「うーん……」
ふうま家の縁側に腰掛けていた小太郎は、頬杖をついたまま唸り声を上げていた。
そんな主人の様子をたまたま見かけた、彼の専属メイドである出雲鶴が心配そうに声をかける。
「どうかなさいましたか、ご主人様? お体のお加減が優れないのですか?」
「ああ、いやそういうわけじゃないんだが。……なんだかんだ2週間近くタバサのこと放って置いちまってるなって思って。まあ静流先生から緊急連絡とか無いから無事にやってはいるんだろうけど、この間ヨミハラ行く機会あったのにバタバタしすぎてて店に顔出す暇も無かったし」
少し前、ノマドの老騎士が引退するということで最後の勇姿を飾るために協力して欲しい、という奇妙な頼みを小太郎は受けていた。簡単に言ってしまえば、エキシビジョンでの戦闘でやられ役をお願いされたのだ。
なんでも、「ノマドにとっては敵ともいえる対魔忍を派手にぶちのめす映像を収め、それを手土産に魔界に帰ってもらいたい」という意向だそうだ。一応の顔見知りから熱心に頼まれた上に蛇子や鹿之助までノリノリだったこともあり、やむなくその頼みを受けたわけだが、その際にトラブルにトラブルが重なりまくってしまった。そのためさっさと引き上げなくてはならなくなってしまったため、味龍に顔を出す間もなくヨミハラから戻ってきていたのだ。
「ちょっとぐらい時間あるだろう、と思ったのにあんなことになっちまったからな……。まあしょうがない……なあ、鶴、もしかして……怒ってるか……?」
鶴の目が据わっていた。
「いえ。ですが、私以外の女の話をされるのは、あまり心地が良くないものだと思ったものですから」
「なんでそうなるんだよ! ……本来俺はあいつの保護の責任があるからしょうがないだろ」
「では、タバサさんのことは異性として意識してはいないと?」
「それは……。うん、まあ……確かにあんまそんな感じじゃないな」
顔はかわいい部類に入ると思うが、体は華奢で出るべきところもゆきかぜほどではないにしろ出ていない。食べ物を前にすると子供っぽい部分がどうしても目立つ。戦闘時こそ恐ろしいものの、どちらかといえば、異性としてというよりも、感覚としては妹、と言った感じだろうか。
「それならば安心しました」
ニッコリと笑顔を浮かべる鶴。
「またご主人様に擦り寄る女狐が増えたのではないかと心配だったものですから」
「そ、そうか……」
そのまま家事をこなすために、「では」と鶴はその場を離れていった。
思わず小太郎の口からため息がこぼれる。
「……今の鶴の話は置いておくとしても」
「うわあ!?」
そして今度は庭にいたらしいライブラリーに突如声をかけられて小太郎は飛び上がるほど驚いていた。
「い、いつの間に!?」
「申し訳ありません、タバサの話だったのでしばらく聞き耳を立てさせていただきました。……少し前にヨミハラでバイトとを始めたと聞いた時は驚きましたよ。私との訓練が役に立っている、ということでしょうかね」
「そうだと思うぞ。『便りが無いのは良い便り』って言うし、うまくやってるんじゃないかな」
「……実は数日前に私もヨミハラに行かねばならない事情があったのですが、とてもタバサのバイト先に顔出す余裕は無かったもので。ただ、あの街の空気がやや危なくなってきているようにも感じました。私の気のせいで何事もなければいいのですが……」
ライブラリーがそう感じたというのはやや無視できない状況かもしれない。とはいえ、もしかしたら彼の言った通り気のせい、ということもある。
まあタバサの力を考えれば多少の事態なら自力で切り抜けられるか、と小太郎は楽観的に考えることにした。どうせ近々ヨミハラに行くこともあるだろう。
「とにかく今ライブラリーが言ったあの街の雰囲気の件も含めて、そのうちまたヨミハラ行った時にちゃんと確認してくるよ。それで本当にヤバそうだとか、タバサが戻ってきたいって言うなら連れて帰ってくるし、もうちょっといたいって言うならその意見を尊重したいと思う」
ふむ、とライブラリーは頷いていた。
