ジョジョの奇妙な冒険RTAお嬢様ですわよ〜!!   作:ファニファニですわ〜!

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「だから!光ッ!!ですわ!」

わたくし…は…いや…オレは、警察に捕まった。デーボとラバーソール、二人に対する重度暴行罪で。もちろん正当防衛を訴えたが、殺し屋に自分の殺しの依頼を出している時点で何が正当なんだよ?と自問自答してしまった。

 奇しくも承太郎と似たような状況に自らを陥れてしまったってわけさ。

 

 どうやらオレの中のお嬢様はお嬢様力の発揮できる場所でないと勢力が弱まるらしい。牢屋に入れられて3日、オレはオレとしての自我を取り戻しつつあった。そういう意味ではここを出たくないかもしれん。

 

 ガコォンと音を立て、牢屋の入り口から誰かが入ってきた。てっきり看守かと思ったがすぐに違うとわかった。

 

「お嬢、待たせてすまないな」

「あ、アヴドゥル〜〜」

「こちらが嬢太郎さん…であってるかの?」

 アヴドゥルの後ろからスッ…とでできたのはダンディーなおじさま。いや、オレは彼の名前を知っている!だってもういかにもじゃあないか!

「わしはジョセフ・ジョースター。アヴドゥルの友人じゃ」

 やったぜ!アヴドゥルでジョセフを釣った!

「はじめまして、わたくしは某嬢嬢太郎ですわ!」

「太郎というのは男につける名前だと聞いておったんじゃがのー…」

「偽名ですのよ!オーッホッホッホッ!」

「出してもらえないのも納得じゃな」

「わたしもいい機会だからしばらくここで大人しくしてもらおうと思ったのですが、この調子ではわれわれも手の施しようがなくなってしまいますからね。ジョースターさんのお手を煩わせて申し訳ないのですが…」

「なーに。スタンド使い絡みの揉め事と聞いた。わしもできるだけ情報がほしい」

 

 この物言い的にジョセフはスタンド能力に目覚め、DIOの出現についてなにかしら感知しているのかもしれない。

 

「安心したまえ、すでに手続きは済んでおる」

「話が早くて何よりですわ」

 

 こうしてわたくしは数日ぶりのシャバの空気を吸えましたわ。逮捕されて数年ムショにぶち込まれる展開も一足お先にストーンオーシャンが始まるチートバグだったのかも知れませんけど。

 

 わたくしたちはカイロのちょっといいホテルに向かいましたわ。わたくしにシャワーと着替えを用意してくれてるらしいですわ!さすがジョセフ、お金持ち。わたくしと同じ力を持つもの!あ〜お嬢様パワーが復活していきますわ〜!

 

 身なりを整えて指定されたカフェに行くと、そこにはジョセフ、アヴドゥルともう一人。ポルナレフがいた。

「よぉ、出てこれてよかったじゃあねーの」

「当然ですわ!」

「その答えもサイコっぽいぜ…」

「『両手とも右手の男』については彼からも聞いた。そしてお嬢さん。きみがスタンド能力を用いて悪事を働くものを成敗している、とも」

「そんなかんじですわ!」

「一つ確認したい。きみは()()()()()()()スタンド使いなのだね?」

「そうですわよ!あなたは違いますのね!不思議ですわね!!なんかこう、先祖代々の因縁的なものでもありまして?」

 問答がめんどくさいのでもう全部言いましたわ!こんな確認取る時点で察しのいい人間ならきっとわかりますわよ。アヴドゥルとか。

「さすがアヴドゥルの弟子といったところかの」

「占いは一切教えてないんですけどね」

 

 まあとにかく、ジョセフとも知り合えたわけだし旅の同行者に入れてもらえるだろう。あとはポルナレフの妹の仇、Jガイルを倒すプランを練るだけだ!

 いや、もう練るまでもないね。

 

 なぜならホテルの入り口に吊り下がってるご立派なシャンデリアにガッツリとハングドマンが映ってるからね!

 

「なるほど、出待ちとは律儀ですわね!」

 

 わたくしは走り出しましたわ!突然のダッシュに反応できたのは若いポルナレフだけでしたわ!

 

 

「本命が来ましたわよ!」

「まさか…Jガイルか!」

「簡単にヤツの能力を説明しますわ!光ッ!」

「……ッ!つまり……どういうことだッ!」

「だから!光ッ!!ですわ!」

 

 

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