「ぬきたし」のSSです。
内容はタイトルの通りです。
時系列は美岬アフターの後を想定しています。

※マンガの単行本4巻20話の要素を少し含んでいます。

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メルクオリアなしでも周りの人間が美岬に見えるようになってしまった淳之介をどうにかするお話

★場所:橘家 淳之介の部屋

 

【アラームミサ機】

『淳之介くーん、朝ですよー? 起きてくださーい。今日も一日頑張りましょう! やる気! 元気! 美岬! ハメかわっ♪』

 

【淳之介】

「…………」

 

【アラームミサ機】

『淳之介くーん、朝ですよー? 起きてくださーい。今日も一日頑張りましょう! やる気! 元気! 美岬! ハメかわっ♪』

 

【淳之介】

「…………うーん……」

 

【アラームミサ機】

『淳之介くーん、朝ですよー? 起きてくださーい。今日も一日頑張りましょう! やる気! 元気! 美岬! ハメかわっ♪』

 

【淳之介】

「美岬……そろそろ起きるか……」

 

●SE:ドアが開く音

 

【麻沙音】

「兄ぃ~! メルクオリアを改造してたらミスって画面いっぱいに親方の顔が大量に映し出されてこの世の終わりかと思――――」

 

【淳之介】

「おぉ、おはよう――――()()

 

【麻沙音】

「…………」

 

【麻沙音】

「…………は?」

 

【淳之介】

「どうした美岬。朝から騒がしいな。朝ラーでも行きたくなったか?」

 

【麻沙音】

「おいこら寝惚けにしても限度があんだろ。このプリティーな妹を豚と見間違えるとか嫌がらせ通り越して犯罪だぞ名誉毀損罪で訴えられてぇのか脳内畔畑が」

 

【淳之介】

「すまん、朝ザーだったか! 俺は一向に構わんぞ!」

 

【淳之介】

「ほら、いま脱ぐからちょっと待ってろ! あ、美岬も脱いでおいてくれると助かるんだが――」

 

【麻沙音】

「…………」

 

【麻沙音】

「え、何……どうなってんの……?」

 

 

 

★場所:橘家 リビング

 

 

 

【美岬】

「…………」

 

【奈々瀬】

「…………」

 

【ヒナミ】

「…………」

 

【郁子】

「…………」

 

【麻沙音】

「…………というわけで、今朝から兄の様子がおかしくて……」

 

【郁子】

「これまたとんでもないことになっちゃったね……」

 

【奈々瀬】

「さっき淳が部屋から降りてきてアタシたちに向かって『()()()()! 来てたのか!』って言い出したときは何事かと思ったのだわ……」

 

【郁子】

「そう発言する時点でおかしいと思えない辺り本当に認知が歪んでるんだねぇ」

 

【ヒナミ】

「ところで、いま橘くんはなにしてるのかな?」

 

【麻沙音】

「自室で”ぬきデブ”やってるよ」

 

【美岬】

「えへへ……なんだか照れちゃいますねぇ……」

 

【麻沙音】

「元凶はテメェだろうがよぉ! なに笑ってやがんだうちの兄を元にもどせぇ!」

 

【奈々瀬】

「アサちゃん、それなんだけど……つまり、今の淳は周りの人たち全員が美岬に見えている……ってことでいいのよね?」

 

【麻沙音】

「はい、言動からしておそらく。それもメルクオリアなしの、素の状態で……です」

 

【ヒナミ】

「うーん……美岬ちゃんを愛するあまり、頭がおかしくなっちゃったのかな? 困ったねぇ」

 

【美岬】

「おそらくミサキウムの過剰摂取が原因でしょうね。わたしと淳之介くん、ほぼ毎日いっしょにいるので」

 

【奈々瀬】

「自分で言うのはどうなのよ……」

 

【麻沙音】

「このままだと日常生活に支障が出るので、どうにかして兄を正常に戻したいんですけど、どうすればいいのかわかんなくて……」

 

【ヒナミ】

「明日からまた学校だもんねぇ。このままじゃ学校にいる人たちみんな美岬ちゃんに見えちゃうんだよね? みんな大混乱になっちゃうよ」

 