「ふうま家当主として素晴らしい判断ですな」
「茶化すなよ。……あいつは対魔忍じゃないし、ましてやこの世界の人間でもない。俺なんかが無意味に縛り付けるよりも、自分の目でこの世界を見て、やりたいことをやらせてやりたいって思っただけさ。……なんて言っても、治安がいいとはいえないヨミハラぐらいにしか連れて行ってないから、あんま説得力無いんだけどな」
自嘲的に笑う小太郎を見つつも、ライブラリーはそんなことは無いと心の中で思っていた。
いよいよふうま家当主として、それらしい気配を放つようになってきたように感じる。やはり、この人に仕えて正解だったと、改めて思うのだった。
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「8番テーブル、センシュースペシャル3つ……くしゅん!」
オーダーを入れると同時、タバサが小さくくしゃみをする。
「あいよー、センシュースペシャル3つ了解。……なんだタバサ、風邪か? 体調悪いならすぐ言えよ?」
「大丈夫。おいしいご飯をたくさん食べてるから平気」
「あー……。そうだよな……。お前賄いほんとよく食うもんな……」
確かにあの食べっぷりは作ってる側からすると嬉しくなると春桃は思う。が、如何せん食べ過ぎなのではないかと時々心配になってしまうほどだ。
なお、その分はタバサの了承を取った上で、少し多めに給料から引くことになっている。
そして料理を作りつつ、「あー」と何かに思い当たったように春桃は切り出した。
「そういえば、タバサもここで働き始めてもう2週間ぐらいになるな」
今は昼食時のピークを過ぎた時間帯。客も引き始めて少し余裕が出てきたため、オーダーを取ってきてからやや手持ち無沙汰気味だったタバサはそのまま会話を続けることにした。
「ん……。そういえばそうか」
「だいぶ慣れてきたし……というか、数日でもう慣れてた感はあったけど、そろそろ出前もお願いしてみるか」
「ねえ、春桃さん。それはまだ早いんじゃないかしら」
口を挟んできたのは、同じくやや暇気味にしていた扇舟だ。
「仮にもここは闇の街よ? 危ないことに巻き込まれたら……」
「危ないことって言うけどな、タバサはメチャクチャ強いから問題ないと思うぞ。センシューも見てただろ、この前のアレ」
「まあそれは……確かに見てた、というか私が割って入ろうと思ったときにはもう終わってたけど……」
春桃が言っているのは数日前に起きた店内での乱闘騒ぎのことである。
味龍はメインストリート沿いにあって比較的治安がいい場所の立地とはいえ、仮にも闇の街で営業していることに変わりはない。時には料理や接客に難癖をつけようとする連中も現れる。
しかし店長代理の春桃が中国武術の達人であるため、そんな不埒な輩は鉄拳制裁を食らってあえなく店を追い出されることになってしまうのだ。
さすがはヨミハラというべきか、常連客の中にはそれを楽しみしているような者までいる有様だ。
さらに、春桃以外の店員を見ても、葉月はこのバイトの前は護衛の仕事をやっていて戦闘経験が豊富だし、シャオレイも動きが制限されているとはいえ鬼族に伝わる拳法の使い手である。扇舟はかつて対魔忍で指折りだったほどの近接戦闘能力の持ち主、トラジローに至っては獣人形態にならなくても十分すぎるほどに強い。そこにタバサまで加わってしまっている。
はっきり言ってこの店で揉め事を起こすほうが命知らずなレベルである。
ところが客側はそんな店員の内情など知らない。そのため、お構い無しで揉め事を起こしてしまう。実際、数日前にも似たような乱闘騒ぎがあった。
揉めたのは店員とではなく客同士。食事を終えたらしいオークとトロールが言い争っていたと思ったら一気にヒートアップ。立ち上がって互いに殴り合いに入る様相を醸し出していた。
店員が絡まれてはいないとはいえ、このままだと他の客の迷惑になる。そう思って春桃が止めに入ろうとした矢先、突如トロールが派手に転び、オークは殴りかかった腕を逆に取られて関節を極められていた。
