なんやかんやありつつも受付を済ませ、春桃をはじめとしてタバサ以外の面々は慣れた様子で2階へと上がり、いくつかに分かれている部屋のひとつへと入る。タバサは完全にそれについていく形となった。
中はショック吸収用のマットが敷かれた部屋だった。壁や棚にはスパーリング用と思われる防具が置いてあるが、部屋自体はそれ以外に特に何もなく殺風景である。
「……これ他の部屋もこんな感じなの?」
早速準備運動に入ろうとする春桃にタバサが尋ねた。
「多分な。ここは昔娼館だったらしいんだが……」
「うん、それは聞いた」
「なら細かい説明はいいか。1階はさっき見た通りメインリングがある他、トレーニングマシンも置いてあるらしい。で、2階は何部屋か壁を抜いて面積を確保して、床に衝撃吸収のマットを敷き詰めて即席の武道場にしたらしいんだ。まあケンカの練習なら路上でやってもいいんだが、基本的にここには防具もある。何より、ヨミハラは地面のほとんどがコンクリートだ。それと比べたらここは床のおかげで投げられた時や倒れた時もダメージが少なくて安全といえる。下のメインリングは高いから、ここである程度練習して最後の仕上げにメインリングを借りて賭け試合に出るって連中も少なくないらしいぞ」
「へぇ……」
話しながらも春桃は体を動かし、他の面々も黙々と準備運動を始めていた。
「とりあえず、あの2人は向こうで勝手に始めそうだからいいとして」
あの2人、と言われた葉月とシャオレイは既にお互いに組手をするものという前提でいるようである。
「あ、その前に。あの2人の名前って葉月とシャオレイだと思ってたんだけど、本当は『サトウ』と『タナカ』だったの?」
「え? ああ、あいつらの服か。常連からお下がりでジャージもらったらしい。この会の時は折角もらったし動きやすいからって、あいつらはあれを着てくるんだ」
「ふーん……」
そこで会話を止めていたと気づき、タバサは「あ、ごめん。話続けて」と先を促した。
「さて、こっち4人はどうする?」
「じゃあ最初のタバサちゃんは私とやる形で。基本的な組手から入ろうと思うし」
「オッケー。……となると、あたしの相手はトラジローか。今日はそう簡単にはやられないからな」
「フフン、いつまでそう言ってられるか見ものなのだ」
春桃とトラジローはそのまま実戦形式の組手に入るようだ。
中国拳法であるカンフーを得意とする春桃は左足を宙に浮かせて右足だけで立つ、特有の構えを取る。対するトラジローは我流のために構えも何もない。
「ガルルルルッ!」
「ハイーッ!」
低い姿勢で一気に間合いを詰めたトラジローに対し、春桃は浮かせていた左足で前蹴りのカウンター。咄嗟にそれを避けたトラジローだったが、蹴りを放った春桃の脚が弧を描いてかかとから振り下ろされる。
しかしトラジローは一瞬早く間合いの外まで退いていた。
「ふむ……。蹴りのキレが以前より良くなったように思えるのだ」
「いつまでもお前とセンシューに遅れを取っていられないからな」
両者は再び構え直した。
そんな2人の攻防を見て、扇舟は思わず感嘆した様子でひとつ息を吐いていた。
「……2人ともさすがね。私も負けてられないわ。……って、今はタバサちゃんとの組手に集中しないと。ごめんなさい」
「ん、別にいいよ。で、何をするの?」
「まずはタバサちゃんの実力を見たいから、とりあえずある程度力をセーブした状態で打ち込んできてみて。それでも当てるつもりで来てほしいけど、本当に当たりそうだと思ったら寸止めしてもらえると助かるわ」
「……なかなか難しい要求。まあいいや、行くよ?」
タバサは構えないが、既に準備は出来ているようだ。
そのことを感じ取った扇舟がスッと構えを取る。左の手と足を少し前に出す、右利きの人間のオーソドックスな構え。ただ、それでいて両手の義手は拳は固めず自然体、全身も程よく脱力させている。
