ただの宦官だった(泣)
ぴえん、女の子に戻りたいってば。
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鏡を見た。
くそ、この美貌だったら、宦官をやっても悪くない。
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権力持ちの宦官でよかった。
うむ、若干変態な宦官だったかもしれない。
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先ほど、自分の美しさに驚いたあまり、手の中から鏡が滑って粉砕した。
跪いた。
私以外の人々が。
「千歳様、お許しを!」
「千歳様、お許しを!」
ドラムを叩いているかのようにぬかずく音がトントン響いていた。
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くそ、お金も地位も美貌も持っている私が、
なぜ自分で奏摺を処理しなければならないんだ?
考えれば考えるほど腹立つ。
そばにいる黄袍を着たガキをつまみ上げた。
そのキラキラアイズに優しく微笑んだ:
「君はもう立派な皇帝ちゃんだから、自分で奏摺を処理しなさい。」
皇帝ちゃん:?
お義父さん今日おかしいの。
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服を脱いで、湯船でお風呂。
わお、腹筋に縦線があるぜ、すごい。
触ってみた。
涎を垂らす。自分を●たいんだけどどうしよう。
誰かがカーテンを引いた。
反射で殴ってしまった。向こうが気を失った。
よく見てみたら美人だった。
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「誰か来い!医官!医官を呼べ!」
ドラマではだいたいこんな感じで叫んでいる。
医官が来た。かっこいい。
涎を垂らす。
気絶している美人も美しいんだけど。悩むなぁ、どっちがいいんだろう?
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美人が目を覚ました。
美人が血を吐いた。
うぅぅ、病弱美人推しなんだよな私。
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謝った。
「ごめん、手を引くの遅かった。」
私のコントロール聞かないんだから手は。
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美人が寝床から降りようともがいた。
「
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美人は
容玦を支えた。
ついでに手を触ってみた。
すべすべ。
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容玦:?
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美人が傷で休もうとしたので、涙目で部屋を出た。
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奏摺の題に上がった。
「御用の医官を勝手に召すとは、
イケメン医官は御用の人だったのか、だからイケメンのわけだね。
待てよ、私は
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てか奏摺を処理するのは私だよね?自分で自分を処理するのか?
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三日間家に閉じこもって自分の過ちを反省する罰を下した。
一日目、寝る。
二日目、寝る。
三日目、寝──
寝られなかった。
皇帝ちゃんに家を入られた。
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「お義父さん──」
明るい黄色の砲弾が懐にぶつかってきた。
助けて、大胸筋痛い。
「
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顔によだれをいっぱいつけられた。
おこおこ。
皇帝ちゃんをつまみ上げた。
「お父さんは君みたいな息子いねぇぞ。」
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皇帝ちゃんが泣いた。
下人たちが跪いた。
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よかろう。
皇帝ちゃんを抱っこして、ほっぺにキスをした。
「お父さんは君みたいな息子大好きだよ。」
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皇帝ちゃんは呆然とした。
下人たちは顔をさらに床に埋めた。
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君たちめんどくさいな。
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罰が終わった、仕事に戻る。
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奏摺を処理する。
奏摺を処理する。
奏摺を処理する。
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休みが欲しい。美人が見たい。
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プレゼントを用意して、容玦を見に行った。
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*東方不敗:金庸の武俠小説『秘曲 笑傲江湖』に登場する、敵役の一人である。禁断の奥義『葵花宝典』を会得し最強となるために自ら去勢して男とも女ともつかぬ怪人となった。武俠小説・ドラマといえば結構聞き馴染みのある人物。
*千歳様:地位が高い宦官の尊称。宦官に軍事や皇宮の守備さえ任せられる時代あった気がします。皇帝が「万歳」だからその一桁下の「千歳」になります。