「……と、いうわけで私の同郷の友人であるウルグリムがお世話になりたいってことだから。ウルグリム、あとよろしく」
センザキでの一件を終え、打ち上げ後に夜が明けてからタバサと扇舟は無事ヨミハラへと戻ってきていた。
春桃が求めていた調味料の入った荷物は数日中に到着するという話だ。ひとまず目的は達したと言える。
が、この世界への滞在はおよそ1週間程度と見込んでいたウルグリムからすると、その目論見が完全に外れることとなっていた。
どうせしばらくいるならと、銃兵衛は彼の腕を見込み、衣食住を提供すると約束した上で帰るまでの間自分のところで働かないかと勧誘していた。しかしウルグリムは「友とは離れたくないし、彼女がお世話になっているところに厄介になることにする」とその申し出を辞退している。タバサのバイト先は味龍だ。料理好きである彼としてはそこも影響しているのだろう。
そんなわけで銃兵衛、紅、あやめ、篝の4人とはセンザキで別れ、ウルグリムもタバサについてヨミハラにやってきていた。そのまま味龍を訪れ、帰るまでの間はここで働きたいと申し出てタバサが軽く紹介を済ませたところである。
「今、彼女からあったように少々予想外の事態が起きたため、もうしばらくこの世界に留まることとなってしまいました。料理が数少ない趣味なので、私の友人が働いているここで是非働きたいと思っています。どうかよろしくお願いします」
そう言ったウルグリムは、店長代理の春桃をまっすぐ見据えたままだった。見るからに年上、さらに目には見えないがどことなく放たれるプレッシャーに思わず春桃が気圧されそうになる。
「わ、わかった。えっと、まずその堅苦しい言葉遣いはやめてくれてもいいぞ。あたしも普通に話すから」
「そうか。それは助かる」
「それで、タバサの友人でいいんだよな? ……結構年は離れてるけど」
「私と扇舟だって年離れてるけど友達だよ? そもそも、友達には年齢も性別も、場合によっては種族でさえも関係ない。私はウルグリムにそう教えてもらった」
へえ、と感心したように春桃は改めてウルグリムを見つめる。確かに威圧感はあるが、それと同時に人間的に成熟しているような感覚もある。今のタバサの言葉がその何よりの証拠とも言えるだろう。未だに危ういタバサや、以前よりかなりマシになったもののまだ不安定なところが見え隠れする扇舟とは大違いだと春桃は思っていた。
「タバサの言う通りだな。野暮な質問悪かった。……で、あたしとしてはタバサの友人ってこともあるしオッケーを出したいんだが、お前ら的にどうだ?」
春桃が振り返り、店員である葉月、シャオレイ、そしてトラジローに意見を伺った。
「ボクは春桃さんの意思を尊重します」
「右に同じだヨー」
「しっかり働いてくれるならオレは別に構わないぞ」
無事、バイト仲間の了承も得られた。春桃はひとつ頷き、ウルグリムをまっすぐ見つめ直した。
「よし、じゃあウルグリムも今日からこの店の店員だ! この店のモットーは『店で働く奴は皆家族!』だからよろしくな!」
「こちらこそよろしく頼む。……ああ、それで厚かましいかもしれないが、可能なら料理を作る側に回りたい。この世界の料理に大いに興味があるからな」
「わかった。ただいきなり任せるのは難しいかもしれないから、とりあえずしばらくはあたしの仕事を見つつ、材料の下ごしらえとかを頼もうかな」
「ああ、承知した」
話がまとまったと、春桃は「よし!」と気合を入れる。
「それじゃあ気にしてた調味料は今日か明日中に届くって話だし、タバサと扇舟が戻ってきた上に新戦力も加入したし、今日も張り切って頑張るぞ!」
店内に元気な春桃の声と、それに応える店員たちの声が響いていた。
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書き入れ時である昼のピークを過ぎた頃。
「ただいま。安眠屋のエレーナのところに出前行ってきたよ。後は出前注文入ってない?」
出前を終え、味龍へとタバサが戻ってきた。店内にはほぼ客がおらず、春桃は休憩に入って昼食を取っているようだった。
