転生したら暴虐の魔王になれそうな件   作:ワラリヲ

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魔王学院、15章が楽しみなんじゃー!
アニメ2期も楽しみなんじゃー!
うわぁぁぁぁぁ!!!


ゴブリンたちとの出会い

 あれから、俺とリムルはこの洞窟を出ることにした、ただこの洞窟はクソほど広くなかなか出口が見当たらない、なので道中出て来た魔物を倒してはリムルが食しを繰り返していた、あと気づいたのだが、どうやら【魔法作成】のスキルは魔法を使えば使うほど、使える魔法式は多くなっていくようだ、あれからどうにか<灼熱炎黒>や、同等クラスの魔法が使えるようになった、これでエミリアレベルかな。それにしても起源魔法はどうやったらできるかな?

 

ユレム「試し撃ちだ、<灼熱炎黒(グリアド)>!」

 

 かなりの高威力で<灼熱炎黒(グリアド)>をゼロ距離で打ち込むと敵の蜘蛛は灰と化す、いい火力だ、早く<獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)>を使ってみたいものである。

 

リムル「(いつ見てもとんでも火力だな……)」

 

ユレム「(まだ上はあるぞ? <獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)>や<極獄界滅灰塵魔砲(エギル・グローネ・アングドロア)>、<覇弾炎魔熾重砲(ドグダ・アズベダラ)>とかな、最終目標は<涅槃七歩征服(ギリエリアム・ナヴィアム)>だな)」

 

リムル「(マジかよ……ユレムはまだまだ強くなるのか)」

 

ユレム「(そういうことだ、他にも色々使いたいからな、日頃から魔法は使っていこうと思うぞ)」

 

 それからもリムルの手に入れたスキルを試しながら洞窟を進んだ。すると出口をついに見つけた、とても大きく、固い扉だ、アノスならぶち壊して仕舞えば良いと言って殴りかかっていそうだが、そんなことはしない、開けることのできぬリムルの代わりに俺が開けることになった、が、俺が開ける前に何者かが扉を開ける、誰だ? 取り上げずリムルは既に隠れているので<幻影擬態(ライネル)>と<秘匿魔力(ナジラ)>で、姿も魔力も隠す、魔素はさっき客観的に自分を見たら馬鹿みたいに漏れてたから引っ込めた、リムルは気づいていないが、後で誰かに会ったときにでも教えようか。

 

冒険者A「やっと開きやがった、鍵穴も錆びついちまってボロボロだったじゃねぇか」

 

冒険者B「まあ仕方ないさ、ここ300年間ついぞ誰もこなかったんだろ?」

 

冒険者C「入ったという記録はありません、でも大丈夫なんですよねぇ!いきなり襲われたりしません?」

 

 どうやらこちらに気づいてはいないようだ、なぜこんなところに来たのだろうか、中には何も無かったが、300年も閉ざされた場所に今更いくなど、よっぽどの理由があるのだろうか?

 

ユレム「ほう? 姿が消えた? 隠密と言っていたな、おそらく隠れるスキルか、かと言っても【魔眼】で見れば簡単にバレるが……」ボソボソ

 

 まあ気にせず先へ進み、迷いそうになりながらも進む。すると洞窟は終わり、青空が広がっている。<魔力時計(テル)>で時間を確認すると今は正午のようだ。

 

ユレム「こんにちは世界」

 

リムル「(何言ってんだ?)」

 

ユレム「(外に出たらいうって決めてたのだ、朝だったらおはよう、夜だったらこんばんはとな)」

 

リムル「(そうなのか……まあいいや、とりあえず森を歩こうか!)」

 

ユレム「(何か仮の棲家となる場所があれば良いが)」

 

 そう言って森を歩いていると、大きな狼とかが襲って来たので凄んだら逃げ出した、洞窟の中の魔物の方が強く、楽しかったな(戦闘狂)。

 

 そういえば何故か口調が変わってしまった、何故か元の口調には戻せぬ。というかこちらの方がしっくり来る。

 

