(殺気が消えたか。ま、狙ってこないならそれでいい)
あやめの予想通り、タバサは狙われていることに気づいていた。このまま殺気が高まるならば反撃に出る。が、そうでないならそれでいい。
そういう考えで立ったままその気配の先を見ていたところ、相手側もどうやら気づいたらしい。しばらく戸惑っていたようだが、最終的には衝突を避けるという選択を取ってきた。
やるべきことは終えた。
が、不意に足元がグラリとフラつく。
(ちょっと血が足りないかな……。出血耐性は確保してたけど、さすがに流しすぎたか。あるいは、この世界だとケアン以上に消耗が激しく回復に時間がかかる、ってのもあるかも。……あのクズの剣に私の怨念を吸わせたってのも関係あるかな。まあいずれにしろ、命には直結しないだろうからいいか)
インベントリからポーションを取り出し、飲みながら足を進める。
そうしつつ、タバサは背後からいくつか気配がついてくることに気づいていた。
(……あのクズが私のことは放っておけって命令したはずなのに無視か。上が上なら下も下だな)
半ば呆れるが、それでも手を出してこないなら、とタバサはしばらく歩き続けた。
そこでふと、街にいる人の数が異様に少ないことに気づいた。
確かにここは表通りではない。が、それにしても異常である。
(あ、そっか。もしかしたらフュルストの粛清の噂が広まったか、そうじゃなくてもヤバそうな気配を住人が感じ取ってるかもしれないのか。実際二車忍軍はこの街に入ってきたわけだし。ま、これなら町の住人
宿泊所の1本手前の裏路地の丁字路。そこまで歩いてきたところでタバサは不意に足を止めた。インベントリからさっきしまった一対の愛剣を取り出す。それから虚空へと声を張った。
「おい、いい加減にしろ。お前らの主は私を放っておけと言った。それを無視するのか? ……あいつに手を出さないと言った手前、今引き返すなら見逃してやる。だが断ると言うのなら、こっちも黙ってやられる気はない。殺す」
「確かに骸佐様は放っておけとおっしゃられた。が、足取りもままならないたかが小娘1匹、何を恐れるか。ここは闇の街。予期せぬことが起きるものだ。お前の死体が転がっていても何も不思議はない」
タバサの声に返答してから、ここまで隠れて尾行をしていた影が姿を現した。宿泊所へと向かう路地側に1名、挟み込むように両側に2名ずつ、合計5名。
「5人? 6人かと思ったけど……。まあいいや。とにかく、たかが5人の雑魚で私を殺すつもり?」
「雑魚とは言ってくれる。確かに我らは幹部ではない。が、数多の戦闘をくぐり抜けてきた二車忍軍の対魔忍……」
「あっそ。なんでもいいや。死ね」
相手の口上を無視していきなりタバサが右手側の相手に仕掛けた。
切り込むのための
「チッ……」
予想以上に体の動きが鈍い。さっきの嫌な予想が当たっているのかもしれない。
それでもこの程度の相手に後れを取ることはないだろう。が、1対5と数の上では圧倒的に不利なのは事実だ。
そして、相手はその数に物を言わせるつもりのようである。
「フン、やはり恐れるほどではない。畳み掛けろ!」
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味龍から宿泊所へと戻る途中だった扇舟は、不気味に静かな街中を歩いていた。
地下であるために昼も夜も実質関係のないヨミハラでは、どの時間でもメインストリートである大通りにはそれなりに様々な人種の人たちがいるものだった。しかし、その大通りがここまで静かなのは経験したことがない。
やはり味龍で耳にした「ヤバい空気」というのは眉唾ではないらしい。そんな「ヤバい何か」に巻き込まれないよう、周囲を警戒しながら足早に歩いていく。
無事宿が見えたところで、扇舟は大きく安堵のため息をこぼす。が、直後、路地の方から喧騒が聞こえてきた。
(ケンカ……? こんな日でも相変わらずな人はいるのね。……あれ?)