「おお、おかえり。今のところは無いな。お前も今のうちに休憩しておくといい」
「ん、わかった。……けど、なんで春桃の前にチャーハンが2つあるの?」
おかもちを厨房の方へと持って行こうとしつつ、タバサは気になった光景について尋ねる。
今のタバサの言葉の通り、春桃の眼の前にはチャーハンが盛られた器が2つ並んでいた。春桃は特に大食いというわけでもない。タバサからしてみれば珍しいというか、理由がわからないという感じだった。
「いや、まあ……。テストをしてみたんだ」
「テスト?」
「私に鍋を振る資格があるかのテストだよ」
答えたのは厨房の中で中華鍋とおたまを手にした、エプロン姿のウルグリムだった。
「しばらく見学していてこの世界での調理の勝手はなんとなくわかった。同時に、店長代理の見様見真似ではあるがチャーハンというものの作り方も。だから試しに作ってみたいと申し出て実際に作り終えたところだった」
「へえ、興味深い。じゃあ私の分の賄いも作ってみてよ」
「……だ、そうだ。店長代理、いいかな?」
好きにしていい、といった様子で春桃は指で丸を作ってウルグリムに合図した。それを受け、小さく笑みをこぼしながらウルグリムが口を開く。
「はいよ! チャーハン一丁! ……こう叫ぶのがこの世界の流儀なのだろう?」
「あたしがそうしてるだけで、流儀とかそう言うわけじゃないぞ。ま、気に入ったんならやってくれていいけどさ」
そんな風に厨房に声をかけつつも、春桃は目の前の2つのチャーハンを食べ比べて唸っているようだった。
「……で、なんで春桃はそんな不機嫌そうというか、難しい顔をしてるの?」
「ああ、うん……。こっちはあたしが作ったチャーハンなんだが……」
「失敗でもした?」
「いや、普通に普段通り作れたと思ってる。食ってみるか? ……あ、レンゲあたしが使ったやつだ」
「別にいいよ」
タバサは気にした様子もなしに春桃が使ったレンゲで彼女が作ったチャーハンを口に運ぶ。
「……ん、いつも通り。おいしい」
「ありがと。……ってなると、つまりはなあ……」
「あ、なるほど。ウルグリムが作ったのが予想よりおいしかった、ってことか」
味龍といえばヨミハラで話題の大衆中華料理店。仮にもそこの店長代理ということで春桃なりに自信やプライドのようなものがあったのだろう。だが異世界の男が見様見真似で作ったというチャーハンが予想よりも美味しいレベルで作られてしまった、となれば心中穏やかではないのかもしれない。
「いやいや、本家本元には遠く及ばないと思うがね。とにかく完成だ」
あっという間にウルグリムはチャーハンを作り上げ、そんなことを言いつつタバサの元へと持ってきた。
「中華は火が命……。この時間で完成ってことは速度は春桃と同じぐらいか。とりあえず、いただきます」
黄金色の衣を纏った米をレンゲで掬って口へ。咀嚼して飲み込んでから、タバサはその特徴的な大きめの目でウルグリムを真っ直ぐ見据えていた。
「どうかな、友よ。是非感想を聞きたいな」
「……ケアンで味がしなかったスープを飲まされた時は信じてなかったけど、ウルグリムって本当に料理上手なんだね」
ダンディなその顔に苦笑が浮かぶ。
「塩もまともに使えないあの世界では味付けも何もあったものではないからな。その点この世界は素晴らしい。全く知らないような調味料がたくさんあるのは勿論だが、何より火の取り扱いが容易になっていることは驚きだ。午前中に店長代理の料理の様子を見学させてもらってから手ほどきを受けて作ったのだが……」
「まあ春桃には負けるね。そこは経験の差があるからしょうがない。あとセンザキにあったカンザキ食堂にもかな。でも普通に店に出しても怒られないレベルだと私は思うよ」
言いつつ、タバサは黙々とチャーハンを食べ続けていた。
「タバサちゃんもここまで言うなら決まりじゃないかしらね」
と、一足先に休憩を終えていたのだろう。テーブルを拭きながら扇舟がそう言った。
「扇舟も食べたの?」
「ええ。私が作るよりもおいしいんじゃないかと思ったというのが正直な感想よ」