「いいわ、始めましょう」
そう宣言した、瞬間だった。
一気にタバサが飛び込み、右の拳を上段目掛けて振り抜いた。が、焦った様子もなしに扇舟は半歩引きつつ、右の掌でそれを受け流す。
続けて今度は左拳で中段への突き。これも扇舟は先程同様に左の掌で払い除ける。
(……なるほど、トラジローちゃんタイプか)
そうしながらも、扇舟は冷静にタバサの戦闘スタイルを分析していた。
トラジローは型にとらわれない、身体能力を生かして本能のままに戦うスタイルだ。雰囲気としてはタバサもそこに近い、と判断した。
(でも……荒削りだけど、トラジローちゃん同様に突きや蹴りは基本をしっかりと抑えてる。そして何より……)
上段への右の回し蹴りがとんでくる。スウェイしてやり過ごしたところで、続けてその回転を生かしたまま、全身を沈み込ませての足払いへと派生してきた。
(これね。以前店の客の暴動を抑えるのに使っていたのを見たときから思っていたけど、この足払いはまさしく対魔殺法、しかも動きが完成されている。他の突きや蹴りといった、対魔殺法の雰囲気がどこか見え隠れしていたようなものとは全く別。元にした相手のを真似ているとするなら、相当な使い手に教えてもらったことになる……)
小さく跳躍して足払いを回避したところに右の中段突き。扇舟はしっかり受け止めてから口を開いた。
「ストップ。一旦ここまでにしましょう。……うん、なんとなくわかったわ」
「やっぱり武器がないとなんか変な感じするな……。五車にいる時に格下の相手を無力化できるように、って一応護身術みたいなのは習ったけど、扇舟が相手じゃ通じなさそうだし」
五車にいる時に習った。予想を裏付けるようなその言葉に扇舟が目を見開く。
「習った、って誰に? もしかして、アサギ……?」
「違う。ライブラリー」
「……図書館?」
「ライブラリーはライブラリーだよ。サイボーグ……っていうんだっけ、全身が扇舟の腕みたいになってる対魔忍」
サイボーグ対魔忍のライブラリー。かつて五車と敵対していたこともある扇舟は、昔目にしていた要注意リストの中にその人物がいたことと、同時にその人物の本当の名前も思い出していた。
「そうか……
「佐郷……? それがライブラリーの本当の名前なの?」
「え? え、ええ……まあ……」
「でも変だな。鶴はライブラリーと親子っぽいと思ったけど、確か出雲って言ってたような。名字が違う」
「……佐郷の妻の旧姓は出雲のはずよ。つまり、その子は母親の姓を名乗っていることになるわね」
ふーん、と興味があるのか無いのか、タバサは無表情のまま相槌を打った。
「で、まあライブラリーの話も興味深いんだけど、それは夜にでも聞くってことで。……全力でいっていい? 決定的状況の時は寸止めするから」
「あら、やる気になってくれたんだ。模擬戦は嫌いじゃなかった?」
「嫌い。でもこれは模擬戦って感じがしないっていうか……。相手が扇舟だからっていうのもあるのかな、春桃がレクリエーションって言ったのが少しわかるような気がする」
だとすると、無意識のうちに自分は信頼されているということだろうか。一瞬表情が緩みかけた扇舟だったが、わざとらしく咳払いをしてそんな考えを振り払い、先程同様、脱力した形で構えを取った。
「……私に対する評価はありがたいけれど、中途半端な力じゃおそらくねじ伏せられる。私も本気でいくわよ」
「ん、勿論」
ピリッと空気が張り詰めた。部屋にいた他の4人もその気配を感じ取ったのだろう。丁度インターバルに入っていたようで、なんとなしに手を止めてタバサと扇舟の様子をうかがっていた。
沈黙を破ったのはタバサだった。自慢の身体能力で一気に踏み込んで間合いを詰め、さっきよりも鋭い右の中段突きを放ってくる。
(速い……! でも!)