【美岬】

「生徒も先生もみんなわたし……まるでユートピアですね!」

 

【麻沙音】

「ディストピアだっつってんだろうが」

 

【郁子】

「……ちょっといいかな?」

 

【奈々瀬】

「? どうしたの郁子」

 

【郁子】

「あたしはみんなよりちょっと遅れてきたでしょ? さっき淳之介くんとすれ違ったとき、普通にあたしをあたしとして認識してたよ? ミサキちゃんでなく」

 

【麻沙音】

「…………え?」

 

【美岬】

「郁子ちゃんだけ例外……ということですか?」

 

【ヒナミ】

「それは不思議だねぇ。なんでかな?」

 

【郁子】

「たぶんだけど……淳之介くんと触れ合う機会が多かったからじゃないかな」

 

【奈々瀬】

「……どういうこと?」

 

【郁子】

「ほら、あたしって淳之介くんといっしょのお布団で寝たり、何度かセッ〇スしたことあるでしょ? そういう直接の触れ合いが多いから、あたしのことは分かるんじゃないかなって」

 

【美岬】

「つまり、周囲がわたしに見える原因がミサキウムの過剰接種にあるなら、郁子ちゃんを郁子ちゃんと分かるのはイクコニウムを接種していたから、ということでしょうか」

 

【ヒナミ】

「また新しい成分が誕生したな?」

 

【郁子】

「何ニウムでもどうでもいいですケド。でも要はミサキちゃんの言う通りだね」

 

【麻沙音】

「あの……私も兄のベッドで添い寝とか、何度もあるんですけど……」

 

【郁子】

「さすがにセッ〇スはしてないでしょ? だから該当しないんじゃないかな」

 

【奈々瀬】

「謎理論すぎないかしらねぇ……」

 

【ヒナミ】

「でも、いっこちゃんのお話はしっくりくると思うな。お薬による幻覚みたいなものを見てるってことだもんね」

 

【郁子】

郁子(いくこ)だケド……」

 

【美岬】

「なんかデブ感じますね」

 

【麻沙音】

「デジャヴな」

 

【郁子】

「今のでよくわかったね」

 

【奈々瀬】

「じゃあ本来は郁子も美岬に見えているところを……その、イクコニウム? を淳が摂っていたおかげで正常に本人と認識してるってこと?」

 

【郁子】

「うん、たぶんね」

 

【麻沙音】

「ミサキウム厄介すぎんだろ……」

 

【美岬】

「『一は全、全は美岬』が淳之介くんの信条でしたからね。それが具現化されたということは、よっぽどわたしのことを愛してくれている証拠でもあります。いやぁ、恋人冥利に尽きますね……!」

 

【麻沙音】

「なんでこいつが将来姉になるの……? 前世でそんなに悪いことしたかな……」

 

【奈々瀬】

「……とにかく、現象とその理由はよくわかったわ。となると、あとはどう対策するか、ね」

 

【郁子】

「やることは淳之介くんの認識の歪みを矯正するだけだよね? だとしたらそんなに難しくないんじゃないかな」

 

【ヒナミ】

「え、そーなの? すっごく大変そうだけどな?」

 

【郁子】

「淳之介くん本人は”歪み”を自覚してないんでしょ? だったら――自覚させればいいんだよ」

 

【奈々瀬】

「ど、どうやって?」

 

【郁子】

「少なくともあたしのことは正常に認識できているわけだから、一度みんなのことを”女部田郁子”だと勘違いさせちゃうの」

 

【奈々瀬】

「…………」

 

【ヒナミ】

「…………」

 

【麻沙音】

「…………」

 

【美岬】

「…………」

 

【奈々瀬・ヒナミ・麻沙音・美岬】

「????????」

 

【郁子】

「ごめんちょっと端折りすぎたね」

 

【奈々瀬】

「ごめんなさい、もうちょっと詳しくお願いできるかしら」

 

【郁子】

「えっと……淳之介くんは今、自身の認識を平常、当たり前だと思ってる。そこであたしたちの手で、対象の人物を別の人物に誤認識させる」

 

