魔法科高校の劣等生に転生してしまった男の物語   作:ラルド1572684

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久しぶりの投稿です。


九校戦編ⅩⅥ

 

九校戦九日目

昨日の新人戦“モノリス・コード”の優勝のお陰で一高の新人戦優勝が決まった。

新人戦が終わり、今日からは本戦が再開される。

今日の種目は“ミラージ・バット”の予選〜決勝。

“モノリス・コード”の予選が行わられる。

今日の“ミラージ・バット”の結果次第では一高の総合優勝が決まる為、一高陣営は盛り上がりを見せている状態だ。

 

そんな中、俺は昨日の足の怪我の状態を確認するべく医務室にいた。

 

「怪我の治りが速いな…。通常、粉砕骨折ならもう少し治りが遅いのだが…。とりあえず大会が終わるまでには完治するだろう。今日は引き続き松葉杖で動くように」

 

医者、いやここは軍だから軍医か?

まぁ、とりあえず軍医からそう言われたので返事しておく。

 

「ありがとうございました。失礼します」

 

医務室から出た。

さて、観客席へ向かう道中で情報を整理するか…

 

えーと、今回邪魔している連中は確か、海外シンジゲートの無頭竜(ノーヘッド・ドラゴン)

邪魔してる理由が、九校戦で賭け元をやっていて、一高が優勝すると大損してしまうから。

で、今日からは一高の全ての選手のCADを細工して、勝てないよう仕向ける。

確かこんな展開だった気がする。

んで、小早川先輩(フェアリー・バットの選手)の尊い犠牲のお陰で達也達は妨害工作の手口に気づくと…。

これが、本来の原作。

 

「けど、遥さんから情報貰ったし、妨害の阻止をする手も無いことは無い。さて、どうするかな〜」

 

こういう時って、原作通りに進めようとする派と原作を壊しても阻止する派に分かれるよね〜

俺、一応、そういうの理解してます!

けど、九校戦編の大筋って、達也達が九校戦で活躍して優勝するってやつだよね?

なら、別に妨害を阻止してもいいんじゃね?

大筋さえ守れれば、細かいことなんぞ気にする必要ないよな?

 

「よし、ちょっと人助けしますか!」

 

もちろん、達也達は巻き込むよ?

それでは、とりあえず本部に出発進行!!

 

本部に向かっている最中にタイミングよく、ある人物と出会えた。

 

「お疲れ様です、平河先輩」

 

「ああ、黒岩くん、お疲れ様。もう動いて大丈夫なの?」

 

平河小春(ひらかわこはる)先輩。

この後、出場する選手のエンジニアである。

先輩……というか“フェアリー・バット”の選手と関係者とはそれなりに仲良くなることができた。

まぁ、きっかけは深雪だ。

“フェアリー・バット”の練習中、深雪の練習相手が摩利さん以外いないとなって、先輩達の代わりに俺が練習相手になっていた(先輩達は深雪の練習相手が務まらなかった為、仕方なく…)

深雪の練習相手をしている時にアドバイスをもらいに話しかけてきたと言うのがきっかけだ。

 

「はい、松葉杖を使ってならいいみたいです。…それより、もうCADのチェックって終わりました?」

 

「ええ、もう終わったわ」

 

「……なら、ちょっと時間をください。小早川先輩も呼んでもらえると…。実は話さないといけないことがあります」

 

「?…分かったわ」

 

平河先輩は不思議そうにしていたが了承してもらえた。

 

 

 

選手控室

 

「小早川先輩、すみません。急にお呼び立てして…」

 

「実はですね…。かくかくしかじかうまうままるまるで…」

 

「「いや、分からないのだけど!」」

 

二人はそうツッコミを入れる。

 

「ちょっとしたジョークじゃないですか〜。では、真面目に話しますよ。実は…」

 

この九校戦で妨害工作が確認されたこと。

ターゲットが一高の選手だということ。

今までの手口が全てCADの細工であった可能性があること。

これらを話した。

 

「それで、もう一度CADを確認、魔法の動作確認までやりたいんです」

 

「それこそ、大会委員に言うべきじゃない?」

 

尤もなことを言う平河先輩。

 

