日常でありそうで無さそうな会話を二人がするだけ

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怜「なぁ竜華」竜華「どしたん怜」 4

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「くしゃみが出そうで出ない時ってあるやん」

 

竜華「あるなぁ、結構むず痒いよね」

 

怜「アレに何か名前つけたいな」

 

竜華「あ、アレって実は突発性誘導鼻炎って名前があるらしいで」

 

怜「マジで?」

 

竜華「ごめん、今適当に考えた」

 

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「サイレントヒルってあるやん」

 

竜華「あるね。前に映画化になったとかならんかったとか聞いたんやけど」

 

怜「ホント?竜華、今日の放課後にTSUTAYAに行こう」

 

竜華「怜はホラーとかスプラッターとか苦手じゃなかった?」

 

怜「苦手やない、ビビるだけや!」

 

竜華「ドヤ顔で言うことじゃないやろ…どうせ見るならウチも一緒に見たいわ」

 

怜「ええで、一緒に見ようや」

 

竜華「了解!…あ、ところで何言おうとしとったん?」

 

怜「いや、無理やり日本語に直したら静岡になるなーってだけ」

 

竜華「えっ…あ、ホントや」

 

竜華「えっ、それだけ?」

 

怜「それだけや」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「お弁当の歌あるやん」

 

竜華「お弁当の歌?」

 

怜「これっくらいの♪おべんっとばっこに♪ってやつ」

 

竜華「ああ、それかぁ」

 

竜華「ウチ的には刻み生姜は要らんな」

 

怜「ウチも刻み生姜邪魔やと思うわ」

 

怜「まぁ、出だしの後の歌詞あるやんか」

 

竜華「おにぎりおにぎりちょいと詰めてってやつ?」

 

怜「それそれ。『おにぎりおにぎり』じゃなくて、『おにぎりを握り』らしいで」

 

竜華「まじで!?…でも、言われてみればそっちのがしっくりくるなあ」

 

怜「歌詞作った人も大衆に間違って覚えられて、ちょっと可愛そうな気がするわ」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「デ→コ↑ポ→ン↓?」

 

竜華「デ↑コ↓ポ→ン↓やろ」

 

怜「それマジで?」

 

竜華「いや、人それぞれやろ」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「剛力彩○さんが歌う歌あるやん」

 

竜華「どんなのやったっけ」

 

怜「『ねぇ君はもう友達じゃない♪』」

 

竜華「聞いたことあるような無いような・・・」

 

怜「『友達より大事な人♪』」

 

竜華(恋愛ソング・・・?)

 

怜「『秘密の涙は無しにしよう♪』」

 

怜「『いつまーでもー傍にいてねマイフレーンド♪』」

 

竜華(結局友達なんかい・・・!)

 

 

 

亦野「・・・ねぇ誠子」

 

誠子「どうした亦野」

 

亦野「・・・私ってさ、文系収穫型女子としてのイメージが強いじゃない?」

 

誠子「・・・収穫型が気になるけど、確かに亦野のイメージは文型っぽいな。数学めっちゃ得意だけど」

 

亦野「・・・そう、それが不思議なの」

 

亦野「…だから根暗ボッチな文系イメージを脱却すべく昨日新しい趣味を作ってみたの」

 

誠子「披露する前に全国の文系の皆様に謝ってこような」

 

亦野「・・・まぁそれは後回しとして・・・その趣味ってのがギターなんだけど」スッ

 

亦野「どう?似合う?」

 

誠子「あ、ああ・・・似合うぞ・・・(違和感ありまくりとか流石に言えないわ・・・)」

 

亦野「では聞いてください。『収穫の時‐ハーベストタイム』」

 

誠子「自作か」

 

亦野「~♪~♪♪」

 

誠子「以外にも上手いな」

 

――――

 

怜「って会話してそうじゃない?」

 

竜華「ごめん心底どうでもいい」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「昨日って父の日やん」

 