【郁子】

「そしたら、淳之介くんは自身の認識に疑念を抱くようになるでしょ? 『いま自分が見ているものは本当に正しいのか?』って感じで、淳之介くんのなかにある認識の軸がグラついて、隙ができる」

 

【郁子】

「その隙を突いて正しいことを教えてあげれば、元に戻りそうじゃない?」

 

【ヒナミ】

「……な、なるほどな?」

 

【美岬】

「理屈は分かりましたけど、具体的にどうやって……」

 

【奈々瀬】

「……! あ、だから一度アタシたちを”郁子”と勘違いさせるって言ったのね!」

 

【美岬】

「理解が早い」

 

【麻沙音】

「……え、奈々瀬さん……どういうことですか?」

 

【奈々瀬】

「現状、淳は郁子のことだけは正しく認識できている。それはどうしてだったかしら?」

 

【美岬】

「イクコニウムを接種していたから、ですね」

 

【郁子】

「常用語みたいに口にするね」

 

【奈々瀬】

「そう。だったらその、()()()()()()()()()――たとえば郁子の服をアタシたちが身にまとって淳に接触すれば、淳はアタシたちのことを”郁子”と勘違いする――――その蓋然性が高いってことよ」

 

【郁子】

「そーいうこと! さっすがナナセちゃん!」

 

【美岬】

「あーなるほど……」

 

【ヒナミ】

「でも、いっこちゃんと勘違いするとしても一瞬だけじゃないかな? あまり効果がないように思っちゃうな?」

 

【郁子】

「いいんですよ、一瞬で」

 

【奈々瀬】

「ええ。大事なのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だから、数秒でも勘違いさせられればそれで十分よ」

 

【麻沙音】

「で、その隙に『愛しの妹であるところのアサちゃんだよぉ~!!』って首でも絞めて訴えれば正気に戻るだろうってこと」

 

【奈々瀬】

「一度でも正気に戻れば、アタシたち以外の他の人たちのことも正しく認識するはず。厳密には検証しないとわからないけど、たぶん上手くいくと思うわ」

 

【ヒナミ】

「なるほど、そういうことだったんだね! かんぺきに理解したよ!」

 

【郁子】

「ヒナミ先輩もわかってくれたようでなによりです」

 

【美岬】

「首絞める必要あります?」

 

【奈々瀬】

「まとめると、『「美岬……ん? 郁子……?」→「いや、もしかして……〇〇か!?」』みたいな感じで、淳の”歪み”を矯正するってことね」

 

【麻沙音】

「じゃ、じゃあ……つ、つまり、おにゃぶた先輩の服を着れるって……ことぉ!? ふおおおおぉぉ……!!」

 

【ヒナミ】

「……おや? 麻沙音ちゃんのようすが……!」

 

【郁子】

「あ、そうなると一旦寮に戻って何着か服を持ってこないとだ」

 

【郁子】

「というワケで、ちょっと行ってくるねー♪」

 

【奈々瀬】

「手間を取らせてごめんなさいね。わざわざこんな面倒なことを……」

 

【郁子】

「いいの。だってあたしも……NLNSの仲間なんだから」

 

【奈々瀬】

「…………そっか」

 

【美岬】

「いやー楽しみですね! また郁子ちゃんの服着てみたいなと思ってたので――」

 

【郁子】

「あ、ミサキちゃんはこの作戦から除外してるから、ミサキちゃんの分はないよ?」

 

【美岬】

「…………え?」

 

【郁子】

「というかミサキちゃんは淳之介くんとの接触は原則禁止。これ以上ミサキウムを摂らせるわけにはいかないからね」

 

【奈々瀬】

「たしかにそうね。アンタがいたら作戦成立しないだろうし、今回は大人しくしてなさい」

 

【美岬】

「…………」

 

【ヒナミ】

「あ、珍しく落ち込んでるな」

 

 

 

   ◆

 

 

 

【郁子】

「――……ただいまー、持ってきたよー」

 