「トラブル厳禁。春桃が怒る」
止めたのは注文を取りに行っていたタバサだった。
トロールには目にも留まらぬ速さで足払いをかけ、オークに対しては相手の力を利用して関節を取ったのだ。ライブラリーとの訓練の賜物、彼に教えてもらった護身術である。
「やるなら外で勝手にやって。勿論食事代は払っていって」
あまりの早業に当事者のオークとトロールは大人しく従うしか無く、見ていた周りの客からは拍手が起きるほどの有様だった。
「あたしでもあそこまで鮮やかには止められないぞ。センシュー、お前できるか?」
「いえ、それは……」
思わず扇舟が言い淀む。全盛期なら出来た、と言い切れる自信はあった。今も並のチンピラが相手ならあっさり組み伏せることなど造作もないだろう。
しかしあの時のタバサのレベルで止めてみせろと言われると、どうしても答えに詰まるのであった。
「大体センシューはタバサに対してなんか過保護すぎだ。まあ預かってるみたいな話だし色々あるんだろうから深くは聞かないけど……もう少しあの子自身に任せてあげてもいいと思うぞ」
春桃の言っていることは最もだと扇舟は頭ではわかっていた。とはいえ、小太郎からタバサの保護者役を頼み込まれていることもあって、危険なことには巻き込みたくないという思いの方が強い。結果、どうしても過保護気味になってしまっていた。
実は元々扇舟は娼婦を一時休業してここで働いていたため、その娼館を仮住まいとしていた。が、タバサの保護者役を務めるということになった時にさすがにそれではまずいと、今は静流の店の上にある簡易宿泊所を借りてタバサと共に寝起きをする形になっている。静流の近くにいれば小太郎から何か連絡がある時も受けやすいし、あえて自分を現対魔忍の監視の目の届くところに置いておくことで恭順の意思を示すためでもあった。
「何かあったら責任を取るのは私だから……。それに、私を信用して彼女を預けてくれた彼にも申し訳がないし……」
「まあ訳ありなのはわからなくもないけどな。……でもここは当人の意思を尊重してみる、ってことでどうだ? と、いうわけでタバサ。出前、やってみたくないか?」
「出前っていっつもトラジローがやってるあれのこと? 興味はある」
即答だった。こう言われてしまうと扇舟はもう口を挟めない。
「……わかったわ。春桃さんの言うとおりかもしれない。もう少しタバサちゃんを信じてみる」
「うん、それがいいな。じゃあトラジローが戻ってきて次に出前の注文が入ったら、見学って形でついていくように。……お、噂をすればトラジロー帰ってきたか?」
厨房にいて料理を作りながらなのに入り口が開く気配を春桃は感じ取っていたらしい。さすがは店長代理といったところか。
「違う、お客さん。フェルマだ」
とはいえ、さすがに誰かまではわからなかったようだ。
来た客はこの店の常連であるフェルマだった。
シスターのようなローブを纏いつつも体の前面は大胆に露出し、頭には角と背中に翼が生えたサキュバスである。そのため自身の欲望も満たせるということで娼婦を生業としているのだが、以前扇舟が娼婦時代だった頃からの付き合いでもあった。
そして、扇舟がこの店で働くようになったきっかけは彼女にあったりする。
当時の扇舟は自暴自棄の状態であり、誰彼構わず客として取った結果、抱くだけでは飽き足らずに暴力まで振るうような客に当たることが多くなっていたのだ。趣味と実益を兼ね備えた自分の仕事に誇りを持つフェルマはそのことをよく思わず、また扇舟の身を案じたこともあり、半ば無理矢理ここでのバイトを取り付けた、という過去があった。
「いらっしゃい。珍しいね、こんな時間に」
「こんにちは、タバサちゃん。今日は休みだったからね。お客さんが少なくなりそうな時間まで待ってから来たの」
扇舟を通してタバサとフェルマは既に見知った関係だ。だから普段の彼女は夜仕事が終わってから来ることを知っていたし、注文するメニューも大体予想がついていた。
「いつものでいいの?」
「ええ。センシュースペシャルと餃子でお願い♪」
「お酒は?」
