鉄血のオルフェンズ 次元を超えし出会い   作:五月雨☆。.:*・゜

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鬼との戦いと育手との出会い

 

 

 

 

時の神、クロノスが次の映像を投下すると見えて来たのは木から木へと飛んでいたオルガの父さんと三日月のお父さんだった。

 

 

クロノスは「あの映像から約2時間程度の時間が経っています」と俺達に伝えて自分は口を閉じた。

クロノスの異空間side終

 

 

カエデと水無月は村を出てから2時間程度の時間が過ぎていたが2人はまだ木の上を忍びのように木から木へと飛んでいた。

 

 

「ねぇ、カエデ。あと少し先から光が見えるんだけど…お堂があるんじゃない?」

 

 

「そうだな、此処からお堂まで歩いて行こう。警戒をしながらな」

 

 

「そうだね、カエデ」

 

 

カエデと水無月は話しながら刀を振るったことは無いが2人は刀に手を添えていた。

 

 

「所で、これからどうすれば良い?カエデ」

 

 

「まずは鬼殺隊に入ることが出来れば良いが簡単に行かないだろうな」

 

 

カエデが頭を抱えると水無月は動物達からある話を聞いていた。

 

 

「前に動物達から鬼殺隊士になりたい人は"育手"と呼ばれる人達の所に向かって厳しい修行や稽古をするって言ってたけど…」

 

 

「育手の人が何処に居るのかは動物達でも知らなかったのか?」

 

 

水無月はカエデの言葉に頷いてから「地道に宛も無く探し出す?」それとも「このまま育手の元に行かないで鬼を殺す?」等と言った。

 

 

また「鬼殺隊士を探して育手の人を紹介して貰う?」と水無月は幾つかの選択肢の案を出した時にカエデの足と気配が変わった。

 

 

「ミナ、お堂の様子が可笑しい」

 

 

「ん、例えお堂にいる人達が話していなくても物音はする筈なのに全然してない。それに障子がボロボロに破けている」

 

 

カエデと水無月は気配を消してゆっくりとお堂に近付いて勢い良く障子を開くと…中にはたくさんの人間の死体があって人喰い鬼が喰らい荒らしていた。

 

 

「此処は俺の縄張りだ!人間を喰いたいなら他を当たりやがれ!」

 

 

鬼は、カエデと水無月の気配に気づくとゆっくりと振り返った。

 

 

「何だお前ら?此処は俺の縄張りだぞ。餌場を荒らすなら許さねぇぞ。」

 

 

人喰い鬼はカエデと水無月に襲い掛かってお堂の外へと出された。

 

 

「こいつ!死ねよ!?」

 

 

「ミナ、闇雲に戦ってもダメだ!いつも獲物を捕らえるように連携して行くぞ!」

 

 

「分かった!!」

 

 

水無月の返事を聞いたカエデは鬼との攻防戦を始めた時に鬼が伸びた爪でカエデの髪を何本か切られた時にはもう姿が無かった。

 

 

鬼は周りを見回すが見つけ出せなくて伸びた爪をしまった時だった…鬼の心臓近くにカエデと持っていた刀に貫かれていた。

 

 

「ぎゃああああああああ!!」

 

 

カエデは鬼の警戒を解く為に一旦身を引いてから高速の突きで木の幹に鬼を刀で固定した。

 

 

「馬鹿だな!そんなことしなくても腕と足があれはお前を殺せ…って…」

 

 

鬼は自分の手足を見るといつの間にか斬られていた。

 

 

「くそ、早く再生しろよ!!もう1人の餓鬼も何処に行った!?喰わないと!!」

 

 

「良いや、お前はもう俺達の作戦にハマっているんだ ミナ!!」

 

 

カエデは鬼を刀で固定して大声で水無月の名を呼ぶと木の上からジャンプして空中で刀を構えていた水無月がいた。

 

 

「(カエデが作ってくれたこの好機を見逃さない!!絶対に!!)」

 

 

水無月は鬼の首に目掛けてを力を真っ直ぐに入れて鬼の首を斬り落とした。

 

 

「鬼殺隊士が持っていた刀で鬼を殺すと骨すら残らないんだな…」

 

 

「もしかして、人喰い鬼に同情してる訳じゃ無いよね?カエデ」

 

 

「そんな訳無いだろう?ミナ、むしろ鬼を殲滅したいって思ってるさ」

 

 

水無月は「カエデ、本当に危ないことしたよね!手足を斬って鬼を刀で固定してたから良かったけど…」と口を尖らせていた水無月に「悪かったな」と言ってとある木の幹に話し掛けた。

 

 