今度は扇舟の動きも違った。受け流す防御方法はそのままに、しかし力の行き先を的確にずらし、さらに自分の力も加える。
「ハッ!」
扇舟の気合の声が上がったときには、タバサの体は宙を舞い、背中から床へと叩きつけられていた。ふぅ、とひとつ残心をしてから――。
「ご、ごめんなさいタバサちゃん! 本気じゃないとこっちも危ないと思って、つい……」
慌てて扇舟がタバサの顔を覗き込む。が、投げられた当人は意識もはっきりしているようで、覗き込まれた顔を見返しながら不思議そうに瞬きを繰り返していた。
「……今何が起きたの?」
「私が得意とする対魔殺法のひとつ。相手の力を利用しての投げよ」
「悔しいがオレもそれに何度かやられてるのだ。だから気にすることはないぞ」
手を止めて見ていたからというのもあるのだろう。いつの間にか、投げられたタバサの元に全員が寄ってきていた。
「大丈夫か? 頭打ってないか?」
「問題ない。……体の方は。でも、面白いほど呆気なく投げられたという精神的ショックはある」
心配そうな春桃に対してそう答え、タバサは上半身を起こした。それから扇舟を仰ぎ見る。
「多分稲毛屋のおばあちゃんにも似たようなことをされたからその系統かな。……あの時は空中で反撃する余裕があったんだけどな。おばあちゃん相当手加減してたのか」
「あの人なら……それはあるかも。昔の話になるけど、私なんかよりずっと強かったし」
「まあおばあちゃんは例外として。……扇舟を見くびってたつもりも自分の力を過信するつもりもないんだけど、私の速度にここまで完璧に反応されるとは正直思ってなかった」
「速度だけならば、そうかもね。それにタバサちゃんは予備動作も少ないからなおさら。……だけど、仕掛けてくる瞬間がわかれば、相応の対処は可能よ」
しばらくタバサは無言のまま、特徴的な目を瞬きさせていた。
「……ゴノセンとかってやつ?」
「あら、後の先なんて言葉知ってるんだ。まあ似てる部分はあるかも。要は相手の気配を読み取れれば、心の準備ができるから反応できる、といったところかしら」
「といっても限界はあると思うぞ。実際オレが勝つ時は最初の反撃をどうにか回避して、あとは手数で押し切る形が多いと思うのだ」
「トラジローちゃんの攻撃は全部は捌き切れないからね……。わかってても反応しきれないというか……」
「……つまり、反応されなければいいのか。仕掛ける瞬間をわからなくする。相手の嫌がることをする。時には騙す。……なるほど」
独り言のようにそう呟いたと思うと、タバサはスッと立ち上がった。
「扇舟、もう1回いい? 試してみたいことがある」
乗り気じゃなかった最初の頃はどこへやら。すっかりやる気になったタバサを見て、扇舟も明るく答える。
「ええ、もちろん」
先程同様に間合いを取ったところで、扇舟はやはり同じように構えた。……のだが。
すぐに少し前の明るい気持ちは吹き飛ぶこととなった。
タバサが大きく深呼吸をして扇舟の方へ視線を移した、その刹那。拭いようのない違和感が扇舟の心に生まれていた。
(何……? この感じ……)
目の前に確かにタバサはいる。しかしその気配があまりにも薄い。視覚で認識できているから存在がわかる、というような状態だ。
そのタバサがゆっくりと足を踏み出す。来る、と身構えた扇舟だったが、その予想に反してタバサは散歩でもするかのように無防備なまま足を進めただけだった。やがて円を描くように歩み始め、間合いを詰めるのもやめる。
(私が反撃待ちをしているから揺さぶってるってこと……?)
