“乗っ取られ”の少女、対魔忍世界に迷い込む   作:天木武

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Act11 でも、結局は私の話だし

 瑠璃の部屋を後にし、ヨミハラの街へと戻る大洞穴の道中。タバサと並んで歩く小太郎は来るときとは真逆の、なんとも言えない心持ちのまま足を進めていた。

 

 タバサにとってはようやく掴みかけたかのように見えた元の世界への情報。だがそれは大昔に魔界で起きたらしい、という本の中にあっただけのものだった。

 瑠璃が詳しい素振りを見せたために何か進展があるのではないかと期待を抱いてしまった分、肩透かしだったショックも大きい。

 自分でさえこうなのだから、当事者のタバサはひょっとしたらそれ以上なのではないか。そう思うと、どう声をかけたらいいかわからず、小太郎は無言のまま隣を歩くことしかできずにいた。

 

「まあ……何も収穫が無かったしちょっと期待が裏切られたという思いもあるけど、そんなに気にしてないから問題ないよ」

 

 不意にタバサがそう口を開いたのは、ヨミハラの街並みが見えてきた頃だった。

 

「ふうまが私に気を使ってくれてるのはありがたいと思う。でも、結局は私の話だし」

 

 そういえばライブラリーとの特訓でさらに直感や感受性に磨きがかかったという話だったか、と小太郎は思い出す。

 

「何よりそっちにそれだけ気を落とされると、こっちとしてもやりづらい」

 

 実際予想通り、タバサは小太郎の内面を読み解いていたようだ。ここまで言われてしまったら、空元気でも明るく振る舞うしか無いな、と小太郎は小さく笑う。

 

「……ああ、わかった。お前の言うとおりだ。何も万策が尽きたわけじゃないんだ、そんなに暗くなる必要はなかったな」

「それに私はこの世界を結構気に入ってるから。……帰る方法が見つからないほうがいいんじゃないかな、とか思っちゃうこともある」

 

 まあ気持ちはわからなくもない、と思う。終末世界ほど危険ではなくて食事がおいしい。これだけで帰りたくないという理由としては十分と言えてしまうかもしれない。

 

「タバサは食いしん坊だもんな」

「この世界の食事がおいしいのが悪い」

 

 フフッと小太郎は小さく笑う。同時に、ようやく調子が戻ってきたと感じていた。

 

 

 

---

 

 瑠璃から受け取ったメモによると、占い屋ファンタスマはヨミハラの片隅にあるようだった。

 メインストリートを外れたことで人の量が急に減り、空気が少し変わる。

 

「この辺りはなんかちょっと違うね」

 

 タバサもその空気を察したらしい。

 

「闇の街の中でもさらに片隅だからな。表通りにある味龍付近と比べると人の量も、質も変わる」

 

 こんな片隅で占い屋を開くなど何か訳ありなのだろうとは思うが、あくまで依頼は本を届けることだからと、小太郎は深く詮索しないようにした。

 それに瑠璃が貴重な本を貸し出そうとするほどの相手だ。それなりに人が出来た相手なのだろうとも思う。

 

「占い屋ファンタスマ……あった、ここだ」

 

 そうしてしばらく歩いたところで目的地にたどり着いた。雑居ビルの1階、「占」の看板が掲げられた店のドアを小太郎がノックする。

 

「すみません、アンナさんいらっしゃいませんか? 本を持ってきたのですが」

 

 返事はない。留守だろうか。

 

「この家の中に人の気配はない」

 

 タバサも察知できないとなると本当に留守なのだろう。やれやれとため息をこぼしたところで、小太郎は扉に書き置きが貼ってあることに気づいた。

 

「えーっと……『しばらくヨミハラを留守にします』。……まいったな、この街にいないのは確定ってことか」

「どうするの?」

「ほんとどうしたもんかな……。当てがあれば追いかけなくもないんだが……」

「当て……もしかしたら、あるかも」

 

 土地勘がまったくないはずのタバサから出たその言葉に、小太郎は「え?」と思わず聞き返す。

 