「本当はそうしたいんですけど、その工作員が大会委員会の可能性があるんですよ。これは、千葉家の調査結果です」

 

俺の言葉に何も言えない二人。

小早川先輩に至っては顔を青くしている。

 

「安心してください、妨害工作を防ぐ為に俺がいます。…ということで早速確認したいです。」

 

平河先輩が調整機にCADをセットして、データにアクセスした。

少しして…

 

「平河先輩、こんな魔法入れました?」

 

俺の眼にはCADの内部に精霊がいるように見えたのでそう問いかける。

 

「……どこ?」

 

「ここです。精霊魔法があるように見えます。内容は…発動時に電流を流し込む?」

 

「こんなのわたし、入れていない…」

 

平河先輩が震えながらそう答えた。

 

「確定ですね。とりあえず、先輩達は予備のCADを使ってください。千葉の手を回して、検査は終わったことにします。事が済むまでこの事は他言無用でお願いします」

 

「ええ…」

「うん…」

 

「念の為、予備の方も確認はしておきましょう。大丈夫ですよ、俺が何とかしますから…」

 

そうして予備のCADを確認したら問題はなかった。

魔法の発動も確認できたので…

 

「予備は大丈夫そうですね。じゃあ、俺はこれから犯人確保に動きます。先輩方、競技頑張ってください。では!」

 

そう言って俺は控え室を出た。

そして…

 

「あっ、急にすみません、黒岩です。少し、お願いがあるのですが…。実はですね…。…ええ、貴方の部下の力をお借りしたいです。…仕方無いですね。……はい、それでお願いします」

 

千葉の力をフルに使い、悠仁は犯人を追い詰めようとしていた。

 

 


 

 

結局、小早川先輩達は予選敗退してしまった。

まぁ、優勝させないようにとあれだけマークされていたら仕方ないのだろう。

そんなことより今は、やることがある。

 

本部の中に入るとCADのレギュレーションチェックが行われており、その中に達也の姿もあった。

 

間に合った…。

次は達也の番だな…。

要警戒だな…。

 

そう思いながら、自分の眼に魔力を込め、視ていると達也が提出したCADに魔法が仕込まれたのを確認できた。

その瞬間、達也が係員の首面を引き込み床に叩きつける。

当然、達也を取り押さえようと警備員達が動こうとするが…

 

「全員動くな!!」

 

魔力を大量に放ち、警備員の動きを止める。

そんな隙に逃げようとする二人がいたので…

 

「動くなと言ったからな…」

 

足をその場で踏み込む動作で『グラビティ』を発動。

逃げた二人を地面に叩きつける。

地面に叩きつけた二人が気絶したのを確認したのでとりあえず達也の方を確認すると…

 

「検査装置を使って深雪のCADに何を紛れ込ませた?ただのウイルスではあるまい」

 

達也がそんな感じで問い詰めていたのでとりあえず…

 

「達也、ちょい待ち」

 

「悠仁か、今はお前にかまっt…」

 

「CADに紛れ込ませたのって電子金蚕(でんしきんさん)*1だよね?」

 

「!!!」

 

達也に叩きつけられている男は驚いているが、気にしないでおこう。

 

「当校の小早川景子にも同じ魔法が仕込まれていたのを確認している。仕込まれたCADは既に確保済み。さて、何で同じ魔法がこのCADにも仕込まれているのかな?」

 

「……」

 

男は何も言えない。

そんな中、達也が…

 

「待て、悠仁。電子金蚕とはなんだ」

 

「簡単に言うと、電子機器の中に精霊を紛れ込ませるSB魔法。発動すると電子機器の内部で電流を発生させて機器を誤作動させる効果がある。選手が飛んでいる時にこの魔法が発動すると…まぁ、CADが動かないから真っ逆さまに落ちて大事故になるな」

 

「なるほど…。と言うことだが何か言うことはないか?」

 

「……」

 

達也は再び男に問いかけるが何も答えなかったので一つ揺さぶりをかけようと思う。

 

「ちなみにお前のお仲間二人は今、そこで捕まえたから別にお前が答えなくてもいいぞ。…その代わりどうなるか知ったこっちゃないけどな…」

 

「なるほど、他にも仲間がいたのか…。ならコイツはもういいか。他の奴に聞こうとしよう」

 

そう言いながら達也は右手を男の喉元へゆっくりと近づける。

こいつ、この場で殺すようなことしないよね?