「まだ早いから……。今日は遠慮しておくわ」
「了解」
そう言ってオーダーを春桃に伝えに行ったタバサと入れ変わるように、今度は扇舟がフェルマの元へと近づき、屈んで目線を合わせてから口を開いた。
「あの……フェルマ、餃子の分は私が……」
「自分のお金で出す。……ねえ、扇舟ちゃん、言ったわよね? 気にしなくていいって」
基本的に明るいフェルマにしては珍しく厳しい口調だった。
「気にしないなんて無理に決まってるじゃない。だって……私がタバサちゃんと一緒になれるお金を肩代わりしてくれたんだもの……」
タバサと一緒に暮らすことを決めた扇舟は、まず仮住まいにしていた娼館から出ることを考えた。加えて、今後は味龍だけで働くことにしたため、娼婦も辞めることを決意していた。
しかし、扇舟はその美貌から人気があった娼婦だ。しばらく休業していたとはいえ、客を取れば一気に稼ぎ頭になれる存在の1人でもある。そのため娼館側もできれば手放したくない。そういうことで辞めたいならその分娼館側が受けるであろ損失分を前もって支払え、と言ってきたのだ。
少し前までは結構な貯金もあった扇舟だったが、味龍の閉店のピンチを救う際とタバサの診察代を持ったりしたことでその額はやや心もとなくなっていた。
仕方なく復帰した上でもうしばらく兼業状態を続け、タバサと一緒の生活は諦めるしか無いと思っていた扇舟だったが、そこで噂を耳にしたフェルマが一肌脱いだのだ。
「扇舟ちゃんが自由になるためのお金は私が出す。……あなたは自暴自棄だったあの頃のあなたとはもう違う。だから自由に生きるべきよ。お金のことは気にしなくていいから、友人として、これからの扇舟ちゃんのことを応援してるわ♪」
こうして、扇舟は今現在娼館を完全に離れて自由となり、タバサと一緒に生活できている。全てフェルマのおかげ、と言ってもいいぐらいなのだ。
「私の意思で勝手にやったことなんだから、扇舟ちゃんは気にしなくていいんだって」
それ以来、フェルマと扇舟は顔を合わせる度にこんな感じになってしまっている。
「大体扇舟ちゃんだってこのお店を救うために自分のお金使ったんでしょ?」
「それは……確かにそうだったけど……」
「それが今度は私になったってだけの話。深く考えなくていいの。闇の街だって持ちつ持たれつがあってもいいじゃない♪」
そして最終的にはこういった具合でフェルマにかわされて終わりとなってしまうのであった。
「……ごめんなさい」
「謝らないの」
「じゃあ……ありがとう」
「感謝の言葉なら、まあいいか」
「お金はいつか必ず返すから」
「いいって言ってるのに……。まあ出世払いとかで。気長に待ってるからね。なんなら、返さなくてもいいから」
結局今回もまたこんな感じで話が終わってしまったと、扇舟は申し訳なさと感謝の気持ちでフェルマの元を離れようとした。
と、その時入口の扉が開く。入ってきたのはこの店にふさわしいチャイナドレスに身を包み、おかもちを持ったトラジローだった。出前から帰ってきたらしい。
「あら、トラジローちゃん。出前お疲れ様、おかえりなさい」
扇舟はそうなんとなしに労いの言葉をかけたのだが。
「おかえりじゃないのだ! 扇舟、お前また油売ってたんだろ! そんなんじゃダメダメすぎてうんこなのだ!」
いきなり怒られてしまった。確かに店は客が少なく扇舟の手は空き気味だったとはいえ、油を売っていたと言われると反論できない。
「ご、ごめんなさい……」
「トラジローちゃん、そんな頭ごなしに怒らないであげて。私が扇舟ちゃんと話したかったのもあるんだし……」
「そうやってフェルマも甘やかすからダメなのだ! 客として来てくれるのはありがたいけど、えーぎょーぼーがいは禁止なのだ!」
プンスカと怒ったままトラジローは店の奥へと行ってしまった。残された2人は苦笑を浮かべるしかない。
「いつも思ってたんだけど、トラジローちゃん、随分と扇舟ちゃんに当たり強くない?」
「まあ……私の愚かな過去の行いを考えれば心当たりが無いわけじゃないから、しょうがないわ。……じゃあこれ以上怒られないように、私は行くわね」
