ウィスプ撤退後、貨物船の鎮圧は呆気なく終わった。ただし、切り捨てたゾンビたちは全て元船員。つまりブリッジにいたメンバー以外全滅という結果となってしまった。
それでも船長は銃兵衛を責めるようなことはせず、アンデッドと化した船員たちを解放してくれたと礼を述べていた。その上で、あくまで今後も関係を維持したいと申し出ていた。
銃兵衛はこのことを了承しつつも責任の一端を感じていたようで、「これまではバックに自分たちという勢力がついていることで抑止力にしてきたつもりだったが、こうなっちまったらもっと別な策も考えるようにしたい」と、何かしらの対策を取るようだった。
かくして無事、とは言い難いものの、輸送が遅れていた荷物はセンザキへと運び込まれた。これで味龍にも数日のうちに調味料が届くことだろう。わざわざヨミハラから来たタバサと扇舟としては一件落着、というわけだ。
その後、船員の被害は出てしまったが仕事を手伝ってくれた分の労をねぎらいたいと、銃兵衛は貨物船に乗り込む前にウルグリムに約束した通り、突入メンバーを行きつけの酒場へと案内していた。
さすがはセンザキの顔役というべきか、銃兵衛を見た店員は無条件でVIPルームへと通してくれた。それから酒や料理などが運び込まれて慰労会がスタート。異世界の酒を楽しみにしていたウルグリムは早速ビールを口に運んでいる。
「……ほう! これがこの世界のビールか! ここまでのどごしが良く、さらには冷やすことで飲みやすくなるとは驚きだ。ケアンのビールとは大違いだな」
早くも空になったジョッキを机に置き、ウルグリムはテンションも高くそう言った。
「え……? あなた達の世界にビールなんてあったの!?」
思わず、扇舟がワイングラスの手を止めてそう尋ねる。
「ああ。温くて気の抜けたような味の、これとは比べ物にならないものだったがね」
「ビール……。あ、もしかしてウルグリムが言ってるのってバーウィッチビールのこと? ……思い出したくもない」
タバサにしては珍しく眉をしかめながら、吐き捨てるようにそう言ってウルグリムに相槌を打った。当然のように今の彼女はアルコールが入っていないソフトドリンクの炭酸飲料を口にしている。
「そう言えば私とバーボンが無理矢理飲ませたんだったか。まさか友があれほど酒に弱いとは思っていなかった。あれはすまなかったな」
「バーボン!? ビールだけじゃなくてバーボンまでタバサちゃんに飲ませたの!?」
「違う。バーボンっていうのは“私”が最初に世話になった共同体、デビルズクロッシングっていうところのリーダー。……でもその名のせいかお酒は好きらしくて、あそこの襲撃を企んでた敵を倒した後、打ち上げってことで秘蔵してたバーウィッチビールを振る舞った」
「で、折角だから飲めと私とバーボンが薦めた結果、友は一杯飲んだだけでダウンしてしまった、というわけだ」
そこまでウルグリムが話したところで、ビールが注がれた追加のジョッキが彼の前へと運ばれてくる。その時のビールとは比べ物にならない一杯を口へと運び、「カーッ!」と嬉しそうに歓声を上げていた。
「なんだ、じゃあタバサは極度の下戸ってことか? もったいねえ」
高そうな洋酒をチビチビやりながら銃兵衛も口を挟んでくる。
「別に飲みたいとも思わないよ。バーウィッチビールを飲んだ時に気持ち悪くなったのもあるけど、アルコール自体に思考や判断能力を低下させる効果があるってことは知ってる。だったら急な襲撃に対応しにくくなるってことでもあるから避けるべきだと思ってる。それに、何よりおいしくない。たとえこの世界でおいしい酒だと薦められても、私は炭酸を飲んでたほうがいい」
「友よ、常に気を張っていては持たないぞ。たまにはアルコールに身を任せてほろ酔い気分になるのも悪くない。それにビールも炭酸と言えるのではないか?」
「うるさいなあ。結局はマシになったバーウィッチビールってことで要はビールなんでしょ? だったら苦いじゃん。そんなの飲みたくない。今飲んでる炭酸でリラックスできてる」
タバサのわがままを耳にし、紅がひとつ笑いをこぼした。
「苦いのはダメ、か。子供舌ということだな」
「その割にはレバニラとか普通に食べてたと思うし、激辛麻婆豆腐なんかも平気で平らげるんだけど……。タバサちゃんにはホント謎が多いわね……」
そう言いつつも、扇舟は静流の店で飲んだワインよりも遥かに良いワインを口にしている。
「……で、この楽しい空気を無視するみたいになるけど。ちょっと気になることが多すぎるから聞いてもいい?」