脅しだよね?

内心ひやひやしていると…

 

「何事かね?」

 

ある爺さんの声が殺気で支配していたこの空間を元に戻る。

 

「九島閣下」

 

「爺さんじゃん」

 

現れたのは九島の爺さんだった。

工作員は床に放置して俺と達也は爺さんの方に姿勢を正す。

 

「司波達也君に黒岩悠仁君だね。ここで何をしているのかね?」

 

爺さんが質問してきたので達也と俺は事情を話した。

 

「当校に不正工作をしている人物を見つけた為、捕らえて背後関係を探っていました」

 

「今、捕まっているコイツが当校のCADに電子金蚕を仕込んでいるのを確認しました。ついでそこに伸びている二人もそいつの仲間ですね。」

 

「なるほど…。証拠のCADを見せてくれるかね」

 

「はいこちらです」

 

達也が爺さんにCADを渡すと…

 

「確かに電子金蚕が仕込まれているね。君達は電子金蚕を知っていたのかね?」

 

「いえ、電子金蚕という言葉は初めてうかがいました。ですが、自分の組み上げたシステム領域の中にウイルスが仕込まれたのは確認できた為、取り押さえました」

 

「俺の方はこのCADの他にも電子金蚕が仕込まれたCADを確保できたんで…。軍の方で解析をかけてそれで分かった感じですね」

 

「そうか」

 

達也と俺の言葉に楽しそうに笑みを浮かべた爺さんだったが、工作員の方を向くとゾッとするような冷たい笑みを浮かべ…

 

「では君は、一体どこで電子金蚕の術式を手に入れたのかね?」

 

「ヒッ!」

 

工作員は逃げようとするがもう遅い、暴れた達也を取り押さえる為にきた警備員によって取り押さえられた。

 

「さて、司波君。君もそろそろ競技場に戻った方がよかろう。CADは予備の物を使うといい。このような事情だ、改めてチェックの必要はない。……そうだな、大会委員長?」

 

爺さんの後ろについていたのは大会委員長だったのか…。

なんか真っ青な顔しながら返事してるんだが…。

 

「運営委員の中に不正工作を行う者が紛れ込んでいたなど、かつてない不祥事。言い訳は後でじっくり聞かせてもらおうか」

 

朗報、運営委員長終了のお知らせ。

俺もここの運営委員は気に入らないからざまぁみろって感じかな。

 

「司波達也君、君にもいずれ、話を聞かせてもらいたい」

 

「ハッ、機会がございましたら…」

 

「フム、ではその『機会』を楽しみにしていようか」

 

そうして爺さんはこの場を去ろうとしていたんだが…

 

「そういえば、黒岩悠仁くん」

 

「はい?」

 

もう帰る流れだったじゃん。

俺に用事なんてk…

 

「君も事件解決の為に動いてくれたようだが、少しやり過ぎたようだね?」

 

「何の事でしょうか?」

 

用事ありましたね…。

というかヤバい…

 

「施設内の監視カメラのデータをハッキングして、不正工作員の証拠を入手。後は、不正工作されたCADを入手までは良かったんだが、代わりのCADの情報を選手情報のデータに書き換えて、検査していないCADで“ミラージ・バット”を出場させたね」

 

「……いえ、『私』はそんなことやっていないですよ?」

 

「いや、そこを責めている訳ではない。この件には孫娘が関わっているし、そのまま調査しろと言ったのも『私』だ。むしろ、これ以上の被害者を出さず、この工作員達を捕まえたのは君の功績だろう」

 

「………ありがとうございます」

 

「だが、『九島家』の力まで借りたのは少し迂闊だろう。まぁ、私としては君と話をする機会が増えて嬉しいのだがね。という訳で黒岩君。千葉家ではなく、君に貸し1つだ。勿論これは『九島家』ではなく、『九島烈』個人の貸しだ。詳細については詳しく話そうじゃないか。昨日も話を聞きたかったが都合が合わなくてね。時間はいつ頃空いているのだね?」

 