「今ここに向けて何人か近づいてくる気配がある。雰囲気がちょっとよろしくないけど、目的がここの人なら何か事情を知ってるかもしれない」

「雰囲気がよろしくない……? トラブルの予感がしないでもないけど……まあもしかしたら情報を得られるかもしれないしな。少し待ってみるか」

 

 最悪暴力沙汰になったとしても、その時はその時でタバサの特訓の成果を見られると思えばいい。そんな楽観的な気持ちで近づいてくる存在を待っていた小太郎だったが――。

 

「あ、やべっ……」

 

 目に入ったその集団を率いる存在――人と馬が一体化したような、全身に鎧を纏って巨大メイスを手にした怪物を目にしてそう口走っていた。

 

「ん……? お、お前! 対魔忍!」

 

 タバサがこの世界に来る前に起きた、五車に対して大規模な襲撃となった「五車決戦」。その時の襲撃者の中にいたのがこの怪物・オロバスであった。

 小太郎は直接姿を目撃したわけではないが、後からデータで目にしている。特異な容姿に加え、対魔忍の中でも特に怪力の持ち主である紫と渡り合ったと記されていたので記憶に残っていたのだ。

 

 オロバスはノマドの幹部であるフュルストという男の部下だ。同じノマドということで瑠璃も関係しているかと一瞬考えた小太郎だったが、あの本の虫はこんな面倒なことはしないだろうし、フュルストと手を結ぶなどということもまずありえない。

 ノマドが超巨大組織であるということを考えれば、瑠璃とは全く関係なしに、おそらくフュルストが何か目的があって私兵を動かしたのだろうという結論に行き着いた。

 そしてそれを突き詰めると、フュルストがこの占い屋の主人であるアンナを探している、ということにもなる。

 

 ここで争うのは得策ではない。が、情報はできるだけ欲しい。そんな考えを抱きつつ、いきなり鼻息も荒く臨戦態勢を取ろうとしたオロバスに対し、小太郎は極力友好的な態度で声をかけた。

 

「あー、待て待て。こっちに争う気はない。ちょっと話さないか?」

 

 が、そう言うと同時、後ろ手に既にタバサにハンドサインを送っている。

 もしかしたら独立遊撃隊でタバサが必要になる時が来るかもしれない。そう考えた小太郎が事前に簡単なものだけは教えるつもりでいたのだ。しかし元々吸収力の高いタバサは簡単なものは勿論のこと、基本一式に加えて応用もそれなりに覚えてしまっていた。

 

『指示があるまで臨戦態勢のまま待機』

 

 よって、タバサは送られてきたサインを確実に理解していた。言われるまでもない、とタバサは小太郎の陰に隠れる形で防具をフル装備して仮面をつける。

 相手の気配がかなり怪しいことは事前に察知していたし、コンタクトしてからはそれがさらに増している。しかしまだ剣は出さない。臨戦態勢のまま待機が指示だ。剣が相手の目に触れれば、即戦闘になりかねない。

 ライブラリーとの特訓の成果。本来ならさっさと飛びかかりたいという戦闘衝動を抑えることに成功し、彼女は次の指示を待つことにした。

 

 そんなタバサに内心で感謝しつつ、同時に訓練の成果は確かに出ていると小太郎は実感していた。そっちは大丈夫なことを確認した上で、相手との会話を続ける。

 

「あんたら、この店の主人に用事があるんじゃないか?」

「そ、そうだ……。でも対魔忍! お前には関係ない! 邪魔をすると言うなら……」

「いやいや、邪魔なんかしないよ。ただ、この店の主人は店の中……というか、ヨミハラにいないらしいんだ。あんたら何か知らないか?」

「な、何!? 嘘だ!」

 

 オロバスが巨体を一歩前へ進める。ズン、という重い足音が響き、辺りに緊張感が高まる。

 

「いえ、待ってくださいオロバス様。その対魔忍が言ってることは本当のようです。ここに張り紙が……」

「なんだと!?」

 

 部下がさっき小太郎が見つけた張り紙に気づいたらしい。が、この様子ではこの連中もアンナの居場所について心当たりはないようだ。

 というよりも、むしろ探しているという点を考えると、目標を見つけた場合に確実に敵対する形になる。これ以上の会話も長居も無用か、と小太郎はさっさと切り上げることにした。

