【俺にとっては朗報】家に戻ったと思ったら超絶美女と同衾してた件について【おまいらにとっては悲報】 作:クラウディ
続きました(びっくり)
1:仙衆夜叉の陽天
えー……
帰ってきてみれば前スレが埋まっていたので新たにスレを立ててみたんだが……
前スレ
→【俺にとっては朗報】家に戻ったと思ったら超絶美女と同衾してた件について【おまいらにとっては悲報】
お前ら何やってんだ?
2:名無しのネット民
おう、何をのんきに帰ってきてやがるんだイッチ
3:名無しのネット民
結局は全く戻って来なかったなこの野郎……!
4:名無しのネット民
丸2日も音沙汰無しとか……!
5:名無しのネット民
どうせあれだろ?
あんなナイスバデーな鍾離さんとナニしてたんだろ!?
6:名無しのネット民
ナニってなんだよ
7:名無しのネット民
それはもうナニだろ
8:名無しのネット民
始まって早々下の話しかしないとか
9:名無しのネット民
いつも通りだろ
10:名無しのネット民
恨み節がないだけまだマシ
11:名無しのネット民
んで?
戻ってきたイッチはなんか収穫でもあったのか?
12:仙衆夜叉の陽天
いや、スレタイ通りなんだが
13:名無しのネット民
メインタイトルはまだわかるよ
前世のイッチを知ってる鍾離さんが話しそうなのは薄々わかるし
だが! サブタイトルはどういうことだイッチィイイイイイイイイイイ!!??
14:名無しのネット民
まさか本当にナニをしたんじゃないだろうなぁ!?
15:名無しのネット民
裏山スィイイイイイイイイイイイイ!!!!!!
16:名無しのネット民
クソがぁああああああああああ!!!
17:名無しのネット民
WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!
18:名無しのネット民
テメーは俺を怒らせた……!!
19:仙衆夜叉の陽天
いや、まぁ、この2日間、寝るときはずっと鍾離が抱き着いてきて、鍾離が起きるまで離してくれなかったんだけどさ
その時によ……当たってくるんだよ……2つのビッグなマウンテンが……
ハッキリ言って、感覚を鈍らせる技を使わなかったらヤバかったところだったぜ
20:名無しのネット民
くぁwせdrftgyふじこlp!!??
21:名無しのネット民
ヤッたんだな!?
ヤッたんだろテメー!?
ヤリやがったぞこいつ!?
22:名無しのネット民
さてと、丑の刻参りでもするか
23:名無しのネット民
ヘイ、もしもしポリスメン?
このスレに実質初対面の美女とくんずほぐれつした性犯罪者がいるんだ
24:名無しのネット民
憎しみで人が殺せたら……!
25:名無しのネット民
キレちまったよ……! 久々になぁ……!
26:名無しのネット民
あーあ、イッチのところにだけ隕石でも落ちてこないかなぁ……
27:名無しのネット民
ホァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!(発狂)
28:名無しのネット民
キュイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
29:名無しのネット民
ふんぬあっ!!!!
30:名無しのネット民
許さねぇ……! あんたは今再び
俺の心を裏切った!
31:ツンデレニキ
落ち着けお前ら
32:名無しのネット民
!?
33:名無しのネット民
!?
34:名無しのネット民
!?
35:名無しのネット民
!?
36:名無しのネット民
!?
37:名無しのネット民
!?
38:名無しのネット民
!?
39:名無しのネット民
!?
40:名無しのネット民
!?
41:名無しのネット民
!?
42:名無しのネット民
こ、このコテハンは……!
43:名無しのネット民
ツンデレニキ! ツンデレニキじゃないか!
44:名無しのネット民
いつの間にかこのスレのまとめ役になりあがった(押し付けられた)ツンデレニキじゃないか!
45:名無しのネット民
これで勝つる!
46:名無しのネット民
聞いてくれツンデレニキ!
イッチのやつが今度こそ人の道を逸れようとしてやがるんだ!
47:名無しのネット民
叩き直してやってくだせぇ!
48:仙衆夜叉の陽天
>>44 え、何それ知らない
>>47 おいこら
49:ツンデレニキ
ハァ……
一先ずは落ち着けお前ら
てんやわんやしてたら話せるもんも話せねぇだろ
一回水でも浴びてこい
50:名無しのネット民
落ち着いた
51:名無しのネット民
落ち着いた
52:名無しのネット民
落ち着いた
53:名無しのネット民
落ち着いた
54:名無しのネット民
下半身ほぼ裸だから風邪ひきそう
55:名無しのネット民
>>54ニキ、例の寒中水泳ニキじゃないのか?
