かなり短めですが、ご了承ください。
リムルが暫くの間は平穏な日常が流れる。ある日、ヨウム達が町に戻って来ると、仲間を増やしていた。上位魔人である。
ユレム「戻ったか」
ヨウム「ああ、ユレムの旦那、俺達に仲間が増えてな、ミュウランっつー、腕の立つウィザードなんだ」
ウィザード、確かに魔法の腕は高そうだな。
ユレム「ふむ、ミュウラン、ヨウム達をよろしく頼んだぞ」
ヨウム「ちょ……! ユレムの旦那! それは俺が『皆をよろしん頼んだぞ』って言われるやつだろ! 何で新入りのミュウランなんだよ!?」
ミュウラン「ええ、お任せください、ユレム様」
ヨウム「無視かよ!?」
ヨウムがなにやら異議を唱えている。
ユレム「くはは、大方、ミュウランを舐めてかかって痛い目を見たのだろう? お前が新入りにここまでの信頼をおくには、それくらいの理由があってもおかしくあるまい」
ヨウム「大正解だよ……」
相手の力量を見誤るようではな。と、そんなことを思っていると、話を聞いていたハクロウがやって来る。
ハクロウ「ヨウム、油断して相手の力量を見誤るのは愚か者のすることだぞ? 明日からは訓練を倍にしてやるから覚悟せい」
ヨウムの表情が苦笑いから絶望へと変わる。
ヨウム「んな!? そりゃないぜ師匠……」
ヨウムがハクロウに連れて行かれる。
ユレム「行かなくて良いのか?」
残されたミュウランにそう問いかける。
ミュウラン「ええ、別にやることがあるので……」
ユレム「そうか、ああ、聞いておきたい事がある」
そう前置きすると、ミュウランは疑うような目を向ける。
ユレム「ミュウラン、お前は上位魔人だな?」
ミュウラン「…………はぁ……」
ミュウランはこちらを見据え、暫くすると諦めたようにため息をついた。
ミュウラン「やはり……バレていましたか。ええ、私は上位魔人です、ただ、出来ればこの事は秘密にして頂けると嬉しいです。なんて、聞き入れてもらえないでしょうがね」
ユレム「構わぬぞ? 別にこの町なら上位魔人でも迫害などせぬ。もっとも……俺たちに危害を加えないのならば、だがな?」
確信を突いた表現をすると、ミュウランも少し焦ったような顔をする。やはり、何か企んでいるか……いや、正確にはまだ何をするかは決めていなさそうだな。
ミュウラン「……失礼します」
ミュウランは立ち去る。さて、どうなるか……。
…………
リムルから<
リムルからの通話の内容は、シズの心残りである子供たちを助ける手立てが見つかったそうだ。その方法として、上位精霊を宿すとあるらしいのだが、その為に精霊の棲家という場所に行くらしい。その際、俺も来ないか? という内容だ。確かに、俺も行けばシズの受肉も同時に行えるが、まだテンペストは国としては不安定だ。流石に国主が2人とも国を空けるわけには行かぬ。こう言うと、俺がベニマル達を信頼していない様に聞こえるかも知れぬが、決してそういう訳ではない事は伝えておこう。
…………
その連絡から更に日が経ち、リムルの帰還がそろそろという時……。
ユレム「さて、そろそろリムルも戻って来るか……ただ、それまでに何かありそうか……。ふむ?」
突如、<
俺はすぐに刀を手に取り、<
ユレム「さて、こちらからテンペストへ向かうのはあまりオススメはしない、魔物も多く生息している上、道も整備されていないのでな」
???「……丁寧な対応、感謝する。ただ、我々はこちらから進むので間違いない。だが……お前から来てくれるとは思わなかったぞ。ユレム=テンペスト」
次回、遂にオリキャラ登場!
お楽しみにッ