あの猫はどこへ行く?   作:狸王

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今月末まで仕事が忙しい…体力的にキツイ

次話は遅くなります…



超微妙に原作改変に繋がるかもな話



猫の追憶9 はじめまして

 

「にゃう゛ぅ~…いたたたた…」

 

初の億超え狩りに来たはずのハクル…それが何故か居た高額大物らしき"黒風ロネー"との戦闘になってしまい腹部に深傷を負ってしまった

 

「とりあえず怪我を治すにゃ…まずはそれからだにゃ。見聞色で確認したけど辺りに意識がある存在はにゃいみたいだにゃ…ふぅ、集中集中………"生命輪廻"」

 

ハクルは目を閉じ体に溜め込んである生体エネルギーを掌握し、損傷している腹へと集中させ治癒力を最大限まで活性させる。3分ほど目を閉じ集中していると腹に負っていた傷が完治した

 

 

 

「にゃし!治ったにゃ!はぁ~、コレをするとお腹が滅茶苦茶減るにゃー…にゃ?コレ人の傷治すのにも使えるんじゃにゃいか?その人のじゃにゃくて僕のエネルギーを譲渡できるようににゃれば…まぁ帰ってから考えるにゃ!とりあえずは食事にするにゃ。そしたら泥沼の船を漁ってから帰るにゃー」

 

リュックから焼いた肉やら魚、野菜を取り出してはそのままバリバリと頬張り飲み込んでいく。どんどんリュックが萎んでいくとようやく食事が終わった

 

「にゃふー、食べたにゃー…使ったエネルギーも回復したし泥沼の船を漁りにいくにゃ。こういうの猫ババって言うんだっけ?僕にぴったりだにゃーん☆」

 

海賊のものは俺のものと言わんばかりのハクルは泥沼の船へ向かった

 

「到着!船の中にはまだ人がいるね。見聞……ん?捕まってる人がいるみたい?1人だけ?でもにゃんかいつもと聞こえかたが違うようにゃ?まぁ乗り込んで確認するにゃ、戦闘開始にゃ!」

 

泥沼の船へ乗り込んだハクル。聞こえてくるのは怒声や断末魔、楽しそうな笑い声と内部が破壊される音ばかりだった…

 

 

 

 

「お掃除完了にゃ!…よし、もうあの声以外は聞こえにゃいにゃ。こっからは宝探しにゃー。お宝どこかにゃー♪

 

 

っとこの部屋だにゃ。あの声が聞こえたの、お邪魔しまーす」

 

いつもと違うような声が聞こえた、ある一つの部屋に入ったハクル。そこにいたのは…

 

「にゃ?おっきな水槽?それに…人?」

 

「っ!もう近寄るな!いい加減私を海に帰しな!」

 

魚人、世間には人魚と言われる存在だった

 

「にゃあ!人魚さんだにゃ!僕初めて見たにゃ~。水の中に居るけど声は聞こえるんだにゃ~」

 

「何をふざけたことを言って…え?人間の子供?でも人間には無い耳があるし、尻尾もある…?うん??えーとキミは人間なのか?」

 

「うーん、どうにゃんだろ?僕が他の人とは違うのは確かだにゃーん。完全な人間じゃにゃいのかも。獣人?人獣?よくわかんにゃいにゃ」

 

「そ、そうか…って私の声が聞こえるのか!?…ハッ!キミはこの船の人間か!?」

 

「違うにゃ。この船の海賊の奴らはさっき僕が全部潰したにゃ」

 

「聞こえているのか!それなら私をここから出してくれないか!?情けないことに遠出をしていたらこの船の人間に捕まってしまったんだ…売られてはこの船に連れ戻されてを繰り返し…もう何年もこうなんだ…」

 

「喜んでにゃー。僕奴隷とかそういうの大っ嫌いだから♪でももう少し待っててくれにゃい?この船にあると思うお宝を探してるのにゃ。それが終わったらまた来るにゃー」

 

「そうか、ならそれで頼む。これでやっと帰れる…

 

「とりあえずその手錠と足?についてる鉄球だけでも壊しておくにゃ。お邪魔しまーす」ドボン

 

水中をスイスイと動き巨大水槽の底にいる人魚の元に向かい到達した

 

