転生したら暴虐の魔王になれそうな件   作:デントウ

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 アンケートですが、少し期間を延長しました。次話が投稿されると同時にアンケートは終了したいと思います。
 シズさん人気が凄いわ……ヒナタも本編に全く出てないのにかなり善戦してるし(シズさん以外全員だけど)、流石の人気だなぁ。


オーガ

リムル「な、なぁ……」

 

 人間の姿へ擬態したリムルが聞く。

 

ユレム「どうした?」

 

リムル「いや、今シズさんってどういう状況なんだ?」

 

 ふむ、今は<根源保護(ミリカ)>の魔法で魂は守られているはずだ。だが、恐らく魂だけの存在となっている筈だ。

 

ユレム「恐らく魂だけの姿でリムルの胃袋を彷徨っているだろうな、それも結界に入っているからヴェルドラと近しい状態だろう。もしかしたらヴェルドラやイフリートと雑談でもしているかもな」

 

 多分念話くらいは出来るだろう。

 

ユレム「ああ、それといっておくが、<根源保護(ミリカ)>の魔法だが、解除権を持っているのは使用者、つまり俺だけだ。だから肉体と暴走を防ぐ為にシズに適応する精霊を見つけても結界が肉体に入る事を邪魔する可能性がある。シズを復活させるならば俺のいる所でだ」

 

リムル「そうか、分かった」

 

 そういえば、エレンたちだが、事情を説明し、今回危険な目に合わせてしまったお詫びとして、新品の防具一式を全員分渡した。また、ギルドへの報告だが、悪いようにはしないと約束してくれた。

 

ユレム「奴らも気の良い奴らだったな」

 

リムル「そうだな」

 

…………

 

 あれから、起源魔法の安定性が増した。シズを助けた者という認識が増え、より起源が鮮明になったのだろう。

 ちなみに今は軽く森を散歩している。

 

ユレム「今の魔法式では<魔黒雷帝(ジラスド)>までか、流石にそう簡単に時を止めたりされてもな……仕方あるまいか」

 

 そういえば、最近悩みがあるのだ。いや、前からなのだが、俺の身体能力は日に日に強大なものとなっている様でな、最近では軽く握ったつもりで持っていた物が次々と粉砕していくのだ。【大教授】に相談し、原因を解明するようにと命じたが大した他成果は得られなかった為、今は敢えて自分自身に弱体化の結界を張って力を調整している。

 

ユレム「……! ふむ」

 

 町の近くに来ると、【魔力感知】に反応がある。かなり激しい戦闘が行われているようだ。リムルが参戦しているが、一応向かった方が良いだろうな。

 <転移(ガトム)>で近くに移動すると、リムルと6人のオーガ達が戦闘を行なっている。内1人は後方支援のようだが。まあ良い、止めるか。ゴブタ達は大した傷ではないようなので放っておいて問題なかろう。

 

ユレム「何があった?」

 

 まずは状況を聞く。

 

赤髪「何者だ!」

 

ユレム「質問に質問で返すな、先ずはこちらの質問に答えよ」

 

 少々言葉に魔力を込めて言霊とするが効いていないようだな。

 

ユレム「(……リムル、状況を教えてくれるか?)」

 

リムル「(あ、ああ、実は……)」

 

 ゴブタ達が肉を調達していた際、このオーガ達に襲われたようだ。そこに仲裁に入ったが、敵意を剥き出しにされたそうだ。だが誤解があるようだな。

 

ユレム「リムル、俺に任せてくれぬか?」

 

リムル「あ、ああ……良いぞ」

 

 その言葉を聞き、俺は数歩前にでる。

 

ユレム「お前達は何か誤解しているようだ、お互いに一度情報を整理せぬか?」

 

 軽く聞いてみる。

 

赤髪「問答無用、悪しき魔人め! 我が同胞の仇、取ってくれる!」

 

 聞く耳を持たぬな。会話が不可能だったイフリートほどではないが、此奴も此奴だな。

 赤髪のオーガが刀を持って立ち向かってくるが、素手で受け止める。

 

ユレム「なんだ? その程度か?」

 

 【破滅の魔眼】で赤髪の目を直視し、戦闘意思を破壊する。

 

赤髪「あ……あぁ……」

 

紫髪「貴様!」

 

白髪「まて、力を合わせるぞ」

 

 今度は残った4人同時にかかって来る。

 

ユレム「……話を聞け……!」

 

 流石に面倒だ。先ほどより強力な言霊で、全員の動きを止める。

 

ユレム「そこの者、手荒な真似はしたくない、話に応じてはくれぬか?」

 

 桃髪のオーガにそう言う。なるべく妖気も抑え、一才言霊を込めずに、穏やかに話す。

 

桃髪「…………分かりました。話をします。何から聞きたいですか?」

 

青髪「姫様……!」

 

桃髪「問題ありません、今のこの者から、敵意はありません。この者の力ならば、今の瞬間で私達を殺すことは容易かったはず。でもそれをしなかった。それに、私たちの村を襲ったのも、あの方ならば容易いはず、わざわざ豚達を率いる必要はなかったはずですから。

 ただ、話をする前に聞きます。お兄様は、そこの赤髪のオーガは意識を取り戻しますか?」

 

 冷静な物がいて安心した。

 

ユレム「問題ない。此奴の心の表面にほんの少し穴を開けただけだ。すぐに回復する」

 

桃髪「わかりました。それでは話します……」

 

ユレム「ああ、その前に、俺たちの町へ来ないか? 今日は宴の予定だったのだ」

 

 そろそろ言霊の効果が切れる。

心の表面も直る頃だろう。

 

赤髪「……! ここは!?」

 

桃髪「お兄様! 実は……」

 

 桃髪のオーガが誤解のことを説明してくれた。それから村へ向かい、宴が始まる。なんとも豪勢な食事だ。

 リムルは久方ぶりの味覚を楽しんだ。

 

…………

 

<その頃リムルの胃袋では>

 

シズ「王手」

 

ヴェルドラ「なん……だと……」

 

イフリート「まさか!? ヴェルドラ様に勝つとは……!」

 

シズ「こっちに来る前にもちょっとだけやった事があったから……」

 

 シズとイフリートはある程度和解し、将棋を楽しんでいた。

ちなみに、シズの姿は思念によって人間の姿となっている。




活動報告に意見箱を設置しました。ご自由に意見をお願いします。

2人目のヒロイン、誰が良い? その他は活動報告へGO! あ、この中の誰かの印象が変わっても変えれないので、後悔しないように。

  • シズ
  • ヒナタ
  • シュナ
  • シオン
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