無視して宿の方へ向かおうと思った扇舟だったが、その中に女性らしき声が混じっていることに気づいた。
それだけならば気にも留めなかっただろう。
仮に人さらいが娼館に売り飛ばすために女性を拉致しようとしていたとして、そんなことはヨミハラにおいては日常茶飯事だ。この街の流儀に則ればそれを自衛できない側の責任であるし、助けるために首を突っ込んで自分にまで被害が及ぶなど馬鹿馬鹿しいことこの上ない。
よって、それがただの人さらいや、あるいはケンカの類なら扇舟は無関係を決め込むつもりだった。
だが、聞こえてきた女性の声は――。
「今の声……タバサちゃん!?」
神経質になっているせいで聞き間違えた、という可能性もある。それならばまだいい。
だがもし、本当にタバサが何かに巻き込まれているとしたら。
そう思ってしまった扇舟は自身の足を止められず、気配を殺したまま声がした方の路地へと入っていった。
「……ッ!」
そして、路地に立っていたローブに身を包んだ男に向かって、獅子のような四足の獣と刃が渦巻くような球体が襲いかかっているのを見た瞬間。扇舟は嫌な予感が現実になった可能性が高いと判断した。
扇舟が命の岐路に立った時、すなわち、タバサが初めてこの世界にやってきたあの時。タバサがこれらを召喚して戦わせていたところを目撃している。
ということは、早い話、十中八九この場にタバサがいる。
果たしてその扇舟の予想通り、裏路地にはタバサがいた。黒ずくめの者たちと剣を交えている。
傍には既に斬り捨てたのであろう、2人の死体が転がっていたが、未だ2人と戦闘中だ。
路地の男は支援役らしい。迫ってきていたタバサの召喚獣を炎で薙ぎ払うと、今度はタバサに狙いを定めていた。
(まずい……!)
召喚獣への攻撃を見る限りでは、男が使ったのは火遁の術か、あるいは炎の力を用いた特殊な力か何かか。いずれにしろ、今タバサは2人の相手で手一杯だ。
しかも、普段のレクリエーションでタバサを見てる扇舟にはよくわかる。
タバサの動きにキレがない。
確かに対峙している相手は決して弱くはないだろう。
それでも、いつものタバサなら間違いなく相手にならない。瞬時に斬り捨てられるレベル差だ。扇舟はそう気づいていた。
だがそうなっていないということは、疲労か怪我か、何かしらの不調を抱えているであろうと推測するのは容易であった。
この状態で炎による援護を許し、相手が連携してきたとしたら。
(助けないと! でも……助けられるの……? 今の私に……)
味龍でのレクリエーションで訓練はしてきた。全盛期ほどではないにしろ、カンを取り戻しつつあることも実感してはいる。
だが如何せん、実戦ではない。そのブランクは決して埋められるものではない。そんな不安が一瞬脳裏をよぎる。
しかし同時に、ついさっき春桃にかけられた言葉を思い出してもいた。
『あとはお前自身の心の問題じゃないかって気もしてる』
心。
タバサと肩を並べて戦いたいと願いつつも、いつしか自分の中で勝手に生まれてしまっていた、「自分ではどう頑張ってもタバサの強さには追いつかない」という思い。
それがやがて「自分がいても足を引っ張るだけ」という考えへと変わっていき、壁を作ってしまっていた。
それでも、春桃もトラジローも背中を押してくれた。葉月やシャオレイも「また2人で一緒に」と言ってくれた。
だったら――。
(怯え続けた私の心……。弱い私自身を殺すのは、今しかない……!)
アドレナリンが分泌され、思考がクリアになる。タバサ目掛けて炎を放とうとする男の動きがスローモーションに見える。
昔慣らした、暗殺のための迅速かつ静寂な足取りで、扇舟は男の背後に迫っていた。
(タバサちゃんはやらせない!)