「それで、先程から俺達が鬼と戦っていた時から居ましたよね?」

 

 

「さっさと出て来なよ、じゃないと斬るけど?」

 

 

水無月の脅しめいた言葉を聞いた人影は木の幹から出ると…姿が見えて赤い天狗の面をした老人だった。

 

 

「お前達は鬼殺隊士では無いな、それにまだ子供なのに親はどうした?何故、刀を持っている?」

 

 

「お爺さん、話長いんだけど…」

 

 

カエデは木の幹から出て来た老人に今までのことを全て話した。

自分達が出稼ぎに行っている間に村の人達が鬼に殺されていたこと。

村の広場にはむらの人達を殺した鬼を討伐に来た鬼殺隊士が死んでいたこと。

鬼を殺す為に鬼殺隊に入る為に育手を探していた途中に鬼と遭遇して倒したことを老人に話した。

 

 

「成程…鬼殺隊士になりたいか。なる方法を教えても良いが死んでしまった人達を埋葬したい。そのあとでお前達の名前と儂のことを話してやろう。」

 

 

カエデと水無月は老人の言葉に頷くと3人は鬼に殺された人達を近くの土の中に埋葬していると夜が明けて太陽が出て来た。

 

 

「埋葬終わっちゃった?顔も知らない人だけどそこにあった花を持って来たよ」

 

 

「埋葬の途中に居なくなったから探してたぞ、ミナ。終わったから花を置いて手を合わせろよ」

 

 

水無月は「分かった」と言って亡くなった人達に花を置いて手を合わせてからカエデと老人の元に戻って来て話の続きを始めた。

 

 

「儂は鱗滝左近次だ。」

 

 

「俺はカエデ・イツカと言います。」

 

 

「…水無月・オーガス…あっ…です。」

 

 

3人がお互いに自己紹介したら老人(以降は鱗滝さん)が話し始めた。

 

 

「…カエデ、水無月、お前達2人のどちらか鬼になった時、お前達ならばどうする?」

 

 

カエデと水無月は鱗滝さんの問に考えること無く即答で答えた。

 

 

「「首を落として自ら死ぬ」」

 

 

鱗滝さんはその答えが直ぐに出るとは思っていなかったが「そうか」と呟くと…。

 

 

「…(この子達は刀の扱い方は下手な隊士よりは上手かった。

鬼を殺した時の連携も初めてでは無い感じがした。

 

 

常に獲物で狩りをしていたんだろう。

2人が鬼を殺す前に見せた突きと斬りの構えは間違い無く水の呼吸、壱の型と漆の型だった。)

儂はお前達の探していた育手だ。

では、これからお前達が鬼殺の剣士として相応しいかどうかを試す。刀を持ってついて来い」

 

 

「「はい!!」」

 

 

鱗滝さんが走り出した時、カエデと水無月も元に走り出した。

 

 

クロノスの異空間では…。

 

 

鬼が出て来た時、悲鳴をあげた者が数人、もう数人は目を逸らすことなどをしていたのだがオルガと三日月は悲鳴、目を逸らさなったのだ。

 

 

「こんな世界に居たら…いつ死ぬの分かんねぇよ。

それなのになんで…オルガと三日月の親父は平然としてんだよ!!」

 

 

ユージンの心の叫びにクロノスは「平然としていると思いますか?そんな訳は無いんですよ。」としかしユージンは「あれは殺しを楽しんだ目だ、鬼殺隊ってのも人殺しの集団なんだろう!?」と言うと名瀬が鎮めようとした時だった。

名瀬の隣から風を切る音が聞こえるとオルガがユージンを殴っていた。

 

 

「ユージン、それ以上言うと鉄華団団長…いや父さん達、俺達自身も否定することになるぞ。俺達も自分達の道を歩く為に邪魔になる奴らを殺して来た」

 

 

「それはそうだけど…オルガと三日月の親父は!?」

 

 

ユージンは何か言いたそうだったが三日月は銃を取り出してユージンに向けていた。

 

 

「…ミカ」

 

 

「ユージン、さっきオルガも言ったけど俺達も人殺しの集団なんだろ?人を殺しているから…でもお父さん達は違う。

これ以上犠牲者を出さないように動いてるんだ…」

 

 

三日月はそう言うと銃を懐に仕舞うとシノがユージンに「俺達は人殺しの集団なんかじゃない…それは三日月やオルガの父親、鬼殺隊に入っている人達もきっとそうだ。

 

 

鬼殺隊に入っている人達は俺達のような奴、いま映っている2人のように鬼に家族を殺された人達が集まった集団なんだろ?クロノスさん」

 

 

