ピースシーカー   作:イベリ

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第16話:泡沫は波に呑まれる

翌日、マキノとシーカーは街に繰り出していた。

 

昨夜のマキノの錯乱はあの時だけで、それ以降は一切魘されている様子はなかった。

 

不思議なことに、マキノに夜のことを聞けば、その記憶が無いという。本当に寝ぼけて魘されていたのだろうと揶揄えば、少し膨れるだけだった。

 

とりあえず、今を楽しんでいるようだったマキノに、シーカーはほっと安堵のため息を漏らした。

 

「次は⋯⋯海の森に行きましょ?しらほしちゃんもまだ行ったことが無くて、感想聞かせて欲しいって。」

 

「わかった、その辺は店も無いらしいから、何か軽く飯と飲み物だけでも買っていこうか。」

 

そうして屋台の前に行くと、2人に気がついたのか魚人の店主が話しかけてきくる。

 

「おっ、お二人さんがオトヒメ様のご友人かい?」

 

「あぁ、光栄な事にね。人間は気分が悪いかい?」

 

「いやぁまさか!俺ァ署名したんだ!今に見てろ?あんたの村にだって堂々と旅行してやるさ!」

 

「ハッハッハッ!そうか!なら、俺も最高の酒でアンタをもてなしてやるよ。楽しみにしてろ?」

 

「おやマキノ!しらほし様には会ったのかい?可愛かっただろう?」

 

「シャーリー!えぇ、とっても可愛くて、オトヒメ様が天使って言うのも納得したわ。妹にしたいくらい!お姉様って呼んでくれて⋯連れていきたいくらい可愛いわ。」

 

「私たちの天使でもあるんだ、それは勘弁願いたいね?」

 

「なぁに⋯⋯?本気だと思ってるの?さすがに弁えてます!」

 

2人で食事を買い揃える最中も、友好的に接してくれる魚人、人魚は多かった。手を振られ、過去シーカーの行いを直接見ていた魚人には、握手を求められることもあった。

 

軽食を買う程度だったのに、気がつけば2人で食べるにはやや多いくらいにオマケされたり、渡されたりで、これは帰りには苦しくなりそうだと、2人して笑った。

 

オトヒメに貰った地図を頼りに南東へ向かい、街の喧騒を離れる。

 

みるみる静かになっていく郊外は、徐々に幻想的なサンゴの森へと変わる。魚人島の全貌を見た時とはまた違った、ここだけが別の世界のような感覚を覚えた。

 

「わぁ⋯⋯本当に綺麗!」

 

「俺も初めて見たが⋯⋯絶景だな!」

 

陽樹イブに導かれ、集まるクジラの群れや魚の群れが穏やかに泳いでいる。

 

「森の中にも入っていいそうだから、景色のいい場所でご飯にしましょ?」

 

「そうだな。でも気をつけろよ?俺も荷物が多くて転んでも支えてやれないからな〜?」

 

「シーカーの中の私ってそんなドジなわけ?」

 

「忘れたとは言わせないぞ?12歳の頃、風車の窓から落っこちそうになって、俺に助けられたことあったろ?あれホントにヒヤヒヤしたぞ。」

 

「あぁ〜⋯確かにあった!でも、アレはシーカーも悪いのよ?ただでさえ貴方の方が身長高かったのに、真下を見るとちょっと怖いとか言うから⋯」

 

「なんでそれで見たんだよ!?つーか、俺に抱えてって言えば良かったろ。」

 

「それは⋯子供の好奇心というか⋯貴方と同じ景色を見たかったというか⋯⋯とにかくっ、恋する乙女は複雑なのよ?」

 

「便利な言葉だな、恋する乙女⋯⋯ま、それはお互い様だったか。」

 

当時を懐かしむように思い出話に花を咲かせていると、シーカーは気になる脇道を見つける。

 

獣道では無いが、人が通った跡は無く、とても古い時代に作られた道のようだった。手付かずの場所ならばきっと景色もいいだろうとマキノの手を引いた。

 

「こっちに行こう、人が通ったあとは全く無いし⋯きっと秘密の場所に繋がってるぞ?」

 

「─────ふふっ、冒険ね!」

 

いつかのように、一回りも小さいマキノの手を引いてイタズラっぽく笑うシーカーは、どこか変わらない姿があった。

 

管理が行き届いていないのか、それとも忘れ去られた場所なのか。シーカーが選んだ道の先は、予想通りの、光景であった。

 

正規の道にあったサンゴ礁とはまた違う、より古いサンゴ礁が、その空間を彩っていた。

 

「わぁお」

 

「本当に秘密の場所に繋がってたのね。」

 

「いや、ホント⋯⋯でも、ちょうどいい。あそこの岩、ちょうど平らだし、あの上で食おうぜ。」

 

