ジョジョの奇妙な冒険RTAお嬢様ですわよ〜!! 作:ファニファニですわ〜!
さて、J・ガイルへの宣戦布告から3日、わたくしは街をウロウロウロウロして見つかるようにつとめていましたわ!…どうやったら脳内お嬢様を追い出せるんだろうか。
しかしそんな日々は突然終わった。
「おいアンタ」
と呼びかけられ、オレは振り向いた。1日5回はテレビで見た珍妙な人だ〜と話しかけられるので慣れっこだ。だが今回は違うぜ。
「両手が右手の男を探してる女か?」
「そうですわよ」
我々はこの男を知っている!いや!このまなざしとこの髪型を知っている!
そう、ポルナレフですわ〜!
「ちょっと話を聞かせてくれるか」
女の人には基本的にナンパな方かと思っていたんですがなんだか臨戦態勢ですわね〜!そりゃそっか!ガハハハ!ずっと追っていた妹の仇の名前を知ってる上にテレビで宣戦布告なんてわたくしでしたら罠かと思いますわ〜!
わたくしは行きつけのカフェにポルナレフを半ば無理やり連れていきましたわ。ああ、カフェは嘘ですわ。遺跡発掘のときドープに通った大衆食堂です。
「オレもあんたの追っている男をずっと追っている。…なぜ名前を知っている」
「お嬢様というのは残酷なことですわ」
「は?」
「わたくしに対するいかなる疑問もすべてがお嬢様であるから。という結論に至りますの。ですがお嬢様ではないあなたがたには決して理解できない…。悲しき宿命ですわね」
「わかりやすく言えッ!」
「金ですわ。そういうアウトローたちから情報を集め続けたんですの。…動機については言うまでもありませんわよね?」
「……オレも同じことは試した。だが名前にたどり着くことはなかった…」
「それはわたくしがお嬢様だからですわ」
わたくしは運ばれてきたコーヒーにミルクをたっぷり入れて飲みほします。
「そんなことを聞くのは無駄でしてよ。両手が右手の男を殺したいならわたくしについて詮索するよりも。わたくしの持つ情報について詮索すべきですわ。隠すつもりはございませんけど。仲間は多いほうがいい」
「あんたの言うことももっともかもしれん。しかし、なんていうかだなァ〜あんた胡散臭いとかそういう次元じゃない何かなんだよ」
「それ!それはわたくしがお嬢様だから!」
「つまりこのオレと手を組みたいと言うんだな」
「ええ。名指しの放送をした理由は、本気でJガイルを殺したいと思う誰かが来てくれないかという望みも込みだったんですの」
「おもしろい。協力しよう」
「話が早くて助かりますわ〜!」
「とでもいうと思ったか?」
「ガクーーーッですわ!!ホワイ!?ワイ?!ワイオミングですの!!!」
「あんたがお嬢様なのは何回も言われてわかったぜ。だが単にお嬢様だから手を組もうっていうのはアホでも思わんだろうよ。あんたに両手が右手の男を倒せる力があると確信できたら、このジャン=ピエール・ポルナレフ。手を組もう」
ポルナレフは真剣な眼差しでわたくしを見つめる。なるほど、たしかにポルナレフってこんなやつだったかもしれない。
「いいですわ。だったらちょうどいい相手がすぐそこにいますのよ」
「そこは直接闘う流れじゃあねーのか!?」
「それはファッキンガバプレイですわ!!タイムロスですの!」
わたくしは立ち上がり、ポルナレフを外に連れ出します。
「わたくしの完璧なRTA仕草をとくとご覧じろですわよ!」