56:名無しのネット民
リアルで南極にいる可能性が微レ存
57:名無しのネット民
すげぇ……たった1レスでみんなを制御した……
58:名無しのネット民
どこぞの美女と同衾したイッチよりカリスマ性があるんじゃないの?
59:ツンデレニキ
カリスマ性云々は知らねぇが、こういうのは仕事柄慣れてるだけだ
60:名無しのネット民
おぉ……
61:名無しのネット民
ハードボイルドォ……
62:名無しのネット民
それに引き換えイッチは……
63:名無しのネット民
かわいそうに……これをネタにされて一生おもちゃになるんだろう……
64:名無しのネット民
こんなゴミ捨て場みたいなところの住人が美女と一回同衾してるだけでも絶許なのに、それもオパーイの感触を味わいながら一緒に寝るとか裏山けしからん
65:名無しのネット民
責任もって俺たちと変われイッチ!
66:仙衆夜叉の陽天
誰が変わるか
それより話していいか? メインタイトルにあること
67:名無しのネット民
おら、とっとと吐け
68:名無しのネット民
キリキリ吐くんだよぉ!
69:名無しのネット民
さぁ、お前の罪を数えろ!
70:仙衆夜叉の陽天
>>67 >>68 >>69
前世の俺は鍾離の前で死んだってこと
71:名無しのネット民
……
72:名無しのネット民
……
73:名無しのネット民
……
74:名無しのネット民
……
75:名無しのネット民
……
76:名無しのネット民
……
77:名無しのネット民
……
78:名無しのネット民
……
79:名無しのネット民
……
80:ツンデレニキ
……おい
81:名無しのネット民
いやぁ……その……
82:名無しのネット民
想像よりもひどかったといいますか……
83:名無しのネット民
そんなねぇ……ベッタベタな展開すぎて頭の中から外れてたといいますか……
84:名無しのネット民
私聞いてない……
85:名無しのネット民
えっと、ひどいようだけど、イッチが死んだからどうなったんだ?
86:名無しのネット民
>>85 おい、その言い方はさすがにないんじゃないか?
87:名無しのネット民
>>85 引くわー……
88:名無しのネット民
>>86 >>87
いや、まぁ、そう言われるとなんも言い返せないんだが……
俺としては、鍾離さんは一つの国を統治するすげぇ神だとはいえ、部下がイッチしかいないわけじゃなさそうだし、ならイッチが欠けたくらいでこっちの世界まで来るか? って話なんだが……
89:名無しのネット民
>>88 確かに……
90:名無しのネット民
そう言われてみるとそうだな……
91:名無しのネット民
イッチは美女に抱き着かれても同衾するだけで手は出さないヘタレだしね
完全に合意の下でくっついてるのに
92:名無しのネット民
>>91 それはそう
93:名無しのネット民
ほんそれ
94:名無しのネット民
マジで裏山
95:仙衆夜叉の陽天
うるせっ!
話進めるぞ!
96:名無しのネット民
早よ進めろ
97:名無しのネット民
これはお前が始めた物語だろ
98:名無しのネット民
ヤるんだな!?
今、ここで!
99:名無しのネット民
あぁ! 勝負は今、ここで決める!
100:名無しのネット民
このっ、裏切りもんがぁああああああ!!
101:ツンデレニキ
よし、いい感じに空気感が戻ってきた
102:名無しのネット民
実家のような安心感
103:名無しのネット民
むしろ実家
104:名無しのネット民
親の顔より見たネット
105:名無しのネット民
もっと親の顔見てもろて
106:名無しのネット民
ち く わ 大 明 神
107:名無しのネット民
誰だ今の
108:名無しのネット民
(ファミチキください……)
109:名無しのネット民
(こいつ直接脳内に……!)
110:名無しのネット民
まぁ、それはそれとして(デビルマソ)
111:名無しのネット民
続きあくしろよイッチ
112:名無しのネット民
もう覚悟は決めたぞ
113:名無しのネット民
カイガン! オレ! レッツゴー覚悟―! ゴゴゴゴースト!
114:名無しのネット民
おう、TKR殿は早よアイコン集めてもろて
115:名無しのネット民
命、燃やしちゃってみるぜ!