 

「まあそういうわけでその人はいないっぽいし、俺はまた出直すから」

「そ、そうか」

 

 相手に対してくるりと背を向ける。オロバスを言いくるめることには成功した。これで向こうもこのまま引いてくれればここでの戦闘は避けられる。

 

 ――そう思ったのだが。

 

「待て! ……貴様、さっき俺たちにこの店のやつがどこにいるか知らないか尋ねたな? つまり、貴様も探しているというわけだ。ならば、いずれは障害となる。ましてや対魔忍というだけで戦う理由は十分。オロバス様、奴はここで叩くべきです!」

 

 オロバスについていた部下の1人がそう助言し始めたのである。

 

(あーもう、クソ! オロバスだけなら馬鹿そうだからうまく言いくるめられそうだったのに、台無しにしやがって!)

 

 思わず小太郎は内心毒づいたが、後の祭りだ。オロバスは部下の進言を受け入れるらしい。

 

「お? お、おおそうだ! お前の言う通り! 対魔忍! ここで殺す!」

 

 舌打ちをこぼしながら小太郎は下がり、タバサと場所を入れ替えた。後はもうハンドサインの必要もない。

 

「悪い、タバサ。頼む!」

「問題ない。こいつらの気配をちゃんと感じ取れなかった私にも責任はある。だから……」

 

 インベントリからネックスとオルタスを取り出して完全装備状態のタバサが一気にオロバスへと肉薄した。

 

「死ね!」

「オオ!?」

 

 ガギガギッという音と共に、氷と炎の剣が全身鎧の相手の体を捉える。だが――。

 

「硬い」

 

 ポツリと呟き、左の剣による幻影の刃を無数に飛び散らせる牽制の一撃と、高速の三連撃を叩き込んでから、タバサは横に飛び退いた。一瞬遅れてタバサがいた場所にメイスが振り下ろされる。

 

「ンン!? ちょ、ちょこまかと!」

 

 “呪い”の時も沙耶の時も多少のダメージは厭わない姿勢で戦っていたタバサだったが、さすがに今回は相手が硬い上に一撃が重すぎると判断したらしい。ヒットアンドアウェイに徹し、大ぶりのメイスを確実に避けながら攻撃を加えている。

 

「オロバス様、こいつは任せます! 俺たちは奥の男の方をやるぞ!」

「お、おお! 任せろ! こんなの、あ、当たれば一撃だ!」

 

 部下の激励……とオロバス当人は捉えているであろう。まあ実際のところは単純な上司をうまく使うことで面倒なのを押し付けておいて、その間に自分たちで倒しやすい方を狙って手柄をあげようという魂胆である。

 当然小太郎はそんな相手の下心は看破していた、いいように使われてるオロバスに多少の同情はしながらも、当人ではなく部下が来るなら遥かにマシだ。そう思って忍者刀を構えたのだが。

 

「させない」

 

 小太郎とそこに迫ろうとした敵との間に突如炎の壁が出現した。いや、厳密には「炎でありながら氷」といったところか。オロバスと戦いつつも、タバサが進路を遮るようにテルミットマインを展開したのだ。

 続けてネメシスとブレイドスピリットも召喚し、怯んだ相手へとけしかける。これだけで、おいしいところをいただこうとしていた敵集団は一気に混乱に陥っていた。

 

「な、なんだこの化け物!? う、うおお!」

「いってえ! みんな気をつけろ! この球体に近づかれると体が切られるぞ!」

「お、おい! 上見ろ! 氷の塊が降ってくる! 避けろ!」

 

 状況は一気に混戦、というより混乱へと変わっていた。進路を塞ぐテルミットマイン、近づくだけで相手を後退させるブレイドスピリット、そしてネメシスとそこを通して発動させた天界の力の“ブリザード”。

 わずかこれだけで、オロバスの部下たちは小太郎を狙うどころではなくなっていた。

 

