絶望の渦中、生きるMessiahは何を見る?   作:綠月

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YKN紹介企画の続きでYKN達2、3人の紹介する事がほぼ無くてどうしようか悩んでいる私だ。完成しても駄作確定、いや私の作品全部駄作だったねうん、成長なんてなかった。むしろ劣化まである。


邂逅編.Ⅴ ~レジスタンス~

「何ィ!?つまり、連続殺人事件が起きているということか!?」

「さつ・・・じん?何それ?」

無名の丘なる地を進む合間に私達が探しているりょく殿の容姿のついでに今起きている事について話すと、どちらも知らなかったのか驚いていた。いや、一人はピンときていなさそうだが・・・。

「殺人を知らないとかあんた一体いくつなのよ・・・。要は、ここにいられなくなるって事。」

「へぇぇ・・・それは嫌だなぁ。ここって遊び場が多くてずっといたいもん。」

シャルが分かりやすく補足したおかげで理解できたらしいが、結局深く考えていない様子だ。どう見ても大人のはずなのに、喋れば普通の子供。この人の身に何があったのか・・・。

「なら急いでそのりょくとやらを探さなくてはなるまい!何か心辺りはないのか?」

「・・・残念だが、何もないのだ。新たな発見の為ならどこにでも行くような方だからな。」

だからこうして各所を回っているのだが、この捜し方はハッキリ言って時間をかけてしまう。見つける前にりょく殿の命が潰える事になれば・・・考えたくない。しかし、急ぐにしても急げない。一度、家に帰っていないか見に行こうかと楽な事を考えていると、ふと視線を感じた。ここにいる4人以外の何者かの気配もだ。ただ、向けられている視線に敵意は感じない。

「・・・シャル。分かるか?」

「・・・いいえ、ただ隠れている、というよりは姿を消している可能性があるわね。」

謎の気配を探ろうと二人で足を止めて周囲を伺う。咲いた鈴蘭の花の香りが鼻に刺す。微かに魔力の残滓が漂ってくる方を向き、赤い大剣を宙に出す。敵意がないらしいのは分かっているが、姿を見せるようにと無言のメッセージを送っているのだ。効果はあったらしく、気配の正体が一瞬眩しい光を放ちながら出てきた。赤と黒の着物に和傘を差し、表情を隠すための狐のお面という出で立ちは友好的というよりは敵意を持っていそうだった。

「む、何奴!?」

謎の白い生き物・・・本人曰く、伊達正宗と名乗っているが絶対に違う気がする。が、頭につけた三日月型の何かをデカくさせて着物の人物に話しかける。警戒態勢・・・なのだろうか。一方で角を生やした子どもらしい女性は三日月型の何かに興味を示していた。

「そう気を張るでない、隠れるように動向を眺めていたのは詫びようぞ。妾の思うような人材か見極めたかったまでだ。」

「・・・どうするソフィー?一回縛っとく?」

シャルが明らかに攻撃態勢に入っている。制止しなければ今すぐにでもこの素性の知れない人物に危害を与えそうだ。

「待て、まだ敵意を隠しているとは思えない。私達に危害を加えるのが目的なら姿を出さなくても出来る。なのにわざわざ出てきたのだ。信用するかはともかく、話ぐらいは聞いてもいいだろう。」

そう言いつつ私も出した剣を戻してはいない。この者が何を目的に私達に接触してきたというのか。

「無益な争いをする事にならずに済んで助かる。一応弁明の言葉を告げれば、お主らの敵になることは今も今後も無いだろう。お主らが闇に魂を売ることが起きようものなら話は変わるが・・・まぁ深くは言うまい。一方的になるが、用件を話そう。」

謎の人物はそこまで言って、一呼吸置いた。

「そこの二人が探している赤毛の女ならば、今は森にいる。だが、この地に起きている異変の産物に襲われ、このままでは長くは持たないだろうな。」

「・・・何故りょく殿の特徴を知っている?」

「それは言えぬな、この情報を疑うならそれでもよい。探し人を救いたいならば、実際に行って確かめる事だな・・・。」

そう言い終え、謎の人物はまた姿を消した。今度は視線も気配も感じ取れない。私とシャルは警戒する必要がなくなったと判断し、互いの武器をしまう。

「言いたいことだけ言っていなくなってしまった・・・。あのお面の人物は一体何を知っているというのだ・・・?」

「ソフィー・・・どうするの?ハッキリ言ってかなり怪しいのだけど?」

「・・・当てもなく探していたのだ。ここは一つ、騙されたと思って森に行ってみないか?」

あの人物が何なのか分からないままだが、何故かまたどこかで会うことになる気がする。今優先するべきはりょく殿の捜索。シャルとついてきている二人を促して魔法の森へ向かうことにする。

~~~~~~~~~~

ヴァイス達がいなくなった無名の丘。そこにはまたあのお面をつけた人物が佇んでいた。

「・・・これでよい。駒が一つ増えたところで、どうなるかは分からないが・・・少しの足しにはなるだろう。」

その隣に、白銀の髪の女性が影から出てきた。

「綾・・・。こっちは終わった、そっちは?」

お面をつけた人物・・・綾は、白銀髪の女性を向く。

「問題は無い、時にそなたに問うが・・・この度、どうなると見る?」

「・・・さぁ?主にやってくれるのはあいつら、私達はただの助け船。どうなるかなんて誰にも分からないわよ。いいから続きをしましょう。」

「ククク・・・よかろう。期待しようではないか、皆を・・・。」

