「食らえ!恋符 『マスタースパーク』!!」
そう言いながら魔理沙はミニ八卦炉から光線を放った。
魔理沙が放ったマスタースパークは勢いよく真っ直ぐと美少年に向かって行く。
「雷符 『ドラゴアストゥラピ』」
向かってくるマスタースパークに美少年は銃口を向け、そしてトリガーを引く。
トリガーを引くと、バチバチと雷が銃全体に走った後、銃口から黒い龍を模した光線が放たれ、マスタースパークを押し返していく。
「嘘だろ!?」
自身の火力に自信がある魔理沙にとって、マスタースパークが押し返されている光景は驚くほかなかった。
「だったら、これはどうだ!」
マスタースパークを放つのをやめ、魔理沙は箒に跨って空高く飛び上がった。
「魔符 『スターダストレヴァリエ』」
魔理沙が放った大量の星が美少年に降り注ぐ、だが美少年は慌てることなく、星の隙間を掻い潜って避ける。
「日符 『天陽拡散弾』」
銃口に炎が集まり、小さな太陽の形になった後、美少年は魔理沙に向けて銃のトリガーを引く。
太陽の形になっていた炎は魔理沙に向かって行く途中で拡散し、小さな火の玉となって星とぶつかり合い、爆発と共に相殺されていく。
「星符 『ノンディレクショナルレーザー』!」
星が相殺されるのを見た魔理沙は次の手として、三つの光線を時計回りに回しながら美少年に向かって放った。
「風符 『ウィンドブレード』」
美少年の周りに風が吹き始め、銃口を魔理沙に向けトリガーを引く。
美少年がトリガーを引くと、風が斬撃となって魔理沙を襲う。
「キャァァァーーーー!!」
避けることができず、魔理沙は風の斬撃の食らってしまい、空から落ちてしまった。
「クソ、まだだ…!」
ボロボロになりながらも、魔理沙は立ち上がりミニ八卦炉を構える。
「いい加減諦めろよ、俺は女性を痛めつける趣味はないんだからさ」
美少年は白旗を上げるよう促しながら、銃を魔理沙に向ける。
「食らえ!魔砲 『ファイナルスパーク』!!」
マスタースパークの強化版であるファイナルスパークを魔理沙は美少年に向かって放つ。だが、
「雷符 『エネルゲイア』!」
銃口から出た光によって、辺りが真っ白につつまれる。
そして美少年がトリガーを引くと、ファイナルスパーク以上の光線が放たれる。
美少年が放った光線は、徐々に細くなっていき、消滅していった。
「…もう邪魔するんじゃねぇーぞ」
倒れ伏している魔理沙に美少年はそう言い捨て、異変を達成するために次の場所へと向かった。
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「魔理沙!」
人里から爆音が聞こえ、まさかと思いながらやってきた霊夢は、無残な魔理沙の姿を見て、大慌てで魔理沙の元に駆け寄った。
「れ、霊夢…」
霊夢が来たのを分かった魔理沙は、か細い声でしゃべり始める。
「今回の…異変の…黒幕は……青髪の、少女…だ……持っている道具、に…気を……つけ、ろ───」
魔理沙は霊夢に美少年の情報を伝え、力尽きたかのように気を失った。
「急いで永遠亭に…!」
霊夢は魔理沙を抱え、異常気象を掻い潜り抜けて永遠亭へと向かった。