 そして隊長であろうオロバスもまた、一方的に押されている。

 タバサは徹底してヒットアンドアウェイを続けていた。しかし「アウェイ」と言いつつもメイスの僅かに外の範囲までしか距離を取らない。時折大きく離れたように見せかけるが、次の瞬間には得意の消えるほどの速度による突進である“シャドウストライク”によって一気に間合いを詰め直し、出鼻をくじいていた。

 オロバス自身が間合いを離そうと後方に跳躍した時も同じ、着地と同時にタバサが待ち構えている状況だった。しかもここは建物の多いヨミハラの街の中だ。大柄なオロバスはどうしても行動が制限される。

 

 メイスの振り回し方と相手の動きから察知したタバサ特有の直感で、距離を離しすぎるのだけはまずいと察していた。

 おそらく、助走をつけた上で四足による加速に全体重を乗せた強力な一撃が狙いだろう。自分1人ならなんとかなる。しかしテルミットマインの防壁を無視して小太郎のところまで突っ込まれたら止めようがない。

 それだけは絶対に避ける。助走をつけさせる隙もスペースも与えず、少しずつ、だが確実にダメージを蓄積させていく。

 その考えで付かず離れずの距離を保ちつつ、間隙を縫って剣撃を繰り出していた。

 

「ぐ、グオオ……!」

 

 一撃一撃のダメージは小さくても、オロバスの反応からタバサの狙い通りに戦況が進んでいることがわかった。“呪い”と戦った時に見せたような様々な追加攻撃の数々のおかげもあるだろう。

 ネックスとオルタスの効果により円形状にほとばしる波動、リングの効果によって生まれた旋回する赤と青の球体、頭上から無数に降り注ぐ天界の力の“メテオシャワー”。さらにそこに得意とする剣技や、彼女の周囲を回転する幻影の刃までもが加わる。

 得意の馬鹿力による攻撃は当てられないままに、一方的にダメージを受け続け、さしものオロバスもかなり劣勢になりつつあった。

 

「オロバス様、ここは一旦退きましょう!」

 

 形勢が悪いのはオロバスだけではなかった。ネメシスとブレイドスピリットによって部下たちも小太郎を相手にするどころではなくなってしまっていたようだ。耐えかねたか、そんな提言が飛んできた。

 

「こいつらと戦うことは我々の本来の任務では無い……無理をする必要はないのです!」

「お、おおそうだな! よ、よし! 今日はここまでにしておいてやる! 次に会った時は貴様を叩き潰してやるからな、覚えておけ!」

 

 そもそもはその部下が戦うべきだと言い出しておきながら、不利とわかるや否や撤退を提案するこの有様。オロバスの戦闘能力こそ優秀であれど、頭の方はからっきしであることを証明していることに他ならない。

 兎にも角にも、現時点では勝ち目がないと判断した相手は、オロバスの強烈な叩きつけで強引に間合いを離させ、さらに部下が投げた煙幕に乗じてこの場を去ろうとしていた。

 

 煙幕で姿を捉えることはできないが、気配だけははっきりと分かる。おそらくその先には無防備なオロバスの背中があるはず。相手の勝手な言い分に付き合う義理は無いと追撃をかけようとしたタバサだったが――。

 

「いい、タバサ! 追うな!」

 

 背後から聞こえた小太郎の声に、足に込めた力を緩め、そのまま相手の気配を見送って臨戦態勢を解除した。

 

「なんで止めたの?」

 

 ネックスとオルタスをしまい、ナマディアズホーンを脱ぎながらタバサは尋ねる。その顔には珍しく不満そうな色が浮かんでいた、

 

「俺がいちゃ足手まといだろ。オロバスと戦ってる時も随分と俺を気にかけながら戦ってくれてたみたいだし」

「テルミットマインで見えてないと思ったのに、気づいてたんだ。……なんでだろうね。今まで周りを気にする戦い方なんてしたことなかったのに」

「ライブラリー師匠の指導の賜物じゃないか?」

「……それはあるかも。今日はやけに相手の狙いがわかったような、周囲がよく見えたような気がした」

 

 ふう、とひとつ息を吐くタバサ。それから、戦闘態勢は取らないまでも、普段のくりっとした目を細め、小太郎の少し奥にある道の角辺りを睨みつけていた。

 

