もぉ〜タイトル通り!!

曇らせ逝っちゃう?

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はい、よ〜いすたーと


第一話

『魔法少女 黒鉄の城』とやらがあった。

 

ストーリーはハードでプレイヤーをうつ病患者へと叩き落とす事で有名なR-18の作品だ。

 

百合の花が咲く序盤から唐突にストーリーは急変し、ヒロインは次々と死亡or生存の二択をプレイヤーに託され。序盤の好感度を稼いだ子はずっとプレイヤーの名前を叫んで長い長いムービーの後に死亡するか四肢欠損するか植物状態になるかプレイヤーを殺す強敵になる。

 

そんなガチ恋してしまったら最後。ハッピーエンドが見えない√探索を死ぬまで続ける事になる。

 

そんなゲームだ。

 

まあ、もうわかってる通りそんな世界に転生してしまった。

 

しかたないので主人公達の代わりに生贄になるしかないなということでストーリー終盤で手に入る最強武器『0』と契約して黒幕と共に自爆してみたいと思います。

 

では早速最強武器とご対面してみたいと思います。

 

『………ころす

 

わ〜こわいですね〜(棒)

 

とりあえず契約しましょう。必要な物は契約者となる眼球2個、血液500ml、利き腕、内蔵3個です。

 

まず、眼球を2個。もう取ってあるので0に嵌めて血液500mlと内蔵3個。自分の腹を掻っ捌いて与えます。すると自動的に回復して契約更新となるのでこれで準備完了です。

 

ころす

 

はいはい。うるさいうるさい。あとは毎日自分の生き血を与えれば良いので楽ですね。貧血気味にはなりますがこれでコイツ使えるんなら楽なもんです。さて、まずはストーリー中盤のボスでも殺しに行きますか……

 

 

 

 

――

 

 

 

 

最近新たな魔法少女が現れた。

 

……いや、魔法少女と呼ぶには少々厄介すぎる。

 

しかし、やってることは極めて単純でそれ故に謎だらけだ。

 

突如現れた魔法少女はネーム『フェンリル』

 

使用している武器は『グレイプニル』

 

フェンリルが発見された最初の事件は強姦されようとしていた女子中学生の救出だった。

 

被害者は魔法少女適正Bの『ベリル・ルナ』13歳。加害者は男性と思われる。

 

加害者はグレイプニルにより身元確認が不明になっており、解析にはまだ時間が必要だ。

 

ベリル・ルナによると突然路地裏へ連れ込まれ、強姦される直前に加害者が死亡。詳細は省くが、その後フェンリルが死体を完璧に始末し、その場から去ったとの事。

 

また、今回の件とは別に魔物退治を率先してやっているが、この後に起こる対人事件は無い為、情状酌量の余地があると思われる。

 

また、フェンリルの魔法少女適正については遠距離観測データの記録のみだが、最低でもS級には匹敵すると思われる。

 

グレイプニルの戦闘データについては魔法武器ではなく自然現象の一貫に過ぎないという奇妙なデータが取れた。

 

それぞれの詳しい説明についてはP130をご覧になってください。

 

 

 

 

――

 

 

 

 

う〜ん……効率悪い。

 

正直強姦されてた子を助けたからあまり向こう側には行きたくないな……

 

う〜む………む?

 

なんだ?こっちに来る奴が……攻撃を確認。はかい

 

「私のマジックビームを防ぐとは……流石ねフェンリル」

 

( 'ω')ふぁっ

 

フェンリルとか聞いてないんですが?

 

フェンリルってあれじゃん。なんか予言で殺された挙げ句川の湧き水にされた奴じゃん。

 

それにそのフェンリルは悪側よ?………待てよ?

 

「どうかしら?私達に入らない?」

 

………悪………

 

そまれ

 

あ〜はいはい。理解した。コイツ『パーティープラン』の会長じゃん。うわ〜……マジか。

 

う〜んでもメリットデカいな。それに悪と言っても目的は完全に同じだからな。よし。

 

いいだろう

 

「えっと……なんて?」

 

あ〜忘れてた。そういやコイツと契約した時にフルパワーモードにする為に同一化したじゃん。

 

しっかし案外弱かったな……やっぱコイツ破壊するか?

 

 

冗談だって。まあ、いざとなればいつでも破壊できるし。おい。聞いてるかグレイプニル。お前石碑破壊したら壊れるって知ってた?

 

………え?

 

え?なんで知ってるかって?知りたい?知りたくない?

 

まあいいや。とりあえず手を握ればいっか。

 

「ッ!?」

 

うお!振り解かれた。え?駄目だった?

 

「………付いてきなさい」

 

あ、OKなのね。良かった良かった。

 

んじゃ、付いていきましょうかね。

 

 

 

 

――

 

 

 

 

初めて見たその時。私は理解した。

 

ラグナロクのフェンリルの上顎は天にも届くほどだったらしい。

 

このフェンリルは、その上顎が力だった。

 

私なんかでは到底敵わない。でも、目的の為にはなんとしてでも欲しい。

 

唾を飲み込んで冷静に、慎重に、そして大胆に率直に言った。

 

「どうかしら?私達に入らない?」

 

数秒の間が空いた。

 

殺されると思いながらずっと待った。

 

私にとっては何時間もの間張り詰めた空気のように感じた。本当にたったの数秒だったのに……

 

そして、フェンリルの口が開いた。

 

いいだろう

 

「えっと……なんて?」

 

自分の知っているどの言語にも当てはまらず。それはかすれ声にしては大きく、言語にしては不気味過ぎた。

 

彼女は日本を主軸に戦っている。だから日本語なら伝わると思っていた。

 

これも……グレイプニルによるものなのだろうか?

 

そう考えていると突然手を掴まれた。

 

そして実感する。人じゃないと。

 

「ッ!?」

 

身体を内側から恐怖で萎縮させる。

 

神聖魔力と悪魔の力が見事に混合し、中和し、破壊し合う。

 

悲鳴を堪えて手を振り解く。

 

簡単に振りほどけたその手はまだ熱を持っており、冷えた身体が冷や汗をかいていた事に気が付かせた。

 

なんなんだこれは……

 

「………付いてきなさい」

 

そう言い逃げるように自分の拠点へと安全ルートで帰る。

 

その後ろをぴったりとくっ付くように付いてくる。

 

それを見ると目標達成に光が見えたと同時に自分の背後から覆い被さるように口が開いている錯覚をした。

 

だが、こんな所で留まるわけにはいかない。

 

私の目標はそんな生半可な事では止まれないのだから……

 

 

 

 

――

 

 

 

 

いや〜楽チンっすわ。やっぱ後ろ盾があるのと無いのとではあった方が楽っすわ!!

 

ただ、他の皆は自分みたいにあまり連続で動けないから情報だけ教えてもらって排除するからまだあまり効率は良くないけどね。

 

それに俺を出すのはあまり良くは無いみたいだ。まあ、そこらへんは頑張ってもろて。

 

最近中盤が見えてきた。

 

まあ、そろそろ来るかな?って感じ。グレイプニルの力もそれに相対して強化されていっている。

 

グレイプニルは神が作った鎖縄。神が神の為に生命あるものから一つずつ頂いた。

 

グレイプニルの意味は『貪り食うもの』

 

まさに神の殺した生命の数を表す良い言葉じゃないか。

 

まあ、というわけでね。悪に墜ちる。効率の為に―――

 

 

 

 

 




『悪と正義の矛盾点は必ずや真実の口である』―モンキー・ウ・ホウホ―

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