竜華「そやね。ウチはプレゼントあげたよ」

 

怜「おっ、流石竜華やなぁ。気遣い上手」

 

怜「ウチは昨日家族でココス行ったわ」

 

竜華「おー、ええやん」

 

怜「実はそのココスでな」

 

怜「メロンソーダに牛乳混ぜたら変な固形物出来るのが解ってん」

 

竜華「食べ物で遊んだろいかんやろ」

 

怜「いやそこは冷静になって聞いて欲しいねん」

 

怜「なんかその固形物・・・炭酸抜けてる上にミルキーやった」

 

竜華「何それクッソ不味そう」

 

怜「あまりにも不味いもんで残してきたわ」

 

竜華「そこは責任持って全部飲むべきやで?」

 

怜「いや、ちゃんと全部飲ませたで」

 

竜華「・・・飲ませた?」

 

怜「うん、おとん涙目やった」

 

竜華「もっと労わってあげてや」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「今日の昼休みに魚の漢字練習しとったんやけど」

 

竜華「受験勉強しようや」

 

怜「『魚偏に雷』書いてなんて読むかわかる?」

 

竜華「『はたはた』やろ?」

 

怜「せや。じゃあ『魚に示すと申す』は?」

 

竜華「『さかなしめすもうす』とかわけわからんわ」

 

怜「正解は『はたはた』やで」

 

竜華「えっ?同じなんや・・・怜凄いな」

 

怜「一生懸命覚えたからなぁ」

 

竜華「普通の勉強頑張ろうや」

 

 

 

浩子「なぁ泉」

 

泉「なんですか先輩」

 

浩子「ちょっとこれに乗ってや」

 

泉「・・・これリヤカーですやん。嫌です」

 

浩子「頼む!一度で良いから乗ってくれんか・・・!?」

 

泉「(フナQ先輩の事や・・・きっとウチの雀力向上の為に一生券面考えてくれてたのかも・・・)」

 

泉「・・・わかりました。先輩を信じて乗ります!」

 

---

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「リヤカー引きながら校庭回ってるフナQと、そのリヤカーの上に乗って死んだ眼してる泉は何してるん」

 

竜華「ドナドナごっこらしいで」

 

 

 

 

浩子「あるはれーたー昼下がりー♪」

 

浩子「市場へ続く道ー♪」

 

泉「・・・・・・」

 

浩子「ドナドナドーナードーナー♪」

 

浩子「悲しみをーたーたーえー♪」

 

泉「・・・・・・」

 

浩子「ドナドナドーナードーナー♪」

 

浩子「はかないいーのーちー♪」

 

竜華「ちょいとそこのリヤカー引いて廊下渡ってるフナQさん」

 

浩子「おっ、なんですか主将」

 

竜華「何してん?」

 

浩子「ドナドナごっこですわ」

 

竜華「楽しい?」

 

浩子「超楽しいです。では、ウチはこれで失敬」

 

竜華「ああ・・・段差に気をつけてな・・・」

 

竜華「・・・泉の目に光が無かったなぁ」

 

 

 

咲「ねぇ、お姉ちゃん」

 

照「咲、どうしたの?」

 

咲「卵豆腐をぐちゃぐちゃにして暖かいご飯と混ぜながら醤油をかけて食べるの止めてほしいなーって」

 

照「説明口調お疲れ様」

 

照「でもごめん・・・これはとても美味しい・・・!」

 

咲「それはうん・・・美味しそうだと思うけどさ」

 

咲「見た目がちょっと・・・」

 

照「安心して、ここは家」

 

照「だから卵豆腐かけご飯をしても嫌がるのは咲だけ」

 

照「そんな咲の顔をおかずにして食べる卵豆腐かけご飯」

 

照「それ即ち極上の夕食なり」

 

咲「せめて私の居ない所で言ってほしかったなぁ」

 

照「そんなに気になるなら咲もやってみるといい」

 