「で、敵意は感じないけど、そこにいる人は何者?」

「うわぁ……。あっさり見つかった……」

 

 そこからひょいと顔を出したのは、小太郎同様右目を閉じたままの少女。開いた左目は美しい緑色をしている。

 しかし人間と明らかに違う点として、その背中から小さな羽根が生えていた。

 

「私は敵じゃないよ、ほんとにほんと。私の名前はアレッキィ。見ての通り夢魔なんだけど、あそこの占い屋ファンタスマの占い師、アンナの友達なんだ」




原作のストーリーイベントである「人さがしの夢魔」の冒頭部分に当たるお話



シャドウストライク

マスタリーレベル10で解放されるナイトブレイドのスキルで、敵をターゲッティングすると「消えるほどの速度による突進」から攻撃を放つ。その移動速度、実に通常の+500%。実際姿を消して高速移動してから敵の目の前に突如現れるので、どことなくスタイリッシュ感がある。
またナイトブレイドらしさが反映されており、二刀流の場合は両手の武器でそれぞれ攻撃する。
リチャージが長めなために連発は出来ないが、非常に高い武器ダメージと刺突・冷気ダメージを持つ。
マスタリーレベル25で解放される後続スキルの「ニダラのジャストファイアブルエンズ」を取得するとスキルリチャージが短縮され、さらに毒ダメージ付与とクリティカルダメージが増加、その後のマスタリーレベル50で解放される「ナイトフォール」を取得することで範囲攻撃が可能となる。
とはいえ、どう頑張ってもそこそこのリチャージ時間が発生してしまうため、特化する場合やタイマン性能を強化したいという場合以外は敵を見つけた時の高速移動用や切り込み用として1だけ振るパターンが多い。
今はどうなったかわからないが、昔はこのスキルを悪用してマップを超高速移動する小技というかバグがあり、RTA走者が活用したりしていた。



ブリザード

天界の力、つまり星座スキルのひとつ。
Tier2の「冬の精霊アマトク」の星の中にあり、最短4ポイントで取得可能。
アサインしたスキルでクリティカルが発生した際に100%の確率で発動、敵の頭上から「氷の槍」のような10個の破片が降り注ぐ。
クリティカル時発動な点とスキルリチャージが3.2秒と長めなのがネックだが、冷気ダメージの伸びがよく、破片を全部命中させた場合はTier2星座にも関わらず高い威力を持つ。
そのため氷ビルドでは主力扱いされており、スキルや装備によってリチャージを短縮してこれを連発することで主砲の一角に据えたビルドが存在するほど。
アマトク自体の取得条件が割りと緩めなことも追い風になってもいると思われる。
余談だが、「ブリザード」といえば超有名ハクスラゲーを作ったメーカーの名前でもある。
そちらの2でも同名のスキルが存在し、特化することで(冷気無効以外に対しては)アホみたいな範囲殲滅力を誇るビルドがあったため、やはりこの名前が付くスキルはハクスラでは優遇されやすいのかもしれない。



メテオシャワー

天界の力、つまり星座スキルのひとつ。
Tier3の「ウルズインの松明」の星の中にあり、最短5ポイントで取得可能。
アサインしたスキルでヒット時30%の確率で発動、3秒間周囲一体に「炎の塊」を無数に落下させる。
見た目が非常に派手な、本来ならば火炎ビルドの切り札的な攻撃星座スキル。
ただ、火球は火炎と燃焼ダメージの他に含まれている物理ダメージのせいで足を引っ張りがちで、また落下範囲もランダムでブリザードほどまとまって落ちてこないため、実は見た目ほど強くないという評価もされたりする。
星座自体の取得条件が厳しいこともあり、これを捨てて星座を防御に寄せる火炎ビルドも少なくない。
しかし本ビルドにおいてはロマンを追求した構成のために、「これとブリザードを降らせる」がひとつのコンセプトになっているので半ば無理矢理取得している。
一応近い星座のTier3で取っているものもあるので、まあついでという形で……。
なおAct7でタバサが述べている通り、冷気変換によって火炎と燃焼は冷気と凍傷に完全変換されている。

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