは若者の目を楽しませるようにはあまりできていないうえに、重要な箇所には当然見張りの兵がいて、中庭や広間など当たり障りの無い場所をぐるぐると回るだけで、すぐに飽きが来てしまった。

 

「異常なしと、退屈だねえルイズさん」

「言わないで、みじめになるだけだから……てかあんたわたしにケンカ売ってるの!?」

 しれっと他人事のように言う才人に、ルイズの怒りはもうやばいところまで来ていたが、爆発を起こすことだけはなんとか理性がストップさせていた。ここでもし派手に才人を吹き飛ばして王宮に損害でも与えたら立場が悪くなるのは自分である。またあの銃士隊のようなのに取り囲まれるのはごめんこうむりたい。

 また、退屈なのはあとのふたりも同じなようで、キュルケは器用に歩きながら化粧をして、タバサは本からまったく目を離さず、しかし頭にレーダーでもついているのか正確にキュルケのあとを着いてきていた。

「ねーえルイズ、あんたいつまでぐるぐる回ってるつもり? いい加減歩きつかれてきちゃったわよ」

 見ると、太陽がずいぶん西に傾いている。地球時間にしたらおよそ四時、今頃は出撃した部隊も目的地にたどりついているころだろう。

「…………」

 ルイズは答えない。いや、耳を澄ますとギギギギと歯軋りをする音が聞こえる。さすがの才人もそれが危険信号だということに気がつき、さりげなく二歩ほどルイズから距離をとった。

 と、そのとき通路の正面からひとりのメイドが現れた。

「ん、おおお!?」

 才人は反射的にそのメイドに視線が釘づけになってしまった。なぜなら、その娘は淡い金髪を後ろでポニーテールにまとめて、大きな瞳に小さな唇の美しい少女で、なにより胸がキュルケに匹敵するほどあった。

 さらにそんな娘がメイド服で、なにやら荷物らしい重そうな木箱をよいしょよいしょと健気な顔で一生懸命運んでいる姿を見せられては、一般的な青少年である才人が反応してしまうのも無理ないところであろう。

 ただし、それが彼一人だけのときであればよかったのだが。

「ちょっと、そこの使い魔ぁ! いや、犬! ご主人様が大変だってときに、何を見てデレデレしてんのよぉぉ!!」

 殺気を感じたときにはもう遅い、むしろ下手に距離をとっていたために助走距離がついたルイズの鞭が、振り返る暇も無く才人の後頭部にクリーンヒットした。

「だはっ!!??」

 ルイズの怒りの直撃を受けた才人は目の前が真っ白になっていくのを感じながら、前方へ向かって吹っ飛ばされた。それはもう、才人が野球のボールだったらホームラン間違いなしといった勢いで、その結果彼はバックスクリーンならぬ、当のメイドに頭から突っ込んで、もみくちゃになりながら大理石の床に投げ出された。

「あーあ。ルイズったら、少しは手加減ってものを覚えなさいよね。大丈夫、あなた?」

 キュルケはルイズの怒りのとばっちりを受けることになってしまった不運なメイドに手を差し伸べた。本当は才人に手を貸したかったのだが、今のルイズの怒りは触れば火傷どころでは済みそうに無い。火遊びは引き際を心得ていてこそ楽しめるのだ。

「ああ、ありがとうございます。ちょっと野菜が散らばっちゃっただけですから」

 そのメイドは、上品に会釈して、木箱の中に入っていた野菜を集め始めた。キュルケも、見ているだけなのもなんなので手を貸して人参やらトマトやらを拾い集めた。

「やれやれ、ずいぶん広く散らばっちゃってるわね。これとこれと……あら? これはなにかしら」

 散らばっている野菜の中に、ひとつだけ妙な金属光沢を放つ物体を見つけて、キュルケは思わずそれを手にとって見た。大きさは長さ二十サント、直径十サントほどの銀色の円筒系、すみのほうには妙な突起物がいくつも飛び出ていて、他にも無数に取り付けられた赤や青の小さなガラス球が内側から明滅していた。

 キュルケは、それがなんなのかあちこちから観察してみたが、自分の知っているなにとも似ていないそれに、ただ首をかしげた。本の虫で知識量なら自分を超えていると思っているタバサにもそれを見せてみたが、無言で首を横に振られ、仕方なく持ち主であろうメイドの少女に、それを返して聞くことにした。