ユレム「さて、と……そこの者ども、何者だ?」

 

 近くで隠れている集団がいた、30人ほどか?俺が気づいているというとその集団は出てきた、ゴブリンだ、ふむ、とてもゴブリンである。

 

ゴブリン「強キ者ヨ、コノ先ニ、ナニカ用デスカ?」

 

リムル「初めまして、でいいのかな? 俺はスライムのリムルという」

 

 声が大きいな、まあ洞窟内では基本的に思念で会話してたから、当然慣れては無いわけか……

 

ゴブリン「強き者よ、声を鎮めてください」

 

ユレム「すまぬな、リムルはあまり声を出しての会話は慣れておらぬのだ」

 

 本当になぜ口調は変わってしまったのだろうか?

 

ゴブリン「畏れ多い、我々に謝罪など不要です」

 

リムル「で、俺に何か用か? この先に用なんかないけど」

 

ゴブリン「左様でしたか、この先に我々の村があるのです、強力な魔物の気配がしたので、警戒に来たのです」

 

 なるほど俺たちこのとか、それは悪いことをしたな。

 

ユレム「そうか、それは悪いことをしたな」

 

ゴブリン「いえ、そんなことは……あの、お二人に我々の村に来ていただきたいのですが……」

 

ユレム「それはありがたいな、俺たちも今しばらくの間でも滞在できる場所を探していてな」

 

ゴブリン「あ、ありがとうございます! こちらです」

 

 するとゴブリン達は歩き始める、それを俺たちは後を追いかける。

 

リムル「そういえば、なんであのゴブリン達は俺に警戒してたんだ? ユレムにも警戒はしてたけど俺ほどでは無かっただろ?」

 

 普通の音量で話しかけてくる、いや、先ほどが異常過ぎだったからか、少し耳が遠く感じる。

 

ユレム「お前のオーラがダダ漏れだからだ、深呼吸のような感じで引っ込められるからやってみろ」

 

リムル「……マジかよ、今客観的に見たけどとんでもないな、深呼吸みたいな感じだろ? スゥーーハァーー、どうだ?」

 

ユレム「まあ、問題ないなこれならよっぽどビビられぬだろう」

 

 と、そうこう話しているうちに村に着いた、なんというか……貧相である。

 

 それと、彼らの話を道中聞いたのだが、彼らの神が消失したらしい。その神の消失に伴って、魔物が活発に動き出したとのこと、さらに人間の冒険者が森に侵入するようになっていたとのことだ。

 

老ゴブリン「お待たせしました、お客人」

 

ユレム「いや、それほど待っておらぬ、気にするな」

 

 リムルがこちらを見てくる。

 

リムル「(おま! それは流石に……!)」

 

ユレム「(自然にこうなるのだ、許せ)」

 

リムル「(全く……)ああ、いえ、お気になさらず……それ程待っていませんから」

 

老ゴブリン「大したおもてなしも出来ず申し訳ございません、私はこの村の村長をさせて頂いております」

 

 お茶が出る、別に色も悪くない、魔眼で成分を調べても毒は入っていない、いきなり疑ったのは失礼だったな。飲んでみるが普通に飲める、流石に日本のお茶には遠く及ばぬがな。リムルは味を感じないらしい、これの味がわからぬのは、気の毒だな、どうにできれば良いが……。

 

リムル「で、自分達を招待したってことは、何か用事があったのか?」

 

 そうだな、先ほどまで警戒していた相手をいきなり棲家に招待するなどあまりないだろう、何かあったのだろうか? いや、恐らく消失した神がいなくなり、魔物が活発化したので、助けて欲しいと言ったところか。

 

老ゴブリン「最近、魔物の動きが活発になって来ているのはご存知ですか?」

 

 予想通りだな。

 

老ゴブリン「我らが神がこの地に平穏をもたらしてくれていたのですが、一月ほど前に姿を隠したのです、その為、近隣の魔物がこの地にちょっかいをかけ始めまして………我々も黙ってはいられないので、応戦したかったのですが戦力的に厳しく……」

 