「…今日の夜でもよろしいでしょうか?」

 

「よかろう。今日の夜、使いを出そう。楽しみに待っておるよ」

 

そう言って爺さんは去って行った。

はぁー、憂鬱だ。

本来なら、さっさと工作員捕まえて『千葉家が工作員を捕まえた』ってする予定だったのに…。

あの爺さんに持って行かれた。

あの爺さん、最初から本部の前でスタンバイしてたなコレ…。

 

「チッ…、まぁ、しゃあねぇか。とりあえず帰るぞ達也」

 

「ああ、そうだな。悠仁、何がとは言わないが九島閣下の前では粗相するなよ?」

 

「……何なら着いて来てくれてもいいよ?」

 

「結構だ」

 

 


 

 

一高本部

 

中に入るとなんかすごい目でこちらを見てくる一高の人達がこちらを見てくる。

これは恐れ、警戒?何故?

 

何故こんな目で見られているか考えていると深雪が達也を見つけ、こちらに来た。

 

「お兄様!」

 

「深雪、一体どうした?」

 

「お兄様と悠仁さんが大会本部の方で暴れていると連絡がありまして…」

 

「もう連絡が来たのか…」

 

「悠仁さんならともかくお兄様がとなるとわたしの為に動いてくださったのですよね?」

 

ちょっと深雪さん!?

『悠仁さんならともかく…』じゃないよ!

全く、失礼ちゃう!!

 

深雪に一言物申そうと思ったが、先にななみん先輩が現れた。

 

「この兄妹、相変わらずね…。え〜と、当校の生徒が暴れていると通報を受けたけど…」

 

「生徒会長、弁明があります」

 

「いいでしょう。発言を認めます」

 

「今回、暴れたのは達也だけです。俺はむしろ、達也を抑えるのに必死でした」

 

なんか達也が驚いたようにこちらを見てくるが…気にしないでおこう。

 

「この一件は、超絶シスコン魔王達也おn…」

 

「ちょっと待て」

「お待ちください」

 

「あなた達兄妹の発言は認めていません」

 

ななみん先輩は兄妹を止めてくれるが…

あの兄妹、というか深雪は止まらなかった。

 

「悠仁さん、お兄様の侮辱はお辞めください!それにお兄様と呼んでもいいのは私だけです!!」

 

深雪さん…

最後のやつが本音でしょ…

まぁいいか、俺には秘策があるからな!!

 

「深雪さ〜ん、ちょっとコッチにキナサイ」

 

「何故、最後片言なのですか?」

 

そう言いながらも深雪がこちらに来たので、達也には見えないようにある写真を見せる。

その写真には以前撮っていた紋章入りの制服を着た達也と深雪のツーショットの写真が…

 

「………」

 

深雪は無言で写真を受け取った。

 

「悠仁さん、申し訳ございません。よく考えれば、お兄様はシスコンでした。それにお兄様の妹はわたしなのですから、赤の他人がお兄様のことをお兄様と呼んでいようと本物のお兄様ではないので気にする必要はありませんでした」

 

「深雪!?」

 

よし、買収完了。

達也はすぐに深雪に詰め寄った。

 

「深雪、悠仁に何を受け取った。見せなさい」

 

「お兄様!?……嫌です!近寄らないでください!!」

 

「何、だと…?」

 

達也は深雪の言葉に衝撃を受け崩れ落ちた。

ナイスだ深雪!

 

「邪魔者はいなくなったところで話を戻します。今回の一件は、愛しの妹である深雪がちょっかいをかけられたので超絶シスコン魔王達也お兄様が怒り狂って暴れてしまったのです。本当に苦労しました。達也を落ち着かせるの…」

 

「…なるほどね。悠仁くんご苦労様。君は無罪よ!」

 

「ありがとうございます!!」

 

「みんなも気をつけてね。深雪さんにちょっかいをかけるとそこの超絶シスコン魔王が襲って来るからね!」

 

そうして、ななみん先輩のおかげで張り詰めた空気が生暖かいものへと変わった。

なお、この一件により達也は『シスコン魔王』と陰で呼ばれてしまうのであった。

 

 


 

“ミラージ・バット”予選

 

「・・・ということがあったんだ」

 