そんな和やかな雰囲気の酒の席だったが、不意にタバサが声色も硬くそう切り出したことで場の空気が少し変わっていた。
「なんだ?」
「結局あの死霊騎士の狙いってよくわからないってことでいいの?」
「まあ……そうなるわな。船員は犠牲になっちまったが、もしそれが目的ならあんなまわりくどい方法を取らなくてもよかっただろうし。加えて俺を狙ったのは別行動の特務機関Gだけ。お前らの中で狙われたと思われるやつもいない。荷物も異常なし。とにかく不明だ」
「……銃兵衛くん、その事に関してなんだけど。確証も何もない私なりの憶測って前置きした上で意見を述べてもいい?」
そこで扇舟が口を挟んでくる。随分と遠慮がちな物言いだったが、あくまで「自分が勝手に思ったこと」という点を強調したいのだろうと推測し、「どうぞ」と銃兵衛はその先を促した。
「ありがとう。……積んだ時と降ろした時で荷物に過不足はなかった、そうよね?」
「ああ。それは間違いない。船長にも立ち会ってもらって俺も直々にリストを確認した」
「もうひとつ。元々輸送の遅れがあったと言う話だったけど、その原因はわかる?」
「荷物の積み込みの遅れとかだったはずだが……。なあ扇舟さん、何が言いたいんだ?」
少し回りくどい扇舟の言い方に、銃兵衛が結論を急ぐように問いかける。
「もう一度断っておくけど、これはただの私の推測よ。……現地で積み込みが遅れた際、本来の積み荷ではないものまで積まれた可能性があるんじゃないかって思ったのよ。ただでさえ遅れが発生している輸送側としてはこれ以上遅れたくはないから、チェックは甘くなりがちになる」
「だとしたら降ろす時にその何かが無いのは変じゃないの?」
至極真っ当な疑問をタバサが口にする。一方、銃兵衛は「……ああ、そうか」と何かを納得したようだ。
「俺は見てないが、皆が戦ったっていう死霊騎士。そいつが乗り込んできた後に回収した、ってことか?」
「私はそうじゃないかって思ってる。現にあいつは撤退する時に『目的はもう達してる』というようなことも言っていた」
「……そういや言ってたな。てっきり負け惜しみだと思ってた」
心中を包み隠さずボソッと言ったタバサに思わず扇舟がひとつ苦笑を浮かべる。それから表情を引き締め直して続けた。
「亡くなってしまった船員さんを疑うようなことをしたくはないけれど……。積み込みの遅れに便乗して、リスト外の荷物の手引したとも考えられる。あの死霊騎士は船に乗り込んだ後にまずそれを回収。その後で、口封じも含めて船員をアンデッド化させた……」
「そのまましばらく残ったのはアンデッド化させた船員を我々にけしかけ、あわよくば我々もその仲間入りにさせたいという思い辺りかもしれないな。あの手の人間と価値の違う奴の考えそうなことだ」
真面目な話をしているにも関わらず、ウルグリムは相変わらずアルコールを口に運びながらだ。それでも、吐き捨てるように言ったその言いぶりから、ちゃんと物事を考えていることは推測できる。
「でも今までの憶測が全て当たっていたとして、肝心要の何を密かに積み込んでウィスプが回収したか。それがまったくわからない。そもそも全然筋違いということも考えられるし……」
「いや、今の扇舟の話はいい線をいっているような気がする。回収したもの以上にこちらへのメッセージが重要じゃないかと私は思うしな。……銃兵衛、お前は気づいているんだろう?」
紅にそう話を振られ、銃兵衛は不愉快そうに眉をしかめた。
「死霊騎士……つまりは死霊卿の手のものだ。死霊卿の名は最近よく耳にする。勢力拡大を図っていて、裏で特務機関Gと手を結んでいる存在。そんな連中が現れたってことは……要するにセンザキへの、もっと言うならば俺への牽制だろうよ」
「で、当然銃兵衛はそんな売られたケンカは買うんでしょ?」
タバサが気軽な感じでそう問いかける。が、やはり銃兵衛の表情は苦いままだった。
「そうしたいところだけどよ……。如何せん連中は厄介すぎる。迂闊に手を出せば返り討ちに遭いかねない。叩き潰す時は一気にやるしかねえからな。今はまだその時じゃない、ってことだな」
面白くなさそうに吐き捨て、銃兵衛は手にしていたグラスの洋酒を一気に飲み干した。
真面目な話を終え、一瞬場が静まる。そんな沈黙を破ったのはまたしてもタバサだった。
