ジョジョの奇妙な冒険RTAお嬢様ですわよ〜!!   作:ファニファニですわ〜!

11 / 16
大胆なカットはお嬢様の特権ですのよ。

 結論から言うとわたくしとポルナレフはエジプトから脱出しましたわ。

 ぃ…リーガルに!ですわ。お嬢様的にはリーガルですの。

 

「それであんたがわざわざ自分に懸賞金をかけて殺し屋を叩きのめすのは、近い未来に現れるDIOという男の計画を阻止するため、と」

 ポルナレフの言葉にわたくしは頷きます。わたくしたちはキプロス島のリゾートホテルでまったりしていますの。私のポケットマネーですわね。

 アヴドゥルとジョセフが合流するまでつかの間のバカンスですの。

 

「ですわ。っていうかもうDIOは現れていますの。姿を隠してるだけですわ〜」

「んん〜?でもよォ…今ぶちのめしてもまた別のやつが利用されるんじゃあねーの?」

 

 は?

 オレはぽかんとした顔をした。いわれてみればたしかに。

 

「こッ……これからぶちのめすやつらは金で動くスタンド使い…DIOはそういう人間を利用するので、手駒をぜーーーんぶぶっころですの!」

「だがなぜその未来を知っている?」

「あー。それはわたくしのスタンド能力ですわよ」

「あんたの能力は攻撃の無効化だろ?スタンド能力は一人につき一つ…矛盾してるぜ」

「矛盾していませんわ。わたくしは未来人です」

 

 オレの能力は今はまだ誰にも明かしたくない。だから適度に説得力のある嘘を考えてきたのだ!

 

「はあ?!」

「未来から来たんですのよ。だから《過去》から攻撃を受けても、未来に追いつかれる前に敵を倒して帳尻合わせすれば傷をなかったことにできるんですの」

 うん。それっぽいぜ!だがポルナレフはしっくりきてないようだった。

 

「あ……あぁ?SF映画の話か?」

「つまり、未来永劫わたくしの勝利は確定してるということですのよ!」

「嘘くせーーなあ…」

 

 わたくしは疑うポルナレフを置いてプールサイドからダイブしましたわ。ホテルマンっぽい人に怒られましたわ。

 

 

 さて、RTAと称しておきながら、全然早くない気がしますわね。まあホリィさんにスタンドが発現してからが計測スタートとはいえ、このままじゃ完走まで何話かかるんですのよ?

 

 だってわたくしがこのあとやることは悪党の攻撃を受け続けて正面から殴る、それだけですの。あとパイロット訓練。トップガンですわよ。

 

 思うんですのよ。

 あのエジプトへの旅路攻略のコツはジョセフ・ジョースターに飛行機を運転させないことなのでは、と。まあはじめの飛行機はどうしようもありませんけどね。

 そして次に、移動手段ですが…遅いですわ。飛行機が無理なら仕方のないことですが…遅い、とにかく遅いですの!

 そういうわけで、その日が来たらわたくしが最速の移動手段を用意いたしますわ。

 


 

 

 

「それで、殺し屋殺しをしすぎてエジプトから出禁を受けている君は、とある日本人観光客を救いたいがためにエジプトに密入国した後失敗して帰ってきた…と」

「わかりやすい説明ゼリフですわね〜!さすがアヴドゥルさんですわ」

 

 わたくしはDIOと遭遇したアヴドゥルが避難しているインドのとある一軒家にいますわ!Jガイルを倒してエジプト脱出してからざっと四ヶ月たってますわよ!わたくしの脳内はすっかりお嬢様ですわ!どうしてこうなったってそりゃこの4ヶ月はお嬢様テンション爆上がりなハイな日常を過ごしてきたからですわねー!

 アヴドゥルはチャイを飲んでますわ。隠れ家だっていうのにお茶入れる道具だの凝った茶菓子だの民芸品だのが揃っていますの。

 なんかこの人、外見はいかつくて粗野な印象を受けますがどこか教養と品をかんじますわね。わたくしと逆ですわ〜!

 

 

「DIOはエジプトから動いていない、これは間違いありませんわ!遭遇できなかったのは残念ですが、まあどうせそのうち戦うことになる。そうですわよね?」

「ああ。そうなるだろう」

 

 

 ネタバレでもなんでもないが、オレが助けようとしていたのは花京院だ。夏休みにエジプトでDIOに肉の芽を埋められたとか言ってたからな。だがまあ、普通に見つけられないどころかオレは未だに指名手配されていて、しかもこのお嬢様オーラはどう足掻いても隠せないときたもんだ。ほとんど警察との追いかけっ子で終わったぜ。

 

 

「因縁の敵…と言っていたが…、はじめは信じられなかった。やつと直接会うまでは」

「ほんとエジプト出禁は痛手でしたわ。わたくしがいればワンチャン師弟タッグでボコボコでしたわよ!」

「お嬢といえどやつのあの雰囲気。度し難いものがあった。このわたしでさえうっかり悪へ踏み入ってしまうようなそんな魔力すら感じた」

「オーッホッホッホッ!わたくしには悪への誘惑など無意味ですわ!なぜなら通俗的な正義の概念を持ち合わせておりませんので!」

「それは自慢げに言うことではないな…」

 

 さて、あとはもう空条承太郎の収監、ジョースターからの呼び出しを待つのみですわね。この待ちは勿論カットして差し上げてよ。

 

 見せてあげますわ。誰も追いつけないわたくしのエジプトへの最短ルート!

 

 

 ご安心くださいませ。

 大胆なカットはお嬢様の特権ですのよ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。