【奈々瀬】

「あらお帰りなさ……って、着替えてきたの? さっきまでSSの制服だったのに」

 

【ヒナミ】

「いっこちゃんが一般制服着てるの、久しぶりに見るな?」

 

【郁子】

「厳密にはあたしも作戦には不参加だし、だったらみんなに来てもらったほうがいいかなと思って脱いできたの」

 

【奈々瀬】

「あ、そっか。あくまで矯正させるのはアタシ、わたちゃん、アサちゃんの三人になるのね」

 

【美岬】

「まあ現状その三人がわたしと認識されてるわけですからね」

 

【郁子】

「で、ほら。あたしのSS制服。三着持ってきたよ」

 

【美岬】

「えっ……こんなにスペアが……!」

 

【郁子】

「一番隊だからね。仕事の都合上よく汗かくから、たくさん代えを用意しておかないと洗濯が間に合わないんだよねー」

 

【ヒナミ】

「た、大変なんだな……」

 

【麻沙音】

「ちなみに先程までおにゃぶたしぇんぱいが来ていた制服はどちらにあらせられましょうかできれば存分に汗を吸っていると大変満足でございまぐへへへへ」

 

【美岬】

「麻沙音ちゃんも麻沙音ちゃんで大概だと思うんですよ」

 

【奈々瀬】

「……また、これを着るのね……」

 

【郁子】

「あたしと言えばやっぱこれかなーと思って。あ、カチューシャも持ってきたほうがよかったかな?」

 

【奈々瀬】

「いや、そこまではいいわよ……」

 

【美岬】

「カチューシャと言っても郁子ちゃんのわしゃわしゃした髪があってはじめて映えるわけですから、あまり意味ないんじゃ――」

 

【郁子】

「――〇すよ?」

 

【美岬】

「ひっ! ご、ごめんなさいでした……」

 

【ヒナミ】

「……いやぁー、いつ着ても背中とおっぱいがスース―するね!」

 

【麻沙音】

「……しぇ、しぇんぱいのしぇーふく……ま、また着れるとは……」

 

【郁子】

「うんうん、いいねー。体だけ見たらどうみてもあたしだねぇ」

 

【美岬】

「わたちゃんを除いてですけどね」

 

【ヒナミ】

「むむっ! 悪意を感知!」

 

【麻沙音】

「ロリにその格好はただの犯罪だから……」

 

【ヒナミ】

「犯罪じゃありませんけど!」

 

【郁子】

「そっち?」

 

【奈々瀬】

「……とにかく、これで準備はできたわね。じゃあ、淳の部屋に行きましょっか」

 

【ヒナミ】

「おー!」

 

【麻沙音】

「は、はい……」

 

【美岬】

「こうして見るとなんかの仮装行列に見えなくもありませんね」

 

【奈々瀬】

「…………」

 

【麻沙音】

「…………」

 

【美岬】

「『誰のせいだと思ってるんだ』的な目線がとても痛いので黙ります」

 

【郁子】

「一応あたしも後ろからついて行こっかな。わかってると思うけど、ミサキちゃんはここで待っててね」

 

【美岬】

「はい……」

 

 

 

★場所:淳之介の部屋

 

 

 

【奈々瀬】

「――……淳? 入るわよ――」

 

【むべミサ】

『……幾重にもちんちんを舐め、膣マンファックをキメ、ちんちんちんぽで果て、ケツマン成就に至る――』

 

【ぬきデブ淳之介】

『うるせぇ!! なに言ってっかわかんねぇんだよ日本語しゃべれ孕めオラァ!!』

 

【淳之介】

「…………ふっ」

 

【奈々瀬】

「…………」

 

【ヒナミ】

「…………」

 

【郁子】

「…………」

 

【麻沙音】

「……こいつ、まだぬきデブやってたのか……」

 

【むべミサ】

『むべむべむべむべむべむばっむばむぶめぼばばばびびbむえjldふぁ――』

 

【淳之介】

「あははははははは!!」

 

【奈々瀬】

「――……いい加減に、しなさい!!!!」

 

