急募・重い感情に対する対処法   作:狼黒

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忘れてるだろうし誰も見ないだろう
落とすんだ評価を!私は一心不乱に評価が落ちることを望んでいる!


占いは当たるもんだね

◆月○日

 

前回の日記は混乱してたからあまり書けなかったし整理しようと思う

退院して『リコリコ』に戻ったら千束とたきなに座敷裏に連れ込まれた

二人に強制的に座らされたかと思うと、首に冷たい感触と共に「カチリ」って音が鳴って

何事かと思ってたらたきなが手鏡持ってきてくれたから覗き込んだら、『ファースト』の制服の色に近い色をした首輪が嵌められていた

本当ならリードもつけたかったけどそれはセーフハウスの中でしかつけないとのこと

いやセーフハウスの中でも着けないでほしいんだけど

そう言おうと思ったら光が消えて真っ黒な目両手で私の顔を挟みながら

 

「良いよね(ですよね)?」

 

って二人揃って言われたから頷くしかなかった、滅茶苦茶怖かった

というかもしあの男子高校生モドキ連中にセーフハウス襲われたらどうするのかと聞いたら

 

「病百合のお爺さんがどうにかしてくれるって!」

 

らしい、嫌な予感がするのは気のせいだろうか

 

 

▲月◆日

 

セーフハウスの中じゃリード付けられる

初めはいつもの冗談かと思ってたけど本気だったとは

というかここまでする必要もないと思うのだけど

あとこの首輪なんだ、半径3m以上離れただけで二人のスマホに警報が鳴るんだけど

店の中じゃ鳴りまくりじゃないかと思ったけど、あの二人から離れた場合は鳴らない仕組みで、私から離れたら鳴る仕組みらしい、無駄に高性能だなおい

というか何処で売ってたんだこの首輪…

 

◎月◇日

 

最近あの男子高校生もどきの襲撃がない

楠木から聞いた話によれば、前回私を襲撃したときにテロリストと手を組んだのが問題になっているらしい

あちら側は私がテロリストに何かを吹き込んで自作自演したとか言っているらしい

意味が分からん、というかそこまで恨まれてるのか私は

楠木に記憶を失う前の私について聞いたら、あの男子高校生もどきが大嫌いだったということしか教えてくれなかった

まぁアサルトライフルや対物ライフルで撃ってくる連中なんざ好きになれないけど

そう言えば今日たきなと買い出しに出かけてる途中に生のサバ一匹をそのまま食ってる金髪の男がいた

腹壊さないのだろうか

 

■月▲日

 

ごめんなさい

たきないがいのひとみてごめんなさい

だからもうゆるs

 

◎月◎日

 

あのじじいまたふたりにびやくわたしたのか

こんどにんにくとじゅうじかをあびせt

 

■月○日

 

起きたら『リコリコ』だった

確か買出しから帰ってきて店が終わった後に二人に連れ込まれて…色々されたんだ

「オモチャ」とかいう物使って責められた…正直気持ちよかった

只起きた後にミカに怒られた、そりゃ店の中じゃ怒られるよね

でも何で私まで怒られなきゃならんのだ…

それとあのクソジジイが遊びに来たからニンニク入りのスープを出しておいた

苦しむ様子すらなかった、畜生め

何が一番効くのか後でインテグラに聞いておこう

 

▽月◇日

 

久々にこいつの爺さんと一緒に実戦に出た、あの二人は初めは反対してたがこいつが今は俺になっていると気づくと渋々ながらも許可だした

どうも命令違反した馬鹿ども(リリベル)が襲撃してきやがったからな

流石に自爆しようと腹に爆弾巻いているのを見た時は少し焦ったが

それにしてもよほどこいつが憎いらしいなぁ、その執念を仕事に向ければよいものを

ま、俺がいる限りこいつを殺させはせんが

それにしてもこいつの爺さんが持ってきたGsh-6-30ってのは面白いな、連射力が半端ねぇ

喰らった敵が次々とミンチになっていく

ただまぁ、反動がでかかったが

翌日は筋肉痛だろうな…まぁ俺の知ったことじゃないから別にいいがな

あと『クランプス』と『454カスールオートマチックツヴァイ』はいつも通りの威力で安心した

 

△月◇日

 

いだい…なんでこんなにからだがいたいの…

にっきをかくこともつらい、かんじなんかとてもかけない

ちさととたきながかんびょうしてくれた、かんしゃ

 

○月◎日

 

あの二人束縛がいくら何でもやばすぎる

何処にでもついてくるから自由というものがない

セーフハウスの中じゃ文字通りピッタリとくっついてくるから動きにくいのなんの

で、風呂から上がってベットに行くまではお姫様抱っこで運ばれるし

そこから先は刺激が強いから書けないし、何より私自身が恥ずかしいから書きたくない

それといつ、何処で、誰と話したのかを事細やかに聞いてくる

おかげでお客さんとも満足に話せない

知らない人ならともかくお客さんくらいいいじゃないかとは思うけど

あとあのクソジジイの弱点をインテグラに聞いたけど「無い」と言われた、畜生め

 

■月●日

 

『クランプス』と『454カスールオートマチックツヴァイ』の練習を今日から始めた

威力がでかいから練習のしようがなかったんだけど、インテグラがセーフハウスの地下に特別な射撃場作ってくれたおかげで出来るようになった、感謝

しかしずいぶんと広い施設だった…お金は何処から調達したのかと聞いたら

 