「お、おい。大丈夫なのか?」

 

人魚はこんな子供がどうにかできるとは思っていなかったがすぐに手錠は千切られ下半身に付けられていた鉄球は砕かれた

 

「プハッ。よっ、と、これでとりあえずは待っててほしいにゃ」

 

「あ、ああ。ありがとう、キミは凄いんだな…驚いたよ」

 

「このくらいにゃんでもにゃいのにゃー。じゃあ宝探しに行ってくるにゃ!」

 

ハクルはそういって部屋をあとにした

 

 

 

 

「陸にはあのような種族もいるのだな。あの子も私たちのように迫害されているのだろうか…。あの子の耳に尻尾…たしか陸の猫という動物だったか。ん?たしか猫とは魚が大好物とか…まままさか、いいいやそんなことはないはずだだだ…

 

残った助かったはずの人魚はなぜか青ざめて震えていた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハクルside

 

いやー人魚さん気の強そうな美人さんだったにゃー。あの姿は鮫の人魚さんかにゃ?

見聞色で『家族の元に。あの子はまだ私が必要』って聞こえたから家庭を持っているんだにゃー。いいにゃあ家族。会ったときに強めに見聞色を出したら色々見えちゃったしにゃ。戻ってから娘さんも出来るみたいだにゃー。過去に酷い旦那さんをマウントでぶん殴りまくって離婚したようだけど…再婚するのかにゃ?

う…見聞色で見すぎて少し頭痛くにゃったにゃ…見えすぎにゃいようにしにゃいとだにゃ~…

 

 

 

 

 

 

 

厳重にゃ扉発見!ここが当たりっぽいにゃー。鍵穴があるにゃ。でも鍵にゃんて必要にゃいにゃ、"岩山両斬破"!バキメキャ!

扉の間を手刀で一閃して鍵ごとぶっ壊したにゃ。お宝壊さにゃいように衝撃波飛ばにゃいぐらい威力抑えめにゃ。それじゃヒラケゴマー、扉オープンだにゃ!

 

大当たりにゃー!!お宝♪お宝♪にゃ?武器?ここにあるってことはお高いのかにゃ?刀だっけ?これも持っていくにゃ

 

詰め込み♪詰め込み♪広がるリュック大活躍にゃ!よし、これで全部入ったにゃ。人魚さんのところに戻るぞー

 

 

 

 

 

「戻ったにゃーん」

 

「!お、おおおかえりっ…!」

 

「にゃ?にゃんか震えてるみたいだけど?」

 

「い、いや!何でもにゃい!そ、それより私を助けてくれるんだよにゃ!?」

 

「にゃんで急に僕みたいにゃ喋り方ににゃってるのかにゃ?助ける約束したから戻って来たんだにゃー。ホントにどうしたの?にゃんかあった?」

 

「え、えーと…その………ええい!キミは人間ではないが猫のような種族だろう!?そして猫は魚が大好物なんだろう!?わ、私を食べるんじゃないのか!?」

 

 

 

 

 

 

は?え?にゃに言ってるのかにゃ?食べる?僕が?この人魚さんを?猫だから?

 

にゃ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にゃっははははははははははは!!ぼ、僕が人魚さんを食べる!?に゛ゃはははははははは!!にゃひっ……!!」

 

笑い過ぎてお、お腹イタイ!それで震えてたにゃんて!おっかしいにゃー!お互い知らにゃい種族だからしょうがにゃいけど…だ、だけど笑えるにゃw

 

「そ、そんなに笑うことないだろう!キミが猫だから私は不安だったんだ!」

 

「にゃひひひひ…た、食べにゃいにゃ。食べるわけにゃいのにゃー。僕は人を食べる趣味は無いにゃー…プクク」

 

「人…?キミは私を人、だと?」

 

「にゃ?人じゃにゃかったらにゃんにゃのさ?」

 

「世界は私たち人魚や魚人を魚と認識している」

 

この人魚さんが魚…?

