ジョジョの奇妙な冒険RTAお嬢様ですわよ〜!!   作:ファニファニですわ〜!

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「いやしんぼですわね♡」

「オレはジャン=ピエール・ポルナレフ。よろしくな」

 

 ポルナレフはさすがだった。乗船までの数十分でもう花京院や承太郎と打ち解けていた。格好の奇抜さではどっこいどころか、オレのお嬢様スタイルのほうが常識的だと思うのだが、問題はそこではないらしい。

 

 わたくしだって負けてられませんわ!オッホン、と咳払いしてポルナレフに話しかけます。

 

「ポルナレフ。彼はどうでした?暴れませんでした?」

「ああ、暴れはしなかったが、途中襲われた。そのせいで機嫌悪くなってホント苦労したぜ、二度とゴメンだ。まあ今は機嫌良さそうだな」

「え?襲われたんですの?」

「ああ、なんかきもちわりー魚人間みたいなスタンドだったぜ。スクリューに巻き込まれて死んだ」

「あら〜〜……」

 それってもしかしてダークブルームーンさんでは?しれっと撃退してるんですね…。早めに味方につけてよかったですわ…。

 

「機嫌がいいのはよかったですわね。最速でもつくのに一日はかかりますもの。その間ずっとへそを曲げられたら困りますわ」

「彼?もう一人いるんですか?」

「まあもう一匹ですわね」

「動物か…」

 ええもうとっても可愛い動物ですのよ。

 わたくしはにっこり花京院に笑いかけます。花京院は少し微笑んで会釈してくれますが、やっぱりまだまだ心の距離が遠いですわね。パンツー丸見えのハンドサインをやれるくらい仲良くなりたいですけど

 さて、わたくしたちは船に乗り込みそれぞれ船室に荷物を起きます。大きさは劣るもののタイタニック顔負けの豪華客船ですわよ。

 お嬢様にはお嬢様に相応しい乗り物というのがこざいます。その一つが豪華客船ですのよ。

 

「乗組員はいないんですか?」

 と花京院。さっきから質問が多いですわね。

「うむ。乗組員に敵が紛れ込むのを避けるためだ。部外者が増えるだけリスクが増える」

「でもたった一人の船員もなしに…」

 アヴドゥルが言うも花京院はまだちょっと心配しているようですわね。まあ気持ちはわかりますわ。でもこれだけ大きい船でも3人いれば動かせるらしいですわよ。

 3人でできるならワンオペでもできるッ!!わたくしの魂がブラック企業みたいなことを叫んでいますわ。

 

 汽笛がなり、船が動き始めました。

 

「そうですわ!船長に挨拶しに行きましょうか」

「わしも行こう」

「ぼくも行って構いませんか?」

「構わんが…どうだろう、少々イヤな思いをするかもしれんが…」

「まあいいんじゃないですの?短い旅ですし」

 

 わたくしとジョセフ、花京院は船長室へ向かいます。分厚い扉をあけると中には

 

「ウホウッホー!!!」

 

「ワーーーッ?!」

 

 デカめのオランウータンがいますわよ!!

 

「あっら〜〜フォーエバー船長!どうしたんですの?バナナが食べたいんですのォ〜?」

「グフォ……!フォ……!」

「卑しいお猿ちゃん♡何本食べたいんですの?バナナ何本食べたいのォ〜?」

「ウホ!!ウホ!!」

「3本?ぶっといの3本欲しいんですの?3本…いやしんぼですわね♡」

 

 オランウータンことフォーエバー船長はバナナを貪り食います。船長さんの服もちゃんときてて可愛らしいですわ〜!

 

「なんですか…これは」

「船長じゃ」

「ジョースターさん、あなたまでふざけてるんですか」

「ふざけてなんかおらんよ。この船自体がこのフォーエバー船長のスタンド、ストレングスじゃ」

「ス……スタンド?!この船そのものが?」

「ええ。もとはボロっちぃ小船ですけどね。でもそんなのお嬢様には釣り合わないでしょう?だから豪華客船になるようにちょっと教育したんですのよ」

 

 更にいうとストレングスはボロけた貨物船だったのですが、それもお嬢様らしくありませんわよね。しばき倒して優しくしたあとしばき倒してようやく豪華客船にアップグレードできたんですの。これが一番大変だったかもしれませんわ…。

 

 とはいえストレングスだったからこそ途中襲ってきたダークブルームーンを撃退できたのでしょう。船のまわりで暴れたってストレングスの手のひらの上をくすぐってるようなものですわ。

 名乗る暇なくスクリューに巻き込まれて可哀想ですけど、船自体がスタンドなんて普通思いつきませんもの。運が悪かったですわね。

 

 DIOより先に彼を見つけられてラッキーでしたわ。

 スタンドを操る動物を見つけるのはそこまで苦労しませんわ。奇妙な出来事を見つけるたびにどんどん暴いていって人間のスタンド使いが出てこなかったらそれですの。

 捕まえるのは苦労しましたけど、所詮こいつは船だけの一発屋ですわ。陸上でしばけば余裕でしたわよ。バーカ!

 

「しかしなるほど…船のスタンドか…。これなら海上で襲われてもむしろこちらが優位」

「その通りじゃ。船長は少なくともお嬢には従順だから心配いらん」

「これほど強いスタンドを持つ猿を手懐けるなんて…」

 

 感心しそうになってるところ悪いですけどフォーエバー船長がわたくしに従順なのはわたくしが眉目秀麗なお嬢様だからなのですわよ。もっというと女の子だからですわ。

 あ!フォーエバー船長が物欲しそうにわたくしに欲望で穢れた眼差しを向けていますわ!!

 

「フォーエバー船長、ご褒美のパンチラですわよ〜」

「ウッホ!!ウッホウッホ!!ウッウッーー!!」

「……」

 

 そういうわけで、オレたちは楽勝でアラブ首長国連邦までたどり着くってわけ。やっとでてこれた。

 

 

 いや〜〜楽勝だな〜このまま敵に合わずしてエジプトまでついちまうなぁ!

 そう思って翌朝、目を覚ますと。

 

 港が霧に包まれていた。

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