深雪の試合を観る為、俺はいつもの一年生メンバーと一緒に観客席にいた。

試合が始まるまで時間が有ったので先程の顛末を話していた。

 

「『シスコン魔王』ね…。達也にぴったりだ」

 

笑いながらレオがそう言っていたので

 

「我ながらいいネーミングセンスだと思う。広めた俺が言うのもなんだが、あの兄妹の前でその名を口にすると氷漬けか鉄拳制裁だから気をつけろよ」

 

「分かってるぜ。あの兄妹、怒るとおっかなそうだもんな!」

 

「ああ、同感だ」

 

そうこう言っている内に試合が始まった。

第一ピリオドを終え、深雪の順位は2位。

 

「深雪さんがリードされるなんて…」

 

信じられないと言いたげな感じで美月がつぶやく。

 

「さすが、本戦。レベル高いな」

 

俺はそうつぶやき。

 

「トップに立った二高の選手。BS魔法師とはいかなくても跳躍の術式にかなり特化した魔法特性を持っているようにみえるな・・・」

 

「それだけじゃないわね。飛び上がる軌道を計算して、深雪のコースを巧みに邪魔している。『跳躍』のスペシャリストというより『ミラージ・バット』のスペシャリストと言うべきじゃない?」

 

幹比古とエリカがそれそれに自分の考えを言っていたいると、

 

「二高の選手は渡辺選手と並んで優勝候補だったから…」

 

「あれだけ目立つと仕方ない。三年生の意地もあるんだろうし…」

 

ほのかと雫がそう賛同した。

 

「まっ、このままじゃ終わらんだろうけどな」

 

レオが最後に話を締めた。

 

第二ピリオドが始まる前、深雪が控室から出てきた。

深雪が持っているCADが変わってる。

 

「うわ…」

 

思わず声に出てしまった。

その声にエリカが反応する。

 

「悠仁、何その反応。ドン引きじゃない」

 

「相手が可哀想に思えてきて…。あれ、達也と深雪の最終秘密兵器。初見じゃ誰も勝てないよ」

 

「何よ、その秘密兵器って?」

 

「試合が始まればすぐに分かるよ」

 

そして、試合が始まった。

各選手がポイントを獲る為、飛び上がる。

各選手が飛んで足場に着地していく中、深雪だけが空中に留まり続けた。

そして、自由に飛び回り始めた。

 

「あれは、まさか、飛行魔法!?」

「馬鹿な!?先月発表された新技術だぞ!」

「でも!」

「あれは…」

「飛行魔法!」

 

深雪の魔法に会場が驚愕の声で溢れる。

 

「あれが、秘密兵器。初見じゃ勝てないでしょ?」

 

「そうね…。あれは勝てないわ」

 

「でも、悠仁さん。あの状態の深雪にも勝ってましたよね?」

 

ほのかさん?何爆弾落としてくれてんの!?

視線が痛いんですけど!

 

「むしろ、圧勝してたよね?」

 

あの〜。雫さん?それ、言わなくてもいいんじゃないですかね!

まぁ、弁明するけど。

 

「俺の得意魔法は重力を操作する魔法だから。飛行魔法っぽいものは元々できるんだよ。得意分野で負ける訳がないじゃないか!」

 

そう言うことなのだ。

むしろ、負かした深雪と達也の対応の方が面倒くさかった。

…みんななんか言いたいことがありそうな目でこっちを見てくるけど無視しよう。

さぁ、試合をみよう!!

 

そんなことがありつつも、深雪の一人舞台は続いてく。

結局深雪は他の選手と大差をつけて勝利するのであった。

 

 

 

 

 

*1
電子金蚕…電子機器を無力化するSB魔法。

有線回線を通して、電子機器に侵入し、ソフトウエア自体を改ざんするのではなく、電気信号に干渉し、これを改ざんする性質を持つ。

そのため、OSの種類を問わず、またアンチウイルスプログラムの有無に関わらず、電子機器の動作を狂わせる。

九校戦の後の話について(見たい人は票入れて〜)

  • 悠仁くん暗躍してみない?編
  • 生徒会選挙編見たーい!!
  • 悠仁くん修業編
  • んなもんいいからさっさと横浜編行け!
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