転生したら暴虐の魔王になれそうな件   作:デントウ

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待たせたな(スネーク風)


移住

 俺たちは、今とある問題に直面していた。

 

リムル「うん、家建てるの下手だな!」

 

 建てられた……家? が、崩れ落ちる、他の物に比べて大きな建物だったため、柱が耐えられなかったのだろう。

 

ユレム「仕方ないといえば仕方ないのだろうな、今まではここまでの建築は必要なかった」

 

リムル「……うーむ……それに……衣類関係だが、ちょっと露出がひどすぎるな、調達できないのか?」

 

 確かに衣類関係もだな、少し露出が多い、俺は創った服を着ているが、そう何着も創っていられぬ。家も然り、調達できる場所……もっと正確にいえば職人、または交易相手が欲しいところだな。

 

リグルド「今まで何度か取引したことのある者達がいます。その者達ならば、衣類の調達なども行えるやもしれませんな! それに器用な者達ですから、家の作り方も存じておるやも……!」

 

 ふむ、ならばこちらから何が差し出せるかだが……。

 

ユレム「その取引の際はどうしていた? 金か?」

 

リグルド「いえ、金よりも、物々交換や雑用で物資を工面して貰っておりました」

 

リムル「ほう、で、何ていう者たちなんだ?」

 

リグルド「ドワーフ族です」

 

 ドワーフか、確かに器用そうではあるな、ドワーフならば武具などの調達もできそうだ。

 

ユレム「成る程な、リムルとランガ、その他幾つか、そうだな、5組ほどで良いか、5組ほどのゴブリンと嵐牙狼のペアで向かうことはできるか?」

 

リムル「ん? ユレムはいいのか?」

 

ユレム「統治者が2人いるのに役割を分担しないでどうするのだ?」

 

リムル「それもそうか、それじゃあ、リグルのペアと……あとゴブタのペア……それと……」

 

 リムルが牙狼6匹(ランガ含め)、ゴブリン5人を率いて村を出た。

 

ユレム「さて、こちらもやれる事はせねばな、リグルド、何かあるか?」

 

リグルド「はい、今の所は特に。ですが、リムル様方が道中で強力な魔物などを殲滅した場合、他のゴブリンの部族が来るでしょう、我々に下るか、はたまた団結して襲ってくるか……」

 

 成る程な、それに関しては準備だけはしておこう、それに他の部族を受け入れるということはさらに数が増えるということだ、1つの部族で100人いない位だとすれば、数は数倍に跳ね上がるだろう。やはり、移住を考えるべきだな、となると行き先は洞窟を出てすぐの場所にあった、近くに水源のある農地に適した開けた土地、そこならば問題ないだろう、さて、此処からは相手の出方次第だな。

 

ユレム「さて、それまでは特にすることも無いか、相手が下ろうが何だろうが、どうせ移住した方が良い、一応の準備は呼びかけておくか」

 

 それから、皆に恐らく移住をするだろうから準備だけしておけと命じ、一通りの準備が終わってから、数日間の間で新しい魔法を作っていた。

 また、気になることとして、俺の力が日に日に強くなっている、魔力もだが、特に身体能力が既に片手で軽々と大木を吹き飛ばせるほどだ。まだ城は持てそうにない。

 また、起源魔法も使えるようになった、300年前の勇者を起源とすることで使えた。勇者に関しての情報が少ないため少々安定性に欠けるが……。

 何故ヴェルドラを起源にしなかったのかだが、それは魔力が暴走する可能性があったからだ。起源魔法は神やその類のものを起源にすると魔力が不安定になり、暴走しやすくなる。だからヴェルドラでも暴走する可能性があると考えたのだ。

 

 リムル達が出発してから、10日ほど経過した。ドワルゴンまでがゴブリンの歩きで2ヶ月程と言っていたから、今のランガ達ならば3日程だろう。

 行きの3日、ドワルゴンにて3〜6日ほどいたとしても、まあ、そろそろ帰ってくるだろうと思っていると、予想通り、他の部族のゴブリン達が来た。彼らが来た目的は、俺たちに下りたいようだ。戦わずに済んでよかったが、裏切る可能性も考慮しながら、接していく必要があるだろう。

 また、名付けなのだが、俺が行った。全てのゴブリンの名前は記憶しているから、リムル用に書き記しておいた。

 そして、ついにリムル達が戻ってきた。

 

リムル「よう、ユレム、無事に職人、連れてきたぞ!」

 

ユレム「そのようだな、さて、いきなりだが、移住する、必要ないと思うが準備するものがあればしておけ」

 

リムル「え……? どういうことだ?」

 

 リムルに事の顛末を話した。

 

ユレム「……というわけだ」

 

リムル「成る程……確かにこれだけの人数いるとなると、流石にもう少し開けた場所がいいか……」

 

ユレム「移住先はもう見つけてある。村の者達の準備もできている、リムルが良いならすぐにでも出発するぞ」

 

リムル「分かった、俺たちは問題ない、行くぞ!」

 

 そうして、そこまで長くはない旅が始まった。

 旅が終わった。目的地に着いたのだ。家に関しては、リムルが連れてきた職人達によって最低限のものは出来上がってきた。これでやっと街づくりのスタートラインだ。

 

ユレム「ああ……そういうば……」

 

リムル「どうした?」

 

ユレム「いや、他の部族だった者達の名付けは俺が行ったのだが、一応言っておこうと思ってな」

 

リムル「そうだったのか……ありがとうな」

 

ユレム「ああ、それに関しては良いのだ、ただ……」

 

リムル「ん?」

 

 そして俺はリムルに数十枚の顔と名前を一致させた紙をリムルに渡す。

 

ユレム「ここに書いてある数100人分のゴブリンの顔と名前を一致させておいてくれ」

 

リムル「……………………わかった………………」




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