男の背中を押す。予想もしていなかった衝撃に、思わず男が振り返ろうとした、その刹那。
体の動きで自然に目の前に来た左腕を左手で取りつつ、背中を押す力をさらに強め、自分の足のかかとで相手の足を前から思い切り刈り取った。
「フッ!」
背後からの大外刈りのような形で相手を押し倒す。コンクリートの地面に叩きつける瞬間、掌底でさらに背中から自分の体重を乗せる。
義手を通して鈍い音と感覚が伝わってきたのがわかった。相手の肋骨がへし折れたのだ。
「がはッ!?」
悶絶の声が上がる。
そのまま扇舟は押し倒す際に掴んでいた左手に加えて相手の右腕も取って後ろ手に抑え、全体重をかけて相手をうつ伏せの状態で無力化させていた。
「な、何っ!?」
突然の乱入者に、タバサを襲っていた者たちも、タバサ本人も一瞬動きが止まった。
「扇舟……?」
「タバサちゃん! 今ッ!」
その声で一瞬早くタバサが我に返る。その差が決定的だった。
目の前の敵が即座に放った
「ぐっ……!」
両腕と胸部、瞬時に3箇所を斬りつけられて敵の動きが止まった。そこを見計らい、とどめの
脳天から真っ二つに斬り裂かれ、相手は絶命した。
だがその隙を突こうと残った最後の1人がタバサの背後から迫る。
「後ろ!」
その扇舟の声に反応してか、それとも最初からわかっていたか。
タバサは振り返ることすら無く、
「ぐあああッ!?」
男の悲鳴が響き渡る。相手はそのままダメージ箇所を抑えて崩れ落ちざるを得なかった。まだ息はあるが出血の量が激しい。おそらく致命傷だろう。
そう判断してか、タバサは臨戦態勢を解いた。
ひとつ小さく息を吐き、扇舟の方へ首を向ける。
「……なんで扇舟がここにいるの? ついてこないで、って言ったよね?」
「帰ってタバサちゃんのことを待っててあげろ、って春桃さんから気を使われてね。宿に帰ろうとしたの。そうしたらあなたの声が聞こえてきたような気がして……」
「あ、そうか。宿すぐそこだった」
ここまで3人の命を奪い、さらに1人も瀕死に追い込んだとは思えないような軽い調子の会話だった。
それを聞いていた、瀕死の男が首だけを向けつつ口を開いた。
「扇舟……? そうか……。そこの女、どこかで見たことがあると思ったら……。貴様……井河扇舟だな……?」
名前を言い当てられたことに、思わず扇舟が動揺する。
「な……。どうして私のことを……」
「こいつらは対魔忍。ふうまを裏切った二車忍軍の連中」
「二車……? じゃあ、ふうま八将のうちの一角……」
覚えていて当然だ。そのふうま一族の数多くの忍びたち、そして先代当主の命を奪ったのは、他ならぬ扇舟なのだから。
「ふうまだと……? フン、あんな連中と一緒にしないでもらいたい……! 無能な目抜けを当主に据えているあいつらなど所詮……」
男はそれ以上言葉を発することはできなかった。
「目抜け」という単語を聞いた途端。臨戦態勢を解いていたはずのタバサが一瞬で間合いを詰め直し、その首を跳ね飛ばしてとどめを刺していた。
「……扇舟、どいて。そいつで最後だから」
剣についた血を払いながら、冷たい声でタバサがそう言った。
「母に命令されてとは言え同胞殺しを行ったことを悔いてるんでしょ? だったら、もうその手は汚すべきじゃない。そういう汚れ仕事は私の得意分野だし」
膝下で抑え込んでいる男が暴れようとしているのがわかる。だが扇舟は焦った様子もなく、折った肋骨に改めて体重をかけなおすことで激痛を与え、その動きを止めていた。
「タバサちゃんの言う通り……確かに私は過去を悔いている。同胞を手にかけたことが、その後悔の一部にあることも事実よ」
「じゃあ……」