扇舟の心がわずかに揺れ動いた、その瞬間。
「ん。今だ」
フッとタバサが消え、一気に飛び込んでくる。そこから先程同様の右の中段突き。
「くっ……!」
今度は投げまではもっていけない。扇舟は払い除けてガードするのが精一杯だった。
左に回り込もうとタバサが動く。扇舟は視界の端でその姿をかろうじてとらえつつ、死角――すなわち背後からゾッとするような殺気を感じていた。
「そこっ!」
その気配へ向けて右の後ろ蹴り。だが、そこにタバサの姿はない。扇舟の背後から一周して回り込む形で、いつの間にか今度は扇舟の右側へと移動して全身を沈み込ませている。
(まずい、足払い……!)
気づきはしたが、そこまでだった。回り込んだ勢いも乗せた形で攻撃が放たれ、足を刈り取られる感覚が走る。
揺れ動いた視界が天井だけを捉え、背中が床に当たったと思った瞬間。タバサの拳が眼前へと突きつけられていた。
「……まいったわ」
そう言う他にない。扇舟は降参を宣言していた。
「おお、やっぱりこれは対人戦でも使えそう。ありがとう、扇舟」
「どういたしまして。……でも種明かしとかしてもらえない? なんだかタバサちゃんの気配がやけに薄かったようにも感じられたけど……」
「ん、そう。……扇舟は私の仕掛けてくるタイミングを読めたから反応できた。さっきそう言ったよね?」
体を起こしつつ、頷いてそれを肯定する扇舟。
「ならばタイミングを読ませなければいい、って思った。要は向かい合った時から気配を殺しておく。そしてわざと焦らして、相手の心が乱れた瞬間を見計らって仕掛ける。そうすれば反応できないんじゃないかって。その上で、死角に入った時に抑えていた殺気を敢えて放つことで、今度はそこにいると思い込ませて攻撃を誘い出す。もう1回気配を殺し直しながら回避してからとどめの一撃、という流れを考えた。……相手の嫌がることをしろ、時には相手を騙せ。ふうまに教えてもらった対人戦のコツ」
実際言われた通りのことをされている。なるほど、と一瞬納得しかけた扇舟だったが、すぐにそんなのは机上の空論ではないかと気づいた。
「言ってることはわからなくはないんだけど……。疑問点が多くありすぎる。まず、いくら模擬戦……ともいえないようなレクリエーションのスパーリングといえど、向かい合っている以上、戦意は見せるはず。でも、さっきのタバサちゃんからはそれどころか、存在感すら本当にそこにいるのか怪しいほどだった。あれは……」
「私は元々気配を殺すのは敵を殺すのと同じぐらい得意なんだけど、そこにライブラリーとの訓練で習った、戦っていない時でも心を落ち着かせる方法を上乗せした。これで相手の目の前にいても極限まで気配を殺せるんじゃないかなと思ったんだけど、さっき向かい合った時の扇舟の反応で効果はあると判断した」
「次にそれよ。私の反応とか心が乱れた瞬間とか……。あ、そうか……」
そこでようやく扇舟はその答えに思い当たった。
タバサは、相手の心の内面を見抜くことができる。
一緒に過ごしてきた時も何度か目にしている。それを戦闘中にも使っただけということだろう。
「そういや昨日、タバサは相手が何をしてきそうかわかるようになった、とか言ってたもんな。じゃあ仮にあそこでセンシューが待たずに仕掛けたとしても……」
春桃の問に対し、タバサの代わりに扇舟が答えた。
「おそらくカウンターがとんできたでしょうね。……それこそ、さっき言った後の先を取る形で」
誰と言わず、生唾を飲み込むのがわかった。
攻め込めばカウンター、待てば心が乱れた途端に付け込まれる。理論上は隙がないように思えたからだ。
「とにかく、目の前に相手がいても気配を殺すことには効果があるってわかった。一対一でもそうだけど、それ以上に乱戦なら奇襲に繋げられる。……とてもいいことを学んだ。たまにはこういうのも悪くないね」
「……本来のこの会の意味合いからはちょっと離れてる気がするけどね」