「悔しいですがボクでは及ばないと感じましたね……」
「右に同じだヨー」
扇舟だけでなく、葉月とシャオレイも同意見らしい。
「ここにいないけど、トラジローはもう食べた?」
「さっき出前から戻ってきた時に食べて行った。うまいかどうか明言はしなかったが、あたしがいいと思うなら別に店に出しても構わない、って朝と同じようなことを言ってたな」
春桃が答える。が、未だ難しい顔をしながら、2つのチャーハンを食べ比べて首を捻りながら、だった。
そこで入口の扉が開いた。入ってきたのは顔に傷のあるオークだ。
「やっぱこの時間なら空いてるな」
「お、アルフォンスか。いらっしゃい。悪いな、食べ終わったら作るから」
「別に急がなくていいぜ。こっちも急ぎじゃないし、今日はもう終わりだから一杯引っ掛けてそのまま夕飯までここで済ませてもいいかと思ってたところだ。……それより、そこにいるタバサに聞きたいことがあるんだが。この間お前を探してたオッサンをこの店に案内したんだが、会えたか?」
歴戦のオーク傭兵とも呼ばれるアルフォンスは空いていた席に腰掛けながらタバサにそう話しかけた。それを受け、チャーハンを食べていたタバサは彼を見てから、その視線を訳ありげに厨房の方へと移す。
「ウルグリム、このオークと知り合い?」
「ん? どうかしたか? ……ああ、きみは確か……」
タバサの声を受けてウルグリムが顔を出し、少し前の記憶を探っているようだ。
「よう。無事タバサと会えたようだな。ってか、目的の人物はタバサで合ってたか?」
「ああ。その件では助かった。お陰で友と会えた。礼を言う」
「それならよかった。……で、あの美人のおっかねえ姉ちゃんは?」
「彼女は元々アミダハラというところにいるらしい。私の案内役をやらされていただけだと言って、もう帰ったよ」
「そうか。もう一度会ってみたかったが……。でもまあその対価が命になる可能性もあったか。それで、あんたのそのエプロン姿……。ここで働くのか?」
「ちょっと予想外の事態が起きてね。友が働いているここでしばらくお世話になることにした。元々料理は趣味だったからな」
一度話した相手からか、それともアルフォンスの社交性が高いからか。2人は早くも友人同士のように会話が弾んでいた。
「へえ、あんたの作る料理か。異世界の料理があるなら食ってみたい気もするな」
「……あいにくとケアンは料理がまともに作れるような環境になかったからな。今は店長代理の下でこの世界の料理について学んでいるところだ」
「じゃあ何か作ってみてくれよ。そうすりゃ春桃も急いで目の前のチャーハンを……。なんで2個あるんだ? まあいいや、とにかく急いで食わなくて済むわけだし」
「1個はあたしが、もう1個はこの見習いが作ったチャーハンだよ。……ああ、そうか。相手がアルフォンスなら別にいいか。なあウルグリム、あいつにもチャーハン作ってやってくれるか? それでうまいと言ってもらえたら合格。あとは下積みとかすっ飛ばして、即戦力としてあたしの横で鍋を振って覚えた料理を実際に客に出してもらう。どうだ?」
話がトントン拍子に、そして予想外の方向へと進んでいった。意図せずウルグリムは虚を突かれたように数度瞬きをしたが、やがて顔に笑みが浮かぶ。
「……これはまたとない機会だ。彼がいいというのであればだが、是非やらせて欲しい」
「勿論構わないぜ。俺もあんたの料理が食ってみたかったからな」
「よし、決まりだ! じゃあウルグリム、アルフォンスを唸らせるようなチャーハンを作ってみてくれ!」
「はいよ! チャーハン一丁!」
すっかりこの店の流儀に慣れた様子のウルグリムの声が響く。そのまま厨房へと戻って行こうとした彼だったが。
「あ、ついでにもうひとつ私の分も追加で作ってほしい。ひとつじゃ足りなかった。何か適当にアレンジしてくれると嬉しい」
いつの間にかチャーハンが盛られた皿を綺麗にして、タバサがそう言った。相変わらずの食べるスピード、それからその量に呆れたように春桃はため息をこぼす。
