あと、今回のタイトルは思いつかなくて、てきとーにつけたので、ごよーしゃください
ユレム「近いうちにテンペストに戻ろう。またな」
リムル「分かった。皆んなも心配してたから、きっと喜ぶ。またな!」
リムルに挨拶をした後、元の森に戻る。
ルミナス「では、妾はこのままルベリオスに戻る。また会うのを楽しみにしているぞ」
ルミナスとも別れ、俺はデルゾゲードに転移する。すると、リベリオ、ディウス、バースの3人が跪き、待っていた。
リベリオ「お帰りなさいませ、ユレム様、先のご命令の件ですが、テンペストの将と接触してしまいました。明確な敵対は防いだものの、バースが一時交戦を。申し訳ございません」
その様子は見ていた。リムルが映したものをだがな。明確に敵対したわけでは無いようなので、軽く注意だけはしておこう。
ユレム「全面的な争いは防いだのだろう? ならば良い。だが、注意しておけよ?」
バースの方を見ながら言う。
リベリオ「はっ……!」
バース「寛大な御心、感謝します」
3人に顔を上げさせる。
ユレム「それと訊くが、テンペストの力量、特に将と言える者はどう見えた?」
訊きたかったことを訊く。ベニマルたちの今のレベルの事だ。
ディウス「軍としてみれば、皆がかなりの技量を持つ、十分優秀と言えるでしょう。事実、将兵に至っては、仙人程度なら勝利できる実力はあります。ただ、八神騎士団の各部隊の隊長相手では少々分が悪いように思えます」
なるほど、八神騎士団の団員は全員が仙人に至っている。確か、特殊な訓練法を用いているのだったか。前に、その訓練法を
話が逸れたな。八神騎士団の仙人たちを複数人相手しては、流石のベニマルたちでも厳しいのか。それに、隊長たちは仙人の上位から聖人レベルの実力があるらしい。聖人、覚醒魔王と同等と言われているが、正直トウジからは覚醒魔王であるリムルやルミナスほどの力は感じなかったが……。だが、確かにベニマルたちでは彼の相手は少々厳しいか?
ユレム「もう1つ、気になることがある。トウジは聖人なのか?」
リベリオ「トウジは、種族上は聖人です。ただ、完全ではありません。完全な聖人とは、完全な精神生命体。仙人は半精神生命体ですから、トウジは……いや、トウジを含めた八神騎士団の聖人は、半精神生命体でありながら聖人、少々中途半端な位置にあります」
道理で、だな。今の俺やリムルは、精神生命体、肉体の限界を超えた動きが可能(俺はまだ肉体の限界には至っていないようだが)だ。トウジたちは肉体から離れきれていないと言うことか。
ユレム「なるほど、理解した。近いうちに、もう1度話さねばな……」
3人が訝しむ。
リベリオ「と、言いますと?」
ユレム「ああ、そうか、そこから話さねばならぬか。会議室に八神を集めよ。そこで詳しく話す」
そう命じ、会議室へ向かう。少々待つと皆がくる。
エンティ「話し……とは?」
席に着くと、単刀直入に訊かれる。
ユレム「ああ、先ほどの
こうなるのだったら、初めから俺を連れて行かなければ良かったのではないか? とも思ったが、おそらく抑止力として誇示するために連れて行ったのだろう。
俺の存在に気付くもの、つまりギィなどは2000年前の俺を知っている。だから抑止力として機能する。
気付かぬものは、解析鑑定などが一切効かぬ俺を、ある程度は警戒するだろう。俺とて警戒する。リムル曰くだが、正体が俺だと知るまでは警戒していたそう。分からぬとはそれ程不気味なものなのだ。
そして、解析などを行わないものは抑止力も何も無く、敵対する危険性が無いと判断できる。と言ったところか?
仮にこの考えの上でルミナスが動いていたとして、俺を知るものへの抑止力となるのは、2000年前の俺がよっぽどの事を行なっていたからなのだろう。なにせ二つ名が『
メア「そう……それじゃあ、仮面で正体を隠す必要はなくなった。と言うことね?」
ユレム「ああ、そうだ。それと、支配する地域が与えられた。それがここ、デルゾゲード周辺だ」
机に俺の領地のジオラマを建てる。その領地は、デルゾゲードとその城下にある、八神騎士団が寝泊まりする宿舎が1割を占める程度の土地だ。位置的にはルベリオスの南端の土地を一部拝借した形になる。それも、殆どが草木が生えていない土地だ。東のイングラシアに面している土地はそこそこ栄養がありそうだが……。
フェリシオ「あんまり良い土地じゃ無いよね。2000年前はもう少し広かったし、作物も育ったんだけど……災害で枯れちゃって……あの時ほどバースを呪った事はないね」
バース「おい」
もう少し広かった? おそらく、今のイングラシアの土地の一部を俺が持っていたのだろう。だが、元々は作物も育ったと言うことは……。ある程度整えれば十分作物を育てられる土台はあるはずだ……。
ユレム「この領地の運営は後々考えるとしよう。今は八神騎士団についてだが……」
アミュレ「ああ、確かに、いきなりこの土地を魔王が支配し始めたらビックリしちゃうわね〜」
危機感を感じているのか分からない声色で、アミュレが俺の言わんとしている事を代弁した。
セラス「ビックリどころじゃ無いんじゃ……?」
ユレム「そう、単に驚くだけならまだ良い。だが、八神騎士団が俺に戦いを仕掛けてくる可能性がある」
彼らからすれば、魔王が突如として現れ、城を奪って行ったのだ。武力行使できてもおかしくは無いだろう。
メア「多分、そこまで心配しなくても大丈夫だと思うわよ?」
ほう?
ユレム「どう言うことだ?」
メア「神殿騎士団で功績を挙げたものは、より位の高い騎士団へ入団できる。それは、
なるほど、戦わずして和解する道もありえるのか。だが……何故ルミナスはわざわざ裏の章など用意した? そんな事をすれば、ルミナス派とユレム派で争いになりかねないと言うのに……。
ユレム「そうか、では、次彼らがここへ戻る時にでも、話してみようか。集まってもらって感謝しよう。解散して構わぬ、それと、明日テンペストへ向かう。付いてきたい者はいるか?」
エンティとセラスが手を挙げる。
エンティ「テンペストはかなり発展して来ているとのことでしたから、そこに住む根源たちの輝きを……」
エンティが言い切る前に、声がフェードアウトしていった。周りから胡散臭いものを見るような目で見つめられている為だろう。
エンティ「その……いろいろ、見てみたかったんです……その、食事とか……」
セラス「エンティったら、最初から正直に言いなさいよね〜。因みにワタシは甘いものが食べたいわ!」
エンティは少々恥ずかしそうに、セラスは元気一杯に言う。
ユレム「分かった。ではエンティとセラスとの3人で、明日の朝にテンペストに向かう。リベリオ、八神騎士団が戻って来る様なら<
リベリオ「承知いたしました」
実はちょっと八神出したの失敗だったかな? って思ってたり、誰かを立たせようとすると誰かの影が薄くなる……むずいです。