未勝利ウマ娘たちの気持ちを自分なりに考えて、かいてみました。
何か変になりました。
お許しください。

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初めてです。許してください。


天才はいる、悔しいが。

地元で1番速かった。

負けたことなんてなかった。

けれど、それは中央では関係ない。

 

上澄みの上澄みの上澄みの上澄みの上澄みが辿り着けない、それがG1だから

 

 

「世間は彼女の復活で湧いているね」

「そうねぇ。でも私たちにはもう関係ないよねぇ。あんな大舞台なんて」

 

何度も夢見た。

何度も瞳を輝かせた。

何度も胸を躍らせた。

 

「いや、未勝利バと比べるのはやばいよ」

「……」

「それもそうだ。ああいうのは主人公と比べねえと」

「釣り合ってないね……」

 

そうだ。釣り合っていないのだ。

私たちは、精々中の上だ。

ん?これって良いのか?

ただ。素晴らしくはない。

 

「コアなファンでないと見た目も相応、愛嬌も少なめの奴の応援なんてしねえよ。

しかも未勝利だ。G1バですら悪役にするくせに」

「……」

「……」

「……」

 

 

みんな黙ってしまった。

それもそうだ。なぜ主人公が引き立つのかといったら悪役の存在からであるが、

それにもなれない私たちはどうしろというのだ。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

結局あの後みんなで鍋を食べて帰った。

その間も、帰り道でも、お風呂でも、ずっとそのことで頭がいっぱいだった。

そして布団に入ってからもそうだった。

 

朦朧とする意識と重い瞼の上で、私は考えた。

うつしだされる景色は私のデビュー戦。

故郷の友人に連絡を貰った。

「あなたならきっと勝てる。堂々と頑張ってきて」

励まし。

だが、私は知っていた。

前日のレースのクラスメイト。

とても優秀で、今日もいつも通りの調子だった。

私よりも実力は上をいきそうな子だった。

 

彼女は負けた。僅差だったが、負けは負け。

そこで私は現実を目にした。

そして、悟った。

私はここでは生きていけない、と。

いや、1割くらいではいけるかもしれないが、全ては運だ。

 

 

 

 

景色が変わる。

息が切れている私。

掲示板のぎりぎりに私の番号。

ああ、負けたんだなと。

当然だと思った。

 

 

 

天才と同じ量の努力をしても勝てない。

天才ははじめから私たちより上をいくから。

だから、私はもっと、もっと努力をしないといけない。

けれど、天才との差は埋まらない。

そうして、一生対決することなく、自分が負けると認める。

その絶望。

 

私は知っている。

絶望を味わいながらも、決して光を失わなかった者を。

彼女が大舞台で活躍できていることを。

そして、彼女は今より一層強くなる。

 

 

 

周りに置いていかれる気分。

1人じゃない、多数に。

友人だと思っていたら、いつのまにか先をいかれていた。

何度も、何度も。

それを糧として、私たちは走るから。

それを経験した天才は一味違う。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朝だった。

トレーニングをしよう。

せめて周りに置いていかれないように。

たった一つの座を奪い取りに行く。

天才がなんだ。そんなのは関係ない。

いや、関係はあるか。

ただ、私たちとは覚悟が違う。

先をいかれぬよう、ではない。

そう考えるなら、天才か。

天才がはじめて発見されたように言うんじゃない。

私たちはずっとそれを知っている。

 

天才しか見ていなかったから鈍ったか。

 

「さて、朝練朝練」


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