116:名無しのネット民
我が魔王は早くオーマフォームになってもろて……
117:名無しのネット民
「オーマフォームになってもろて」←ここ重要
118:名無しのネット民
平 成 が 終 わ ら な い
119:名無しのネット民
平 成 は 終 わ ら な い
120:名無しのネット民
頭 平 成
121:名無しのネット民
お 前 た ち の 平 成 っ て 醜 く な い か ?
122:名無しのネット民
平 成 ○ ○ 年
123:名無しのネット民
脱線しスギィ!
124:名無しのネット民
いつものスレだな
125:仙衆夜叉の陽天
空気が戻ってきたので、早速話すゾー
126:名無しのネット民
バッチこい
127:名無しのネット民
よっしゃ来い(ディフェーンド!)
128:名無しのネット民
持ってくれよ……! 俺のハチロク!
129:名無しのネット民
複線ドリフト……!?
130:仙衆夜叉の陽天
まず、異世界「テイワット」での俺と鍾離の出会いからだ
鍾離と出会った、当初の俺はまずすべての記憶を失って彷徨っていた人間であり、仙力を扱うことができる「仙人モドキ」だったらしい
131:名無しのネット民
ほうほう
132:ツンデレニキ
新たなワード「仙人」が出てきたぞ
133:名無しのネット民
説明よろ
134:仙衆夜叉の陽天
おけ
「仙人」とは、そもそも「仙獣(人間ではないが、魔物かと言われればまた違う、なんかすごい存在)」という普通の人間には理解できない存在であり、彼らの多くは悪魔や邪神から「璃月(リーユェ)港」を守る契約を「岩神モラクス(鍾離)」と結んでおり、そんな彼らを璃月の人々はしばしば神のように崇拝しているとのこと
そして、そんな仙人のトップは「岩神モラクス」であり、彼……今は彼女自身が率いているそうだ
要するに、仙人とは国の経済や文化を回す凡人とは違い、鍾離が創った国「璃月」を守るための直属の部下ってことだと思えばわかりやすいんじゃないかな?
135:名無しのネット民
ほえーそんな感じか
136:名無しのネット民
なるほど……
俺は仙人と聞いて何かしらを極める求道者的人間ってイメージがあったけど、要するに仙人っていう別種族のトップである岩神モラクスが国を創ったから、それの中で自分の目が届かないところの監視や守護云々を任せてるんだろう
137:仙衆夜叉の陽天
>>136 それで合ってるぞ
んで、俺はその中でも戦闘に特化した仙人――「夜叉」の中でも最高位にある「仙衆夜叉」、その番外席に位置していたんだと
荒れ狂う炎を纏い、まるで太陽が如く輝くがゆえに名付けられた「不落大聖」、もしくは「灼陽夜叉」という決してひるまず、天を焼くほどの炎で戦場に存在を示し続けるからこそこんな名が付いたそうな
そして、他の仙人とは違い、人間から仙人になったため、人間としての名前もある
その名前は、俺を拾ってくれた鍾離がつけたもので、太陽の浮かぶような輝きの瞳を見て「陽天」と名付けたそうだ
138:名無しのネット民
おぉ……
139:名無しのネット民
カッコいいな……
140:名無しのネット民
鍾離さんが名付けたのか……
141:名無しのネット民
すっげぇ……
142:名無しのネット民
その、なんて言えばいいのか……
143:名無しのネット民
センスありすぎて語彙力消し飛ぶな、これ
144:名無しのネット民
不落大聖……炎ってところから、「沈まない太陽」的な意味が込められてんのかな
145:名無しのネット民
そんな名前を持ってるのがヘタレなイッチだなんて……
146:名無しのネット民
ヘタレなのは否定できない
147:名無しのネット民
同じく
148:名無しのネット民
禿同
149:名無しのネット民
また髪の話してる……
150:仙衆夜叉の陽天
そんでなんだがn
151:名無しのネット民
ん?
152:名無しのネット民
おい、どうしたイッチ?
153:名無しのネット民
ま、まさか……!
154:名無しのネット民
(ネタ的に)おいしいやつをなくした……
155:名無しのネット民
南無南無
156:名無しのネット民
ナンマイダーナンマイダー
157:名無しのネット民
アーメン……
158:仙衆夜叉の陽天
勝手に殺すな
それと、鍾離が拗ねそうなんでそろそろ落ちるわ
(頬を膨らませて涙目になりながらこちらを睨んでいる鍾離の写真。前の写真で着ていた中華風の服から男物のパジャマに着替えている)
159:名無しのネット民
ヌッ!?