【淳之介】

「――――っ!! な、なんだ!? 急に画面が暗転したぞ!」

 

【淳之介】

「故障……――っ! 誰だ……!? みさ、き――!?」

 

【奈々瀬】

「……お願い! 正気に戻って! 淳!」

 

【ヒナミ】

「私たちのこと忘れちゃったの!? 橘くん!」

 

【麻沙音】

「生まれた時からずっといっしょだろうがよぉ! 兄ぃ!」

 

【淳之介】

「……? みさ、い、いや、イク…………郁…………郁……?」

 

【郁子】

「よしっ、効いてるよ! あと一押し!」

 

【奈々瀬】

「……いい? わたちゃん、アサちゃん?」

 

【麻沙音】

「……はい!」

 

【ヒナミ】

「……っせーの!」

 

【奈々瀬・ヒナミ・麻沙音】

「――――この、イ〇ポ童貞!!!!」

 

【郁子】

「…………」

 

【郁子】

「……え?」

 

【淳之介】

「…………」

 

【淳之介】

「…………お前ら……いきなり部屋に入ってきて罵倒とは――どういう了見だ!?」

 

【麻沙音】

「……!!」

 

【奈々瀬】

「も、もしかして……!」

 

【淳之介】

()()()()()()()()はともかく()()()()()()()まで!! ぬきデブ制作に付き合わせたことをやっぱり恨んでるんですか!!」

 

【奈々瀬】

「……よ、呼んだ! アタシたちの名前を呼んだのだわ!」

 

【ヒナミ】

「も、元の認識に戻ったんだな! よかったな!」

 

【淳之介】

「……? なにを言ってるんだ、お前らは?」

 

【麻沙音】

「兄は気にしなくていいから。後で話してやるから」

 

【淳之介】

「…………??」

 

【郁子】

「……ねぇ、さっきの”イ〇ポ童貞”って?」

 

【麻沙音】

「あぁ、あれはですね、最後の決め手にちょうどいいかなと思いまして」

 

【郁子】

「決め手?」

 

【奈々瀬】

「淳の認識を確実に崩すのに効果あると思ったのよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()が」

 

【郁子】

「……あー……なるほど……」

 

【ヒナミ】

「みんなでよくイ〇ポとか童貞とか言ってるからね! これならさすがに誰なのか、橘くんも間違えないかなと思って!」

 

【奈々瀬】

「そんなにしょっちゅう言ってるわけじゃないんですけど……」

 

【麻沙音】

「それだと私たちただの口汚い集団みたいじゃん……」

 

【淳之介】

「よくわからんが少なくともお前は口汚いんだぞ」

 

【郁子】

「はぁ……でもよかった。これで解決だね」

 

【淳之介】

「そういやなんでお前ら郁子のSS制服着てるんだ? 痴女の会合か?」

 

【奈々瀬】

「こ、この男は……よくもまあ吞気なことを……!」

 

【郁子】

「まあまあ。それより淳之介くん、一応事情を説明するとね――」

 

●SE:駆け寄ってくる足音

 

【美岬】

「……はぁ……はぁ……淳之介くん!」

 

【奈々瀬・ヒナミ・麻沙音・郁子】

「!!!!」

 

【淳之介】

「…………美岬? 下にいたのか?」

 

【奈々瀬】

「ちょ、ちょっと美岬!! なんで来るのよ!!」

 

【麻沙音】

「お前なあ……!!」

 

【美岬】

「えへへ……心配になってきちゃいました♪」

 

【郁子】

「ね、ねぇ。これってまずいんじゃ」

 

【淳之介】

「心配? ……なあ、()()()()……と郁子、なにか知ってるか?」

 

【奈々瀬】

「…………」

 

【ヒナミ】

「…………」

 

【麻沙音】

「…………」

 

【郁子】

「…………」

 

【美岬】

「……あれ? ちょっと皆さん! 淳之介くん、治ってないじゃないですか! 一体何をして――――」

 

【奈々瀬・麻沙音・郁子】

畔美岬(ファック)!!!」

 

【美岬】

「ミサャン!!」

 

 

 

 


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