~~~~~~~~~~

「もう嫌なんですけど・・・!なんなのあいつ・・・!」

ヴァイスが丘にいた時と同時刻。私は謎の化け物に襲われていた。黒い霧に覆われていて姿がよく見えない。とても気になるが接触しようとしたら心臓を狙われたからビームで倒したけど、何故か何度倒しても蘇ってくるからひとまず逃げようと走っている。けれど中々距離が離せそうにない。そんな時、唐突に後ろから爆発音が起きた。それだけでなく爆風も被る。

「な、何・・・?」

振り返ろうとすると、何者かに腕を捕まれる。異形では無く、黒髪で紫の瞳を持った男。

「いきなりですまないが、死にたくないなら離さないでくれよ!」

一方的に掴んでおきながらあたかもこっちの方から触れたみたいな事を言い出したその男はもう片手に毒々しい色の液体が入ったフラスコを地面に叩きつけて割る。すると私とその男は液体に包まれてその場から姿を消していた。

~~~~~~~~~~

包まれた液体が無くなってみえた景色は、森ではなく何かの建物の中だった。大きなテーブルの上には、どれも毒々しい色の液体を入れたフラスコと実験器具の山が出来ている。

「ハハハ!無事に成功したぞ!これでまた僕の望む未来が近づく!」

いきなり私を掴んできた男はテーブルに駆け寄って何か書かれた紙に何かを書き足している。

「あんた・・・誰?」

「あぁ、急にすまないな。礼の一つは欲しいところだったがやはりいい、少し適当な所に座って待っててもらえるか?」

少し辺りを見るが、座れそうな場所なんてどこにもない。仕方なくそこで立って待つことにした。そして約2分後、男が満足げな表情で私の元にきた。

「やはり実戦ほど試験毒を試すに相応しい。いかがかな、僕の作った空気に触れるだけで爆発する毒は?素晴らしかっただろう?」

「・・・逃げるのに必死で見てないし見ようとしたらあんたに腕掴まれたんだけど?というか毒が爆発出来るなんて初耳じゃん。」

そう言う私に男は少し残念そうな顔をしてから笑う。

「毒には無限の可能性があるのだよ。先程の森からここにつれてきたアレも私が作った毒だ。」

一応助けてはくれたんだろうけど善意からの行為には思えない。とりあえず家に帰ろうと出口に行こうとする。

「あー、少し待ちたまえ。今の幻想郷に一人で外に出れば先程の化け物に殺されるぞ?」

「・・・今ここで異変が起きているのは分かってる。さっきは初めて見たから気になって接触しようとしただけ。」

数日前から能力者や一般人が化け物に襲われる事件のことは気づいていた。ただ、どんな化け物かまでは知らなかったから自分も襲われただけ。だって化け物なんてここにはたくさんいてどれが特定の化け物かなんて分かるわけないし。

「冷たくならないでくれ、ここは協力しようではないか。君の目的は知らないが、この異変の解決に乗り出そうとしているんだろう?私もまだ試したい毒が多くてな。悪くないだろう?」

「はぁ・・・異変が起きるとほんとろくな事が起きないじゃん。勝手にしててくれる?」

「それで構わないさ、君の助けにはなってみせようではないか。とりあえず君をなんて呼べばいい?」

まだ信用に値しないから本名を隠すのを考えたが、咄嗟に偽名を作れなかったので普通にりょく、と名乗る。

「オーケー。僕はエイデン・グライリヒ。毒で輝かしい未来を作るのが目的の研究者だよ・・・。」




YKN.17 りょく 生存確認。
YKN.94 綾 生存確認。
YKN.118 エイデン・グライリヒ 生存確認。
今回の犠牲は・・・
無し
YKNが増員したため+3
残り・・・161名。
討つべき敵は・・・現在2名。


またYKN増やしてしまったけどこれ以上増やす気はありません。その気にならなければ(殴   このペースでいつ完結するか、そもそも最後まで書けるか分からん。でも完結させたいなーっていう気持ちはある。最後に一言、これ理不尽な虐殺入れないと犠牲者増やせない気がしてきた。
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