「迂闊に手が出せないってのは『転移ゲート』ってのが影響してたりする? あいつが姿を消した時に扇舟がそんな単語を口にしてたと思ったんだけど。あれは私がケアンでは使えたリフトゲートに似てると感じたから、その気になれば一度に大量の兵士を送り込んできたりとかできるんじゃないの?」
単語を口にした人物、ということで場の人間の視線が扇舟に集まる。どこか気まずそうにしつつも、扇舟は口を開いた。
「えっと、私も詳しくはわからないんだけれど……。確か魔族連中が手下を召喚したり戦線離脱したりするときに使っているワープゲートが転移ゲートに当たるはず。今回のウィスプは離脱と手下召喚を同時にやった感じだと思うわ。魔族以外では、おそらく魔女と呼ばれている存在がこのことには詳しいと思う」
「魔女……。ということは、私を案内してくれたアンネローゼか、あのご老人ならより詳しい情報を知っていた可能性が高いというわけか。しかしそのゲートを使わずに移動させられたことを考えると、何かしらの制約があるとも考えられる。もっとも、そもそも使えたかどうかもわかってはいないが」
ウルグリムが会話に入ってくる。「あくまで私の予想だけど」と断った上で、扇舟が答えた。
「任意の地点へと、いわゆるワープをするにはかなりのエネルギーを消費すると考えられるわね。例えば対魔忍の忍法には『空遁の術』という瞬間移動ができるものがあるけれど、範囲は1キロ程度が限界だし、使用時に体力を消耗するという弱点もある。これに当てはめれば、転移ゲートも大きくエネルギーを消耗する……。つまり、今タバサちゃんが言ったみたいに大量の兵士を送り込む、っていうのはおいそれと取れない作戦と思われるわ」
「俺も今の扇舟さんの意見の最後の部分には賛成だ。もしそれができるなら、センザキは死霊卿にとっくに攻め込まれてるだろうし、あるいは死霊卿と敵対する勢力で奇襲をかけるなんて状況が起きて、既に大規模な交戦状態に入っていてもおかしくはないはず。そういったことが起きてないのは、転移ゲートの制約がかなり厳しいことに他ならないだろう。だから手が出せない理由に転移ゲートがどうこうは基本的に絡んでこないと思える」
銃兵衛の補足も受け、タバサはしばらく無言のまま瞬きだけをしていた。それから、考え込んだ様子を見せた上で答える。
「ってことはやっぱり私が使えるリフトとは原理も何も根本的に別物か。この世界で使えないから、何か使えるようになるヒントがあるかなとか思ったけど無理そうだね」
「そうなのか? お前の言うリフトっていうものがよくわかっていないが、ワープできるって類なら似たようなもんだと思ってたんだが……」
いつの間にか、洋酒を飲む手が完全に止まったままで銃兵衛が尋ねた。一方でタバサは炭酸を軽く喉に流し込んでから口を開く。
「全く別。聞いた話、転移ゲートは任意の位置への移動も可能なように聞こえた。でもリフトは違う。私が出せるのは子リフトみたいなもので、ケアンの各所にある親リフトと繋がることができる。だから知らない場所へ転移みたいな方法はできない。でも逆に言えば、私が開いた子リフトと親リフトの間は、まあ簡単に言えばひとつの道として繋げることで行き来が可能になる」
「では、魔族連中や魔女たちが使える転移ゲートよりも不便だということか?」
問いかけたのは紅だ。別に嘲るつもりはなかったのだろうが、元々タバサとは衝突気味だったということもあってか、タバサは無意識のうちに少し苛立つような気配を纏ってしまっていた。
折角の酒の席が台無しになる、とウルグリムが止めるように割って入る。
「一概にそうとは言い切れない。友が使えるリフトの強みは、何と言っても使用者当人にはまるで負担がかからないという点だ。先ほど扇舟はエネルギーの消費が激しいために物量を送り込むことは不可能ではないか、と述べた。だが一方で我が友がその気になれば……ブラックリージョンの軍隊をマルマスに送り込む……いや、この場合は友が起点となるのだから引き込むのほうが正しいかな。とにかく、開かれたリフトを通して軍隊を丸ごと転移させることすら可能だった」
ウルグリムのその言葉でタバサ以外の場の全員が息を呑むのがわかった。
「おいおい……。今の話だと、例えばタバサが敵陣に隠密侵入できた場合、そのリフトを通して突如無数の軍隊を敵陣のど真ん中に呼び出すことすら可能ってわけか!?」
「そうだ。友がケアンで勇者だの英雄だのと言われる理由がわかるというものだろう」
「……戦い方が完全に変わるわね。突如大群による奇襲をかけられるってことになる。魔族も転移ゲートで似たようなことをできなくもないかもしれないけれど、さすがに転移数に限界があるだろうからそれも難しいと思うし」