シノの問い掛けにクロノスは「えぇ、そうです…鬼殺隊に入っている人達は理由は様々ですがカエデさんと水無月さんと同じように鬼によって家族を殺された人達なんです。

 

 

それに2人は心の中でもう少し早く来ていれば…お堂にいた人達を死なせることは無かった」と伝えた。

 

 

オルガはユージンに手を伸ばしてユージンはその手を取った。

 

 

「無神経だった…悪かったな、三日月、オルガ」

 

 

「銃を向けてごめん、ユージン」

 

 

「殴ったことは謝らないからな、けど仲直りだ…」

 

 

「あぁ、ちゃんと見届けるよ。オルガと三日月の父さんの人生、鬼殺隊の人達の人生を…」

 

 

オルガと三日月はユージンと仲直りに握手をすると見ていた全員は良かったと呟いた。

 

 

「仲直り出来て良かったですわ。

では続きを再生します」

 

 

クロノスの異空間side終

 

 

鱗滝さんの速さは異常だったがカエデと水無月は息を切らすことなくついて行くが少しずつ遅れていた。

 

 

「(カエデ、水無月。儂の速さに遅れること無く着いてくるとは思わんかったな。)」

 

 

「(速いが追いつけない速度じゃないけど…。

鬼殺隊士になる為にはこれくらいの速度が無いと駄目なのか!?)」

 

 

「(速いけど大丈夫、カエデと村にいた頃から色んな鍛錬をしていたんだ!!

絶対に離され無い…ついて行くんだ。

俺だけ受からないなんて絶対に嫌だから!!)」

 

 

カエデと水無月は走り続け、必死の思いで鱗滝さんの家までたどり着くと質問した。

 

 

「鱗滝さん、これで俺達はっ……認めて貰えるんですよね?」

 

 

「…まだあるとか……言わないでね…」

 

 

「馬鹿者、試すのは今からだ。

山に登るから着いて来い。」

 

 

「マジかよ…行こうぜ、ミナ」

 

 

「カエデ、うん…此処まで来て鬼殺隊に入れないなんて嫌だ、どんなことが来てもやってやるよ。」

 

 

カエデと水無月は鱗滝さんに案内されて霧が濃い山の奥の方までやって来ると鱗滝さんは振り返った。

 

 

「カエデ、水無月。

お前達は此処から山の麓にある儂の家まで下りてくることだ。

今度は夜明けまで待たない。」

 

 

鱗滝さんは2人に伝えるとそのまま霧の中に消えた。

 

 

「…まずい、ミナ」

 

 

「うん、そうだね…カエデ」

 

 

2人は鱗滝さんに連れて来られた場所には罠が仕掛けられて空気が薄い場所で体力の限界も近かった。

 

 

「(カエデも分かっていると思う、空気が薄くて大量の罠が仕掛けられていることにでも全てを避けることは出来ない!!なら…)」

 

 

水無月はカエデを見ると目が合った。

 

 

「(こんな調子でミナと一緒に罠に掛かっていたら時間の無駄になる!!この場所は俺達が住んでいた山よりも遥かに空気が薄い!!なら…)ミナ…此処からは喋らずに行くぞ。」

 

 

カエデの言葉に水無月は頷いたが2人は精神力だけで動いていた。

 

 

罠のある場所がわかったとしても、それを避けられる余力がなければ意味をなさない。

 

 

カエデと水無月は少しだけ罠に掛かっていたが、なんとか突破して夜明けまでに鱗滝さんの家に辿り着くことができた。

 

 

「も、戻りました、鱗滝さん」

 

 

「…流石に疲れたんだけど、もう試練とかないよね?鱗滝さん…」

 

 

「……お前達を認める。

カエデ・イツカ、水無月・オーガス。」

 

 

鱗滝さんに鬼殺の剣士に相応しいと認めて貰った……カエデと水無月は鬼殺隊に入隊する為に最終選別に向けて此処からさらに過酷な修行に励むのだった。

 

 

クロノスの異空間では…。

 

 

「体力を限界まで取られてからの…」

 

 

「空気の薄い山での罠あり山下り…とか過酷過ぎじゃないのか!?」

 

 

ビスケット、シノが思ったことを口に出したが全員査定では無くて三日月と昭弘は「…やってみたい」 とか「あんな罠ありの山があれば俺はまだまだ鍛えられそうだな」と言う。

 

 

ユージンは「辞めとけ」と2人に言ったが諦めてはいないのでオルガの元に向かうと小声で「いつか、作ってみるか…父さん達も強くなったみたいだからな」といつか実現可能になりそうだ。

 

 

ユージンはダメだこりゃと思って映像を見ることに専念したのだ。

クロノスの異空間side終

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