「そうしましょうか。」

 

ちょうど真四角の岩の上にマットを敷いて、景色を楽しみながら魚人島の美食を楽しんだ。

 

ちょうど貰ったものも含め食べ終わり、休憩がてら昼寝でもするかと寝転がった時。シーカーはあることに気がついた。

 

「なぁ、マキノ。この岩、他の奴と質が違くないか?」

 

「⋯⋯あら、ほんとね。なんだか、作り物みたい。」

 

「というか、こんな真四角な岩人工物以外あるわけねぇよな。」

 

『⋯⋯⋯』

 

サァッと血の気が引いた2人は、すぐさま飛び降りて、岩にこびりついた海藻をナイフで剥がす。

 

まぁ、案の定だった。

 

「⋯石碑だな、これ。」

 

「石碑ね⋯」

 

「俺らこの上で飯食ったわけか。」

 

「食べちゃったわね。」

 

『⋯⋯⋯まぁ、いっか!』

 

しばらく考えた2人は、まぁ、起きてしまったものは仕方ないと、この場だけの秘密として、事実から目を逸らした。

 

「しっかし、デケェな。しかも真四角に綺麗に削られてら。」

 

「ほんとね、魚人の人達は石の職人さんでもいるのかしら?」

 

2人揃って口を開けて、はえー。とその大きな石碑を見上げていた。ナイフで海藻を切り落として見れば、その石碑には隅々まで文字が刻まれている。しかし、その文字を読む程の教養は、シーカーにはなかった。

 

「読めるの?」

 

「んなわけ。魚人島の昔の言語か⋯⋯?でもそれなら、もうちょっと手入れされててもいいよな?」

 

明らかに長い時間、それこそ数十年単位で放置されていたであろう石碑に気を取られていると、マキノがあることに気がつく。

 

「⋯⋯あれ?ねぇ、見てシーカー。この石碑の隣⋯⋯同じくらいの大きさの跡があるわ。」

 

「ほんとだ。2個あったのか?もう1個はどこ行ったんだろうな。」

 

周囲を探してもそれらしきものは見つからない。恐らく歴史的価値があるものならばネプチューンが知っているだろうが、この上で昼食を食べた負い目から、直接聞こうだなんて言う考えはすぐさま捨てた。

 

その考えを見抜いたのか、顔を見合せたシーカーとマキノは呆れたように乾いた笑いをこぼした。

 

何となくその石碑の文字をなぞっていると、ふとある単語に目が止まった。

 

「⋯⋯いや、待て⋯ここだけ、読める⋯?」

 

「え?なんて書いてあるの?」

 

なぜ、その部分だけを単語と理解出来たのか、そしてなぜこの部分だけを読み解くことが出来たのか。シーカーですらわからなかったが、この単語────人名には覚えがあった。

 

「ジョイボーイ⋯⋯⋯」

 

「ジョイボーイ⋯楽しそうな人ね?」

 

「ハハッ、たしかに!」

 

「んー⋯でもそれじゃあこの石碑は、そのジョイボーイさんについて書かれてるのかしら?」

 

「じゃねぇかな⋯⋯まぁ、これ以上読めないんだから意味ねぇけどな。」

 

仕方ないとその石碑から視線を切って、時間を見れば、もうオトヒメとの約束の時間。

 

「ありゃ、もうこんな時間か⋯⋯ちょうどいい、ギョンコルド広場に向かおうか。オトヒメ様と約束した時間もある。」

 

「ホントだ、もうこんな時間⋯⋯是非来て欲しいって言われたけど、その場に私たちがいるのはいいのかしら⋯」

 

「さぁな⋯⋯まぁ、こんだけ歓迎してくれてるんだ、看板になるくらいどうって事ないだろ。」

 

「それもそうね。」

 

そう言って先導しよ歩き出したシーカーを眺めると、マキノの視界を、ノイズが遮った。

 

「───────ぁっ⋯」

 

思わず手を掴めば、シーカーは不思議そうに振り返った。

 

「どうした?」

 

「あ⋯⋯いや、その⋯立ちくらみが、しちゃって⋯⋯ごめんなさい⋯」

 

咄嗟に出た嘘にシーカーは目を細め、しかしそれを暴くことはしなかった。

 

「オトヒメ様には悪いが、部屋に戻らせてもらうか?」

 

「ううん、もう治ったから⋯⋯大丈夫!」

 

「⋯⋯そっか、んじゃあ行くか。」

 

そう握られた手は、心做しかいつもより優しくて、強かった。

 

あんな、あんなものは幻覚だ。なれない場所に来て、少し疲れたのだろう。そう自分に言い聞かせたマキノは、それでも目にこびりつくように漂う赤を、振り払えないでいた。

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯なに、これ⋯!」

 