扇舟は苦笑を浮かべつつそう言うしかなかった。
「さてと、じゃあどうする扇舟? もう1本……」
「いや、タバサにはオレの相手をしてもらうのだ!」
そこで意気揚々とトラジローがタバサに挑戦状を叩きつける。
「えー……。トラジローの相手は嫌だ」
「嫌だ、じゃないのだ! ……さっきの一見完璧に思えるお前の戦い方、オレはその穴に気づいてしまったからな!」
「な、何!? あたしはタバサに付け入る隙が見当たらないと思ってビビってたのに……。そんなの本当にあるのか!?」
驚く春桃に対し、タバサはさも当然にように答え出した。
「そりゃあるよ。……というか、扇舟がもうそのことについてはさっき暗に答えを口にしてる」
「え!? ……したかしら?」
ハァ、とタバサがひとつため息をこぼした。
「さっき扇舟はトラジローに対してこう評価した。『トラジローの攻撃は全部は捌き切れない』、『わかってても反応しきれない』。つまり、いくら私が気配を殺して扇舟の時と同じように戦おうとしたところで……」
「そう! 細かいことなど関係なしにねじ伏せればいいのだ!」
柔よく剛を制す、とはよく言う。だが実際は剛が力でねじ伏せる、ということのほうが多いのかもしれない。実際、獣人であるトラジローはそのちびっ子な見た目にそぐわない剛腕、同時に扇舟ですら捌き切れないと言わしめるほどの神速の持ち主でもある。
それに元々格闘を得意としているのだ。この会では“乗っ取られ”としての力を封印している上に本来なら剣を使うタバサと比べたら圧倒的に分があるのは事実である。
「さあ来い、タバサ! オレはいつでも準備万端なのだ!」
もはや絶対に戦うつもりのトラジロー。助けを求めるように扇舟へと視線を送ったタバサだったが。
「よし、センシューは今度あたしとやるぞ。ほらタバサ、トラジローをいつまでも待たせるなよ」
店長代理の鶴の一声によってその望みは絶たれてしまった。
「……仕方ないか。まあトラジローの戦い方とかを知ることのできるチャンスと思うことにしよう。もし共闘する時が来たら参考になるかもしれないし」
「なんでもいいから早く来るのだ!」
嬉しそうに軽くジャンプを続けて体をほぐすトラジローに、タバサは再びため息がこぼすしかなかった。
葉月とシャオレイのジャージ
2人のキャラデザを担当しているユージ先生のイラスト付きツイートが元ネタ。「度々出番のある味龍の二人、常連からのお下がりジャージを普段着にしてそうだなぁと」とのこと。
佐郷文庫関連の設定
本編中でもあった通り「佐郷文庫」は対魔忍ライブラリーの本名。一応ライブラリーは表向きで「五車が開発したサイボーグ対魔忍」ということになっており、佐郷=ライブラリーであることは極秘となっている。
……はずなのだが、原作中でなおや孤路がライブラリーを鶴のお父さんと明確に認識しているシーンがある(メインクエストChapter51-3)ため、どこまで秘密になっているのかは不明。
米連の高度なサイボーグ技術が目的で佐郷の身柄を欲しがっていた内調の峰舟子(=別な義体に入れ替えた、扇舟の母である葉取星舟)から守るために、アサギはわざわざ彼の死亡の偽装工作まで行っている。
これにより、表向きには佐郷は死亡して五車は関わっていないということになるので、内調や米連からの矛先を逸らすために建前上でもその事実が必要だったのだろう。
無論、何も知らない五車の人間に対しては隠蔽としての役割が果たせるので、彼を恨む人間に対する目眩ましにはなっていると思われる。
とはいえ、佐郷が死にました→五車がサイボーグ対魔忍を開発しました、の流れを見たら、事情を知っている組織からすれば佐郷=ライブラリーなのでは、という図式は簡単に出来上がるのではないかと推測できる。
そして扇舟はそんな内調にいた母からの命令で五車を攻撃しているので、ライブラリーの正体を知った上でリストアップされた情報を目にしていた、という設定を取っている。