 神というのはヴェルドラのことだろうな、時期的に合う、悪いことをしてしまったな。

 

リムル「話はわかりました、しかし自分スライムですので期待できるような働きはできないと思うのですが……」

 

 リムルがそういうと付き添いだった若いゴブリンが、話し始める。

 

ゴブリン「ご謙遜を、我々と出会った時に出していたあの妖気、今は隠していらっしゃいますが、ただのスライムにあれほどの妖気は出せません!」

 

 ああ、彼はあの場にいたからな、あのダダ漏れのオーラを見ていたのだろう。それにしても、あのオーラは妖気と言うのか、覚えておいた方が良いな。

 

リムル「ふふふ、君、なかなか見応えがあるな」

 

ゴブリン「そうですとも!そのお姿でさえ、漂う風格は隠せておりません! そこの魔人様も、今の妖気こそスライム様より小さいですが、本気を出せば同等以上の力をお持ちなのでしょう?」

 

ユレム「さあな、比べたことがないからわからぬ」

 

リムル「お前たち、あの妖気に怯えずに話しかけてくるとは見所があるぞ!」

 

 なんの見所だ?

 

老ゴブリン「はは! 有難うございます、……で、本当のお姿をお隠しになっている理由は訪ねませぬ、ただ、お願いがあるのです、なんとかお聞きいただけないでしょうか」

 

ユレム「内容によるな、言ってみせよ」

 

 内容はこうだ、この周辺には幾つがゴブリンの集落があるのだが、東の地から覇権を狙いこの地に新参の魔物が押し寄せて来たらしい。

 その新参の者どもとの小競り合いでゴブリンの戦士が多数戦死していったと言う、だが、この地には名持ちの戦士がいたそうだが、その者も戦死してしまったらしい。

 その者はこの村の守護者のような立ち位置で、その戦士がいるからと、ここに住んでいたゴブリンもいたらしいのだが、その者の戦死を機に、この村を出るゴブリンが多数出たらしい、その後、この村は魔物が他の村を襲っている間に対策を講じると言うことになったらしいのだが、他の者への協力の要請も、冷たくあしらわれ、この村は絶体絶命の状況だそうだ。

 

ユレム「ふむ、まずこの村の人口とその中で戦える者の数を教えてくれ」

 

老ゴブリン「はい、この村には100人くらい住んでいます、戦える者はメスも合わせて60人ほどです」

 

 少ないな、それに一人一人の力もも武具も良いとは言えない、ほんの小勢でも簡単に滅ぼせるだろう。が、それも相手次第だな、相手が強かったら不味いか、まあ、不可能を可能にしないと、アノスを目指せぬ。

 

ユレム「敵の数、種族、敵1人はゴブリン何人分だ?」

 

老ゴブリン「敵の種族は牙狼族、ゴブリン10人で1匹倒せるかどうか、数は100匹ほどです」

 

 むう、なかなか面倒だな。だが、リムルの粘糸、硬糸でトラップ、木の柵でバリケード、堀を作って落とす、そして武器は基本弓のような遠距離武器、これを徹底すればどうにかなるか。

 

ユレム「全く問題ない」

 

老ゴブリン「なんと!?」

 

リムル「大丈夫なのか!?」

 

ユレム「ただ、まず聞いておくことがある、お前たちは、俺たちに、何を差し出せる? 見返りはなんだ?」

 

 別に見返りが欲しいわけではない、単純な確認だ、相手がこの事態にどれだけ本気になっているか、それの確認。

 

老ゴブリン「我々の、忠誠を捧げましょう! 我らに守護をお与えください! さすれば、我らは貴方様方に忠誠を捧げます!」

 

ユレム「フッ、良いだろう! このユレム=テンペストと、リムル=テンペストが! お前たちの願いを聞き受けよう! 俺たちについてこい! そして忠誠を誓え!」

 

ゴブリン2人「はっ!」




アノス様口調、こんな感じでいいかな?

魔法はルビ振った方がいいかな?

  • 勿論さ!
  • 要らないね! 脳内変換するから!

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