「何があった⋯!!」

 

ギョンコルド広場の近くまで来れば、何かが焦げるツンっとした匂いと、黒煙が高々と上がっている。何事かと現場に急げば、オトヒメが集めたという書状の山が、轟々と燃え上がっている。

 

「オトヒメ様!一体何が!?」

 

「お2人とも⋯!とにかく、消火を手伝ってください!」

 

「わかりました!マキノ、ここにいろ!濡れた書状を集めるんだ!」

 

「あ⋯⋯う、うん!」

 

そう告げられ、マキノは呆然としたままその光景を見ていた。

 

燃え上がる書状、それを必死で集めるオトヒメ。

 

どこか既視感のあるそれに、縛り付けられるように足が止まった。

 

なにか、なにか良くない予感がする。

 

ドクンッドクンッと、心臓の音がやけに響く。口が乾く、あぁ、これは、これは───────

 

 

 

 

強く、炎が揺らぐ

 

「───────えっ⋯?」

 

ドサリと押されるように倒れたオトヒメは、目を見張った。

 

「マキノ⋯さん⋯⋯?」

 

「っ⋯⋯ぐっ⋯ぅっ⋯⋯!!?」

 

肩からドクドクと血を流し、必死に痛みを堪えるマキノが、覆い被さるようにして倒れていた。

 

マキノの肩が、撃ち抜かれた。

 

「マキノさん⋯!?マキノさん!!誰か!誰か手当を!!誰かッ!!?」

 

「───────マキノォッッ!!!!!」

 

初めて聞く、彼の悲痛な叫びは、心の揺らぎを表していた。あそこまで彼が取り乱すなんて。

 

オトヒメは、ようやく自身達に向けられる悪意を感じ取るも、時は既に遅かった。

 

 

 

 

 

 

5度、音が響いた。

 

 

 

 

 

 

散った赤い飛沫が、マキノの頬に飛んで、ツーっと垂れた。

 

マキノは、時が止まった感覚に陥ったまま、目の前に立つ彼の背中を見ていた。

 

「⋯⋯シー、カー⋯⋯⋯?」

 

「───────」

 

後ろにいる2人の安全を確信すると、受け身もないままに、そのまま後ろに倒れた。

 

「⋯⋯シーカー⋯⋯?」

 

幼子のように彼の名を呟き、肩の痛みも忘れ這うようにシーカーのそばに近寄った。

 

ドクドクと流れ続ける血。ぬるま湯に使っているような温かさが、膝下から冷めていく。

 

比例するように握った手が、本当に徐々に体温を失い、生気のない白に色を変える。

 

しーん、と命の炎が静まり返っていく感覚が、直に理解出来た。

 

「シーカーっ⋯シーカー⋯⋯シーカーっ!起きてっ!!シーカー!」

 

「ジンベエ!アラディン!こっちです!早く!?」

 

「何が───────アラディン!!急げ!!拙い!!」

 

「一体何があった!!こいつ程の男が!?」

 

合流したジンベエとアラディンが治療に入ろうとするも、マキノはその傍を離れようとはしなかった。

 

「マキノさん!マキノさん!!」

 

「シーカーっ⋯しぃかぁ⋯っ⋯おき⋯起きて⋯⋯おきてよ⋯てを、握ってよ⋯っ⋯!」

 

「っ⋯⋯無意識に重要器官を庇ってはいるが、血を流し過ぎてる!!血が足りん!!マキノ!!シーカーの血液型はなんだ!!」

 

「しーかー⋯⋯しーかー⋯!」

 

酷な話だ、本来は村で平和に血など見ることも無く幸せに暮らしていたであろう優しい娘だ。それが、つい先日に結婚をした幼馴染がこんな姿になれば、こうもなるだろう。

 

しかし、アラディンはだからこそ声を荒らげる。

 

「マキノッ!!!」

 

「───────っ!?アラディン、さん⋯!シーカーが⋯!」

 

「こいつを救えるのは今、俺だけだ!!だが!お前の情報がなきゃ、救えるものも救えねぇ!!こいつを助けてぇなら!しっかりしろ!!」

 

その言葉で、ようやく少し落ち着いたマキノは震える声を押さえつけるように叫んだ。

 

「あの⋯⋯XF型の、Rh+です⋯!!だれ、誰でもいいんです⋯!私は、S型の+だから⋯あげれなくて⋯っ⋯⋯お願い、しますっ!血を⋯!血を分けてください!!」

 

頭を地面に擦り付け、懇願するマキノ。関わった魚人たちは皆気のいい人だった。きっと、きっと誰かが助けてくれる。そう安心したマキノを覆ったのは、沈黙だった。

 

そして、ソレは最悪のタイミングで覚醒する。

 

─────オレ、同じだ⋯!けど⋯いいのか⋯人間に、輸血なんてして⋯⋯!?