「……でもね、1番悔いているのは母の言いなりにしかなれなかった愚かな自分に対して。母に対する恐怖と、母のようになって愛されたいという、今なら歪んだ感情とわかる幻想を求めていた。結局、母に呪縛され続けて自分の意志を持つことも出来なかった。そのことをもっとも後悔しているの。……結果としてふうまくんの父親をはじめとして、多くの同胞を殺めてしまったことに繋がるからね」
弱々しく述懐していた扇舟だったが、タバサをまっすぐ見据えた時。もはやその目に迷いはなかった。
「だから私は、今度は自分の意志で生きる。そう決めたの。タバサちゃんと肩を並べたい。それが今の私の願い」
「海でトラジローから扇舟の様子を聞いたときにも思ったことなんだけど。それって、縛り付けてるのが母親から私に変わっただけじゃない?」
「それは違う。これは間違いなく私自身の意志よ。……友達であるあなただけを戦わせたくない。私は待っているだけなんて我慢ができない。私も一緒に戦いたい。そのためだったら……」
扇舟が右の手刀を一閃。組み伏せていた男の首を斬り飛ばしていた。
鮮血が吹き出し、首をはねた義手を紅く染め上げる。それでも、扇舟は全く気に留めない様子で続けた。
「かつて血に染まったこの手をまた汚すことぐらい、なんてことはないわ」
血まみれの右手が差し出される。
「あなたのそばで私も一緒に戦わせて。お願い、タバサちゃん」
仮面越しで視線はわからないが、タバサは立ち尽くしたままだった。
ややあって、タバサが左手に両手の剣をまとめながら扇舟の方へと歩み寄る。紅く染まったその手を取ろうと右手を伸ばして――。
「……やっぱり血は拭いた方がいい。扇舟の覚悟はよく伝わった。でも、比喩的にはいいとしても、現実で血に染まった手を取るのはどうも抵抗がある」
至極真っ当な、しかし雰囲気を台無しにするような発言に、思わず扇舟はキョトンとしてから小さく笑うしかなかった。
「ふふ……。そうね、確かに。……じゃあ改めて。私も一緒に戦わせて」
まだ下に組み伏せたままの、自らの手で命を奪った相手の衣服で右手を拭いてもう一度差し出す。今度は、タバサがその手を取ってくれた。
「私としては扇舟に危険な思いをさせたくないんだけど……。でも扇舟の私に対する思いも同じか。それが扇舟の意志だっていうのなら、私はもう止めないよ」
年の差の離れた友人同士、互いに握手を交わしながら扇舟は立ち上がった。
言いたいことは言えた。自分のお陰とまで言うつもりはないが、タバサも無事だ。
これで2人で宿に帰れる。扇舟がそう思って歩き始めようとした時。
「あ、忘れるところだった」
そう言うと不意にタバサは踏み出そうとした足を止めた。それから裏路地に面している建物の屋上の方へ顔を上げつつ、声を張る。
「ねえ、そこの屋上でさっきからずっと見てるやつに話があるんだけど」
「えっ……!?」
敵はすべて退けた。そう思っていた扇舟は、思わず驚いたような声をこぼして体を強張らせる。
「あ、多分大丈夫。敵意はないみたいだから。私がこいつらと戦ってる間も全然手を出してこなかったし、あくまで監視が目的だったみたい。そうなんでしょ?」
タバサが扇舟へそう説明した上で相手に問いかけても、相手からの反応はなかった。
本当にそんな相手がいるのかと扇舟が建物の上の方を伺うが、やはり何も見えない。
「だから放っておいた。まあ二車骸佐に伝えてほしいことがあったし。あいつのところに戻ったら、こう伝えろ。……リーダーのつもりでいるなら部下の面倒ぐらいちゃんと見ろ。私を襲ってきた連中は独断だっただろうから、今回だけはそいつらの命だけでお前は見逃してやる。ただし、さっき私が言った『私に害を及ぼそうとするなら容赦はしない』って話に条件を追加だ。私だけじゃなく私の友達……扇舟もそこに含める。私たち2人に手を出すなら、その報いは受けてもらう。……以上だ」
やはり返事はなかった。だが、タバサは満足したらしい。