「経費で落とした」

 

とのこと、それで良いのか『ヘルシング機関』とやらよ

 

▽月●日

 

断片的にだけど記憶じゃないのかと思わしき光景が浮かんできたから記しておく

浮かんできたのは、あの男子高校生もどきの腕や足を斬り飛ばしている私、そして男子高校生もどきに殺されそうになっていたリコリスをお姫様抱っこして全力疾走している私、そして男子高校生もどき連中が負傷して肩を貸されながら歩いているリコリスたちを撃とうとしている姿、憎しみのこもった目で私の頭に何かを振り下ろしてくる男子高校生もどき連中の姿

今のところ浮かんできたのはそれくらいだ

というかどれもこれも男子高校生もどきが写ってるのは一体何故なんだ

よほど因縁があったのだろうか、記憶を失う前の私と男子高校生もどきは

 

△月▲日

 

今日は厄日だ

上からカラスの糞が落ちてきたり、何もないところで躓いたり、後ろから男子高校生もどきに撃たれかけたせいで買出しの材料とお金は落とすし

まぁ躓いたこと以外は一緒に買い出しに来ていたたきなが防いでくれたんだけど

帰る途中に会った占い師のお兄さんからも

 

「あんた、今日の運勢は最悪だな」

 

って言われた

その直後に今度は鳩の糞が落ちてきて直撃してしまった

 

「俺の占いは当たる」

 

って言ってたけど本当に当たるなんて思っていなかった

因みにその鳩だけど、たきなが民間人に見えない速さで拳銃抜いて撃ったから死んだ

飛んでるところを撃ち落としてたけど、狙いもつけずによく当たったなぁと思った

 

■月●日

 

久しぶりの任務だ

千束とたきなは渋ってたけど、必ず二人から離れないことを条件に参加した

というか楠木よ、あんた上司なんだから別に気にしなくてもいいんじゃないのか

それと今回の任務はフキ達も一緒だ

どうでもいいけど千束よ、フキと喧嘩するのをやめなさい

因みに喧嘩の理由はキノコ派かタケノコ派かということだった

何となく口を挟むのはやめておいた

 

■月▲日

 

あの二人犬猿の仲なのに何故かいざとなると抜群のコンビネーションを見せるんだよな

それはそうと今日もこの東京でテロを企んでるやつがいたから制圧した

というより何でこうもテロを企んでる連中がいるのだろうか…

大方密入国か何かしてきてるんだろうけど

それとテロリストの武器は基本AKにRPK、そしてRPGというんが定番らしい

今まで見てきたテロリストが持ってた武器大体それだしね

ん?なんか足音がs

 

 

 

また来やがった

しかも今回は私だけじゃなく千束やたきな、フキ達も殺すつもりらしい

千束と私は無事だけど、たきなは左腕を、フキは肩と足を撃たれてる

フキの相方のリコリスは腹に銃弾を食らっている

応急処置はしたけど本格的な治療しないと危ない

けど上の階も下の階も男子高校生もどきが展開してるし、どうしy

あ、れ、また、なんか、いしき、が

 

 

●月●日

 

目が覚めたらよく見慣れた病室のベットだった

医者によると疲れと緊張状態で気絶しただけだったらしい

あの後何が起こったのかと聞いたら、あのクソジジイとセラスが駆けつけて全員血祭りにあげたらしい

文字通り部屋中が真っ赤で清掃するのに苦労したんだとか

何をしてくれとんじゃ一体

あとフキの相方のリコリスは助かったらしい、よかった

まぁ今日中に退院して『リコリコ』に戻れたけどね

 

 

 

 

 

 

リリベル視点

 

何が起きている?

俺たちは今、あのクソリコリスとその取り巻きを追い詰めて、立て籠もっていた階層に踏み込んで殲滅しようとしていたはずだ

なのに何故?何故こいつは笑っている?

 

「…ふぅ、毎回毎回入れ替わるの面倒くさいな、お前さんはそっちを守れ、俺は暴れる」

 

そう言いながら顔を向けてくるクソリコリス

だが、明らかに纏っている雰囲気が違う、人間のそれではない

恐ろしくなった俺は最前列にいる奴らに射撃を命じた、が、

 

「遅いんよ」

 

そんな言葉が聞こえたと同時に最前列にいた部下全員の腕がポトリと落ちた

なんだ?いったい何が起きた?

 

「さて、こいつでお陀仏だ」

 

そう言って袖から二丁の銃を出す

 

 

あれは、マズイ

 

 

先輩から聞いていた俺はすぐさま気付いた

が、行動に出るのが遅かった

狙いをつけたかと思うと発砲、次の瞬間には一気に四人の頭が吹き飛んでいた

それを見た俺は咄嗟に離脱を図った

確かあの銃は13㎜とかいう意味不明な弾を打つ代物だっ「リリベル諸君任務ご苦労、さようなら」

な、なんだこいt

 

あ、れ、なん、おれ、うか、で

な、ん、しかい、に、くび、な、い、か、らだ

も、しかし、お、れのか、ら、だ

な、ぜ、?




落ちろ!落ちろ!評価よ落ちろ!





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