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ぇ⋯⋯?」

 

─────人間に輸血したら⋯俺たち⋯犯罪者になったりしないよな⋯?

 

「何⋯⋯⋯なに、それ⋯⋯?」

 

「アラディン!お前確か同じ型だったな!?」

 

謎の声が頭に響く中、ジンベエの声がマキノに光明を見せた。

 

「っ!アラディンさん、お願いします!血を、シーカーを⋯たすけてくだ─────」

 

これで助かる。そう思ったマキノの希望は、震えるアラディンの手を見て潰えた。

 

「俺、俺は⋯⋯っ!」

 

その瞬間に、マキノは感じ取ってしまった。

 

どうしようもない、人間への嫌悪を。

 

「ぁ⋯っ⋯あぁ⋯っなん、で⋯?」

 

「マキノ⋯⋯さん⋯⋯?」

 

「輸血、が⋯⋯⋯罪⋯⋯?」

 

ずっと、頭の中に響く、人々の声。人間への輸血の、どうしようもない嫌悪感が、余すことなくマキノに流れ込んだ。

 

誰も悪くない。誰も、悪くない。

 

ただ、タイミングだけが悪かった。

 

────シーカーさんはいい人だけど⋯犯罪者になりたくねぇ⋯!

 

────きっと、彼らも内心では私達のことを下に見てるのよ。

 

────バカ言うな!!じゃあなんでオトヒメ様を庇ったりなんかした!?俺は⋯⋯⋯けど⋯っ⋯!

 

────俺が⋯⋯人に、血を⋯⋯どうして⋯こんなに手が震える⋯っ!!タイの兄貴は⋯っこんな気持ちだったのか⋯!?

 

集まった民衆の、目の前のアラディンの嫌悪と拭いきれない疑念は、容易にマキノの心にヒビを入れた。

 

虚ろに光を失って行くマキノの瞳を見て、オトヒメは人の感情が一気に冷める様を、初めて見た。

 

そして、彼女に何が起こっているのかを理解する。

 

「マキノさん、これは違うのッ!私たち王族が出してしまった法律が───────」

 

けれどもう、マキノにその言葉は聞こえない。

 

あの時、手を取って言ってくれた言葉は、嘘だったの?

 

『あなた達の、良き隣人でありたいの。』

 

パチンっと、何かが割れた音がした。

 

『俺ァ署名したんだ!今に見てろ?あんたの村にだって堂々と旅行してやるさ!』

 

そう言った彼も、ただこちらを見てから、慌てたように目を逸らした。

 

みんな、みんな、みんな

 

嘘をついていた。

 

嗚呼、そうかと理解した彼女は、迷うこと無く鼓膜を叩き破った。

 

『───────っ!?』

 

何かを言っているが、もう何も聞こえない。

 

もう、何も聞きたくない。

 

何も知りたくない。

 

これ以上、この人たちを嫌いたくない。

 

どんな背景があろうと、どんな事情があろうと、彼女にとっては今この現状が全てなのだ。

 

荒くなる呼吸を押さえつけ、肩の痛みも忘れて消え入るように、声を絞り出す。

 

その声は、きっとその場にいた3人にしか聞こえなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───────嘘つき⋯⋯ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての思い出や、約束、好意が、泡沫のように、憎しみの波に呑まれて消えていった。

 

オトヒメの心が、初めて明確に挫けた瞬間だった。

 

あれほど優しさに満ちていた彼女の眼差しは、酷い裏切りに絶望し、憎しみの濁流を見せた。

 

ジンベエも、市民も、アラディンも。誰もが最悪手を選び、最悪のタイミングで露呈した人間への本音。

 

なんだ、歩み寄っても無駄じゃないか。

 

そう思ったマキノは、シーカーに倒れ込んだ。

 

もう、体を起こすことも限界だった。小さな彼女の体から、血を流し過ぎた。

 

ゆっくりと、体が冷えていく感覚が、死を知覚させる。

 

嗚呼、死ぬならもう何もしないでくれ。手をつけず、このまま静かに2人で死なせてくれ。

 

もう、彼の匂いに溺れて死のう。

 

『お前はホントに俺が好きだな』

 

「えぇ⋯⋯好き⋯⋯大好きよ、シーカー⋯だから、ずっと一緒にいましょ⋯⋯ずっと⋯⋯⋯───────」

 

最愛の彼の声を頭で再生し、目を閉ざした。

 

最愛の者との永遠の微睡みが、こんなにも幸せだなんて。

 

彼女は恍惚と微笑みながら、意識を手放した。

 

2人目のヒロインいる?

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