「今扇舟が言ったのはその通りで、リフトを利用すれば相手の準備が整う間もなく奇襲を仕掛けることも可能になる。そもそもリフトはイセリアルやクトーニアンといった異界の存在が干渉するために使っていた門で、友は“乗っ取られた”際に敵の力の一部を使用できるようになったわけだ。だが今述べたように、リフトは元々は敵が利用していたもの。奴らはリフトを通して我々の世界へと干渉し、未曾有の大惨劇を生み出した。それがいわゆるグリムドーンだ」
沈黙が広がる。タバサが転移ゲートについてやけに気していた理由が、皆なんとなくわかったからだ。
もしかしたら、この世界でも似たような事が起きるかもしれない。幸いにして魔族が使う転移ゲートは大物量の転移は困難なようだが、既にこの世界で目撃されている次元侵略者のブレインフレーヤーが原理不明の技術を多数持っている。ケアンと同じように突如転移してきて本格的な侵略を起こされてもおかしくない。
そして何よりケアン滅亡の元凶でもあるイセリアル。一度だけとはいえこの世界に現れている以上、そこまで含めてタバサは気にかけていたとも考えられた。
「……改めて、タバサちゃんって危うい能力を持ってたのね。まあそのリフトが使えなくても十分人間離れしてるとも思うけど……」
沈黙を嫌うように扇舟がポツリとそうこぼした。
「別に戦闘能力についてはそこまででもないよ。対魔忍の人たちだって特殊な能力を持ってるわけだし、二刀流の剣捌きで言うならば紅の方が私よりうまいようにも思えてる。所詮私の戦い方は剣術というより力任せなのは自覚してるから。でもリフトだけは別物だってのはなんとなくわかってる。ふうまも危惧してたはずだし。この世界のパワーバランスを崩しかねない、って。まあふうまなら最高に効果的な使い方をしそうだとも思うけどね」
「へえ。タバサは随分と若を高く買ってるんだな」
そう言ったのは銃兵衛だったが、なぜか紅が得意げに頷いていた。そんな彼女を無視してタバサが続ける。
「そりゃあね。この世界での戦い方……力押しだけじゃ勝ち目が薄い時の対人戦の方法だとか、戦いの駆け引きだとかはふうまから教わったから」
「なるほど。友の戦い方が明らかに変わったのはわかったが、そのふうまという者の存在が大きいわけか。
「……ん?」
ふと、タバサが首をひねる。
「確かに私がふうまの元で対人戦や駆け引きについての修行みたいなことをした期間は1ヶ月だったけど……。なんでウルグリムがそのことを知ってるの? 私話したっけ?」
「なぜも何も、
思わず、タバサと扇舟が顔を見合わせた。
「私っていつからこの世界にいる? トラジローと海に行った記憶があるから1ヶ月ってことは絶対ないんだけど」
「海ってことは短く見ても半年前。でももっと長くいるはずよ。確か2月頃からじゃなかった? となると……ほぼ1年……大体10ヶ月ぐらい? でも彼は1ヶ月って言っている……。どういうこと?」
「……次元間の時間の流れの違い、とかじゃないかしら?」
皆が考え込む中でそう言ったのは、年こそ扇舟より下なものの、この中ではお姉さんポジションに位置しているあやめだった。
「例えばおとぎ話にもある浦島太郎。彼が行ったとされる龍宮城は別次元であったために時間の流れが異なっていて、僅かな時間いただけでも帰ってきたときは長い年月が過ぎた後だったという説もある。ちなみに、玉手箱はそのずれた時間の整合性を取るためのアイテムだったとも考えられるわね。それと似たようなものだと考えると……。ケアンだったかしら? あなたたちの世界の1ヶ月はこの世界では10ヶ月になる、という可能性もあり得ると思うわ」
なるほど、とこの世界の住人たちは納得したような声を上げ、タバサも一応は理解したようだった。が、ただひとり、ウルグリムだけが、らしくなく焦ったように問いかける。
「ちょ、ちょっと待ってほしい。仮にその考え方が正しいとして、だが……。私は1週間で元の世界に戻る、という約束だった。ケアン側から私を引き戻す、と。しかしそれはケアンにおいての1週間。そして時間の流れが違うということは……」
「ケアンで私が行方不明になってから1ヶ月、でもこの世界にいたのは10ヶ月。つまりは10倍の時間がかかるってことじゃない? 1週間のはずだったと考えると、10週間……2ヶ月とちょっとはこの世界にいることになるわけだ。……良かったね、ウルグリム。もうしばらくおいしい食事とお酒が楽しめるってことだよ」