咲「そうしたいのはやまやまなんだけど・・・もう卵豆腐食べちゃったから・・・」

 

照「私の少し食べる?」

 

咲「・・・うん、ちょっと貰うね」

 

 

 

浩子「なあ泉」

 

泉「どうしたんですか先輩」

 

浩子「両腕を上げてクワガタみたいな形にして固定してほしいんやけど」

 

泉「嫌です」

 

浩子「頼む泉!一生のお願いやから・・・!」

 

泉「(・・・まてよ、あのフナQ先輩が頭を下げてまでお願いするなんて、何か重要なことに気がついたからかもしれんな)」

 

泉「先輩・・・それに従えば、ウチはもっと強く慣れるんですか?」

 

浩子「ああ、強くなる。ウチが保障しよう」

 

泉「そこまで言うなら解りました!ウチ、従います!」

 

---

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「なんで泉とフナQ追いかけっこしてん?」

 

竜華「なんか画像をツイッターに上げられたらしいで」

 

怜「マジ?」

 

竜華「うん、コレらしい」

 

怜「・・・コロンビアか」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「昨日家でGAMEBOY ADVANCE SP見つけた」

 

竜華「マジで?超懐かしいやん」

 

怜「12年前やで!因みに中身はトルネコ2やったわ」

 

竜華「あー、ウチもちょっとだけやっとったわ」

 

怜「さよかいな。一番楽しいのは魔法使いやと思うんやけど」

 

竜華「戦士も楽しいで!技覚えるのには苦労したけど…」

 

怜「せやなぁ…。ちなみに竜華はどこまで行っとったか覚えとる?」

 

竜華「黄金のつるはしで壁掘れんくて泣いたのは覚えとるんやけど…」

 

怜「何がちょっとだけやねん」

 

 

 

怜「なあ竜華」

 

竜華「どしたん怜」

 

怜「どこの校内でも合唱大会で必ずcosmos歌うクラスが出てくるよな」

 

竜華「被る事もあるなぁ」

 

怜「そうやな。でも今年は6クラス中5クラスがcosmos歌うってどういうことなんやろか」

 

竜華「審査員も飽きそうやな」

 

 

 

浩子「パイセンパイセン」

 

セーラ「フナQどしたー」

 

浩子「x^2+(y-^3√x^2)^2=1」

 

浩子「解いてください」

 

セーラ「・・・お前はウチが数学苦手なの知ってて言っとるんか?」

 

浩子「そら失礼しました。ほな後でパソコンでやってみてください」

 

セーラ「一体なんやねん・・・面倒やなぁ・・・」

 

 

 

竜華「なあ怜」

 

怜「どしたん竜華」

 

竜華「そういえばやけど」

 

怜「うん」

 

竜華「インハイ負けてゴメンな」

 

怜「…急にどうしたんや」

 

竜華「ウチが未熟やったばっかりに怜の頑張りを無駄にしてしもうた」

 

竜華「昨日からその事ばっか考えててな」

 

怜「…なあ竜華」

 

竜華「ん…?」

 

怜「ウチはな、そんなのはどうでもええねん」

 

怜「ウチは、ウチがそこに存在してたことを証明できただけで満足なんや」

 

竜華「証明…?」

 

怜「ウチは未来が見える能力のおかげでインハイに出れたんや」

 

竜華「そんな事…」

 

怜「あるんや。現にこの能力を使わなければ実力は3軍レベル」

 

怜「でも、そんなウチでもチャンプに一矢報いれた」

 

怜「それはチーム、対戦相手、実況観客皆が証明してくれたんや」

 

怜「ウチが記録だけじゃなく、皆の記憶として存在している」

 

怜「その事を感じられる事以上の喜びはないわ」

 

怜「確かに決勝行けんかったんは残念やけど、そんな要求は野暮ってもんや」

 

竜華「怜…ありがとうな」

 

怜「お礼はこっちが言いたいくらいなんやで」

 


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