「ねえ、あなた。これそこに落ちてたけど、あなたのかしら?」

「え? ……あ、か、返してください!!」

 メイドの少女はまるでふんだくるようにキュルケの手から、そのカプセルを取り上げた。

「うわぁっ!? ちょ、何するの……よ!?」

 キュルケは、そのメイドの顔のあまりの変わり様に驚いた。先程までの清楚な雰囲気は無くなり、眼が血走り殺気だって奪い取ったカプセルを大事そうに抱えている。

「も、申し訳ありません。これはわたしの国の大事なお守りなんです。だから、貴族様といえどもこれだけは」

「そ、そう。すまなかったわね」

 彼女の剣幕に、さしものキュルケも押されてそれ以上の追求はできなくなってしまった。違和感は残るが、どこかの地方のお守りと言われれば自分が知らなくても仕方が無い。

 それに、メイドをいじめて喜ぶなどという三流貴族のようなつまらない風評が立つのはまっぴらだった。

 だがそのとき、ルイズにせっかんされていたはずの才人がふたりの間に突然割って入ってきた。

「いや、ちょっとそれ見せてくれないか?」

「え?」

「俺の国の道具にちょっと似てるんだ。よかったら見せてくれないかな、よく見たらなんのための道具なのかわかるかもしれないから」

 才人はそう言って、にっこりと笑いながらメイドに向かって手を出してみせた。

「サイトぉ、あんた人が言ってるそばから! よっぽど死にたいようね!!」

「ルイズ、ちょっと黙っててくれ!」

「え!?」

 普段の才人なら決して見せない強い言葉に、思わずルイズも鞭を振りかざしたままその場に止まってしまった。

 そしてキュルケとタバサは気づいた。今才人はメイドに向かって笑顔を見せているが、それはいつものしまりの無いでれでれしたものではなく、冷たく貼り付けられた作り笑いであることに。

「なあ、別に取りはしないさ。少し見せてくれるだけでいいんだ。それとも、見られたらまずい訳でもあるのか?」

 その言葉に、メイドはカプセルを握り締めながら、明らかに顔から血の気が引き、冷や汗を流し始めた。

「い、言っていることの意味がわかりませんが……」

「そうか、それなら……」

 才人は一歩、二歩とゆっくりと後ろへ下がり、懐へ手を伸ばし、そして。

「これなら分かるだろう!!」

 すばやくガッツプラスターを取り出し、銃口をメイドに向けて構えた。 

「!?」

 ガッツブラスターを見たメイドは一瞬恐怖を顔に浮かべて、まるではじかれるかのように後ろへ飛びのいた。

 だが、それより速く、才人の左手の、あらゆる武器を使いこなせるというガンダールヴのルーンが光り、照準をメイドの胸へ向けて正確に合わせ、その瞬間ルイズたちも才人がなにを考えているのか瞬時に理解した。

「ダーリン、何を!?」

「……!?」

「サイト、やめ……」

 しかし、ルイズの静止の言葉が放たれる前に、才人の指はガッツブラスターの引き金を引き絞り、怪獣にも傷を負わせられるエネルギービームがメイドの心臓を貫通した。

「……がふっ」

 メイドは短く断末魔を残すと、ゆっくりと前のめりの倒れ、絶命した。

「……あああああ、あんた、いいいいいい、いったいなにをしたのかかかかかか」

 ルイズはあまりの出来事に言葉がうまく出てこない。タバサとキュルケも才人がまさか気がふれてしまったのではないかと、ただ呆然と突っ立って見ているだけだ。

 それに対して、人をひとり撃ち殺したはずの才人はいつもと変わらない様子でメイドの死体を見下ろしていた。

「あああ、あっ、あんた、自分が何をしたかわかってるの!? 恐れ多くも王宮を人の血で汚すなんて! あんたなんて、もう使い魔でも何でもないわ! この人殺し! こうなったら、せめてわたしの手で、あんたを殺してやるわ!!」

 ルイズはがくがくと震えながらも、怒りと絶望の混じった声で才人に杖を向けていた。

 しかし才人は毅然として態度で。

「人の血ね。だったら、こいつをよく見てみろ!」

 才人はメイドの死体に足を引っ掛けると、うつぶせに倒れているそれを勢い良くひっくり返した。

「なっ!?」

 その死体の顔を見てルイズとキュルケだけでなくタバサまで驚愕に顔を引きつらせた。なんと、メイドの顔はさっきまでの少女のものではなく、冷えた溶岩のように黒々とした皮膚に節穴のような目鼻がついた怪人のそれへと変わっていたのだ。

「あ、亜人?」

「……違う、ハルケギニアにこんな姿の種族はいない」

 キュルケとタバサも愕然として怪人の死体を見つめていた。そして、怪人、いままでメイドだったものは突然青白い炎に包まれると、まるで空気に溶け込むように服だけ残して、跡形も無く消えてしまったのだ。

「な? ななななな、なんなのよ、これはあ!?」

 あまりに信じられない事態に、ルイズはパニックに陥りながらも才人に問い詰めた。

「落ち着け、驚かせて悪かった。説明してる余裕がなかったんだ。こいつは、ザントリーユ城に現れた奴がメカギラスだとすると、多分四次元宇宙人バム星人だ」

「ヨ、ヨジゲンウチュウジンバムセイジン?」

「あー、無理せずバム星人っていえばいいから。星人っていうのはウルトラマンと同じ、遠い星から来た奴らの総称で、バム星ってところから来たからバム星人っていうんだ。姿は記録にないんだけど、昔メカギラスを操って俺の国を襲ってきた宇宙人だ」