160:名無しのネット民
エッ!
161:名無しのネット民
クォレハ……国宝ですよ……
162:名無しのネット民
裏山
マジで裏山
163:名無しのネット民
これを独占してるとか……!
恨むぞイッチィ!!
164:名無しのネット民
ってか、もう夜なのか
あっという間だったわ
165:名無しのネット民
それな
そろそろ俺も落ちるとするわ
166:名無しのネット民
んじゃ、今日はここで解散で
167:名無しのネット民
俺は情報整理するわ
168:名無しのネット民
俺も
169:ツンデレニキ
んじゃ、保守ッとくわ
170:名無しのネット民
ありがとな
171:名無しのネット民
いやぁ~面白くなってきましたねぇ!
172:名無しのネット民
ほんそれ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「……私よりもそっちの方が大事なのか……?」
「んー……そんなことないって。鍾離のことだって大事だよ。やってたのは情報整理。鍾離はこの後もここに泊まるんだろ? なら状況整理はしておいた方がいい」
「……共に眠りにつくと契約してくれ。絶対に離れないということも」
「……はいはい。わがままなお嬢様の願いは聞かないとですね~」
ここは青年の住む、木造平屋の広々とした家。
持っているスマホを置いた青年は、絶世の美女――「鍾離」の願いに「仕方ないなぁ……」とため息をつきながら了承する。
この1週間にも満たない数日の間で、二人の仲はグッと縮まった……というよりかは、本来のあるべき形に戻ろうとしているのだろう。
鍾離は、自身の大切な存在である
青年自身も、出会った当初のように鍾離の一挙手一投足全てに顔を赤らめることはなくなったが、それでも時折感じられる距離感のおかしさにドギマギすることは何度もあった。
共に一つしかない布団の中に入り、しかし大きさが二人分を収めるには足りず、必然的に密着することになった。
そうなれば当然、互いの体を肌で感じることになるのだ。
鍾離が感じていたのは、女にしては長身な自身の体よりも大きく、まるで業物のように鍛えられた昔とほぼ遜色のない肉体を持つ青年から懐かしさであり、青年が感じていたのは、それはそれは柔らかく、本当に彼女は異世界で名をはせた戦神なのかと疑ってしまいそうなほどの感触を与えてくる2つのマウンテンを思いっきり押し付けられており、その天国から逃げるために悟りを開きかけていた。
そんな状態が続いて30秒ほど経ったころ、ふと青年は思い出したかのように鍾離へと問いかけた。
「……なぁ、鍾離……俺って、お前の中ではそんなに大きい存在だったのか?」
「……何を当たり前のことを言ってるんだ陽天……。私の子であり、そして愛しい存在であるお前のことが大きくないわけがない……」
「っ……。……ふぅ……璃月に帰れなくてもか?」
「あぁ。私がいなくとも国を回した方がいいと提案したのは陽天だろう? だから気にするな。お前が今の私を
「…………ハァ……」
自身の為なら大切な国に戻れなくてもいいと答える鍾離に、あきらめたようなため息を吐く青年。
まったくもって身に覚えがない出来事だからこそ、できれば否定したいのに、しかし心のどこかではそれほどの愛情を向けられているのがたまらなく嬉しいと感じてしまう自分がいる。
そして、彼女の言葉に嘘はなく、自身の中にも彼女と触れ合っている時間がたまらなく愛おしいというのが、その甘い蜜のような言葉をむせることなく取り込んでしまうのだ。
「だから、今はそばにいてくれ……陽天……」
「……分かったよ……鍾離……」
2人で確かめ合うような
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「――――えっ」
そんな彼らの眠る場所へ、一つの存在が降り立った。
何かを抱きしめるかのような体勢で固まっていたかと思えば、抱きしめるべき誰かの支えがなくなり、前のめりに倒れそうになってしまう。
それを
そんな存在の背丈は子供のように低く、その体はふっくらと肉がついている。
そんな彼もしくは彼女は、腕の中に何もないことが分かると、必死の形相で周囲を見回した。