「もう食ってまだ食うのか? まあお前の勝手だからとやかく言わないけど……。じゃあチャーハンを2人前で作ってくれ。それでアルフォンスに出した残りの分で、うちで人気のアレンジチャーハンの作り方を教えるから」
「了解した。……が、友がそんなに食べるとは驚きだ。ケアンでは食べてるところを見かけたかも怪しかったというのに……」
「おいしければ食べるよ。そうじゃないなら生きるための栄養補給でお腹を満たすものって割り切るだけ」
「そういうものか。……とにかく、チャーハン二丁! というわけだな」
今度こそウルグリムは厨房へと入って行った。それを確認し、春桃はアレンジの仕方を教えなければならないと目の前のチャーハンを急いで食べにかかる。
「……あ。折角春桃がゆっくり食べられるように、って気を利かせてもらったのにもしかして私のせいでまた急がせることになった?」
「そうと言えなくもないが……。気にしなくていいぞ。慣れてる。……それよりタバサ、ちょっと気になってるんだが」
チャーハンを飲み込んで、声のボリュームを落としながら春桃が話しかけてきた。
「ん?」
「ウルグリムはお前のことを『友』としか呼ばなくて名前で呼ばない。お前としてはそれでいいというか、違和感とか無いのか?」
「無い」
即答だった。
「タバサって名前はこの世界に来てからつけてもらった名前。ウルグリムはケアンにいた頃からずっと『友』って呼んでたし、今更呼ばれ方が変わるほうが違和感がある」
「ああ……。うん、まあお前がそれでいいって言うなら、それでいいんだが……」
「結局のところ、個を識別できるなら何だっていいよ。確かにタバサって名前は気に入ってるけど、それで呼べと強制するつもりはないし」
やはりざっくりと、そしてドライすぎる考え方だ。しばらく一緒に働いて慣れたつもりの春桃だったが、改めてその異質さを再実感させられる形となっていた。
そこで会話は終了した。春桃としてはどこか気持ちが晴れない部分がないわけでもないが、当人がこのように言っているのだから必要以上に干渉することもないだろう。
「店長代理、そろそろチャーハンが上がる。アレンジメニューを教えに来てくれないか?」
そんな風に考えつつしばらく春桃が目の前のチャーハンを食べていると、厨房からウルグリムの声が聞こえてきた。
「あ、わかった。今行く。……やっぱチャーハン2つはちょっと多かったか。残っちゃったな」
「じゃあ新しいのが来るまで私がそれ食べておくよ」
手持ち無沙汰気味にしていたタバサが、春桃が座っていた席にあった2皿の食べかけのチャーハンを自分の席へと持っていく。
「食べかけだぞ?」
「別にいいよ」
「それ食べてもうひとつ食べられるのか?」
「余裕」
相変わらず体格に似合わずによく食べると、呆れ気味に春桃は席を立った。それから厨房へと入っていく。
「じゃあまずアルフォンスに出す分の普通のチャーハン1人前を手に持ってるお玉で盛り付けてくれ。……なあ、ウルグリム。タバサのこと、名前で呼べって言ったら抵抗はあるか?」
指示を出しながら春桃は気になっていたことを尋ねていた。一瞬ウルグリムの手が止まったが、すぐに考えをまとめたらしく、お玉でチャーハンを掬いながら答える。
「……まあ今までずっと『友』と呼んできたからな。若干あるにはあるが、呼べと言われれば従うつもりだ。……当人がそうしろと言ったのか?」
「いや、むしろ逆でタバサ当人は今までと呼ばれ方が変わるほうが違和感だっては言ってた。でもなんかあたしとしてはちょっとモヤモヤする部分があるっていうか……」
「私は友の考えを尊重するよ。この世界で与えられた名前で呼んで欲しいと言われればそうするし、これまで通りで良いと言うのなら特に変えない。……よし、チャーハン一丁上がりだ」
お玉にまとめたチャーハンに皿を近づけ、綺麗に丸く盛り付ける。見様見真似で大まかにやり方を学び、その後春桃が少し教えただけとは思えないような見事な手際だった。
「ほんとうまいよなお前……。まあいいや。とにかく、名前の件はタバサ当人次第ってことだな。あいつがあいつであることに変わりはないし」