 才人は昔見た怪獣図鑑のメカギラスの写真の隅に書かれていた宇宙人の名前を思い出して、できるだけルイズたちにわかりやすいように説明してみた。

 バム星人は、地球の資料にはその姿が残されていない。なぜなら、彼らは四次元空間に潜み、メカギラスのみを現実世界に出現させて攻撃するという戦法をとっていたからで、残されている資料もそのとき偶然バム星人の異次元空間へ迷い込んだ、UGMの矢的猛隊員の証言が元になっているからだ。

「そいつが、メイドに化けて城に侵入してきてたっての。でもよくあんたこいつの正体がわかったわね」

「それは簡単だ、これさ」

 才人は、星人の服の下から例のカプセルを取り出した。

「こんな機械、ハルケギニアの技術力じゃ絶対作れっこない。そんなものを大事に抱えていたら怪しいさ」

「けど、もし間違っていたらとか考えなかったの?」

「だから、わざわざガッツブラスターを抜いて見せ付けてやったんだ。おまえらも最初にこれを見たときはレーザーガン……いや、そんなすごい武器だとは思わなかったろ。大慌てで逃げ出したから、こいつは人間じゃないと確信したんだ」

 なるほどと、三人は目を丸くした。

「あんたって、たまに冴えてるわよねえ。で、それって一体なんなの?」

 だが、そう言われても、ただの学生であった才人に宇宙人の機械の正体なんぞわかるわけも無い。才人は何も言わずに指で自分の胸をトンと突いた。心の中のエースを呼び出すときの合図だ。

  

(エース、聞こえてますか?)

 ふたりは同時に、心の中に眠っているウルトラマンAへ向かって呼びかけた。

(ああ、一部始終は君達の目を通して見ていた。しかし才人君、無茶をするな。相手が脆弱な宇宙人だったからよかったもの、相手によっては殺されていたぞ)

(す、すいません……)

 思わぬ手厳しいエースの言葉に、才人は父親に叱られたときのようにびくりとなった。

 パム星人は変身能力がある以外は人間並みの身体能力しかない弱い宇宙人である。実際以前も矢的隊員ひとりに敵わずに倒されてしまっており、同じような変身能力を持つ星人や怪獣はおおむね戦闘能力の低い者が多いが、中にはバキシムやコオクス、アンタレスといった強豪もおり、そんな相手に下手に武器を向けたら返り討ちにあって皆殺しにあう可能性も否定できないだろう。

 しかしルイズにとってはそんなことはどうでもよく。いいかげんにイライラしてきているようだった。

(あーもう!! ちょっと! この馬鹿犬はあとでわたしが叱っておくから、結局その機械はなんなの!?)

 しびれを切らせたルイズの怒鳴り声がエースと才人の耳を打った。いや、精神での会話だからテレパシーでなのだが、それでも怒ったときのルイズの声の迫力はすさまじかった。

(そ、そうだな。恐らく、それは誘導電波の発信装置の一種だ。TACに居たころ兵器開発部の梶隊員が同じようなものを作っていたのを見たことがある)

 エースはウルトラマンであると同時に、地球人北斗星司でもある。彼がTAC隊員として培ってきた経験と知識は今でも健在だ。

(誘導装置? ってことは、奴らはこれを使ってメカギラスを!?)

(多分そうだろう)

 才人はエースから装置の正体を教わり、バム星人たちの企みを知って冷や汗が出てくるのを感じた。しかしルイズは誘導装置とか言われても、なんのことやら意味がわからず困惑していたが。

(ちょっと、あなたたちだけで納得してないで、ちゃんと説明しなさいよ)

(簡単に言えば、怪獣を呼び寄せる機械だよ)

(なるほどね、最初からそういえば……って、えええええ!?)

 簡単も簡単、とてつもなくわかりやすい答えだった。

(そうだ、ザントリーユ城を襲撃したのは、辺境へ軍の主力をおびき寄せる陽動だ。バム星人の狙いは手薄になったこのトリステイン城だ)

(ちょっと! ここには王女殿下や王室の方々や国の重鎮が揃ってるのよ。魔法衛士隊もほとんど出払ってる今を狙われたら!!)

 魔法衛士隊が残っていたなら、最悪城は破壊されても王室関係者らは逃すことができるだろう。しかし、完全に城が無防備な今を襲われたら、トリステインは間違いなく今日この日を持って歴史に幕を閉じることになる。

(装置がこれ一個とは限らない。急いで探すんだ!)

(わ、わかった)

 エースはふたりを叱咤すると、再び心の中へと消えていった。

 

 続く

 

 

 

 

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