まさかの予想してなかった展開のせいか、それともタバサの言うことも一理あると思ってしまったか。ウルグリムはとにかく困ったような表情を浮かべながら、手に持ったジョッキを呷るしかなかった。
執筆ペースが落ちまくっているため、今年最後の投稿となる予定です。
バーウィッチ
Grim DawnにおいてAct1の目的地のひとつとなる村。
バーウィッチエステートという地区にはボスであるウォードン・クリーグの大邸宅が存在する他、桟橋がある海岸通り(といっても地図を見ると巨大な湖のようだが)があるために船舶による輸送も行われていたと想像できる。
また、地下通路を抜けることで行ける、墓が多く建てられている霊丘と呼ばれる地区もある。
最近になってマップが追加され、バーウィッチから直接は行けないがバーウィッチ大聖堂という場所も追加された。
グリムドーンの際に壊滅し、今はイセリアルを中心に化け物の巣窟と化してしまっている。……まあ精神を病んでしまってまだ残ってる人とか、取り残された発明家の助手とかいたりするが。
この時点のウルグリムはバーウィッチの近くに野営していて壊滅したのを知らなかったと言っている……のだが、乗っ取られに目をつけて待っていたという可能性が高いので、本当のことを言っているのか、いつから野営していたかは不明。
綴りは「Burrwitch」だが、酒場である「bar」と響きが同じことから「BAR WITCH」と看板を掲げた酒場というネタAAが日wikiのAA保管庫に存在していたりもする。
バーウィッチビール
そのバーウィッチで作られたと思われるビール。あのケアンにビールがあること自体が驚きだが、ビールの歴史は紀元前数千年まで遡るらしいので、存在しても不思議ではないのかもしれない。
「ロイヤリスト(Loyalist)」と呼ばれるDLCの第1弾を導入することで入手可能。
とはいえ、効果は450秒間OAとDAを1割「ダウン」という、いわゆるジョークアイテムの類である。酔ったせいで能力が下がるのだろう。
そもそもロイヤリスト自体が見た目を変えるだけの装備を増やしたり、戦闘力が皆無のペットを召喚したりと、ゲーム進行には全く関係がなく、「Loyalist=支持者」の訳の通りお布施的な意味合いが強い。
上記の通り酔って能力が下がることに加えて子供舌、さらには以前飲んでひどい目に合ったという設定のため、タバサはビールを始めとしてアルコールを毛嫌いしている。
ジョン・バーボン
Grim Dawnで主人公である乗っ取られが最初にお世話になる、刑務所の残骸を利用した共同体であるデビルズクロッシングのリーダー。ウルグリム同様のダンディーなお方。
冒頭のムービーで“乗っ取られた”主人公からイセリアルが抜け出た際は絞首用の縄を拳銃で撃ち抜いて助けるという芸当も見せている。
荒廃したケアンにおいて貴重な良識ある人間のひとりであり、乗っ取られた後で意識を取り戻した主人公に対しても「この共同体の役に立つことを証明できたら歓迎する」と、他の住人が懐疑的な態度をとる中でも寛大な姿勢を見せている。
まあデビルズクロッシングに逃げて来た住人のほとんどはイセリアルによって被害を食らっているので、主人公のことを本当に乗っ取られていないのかと疑心暗鬼になるのはある意味しょうがないのだが。
人類全体の勝利を目指すクリードやウルグリムとは違い、あくまでデビルズクロッシングのことを最優先に考えているようで、Act5開始前のムービーではウルグリムを探したがるクリードに対し、襲撃されたデビルズクロッシングの防衛も重要だと意見を衝突させている。
実際デビルズクロッシングの周辺においてはウォードン・クリーグとダリウス・クロンリーという二大勢力を叩き潰すことに成功し、その後は穀倉地帯と交渉して食料供給の目処も立てているので手腕は確かなようである。……やったの全部乗っ取られだけどね。
元ファーストブレイドという正体を隠していた頃のウルグリムは彼のことを「ウイスキー隊長」と呼んでいたりもした。
バーボンはウイスキーの種類の一種のためと思われるが、ウイスキーの歴史は大体15,16世紀なのに対してバーボンは18世紀に生まれたらしい。文明レベル的にはかなり昔と思っていたケアンは意外とそんなことはないのか、それとも酒造技術が進んでいたのか……。
ちなみに、匿名投稿していた時代に使用した名前の「ジョン・ウイスキー」はここから拝借していた。