 

「ハッ、馬鹿じゃにゃいの?僕からしたら魚は喋らにゃいし助けを求めたりしにゃいにゃ。だから僕から見たら人魚さんや魚人さんは人だにゃー」

 

助けを求めてきたプラナはどうにゃんだろ…何故か意志疎通もできるし…まぁ海獣だし、プラナは猫仲間にゃ

 

「…ありがとう」

 

「にゃ?にゃんで今お礼を言うの?まだ助けてにゃいよ?助けてから言って欲しいにゃ。じゃあこれからどうするにゃ?水槽殴って壊そうかにゃ?」

 

「…そうか、いや、すまない、なんでもないんだ…それと私にも被害が来そうだから殴るのはやめておくれ。今から水槽から飛び出るから少しの間私を支えてくれないか?」

 

「了解にゃ♪」

 

そう答えると人魚さんが飛び出てきた。オーライ、オーラーイ…ジャンプしてお姫様抱っこでキャッチにゃ!衝撃を与えにゃいように着地!人魚さんは大丈夫かにゃと顔を見ようとしたら…うぶっ、柔らかっ!潮の匂い…気持ちいいにゃ~…うーん、いろいろと大きいですにゃ…

 

「ありがと…って、なに胸に顔を突っ込んでるんだいエロガキめ」スパンッ!

 

「あいたっ。いやー、支えた体制と体格差というか、いろいろと大きいせいだにゃ」

 

「ハァ…魚人や人魚は体のサイズがマチマチなんだよ。よっと」

 

「にゃ!?立った!?」

 

「ホント何も知らないんだね。女の人魚は30歳を越えるとヒレが二股になって人間の足のように出来るんだよ。それで人間のように陸でも活動できるのさ」

 

「へー。初めて知ったにゃ。人魚さんの歳も」

 

「そこはスルーするとこだよ!まったく!ま、助けてくれてありがとうね」

 

「どういたしましてにゃ。外はこっちだにゃ」

 

人魚さんを連れて船の外へ出たにゃ

 

「あぁ…やっと海に、家族の元に帰れる。本当にありがとうね…そういえばまだ名前を聞いてなかったね」

 

「そうだったにゃ!僕はハクルにゃ!賞金稼ぎをしてるにゃ!」

 

「私はホーシャー。ハクルのおかげで助かったよ。魚人島に来るような事があったら是非礼をさせてちょうだい。こう見えても店のオーナーだったのさ。まぁもう店は残ってないと思うけどまた開くとするさ」

 

「ん!もし魚人島に行くことがあれば奢ってもらうにゃ!気をつけて帰るにゃよ!」

 

「ああ!じゃあねハクル!この恩は忘れないよ!」

 

人魚…ホーシャーさんが海に潜っていったにゃ

さて、僕もプラナの元に帰るとするかにゃ。帰ったらプラナと寄ったあの無人島で修行するにゃ!空翔!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホーシャーside

 

 

不思議な子だった。人間のようで人間とは少し違う種族。初めはあの悪魔の実とやらの能力者だと思った。でも普通に水槽の中に入ってきて平然としていた。水中でも私たちとまでは言わないけど自由に動き回る不思議な子。男の子か女の子かわからないような可愛らしい顔。でも私の大きめな胸に顔を突っ込んでだらしない顔をしていたのは減点、その辺は男の子なんだと思ったね

 

 

そして私を『人』と呼んでくれた。世間では魚とされてる魚人や人魚。それを馬鹿らしいと言い人魚、魚人を『人』だと認める本当に不思議な子…

あの子のように考える人間が増えたら…魚人島の皆も…いや、そんなこと考えても現状はどうにもならないね

 

ふふっ、あの子を見ていたら二人目が欲しくなったね…再婚考えるかぁ?

 

いやそんなことよりも…

 

 

「かなり遅くなったけど今帰るよ、アーロン…」

 

ずっと会えなかった息子にもうすぐ会えるのだから感動の再開に思いを馳せよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子、グレてました

 

 

ほう、いいだろう息子よ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その性根叩き直してやる!!母親舐めんじゃないよぉ!!

 

 




はい、オリキャラのアーロン母解放しました



シャーリーはアーロンに押し付けられますが元旦那にぶちギレフルボッコ。シャーリーはホーシャーに引き取られます

親に捨てられたと思っていたアーロンにほんの少し優しさが芽生えるかも?
でも親が人間に捕まってたので人間への不信感は変わらずです

二人はハクルの事を散々聞かされます…
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