転生したら暴虐の魔王になれそうな件   作:デントウ

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今回はなるべくマイナーなネタは入れてはいないはず……多分。


転生者の会話

 皆としばらく話し込んだ。内容はそれぞれだ。俺の無事を喜ぶもの、以前より力が増していることに驚くもの、自身のスキルでどんな料理を作っても思い通りの味になるといって暗黒物質を持ち出すもの……。

 

リムル「大変だったな……」

 

 一先ず解散し、今はリムルと2人で話している。

 

ユレム「まったくだ。見た目こそ明らかに毒そのものなのに、味はシュナ達の作ったものと同等……なんとも奇怪な体験だな」

 

リムル「あはは……そういえば、シズさんについてなんだが……」

 

 シズか、そういえば、ヴェルドラを復活させることができたのなら、依代は問題ない、イングラシアの子供達を救う過程で精霊召喚も可能になったらしい、上位精霊の準備も問題ないだろう。ならば、俺が<根源保護>を解けばいつでも解放可能な訳だ。

 

ユレム「ふむ、今すぐにでもやるか?」

 

リムル「いや、それなんだが……」

 

 どうやら、シズは上位精霊を受け取るならばイフリートが良い、そう言ったらしい、胃袋の中で和解したようだな。また、今は胃袋の中で修行を行っているらしい、精神力を鍛え、完全な聖人、精神生命体にするつもりだそうだ。

 

リムル「それももう直ぐ終わるらしい」

 

ユレム「そうか、楽しみにしておくとしよう。そういえば、ヴェルドラが漫画を読んでいたが、アレは何だ?」

 

 確か、魔王たちの宴の時、ヴェルドラが漫画の続きだ何だのと言っていたが……。

 

リムル「それはな、紙を用意すれば、俺の記憶から漫画を再現できるんだ」

 

 なるほど、確かに、この世界は娯楽というものがお世辞にも発展しているのは言えぬ。特に、本などは魔導書だの歴史書だのしか無い。そもそも紙が高価である為だろう。よっぽど重要な書類でもなければ、基本は羊皮紙を使う。とはいえ……。

 

ユレム「紙が不足しているのではないか?」

 

リムル「正直いえばそうだな、普段の執務にも使うし……漫画にばかり使っていられない」

 

 <創造建築>にて大量の紙を出す。

 

ユレム「必要ならば提供しよう。とはいえ、俺も魔王となり、領土を持った。これからはその運営も考えていかねばならぬ」

 

リムル「なるほど、貿易として……か?」

 

 残念なことに、そう簡単な話ではないがな……。

 

ユレム「将来的にはな、だが、今は領土は小さすぎるし、領地に住むものも殆どいない。もしかすれば、村落の1つや2つは見つかるやも知れぬがな」

 

リムル「ふむ……それじゃあ、貿易を本格的に開始するのはもう少し後になるか……」

 

 無論、今の状況では産業だの国の運営だの行うよりも、その土壌が整っていない。だからそれの解決も、今回の目的だな。

 

ユレム「ああ、その為に……少々相談があってな」

 

リムル「なんだ? 出来る限り力を貸すよ」

 

 ここで"なんでも"と言わない辺り、しっかりしている。

 

ユレム「ああ、ジュラの森の土壌を少し貰いたくてな、無論、作物などには影響ない程度だが、一応な」

 

 農産資源による産業には対して期待しておらぬ。ただ、最低限発展するまで、自給自足出来なければどうしようもない。大抵は魔法でどうにかなるが、国単位となれば再現性が無ければ意味は無い。

 

リムル「……まあ、大丈夫だ。というか、影響がない程度でいいのか? 多少の影響はあってもいいんだが……」

 

ユレム「問題無い。ただのサンプルだ。俺が土地を作る為のな」

 

 それを聞き、リムルは目を丸くする。

 

リムル「は? 土地を……作る? そんなの可能なのか?」

 

ユレム「その程度、不可能だとでも?」

 

 試したことはないが、最悪、アレが使える。

 

ユレム「まあ良い。面倒な話はここらで良いだろう。漫画を読んでもいいか?」

 

 そう言うと、リムルは呆気にとられたような顔をして少しするとフッと笑った。

 

リムル「おう、沢山あるぞ!」

 

…………

 

 ふむ、少し古いな、完結していないものもあるが、その中には俺が死んだ時代には完結しているものもあった。

 

ユレム「リムル、お前が死んだのは西暦何年だ?」

 

 リムルは何を聞いているのかよく分かっていないようだ。

 

リムル「え? 確か……2018年だったな」

 

 やはりか……。

 

ユレム「……俺は2023年だ」

 

 リムルが目を見開く。

 

リムル「……あれから何があった?」

 

ユレム「……俺はあまり漫画には詳しくないが、知っていることといえば…………進撃の巨人が完結した」

 

 溜めて答える。

 

リムル「なん……だと?」

 

ユレム「だがONE-PEACEはまだ完結していない」

 

リムル「ああ……流石だな……」

 

 やはり、という風に頷く。

 

ユレム「それと、BLEACHの千年決戦編がついにアニメ化した」

 

リムル「マジかよ! 見たかった……」

 

 ガクッと崩れ落ちる。ふと、マンガに目をやると、ある作品がある。

 

ユレム「そこにある鬼滅の刃はアニメで大ヒットしたぞ。映画の興行収入は……千と千尋の神隠しを超えて400億となった」

 

リムル「嘘だろお前!?」

 

 残念ながら事実だ。

 

リムル「えっと……ゲーム業界はどうなってる?」

 

ユレム「そうだな……ポケモンの9世代は発売3日で発売本数1000万本を超えた」

 

 リムルは、それを聞いて頭に"?"が浮かんだようだ。

 

リムル「あれ? 第8世代は?」

 

 剣盾か……。

 

ユレム「第8世代はBGMが有名になっていたな」

 

リムル「なるほど……」

 

 さて、そろそろあの爆弾を投げるとしよう。

 

ユレム「先ほどのポケモンの記録だが……発売から約半年で塗り替えられた」

 

リムル「そんな簡単に超えられるものじゃ無いだろ……流石に俺をバカにしすぎだ……」

 

 信じていないようだ。

 

ユレム「ブレワイの続編ならば?」

 

 ブレワイ、ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルドの略だな。

 

リムル「……! あのゲームのハードルは超えたのか?」

 

ユレム「ああ、容易に超えた。俺たちの期待を軽々と超えて来た」

 

リムル「恐ろしい……な」

 

ユレム「だろう?」




制作裏話。
実は、元々ユレム君にはドワーフ王国が終わる前に人間の国へ向かって、冒険者登録、そこから何やかんやでルミナスと出会うとか言う、ルートだったんです。なのでシズさんを生存させることもできないルートです。多分こっちは面白く無いですね。

オリジナル魔法もっと欲しい?

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  • もう少し欲しい。
  • あまり多くなくていい。
  • もうお腹いっぱい。
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