「はーい、お仕事がんばってねー♪」
やれやれ、と扇舟が店の奥へ戻ると、丁度料理が出来上がったところだった。
「あ、センシュー。フェルマの注文出来上がったから持っていってくれ」
今さっき席を離れたばかりなのにまた行くことになるのか、と少し気まずい思いをしながらセンシュースペシャルと餃子をトレーへと乗せる扇舟。
が、そこで聞こえてきた春桃とトラジローとタバサの会話に一瞬足が止まった。
「よし、じゃあそういうわけでトラジロー、タバサに出前のやり方を教えてやってくれ。丁度注文も今さっき入ったことだしな」
「わかったぞ。おい、タバサ。オレは扇舟と違って厳しいから覚悟しておけよ!」
「ん。よろしくお願いする」
さっき春桃に対して了承の意思を示した以上、自分に入り込む余地がないことはわかっている。過保護というのもその通りだという自覚もあった。
ひとまず出前の件はトラジローに任せよう。そう決めて、扇舟は自分の仕事をするべく、料理を持ってフェルマのところへと向かった。
前半部分で軽く触れた通り、この時点で原作における「ヨミハラ大応援チアバトル」と「チャプター47 The Resurrection」の後ということになっています。
ゲーム中の図書館を見ると順番がよく分かるのですが、本来はこの2つの間に「トラと天使とアルバイト」が挟まれています。次回にその話に沿った回をやりたかったので、原作の時系列をやや前後させる形を取りました。
アマラスタのブレイドバースト
マスタリーレベル1で解放されるナイトブレイドのスキルで、通常攻撃モーションで攻撃を行い、ヒット時に「幻影の刃を無数に飛び散らせ」て範囲攻撃する。通称ABB(Amarasta's Blade Burst)。
二刀流の場合はオフハンド(左手側)の武器ダメージを参照するという珍しい特徴がある。実際にモーションも左手の武器だけで攻撃するモーションになる。
あまり広くない効果範囲、低めの武器ダメージと冷気と凍傷ダメージ、凍結も低めの確率で1秒とこれだけ見るとイマイチなスキルなのだが、本命はマスタリーレベル15で解放される後続スキルの「リーサルアサルト」にある。
これはABBをヒット後4秒間、冷気と酸の実数ダメージと冷気・凍傷と酸・毒の割合ダメージを追加するというバフスキルで、特に実数ダメージボーナスの恩恵を直に受けられる殴り系ビルドの場合は強力。
しかもネクオルパワーによるスキル変化で酸は2:1の割合で火炎と冷気という得意属性に変換されるため、ネクオルを使う二刀サバターにとっては爆発的な火力を生む要因のひとつとなっている。
本編中でタバサが左手だけの攻撃を牽制気味に放つ時は大体これを使用してる時で、本命攻撃の前準備としてバフ目的の使用ということで描いている。
欠点はバフ持続時間が4秒と短いことで、維持が忙しく面倒な点。
昔はクリティカル発生確率に影響するOA増加も含まれていたのだが、別なバフスキルに移動になったので、忙しさやスキルポイント節約と相まって取得するビルドは減少しているように思われる。
また、以前は貫通率100%の銃でこのスキルを使用することで貫通ごとにABBが発動するため、それを利用して集団殲滅をするという方法があったのだが、銃の貫通率が根本的に見直しとなったために今ではできなくなってしまった。残念。
さらに余談だが、大昔に公式から「クールダウンが短いから間に通常攻撃を挟みながらの左クリックに使えるよ」的なアナウンスがあったために、通常代替スキルに当たるのではないかという論争が日本語wiki内で巻き起こったこともあったりする。
実際のところクールダウン中の通常攻撃ではABBにアサインした星座スキルが発動せず、スキルの説明にも「通常の武器攻撃として使われる」の文言が無かったために通常代替スキルとは言えないということで結論付けられ、現在では公式のアナウンスの額面通り「クールダウン中は通常攻撃が出るスキル」という認識となっている。