「……行こう、扇舟」
「いいの?」
「ん。多分伝わっただろうし」
ふぅ、と扇舟はひとつ息を吐いた。それから揃って歩き始める。
「それじゃあ、帰りましょうか。夕飯は私が何か作るわ」
「え……? バイト、戻らなくていいの?」
「有給って言ってたじゃない。受理されてるかわからないけど……。とにかく、今日はもう休みでいいのよ。……私も春桃さんに今日はもう帰れ、って言われたちゃっから」
「そっか。でも無理言っちゃったし、明日春桃に謝ったほうがいいかな」
「そうかもね……。じゃあ一緒に謝りましょう。私も途中で帰らせてもらったわけだからね」
ほんの少し前まで命のやり取りをしていたとは思えない軽い会話を交わしつつ、2人は通りへと出ていく。
その後姿が見えなくなるまで待った後――。
「ふぅっ……! はぁ……」
タバサが声を投げかけていた屋上に、緊張から解放されて荒い息をした、1人の男が姿を現した。
金髪の甘いマスクに、ショルダーホルスターから覗くリボルバー。通称“草”と呼ばれる、斥候や潜入による情報収集を得意とする二車忍軍の対魔忍、
彼の忍法、月読の術・“鏡花水月”は幻を操る忍法である。それにより、光学迷彩よろしく背景に溶け込み、息と気配を殺してこの屋上から事の成り行きを見守っていた。
骸佐が「構うな」と言った相手を追いかける連中に彼は気づいていた。そのため、監視としてそれを追い、可能なら援護も考えてこの場から状況を見守っていた。
しかし、相手が最初に「6人」と言ったことで自分の存在が気づかれていると判断、静観へと回った。
結果的にこの判断が命を救ったらしい。
(冗談じゃない……! 姿を消して気配も殺していたはずなのに完全に見抜かれた……。もし戦闘に加わっていたら、俺もあそこに転がる死体の仲間入りだった……!)
館内での戦闘の影響であろうか、本調子のようではなかったが、それでも手練の対魔忍5人――いや、1人は扇舟が手にかけたから4人になったが、とにかく数の不利を物ともしなかった。
あの小さな悪魔が見上げてきて、向こうは仮面越し、こちらは迷彩状態であったにも関わらず、視線が交錯したように思えた瞬間。まるで心臓が握りつぶされるかのような錯覚に陥っていた。
(あの仮面の小娘が、少し前にこの街で起きた、ゾンビ大量発生事件……ひいてはその原因となった未知の敵と同じ世界から来たやつなのは知っていた。だが一緒にいたのが井河扇舟ということは、味龍の店員か? 短期間だけいた後に姿を消し、その後また戻ってきたやつがいたはず。確か名前も一致している。あいつはそれか……。こりゃあの店もとんだ伏魔殿だな)
優吾もヨミハラの住人、というより潜入中の身だ。街の片隅で名も無いバーのマスターという身分でこの街に溶け込んでいる。
相手の詳しい情報を彼にとっての主である骸佐に報告すべきかもしれない。が、その主は「放っておけ」と言っていたし、相手も相手で「手を出すなら容赦はしない」という姿勢だ。どうしたものかと、少し彼は考え込んだ。
(……ま、いずれにしろ)
それから眼下に転がる5つの死体を見て、改めて気が重くならざるを得なかった。
(この件だけは報告しないとな)
再び彼の姿が背景へと溶け込み、そのまま闇の街に消えた。
こうして、「大きな事件」としてタバサが巻き込まれたフュルストの一件は、ようやく一応の終わりを迎えたのだった。
当初の明確な目標としていた地点まで到達しました。
ここまでを原作の対魔忍RPGでいうと、ストーリーイベント「罪と罰」からスタートしてオリジナルを入れつついくつか拾えるストーリーをかいつまみ、メインシナリオ「フュルスト」までの道のりでした。
とりあえず目標達成ということで匿名投稿を解除して、活動報告にお気持ち表明しておきます。