「その通りだと私も思うよ」
「よし、わかった。じゃあそういうことにしておこう。……センシュー! ウルグリムが作ったチャーハンだ。こいつをアルフォンスのところに持って行ってくれ! ……さて、ここからは気を引き締め直すぞ。この店の人気メニュー、チャーハンのアレンジのひとつでもある魔草あんかけチャーハンの作り方を教えてやる」
「それは楽しみだ。魔草というのはこの店の名物だと聞いたからな」
「そうなったのもセンシューのおかげなんだけどな。ただこいつは扱い方がやや特殊で……」
ウルグリムに手ほどきをしつつも、結局のところは「タバサはタバサ」という考え方でいいのではないだろうかと春桃は考えていた。ちょっと変わってるところがあってよく食うが、仕事もしっかりこなす。
何より、「店で働く奴は皆家族!」がモットーである、味龍の一員であることに違いない。
そんな彼女に、ウルグリムの新メニューのテストを兼ねて出す料理を作るべく、厨房ではレクチャーが続いていた。
ケアンの食事事情
本編中でも述べている通り、イセリアルに塩が効くために塩すら使えず食事事情が絶望的なケアンであるが、場所によっては「料理人」が存在する。
料理を振る舞ってもらうと活力ゲージが回復する。活力の効果は「非戦闘時にゲージを消費することでヘルスを急速回復できる」というものである。
便利は便利なのだが、非戦闘時というのは具体的に2.5秒必要で、この間に攻撃を受けたり攻撃したり、さらにはDoTによる継続ダメージを受けていたりすると非戦闘時とみなされずに回復が行われない。
そのために活力システム自体の重要度が低くなりがちで、さらには敵が落とす「生命のエッセンス」や「配給食」を取得するとある程度活力ゲージが回復する(なお、味の方は「鮮度のないゴミのような味」とボロクソである)。よって基本的に活力ゲージが足りないという状況に陥ることはほぼなく、料理人の存在すら忘れていたという乗っ取られもいるかもしれない。
料理人がいる場所の1つ目は初めにお世話になる共同体のデビルズクロッシングで、最初の頃は猫を被った一般人モードのウルグリムがこれを担当し、Act3になってファーストブレイドモードになったウルグリムが別な場所に登場した後はデビクロの住人にこの役割が受け継がれる。
ウルグリムを見つけずにAct3に突入した場合も同様に住人が担当するが、逆に言えばこの場合はAct3まで機能が解放されない。
一応ウルグリムはスープを作っていたので、それが配給されていると思われる。ただ、本編中でタバサが述べているように味はほぼ無い様子。
2つ目はAct3でメインの中継地点となる、穀倉地帯でもあるホームステッド。ここはちゃんとモブキャラの名前の前に「料理人」とついている。
具体的に何が振る舞われているのかは説明がないが、ホームステッドはケアンに残された人類最大の軍隊である「ブラックリージョン」の本拠地でもあり、さらには先に述べたように穀倉地帯でもあるために、ケアンの中ではかなりまともな食事ができると思われる。
3つ目はDLCであるAoMを導入することで解放されるAct5で訪れる魔女団の避難所。ただ、ここは料理ではなく薬という形で振る舞われる。魔女の名にふさわしく怪しい大釜で薬を作っているようであり、説明にひたすら臭いと書かれる巨大蟹・キャラクサスの心臓をこれに入れているらしいので味は酷いものと推測できる。
4つ目は同じくAoMのAct5で訪れるバロウホルム。「泥の中の宝石」とも呼ばれており、魔女団の避難所を含めて薄暗い森か沼地で覆われたAct5のエリアに不釣り合いなほど綺麗な街である。
ここはかなり条件が絞られ、敵対可能な勢力であるために友好関係を結んだ上で名声が高くなりすぎないまでという期間限定である。その代わり、なんとおそらく肉が入っているだろう豪勢なシチューが振る舞われる。
……しかし、敵対可能な組織が作る料理である。勿論この肉はただの肉ではないわけで……。私は遠慮しておきます。