「あ、あれっ? 陽天はっ? 陽天はどこなのっ!?」
しかし、その腕にあるべき存在がないことを理解した瞬間、親とはぐれた幼子のように狼狽えだす。
その本来なら美しく澄んだ空のようであるべき蒼眼は、大切な存在がいないことへの不安に揺れ、
しかし、周囲はのみ込まれそうな夜闇に包まれており、その瞳には何も映らない。
「ふぇっ……あぁっ……!」
その顔が絶望に染まり、泣き出しかけた――次の瞬間、
「えっ……? わぷっ!」
吹き飛ばされそうな突風にあおられ、無理矢理立たされた。
あまりの強さに彼は目を開けてられない。
まるで自身を阻むかのような風は、空に浮かぶ雲を吹き散らし、差し込んだ満月の光が彼……いや、
まるで音楽家のような翠色の衣装を纏い、その青い果実ともいうべき成長途中な肉体を持っている、まだまだ未成熟というべき少女。
そんな彼女は、いら立ちのこもった表情で風を睨みつけていた。
「っ! 僕を邪魔するのがどういうことかわかってるのかいっ!? そんなに邪魔をしたいなら誰かの邪魔でも――!?」
そう叫ぼうとした彼女の体が、フワッと前に押された。
「え……」
『――――』
その時、誰かの声のような風が吹いた。
それを聞いた少女は、すぐさま警戒心を解き、虚空へと話しかける。
「邪魔しようとしたわけ……じゃないの?」
『――――』
「う、うれしかっただけ? 僕みたいな人が今までいなかったから?」
『――――』
「そ、それならそう言ってよぉ……びっくりしたじゃんかぁ……」
『――――』
まるで誰かと話すように口を開く少女はぺたりと座り込んだ。
『――――』
「……『遊んでくれたお礼に、何でも言って』って? それなら、僕の大切な人を探してよ。まるで太陽のように温めてくれて、嵐から守ってくれる家のように頼れる――」
『――――』
「――えっ」
少女が理解する前に、強い風が吹いた。
「ちょちょちょ! どこに連れていくのさ!?」
『――――』
驚く少女はそのままに、風は意思を持つかのように彼女の体を運んでいく。
ビュンビュンと風を切りながら進み、月明かりが少女の前を照らし、木々の間を縫って進んでいった。
やがてたどり着いた先は、一軒の大きな木造建築。
『――――』
「! ここに、彼がいるの?」
『――――』
「……ありがとう、見知らぬ風さん……。今度一曲謡ってあげるよ」
『――――』
サァッと風が吹き抜け、また静寂が戻ってきた。
しかし、月明かりは今なお少女と家を照らし、少女の行く末を見守っていた。
扉に手をかけて深呼吸する少女。
昔だったなら、勢いよく開いて愛しい人にリンゴ酒をもらいに行っていたが、今の自分はまるで一世一代の告白をする生娘のようだと、高鳴る胸に手を当てて独り言ちる少女。
「……やっと、会えるんだね……!」
そうして、意を決した少女は扉を開け、家の中へと消えていった。
「あぁ……また会えてうれしいよ陽天。僕の……僕だけの太陽……」
※あとがき※
アスパラガス「イイゾォ! このまま誰もかれもメス堕ちさせてしまえー!(ピロロロロ!!)」
「大人のお姉さん、イイネ!」
人物紹介
・イッチ
少しだけどTS鍾離先生のスキンシップや仕草に耐性が付いてきた。
しかし、まだオパーイを押し付けられるとヤバくなってしまう。
早よ爆ぜろ(直球)。
・ツンデレニキ
多分だけど軍にいそうなほどのナイスミドルだと思う。
「ネットの中のスラム街」である掲示板の民を制御できるカリスマ性があるので、スレ民からは頼りにされてる。
イッチとは違うのだよイッチとは。
・TS鍾離先生
日に日に愛が重くなっている気がする。
なんせ、昔の神としての感覚なら耐えられたものを、
イッチが死亡したのが(構想では)今から数十年前なので、依存すらしていた相手が目の前で死んで、人にとっての一生分の時間経っても自分は死ねない死ぬわけにはいかない状態で無理に生きてたということになる。
わぁお……クッソ愛が重たくなるね……。
だがこれでいい!!
・音楽家っぽい少女
だれなんやろなぁ……(すっとぼけ)
感想や評価などをもらえると、作者のやる気が爆上がりするので、皆様の応援まってます!!!
それでは皆様、また次回に~
(・ω・)ノシ