ジョジョの奇妙な冒険RTAお嬢様ですわよ〜!!   作:ファニファニですわ〜!

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「エジプト出禁、ですわよ!」

 Jガイルの考察はじつは当たっていますわ。

 わたくしのスタンド能力は絶対無敵ですが、同時に宇宙にふっとばされちゃった最強生物とか河底に沈んでるアイツくらいには何もできませんの!

 いえ、ちゃんとした使い方をすれば多分普通に戦えますわ!でもとある事情でわたくし、どうしてもこのスタイルでないといけませんの。

 

 けれどもさすがに民間人を殺されまくっちゃ目覚めが悪いですわ…ッ!

 

「おま……ちなさいっ……!」

 

 わたくしの体はちょっとずつ炎に包まれていますわ!もう全裸を通り越して全焼でもおかしくないですが、なんとか大事なところは隠れているはずですわ…!ぎりぎり保たれたお嬢様としての矜持ッ…!

 

 腕を使い、なんとか鉄塊をどかそうとします。車から出る黒煙で日は遮られ、人々の悲鳴が煙の向こうから聞こえてきます。爆発するぞー!という叫び声も。たしかにもう一段階ドカンと行きそうですわね。

 

「わたくし…はッ!ぶっちゃけおまえが何人レイプして殺してようがどーーでもいいんですのよ!」

 Jガイルは目の前の鉄塊に写り、いやらしい笑みでわたくしを舐めるように見ています。炎はめらめら燃えてあたりを真っ赤に照らしています。大事故ですわねぇー!ほんとに事故ってるのはきっとわたくし自身ですわ!

「ただ、何人もの命を踏みにじってるてめーがのうのうと生きてるのが気に食わねぇーーーーですわアーーッ!!」

 バガンという音がして私に覆いかぶさった鉄塊が《割れた》

 

「すわッ!」

 

 わたくしが防御を解いたと思ったJガイルが狙うのは

 

「そう、お前みたいなゲス野郎は頸を狙うだろう!」

 

 そして風が巻き起こります。燃え盛っていた炎は突如巻き起こる風でかきけされます。

 そして煌めくのは!そう!あのアヴドゥルの炎すら操るポルナレフのシルバー・チャリオッツの剣ですの!

 ポルナレフの剣技に生じる真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!…もちろん真空は嘘ですわよ。

 

 一閃、シルバー・チャリオッツの剣先が何かを切り裂いたようにみえましたわ!わたくしにはちょっとよく見えませんの。

 

 ギャアーーーッ!

 

 どこからかかなり無様めの悲鳴が聞こえてきました。わたくしの首はもちろん無事ですわ!

 

「仕損じたッ…」

 

 車の上からポルナレフがひょこっと現れましたわ!クッソ重いですわ!!

 

「悲鳴は近いですわ!必ず近くにいますの!」

 

 わたくしもこのままJガイルを逃がすわけには行きませんの!

 しかしクルマの下からはいでてみるとあたりはもうカオスでしたわ!救急車も入ってこれない大渋滞に大事故、You Tubeがあったら急上昇間違い無しですわね!

 

「クッ…これでは…」

「一体何をしでかしたんじゃ!」

 

 しかしここでジョセフとアヴドゥルが登場ですわ!よくぞ追いついてくださいましたの!

 

「ジョセフ・ジョースターさんッ!あなたのスタンドの出番ですわ!!」

 

 ジョセフのスタンドは発現したばかりのはず。DIOもJガイルもまだ知らないはずですわ!まあ更に言うならわたくしも知らないはずなんですけど!!そこら辺は勢いですのよ!

 

「この近辺に頸に切り傷を追った男がいるはずだ!かなりの重傷だぜ」

「わかった…できるかわからんが…『隠者の紫ッ』!」

 

 ジョセフは携帯していたカメラをぶっ壊しましたわ。そこから出てきたのは通りを這いずるボロをまとった男の姿です。

 

「ここからほんの数本裏の通りです」

 

 アヴドゥルの言葉に反応しポルナレフは駆け出そうとして「どっちだ?!」と叫びます。アヴドゥルが指を指す方向にわたくしも向かいます。

 

 

 そしてついにJガイルを見つけましたわ。

 探すまでもない、その傷はは誰がどう見ても助からないほど深く、あたりは血まみれだった。

 

「一体誰なんだテメェーは…ッあのアバズレの用心棒か?クソッ…!」

「両手とも右手…間違いない。貴様が…オレの妹を殺した犯人か」

 Jガイルはふてぶてしく笑う。醜悪なツラはみるみる血の気が失われている。致命傷だ。

 

「知らねェなあ。お前みたいなブ男の妹、わざわざこのおれが殺すかなァ?ククク……」

 ポルナレフはその男の右手をチャリオッツで突き刺した。Jガイルが悲鳴を上げると口からつばと血飛沫が混じった液体が溢れる。

 

「我が名はJ・P・ポルナレフ。我が妹の魂の名誉のために、この俺が貴様を絶望の淵へぶち込んでやる」

 

 刹那、()が瞬く。そしてポルナレフの肩に傷が。Jガイル最後の悪あがきだ。しかしそんなことはポルナレフに関係ない。その程度の傷など彼の妹の受けた屈辱に比べれば。

 

「『針串刺し』の刑だッ!」

 

 チャリオッツの斬撃がJガイルをズタズタに切り裂いた。レイピアによる斬撃は彼の宣言通り、剣山のように肉体を貫いた。

 

「……終わった…」

 

 ポルナレフはボソリと呟く。彼の青春をかけた復讐の旅路は終わった。

 

 

「感慨に耽っているところ申し訳ないのですが…」

 わたくしはポルナレフの肩に手を置きましたわ。

 

「わたくしたち、逃げなきゃやばいですわ」

 

 そう。交通渋滞を引き起こしさらには車列大爆発、加えてあからさまな他殺体、ストリップお嬢様。

 わたくしたちには逮捕される要素しか揃っていないのですわ。

 

 ポルナレフは周りを見渡してうーんと唸った。

「………なるほど、こりゃ捕まるな…」

「これじゃあエジプト出禁、ですわよ!」

 

 




想像の100倍くらいお気に入り登録をしていただいて驚きましたわ〜!おランキングにも載っていたそうですわ。みなさまありがとうございますわ〜!感想や評価もやる気が出ますわ〜!
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