転生したら暴虐の魔王になれそうな件   作:デントウ

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「井沢静江」の回、少々修正いたしました。レオンの名前のくだりが抜けてました。すみませんでした!


森の騒乱

 宴の翌日、落ち着いて話を聞く為、俺たちは焼けた広場にできたログハウスにオーガ達とその他リグルドなど30名を集めた。戦闘中の会話の内容から、森でも特に強い力を持つオーガの里が滅ぼされたというかなりの大事だからな、重要な人物は集めた方が良いだろうというリムルの提案だ。

 

ユレム「さて、聞かせてもらうぞ」

 

赤髪「ああ……」

 

 話をまとめるとオーガの里が襲われて敗北した。それだけの事だ。丁度俺たちがイフリートと戦っていた時くらいだな。ただ、オーガはこの森の覇者と言われている。そんな者達を誰が……?

 

赤髪「奴等は、いきなり俺たちの里を襲ってきた。圧倒的な戦力で……忌まわしいあの豚共……オーク共めッ!」

 

 オークのランクはD、オーガはB以上、オーガの里にはそのBランク以上の者達が総数300体もいたのだ。それはランクB-程度の小国の騎士3000人の戦力に匹敵する。

 それほどの戦力を持つオーガの里の者たちに格下のオークが勝負を仕掛けるだけで異常だが、あまつさえ彼ら6人を除いた里の住民が全滅させられているのだ。

 

赤髪「俺に……もっと力があれば……!」

 

 赤髪が力なく呻く。

 その軍勢の中には、異様な妖気と黒い鎧を纏った巨大なオーク、そして赤髪では太刀打ちできぬほどの、仮面をつけた上位魔人。

 

ユレム「なるほど、仮面か、どうりでリムルを襲うわけだな」

 

白髪「申し訳ありませぬ……」

 

ユレム「別に構わぬ」

 

 死者が出たわけでもないしな。

 オーガ達の話は続いた。その巨大なオークに匹敵する者が他に3人いたそうだ。その合計4人に里の精鋭の戦士は皆殺しにされ、その後数千のオークが攻めて来て、蹂躙が始まったとのことだ。オーク達は人間が着るようなフルプレートメイルを身に纏っていたそう。そうなって来ると別の何者かの関与が疑われるな。どこか人間の国と手を組んだと考えるのが妥当か。

 

カイジン「いや、もしかすると、魔王の勢力のいずれかに与していたのかもしれん」

 

 ふむ、魔王……シズを召喚したレオンとやらも魔王だと言っていたな。今回の首謀者が魔王レオンと関係のある者である可能性も十分あるな。

 

ユレム「ふむ……オーク達はこの森の支配が目的か?」

 

 だとするとここも戦火に巻き込まれる可能性はあるな。

 

リグルド「恐らくそうでしょうな……」

 

 ゴブリン達を代表してリグルドが答える。

 

リムル「で、お前達はこれからどうするの?」

 

 リムルがオーガ達に問う。

 

赤髪「どう……とは?」

 

リムル「いや、今後の方針だよ、再起に向けて逃げるか、どこかに隠れ住むか、だとしても当てはあるのか」

 

 尤もな疑問である。

 

赤髪「知れたこと、隙を窺い力を付け、再度挑むまで!」

 

白髪「親方様の仇討ちをせねばなりますまい!」

 

ユレム「さて、勝機はあるのか?」

 

紫髪「だからこそ、力を付けるのです!」

 

リムル「いくら力をつけたとしても、相手は数千人の軍勢に、お前達より格上であるかも知れないやつがいるんだぞ?」

 

 オーガ達は図星を突かれたような表情を浮かべる。

 

ユレム「という事で、俺たちの配下にならぬか?」

 

赤髪「……は?」

 

 素っ頓狂な声を上げる。

 

ユレム「そのままの意味だ。どうせ俺達はここに町を作るのだからいずれはオーク達と戦うことになるだろう。そうなれば俺達としても戦力は多い方が良い。お前達は力をつけたい、ここにはお前達より格上の者が既に2人いる。お前達としても、ここは力をつけるにはもってこいの場所のはずだ。お互いに良い条件だと思うが?」

 

リムル「まぁ、俺達が補償できるのは衣食住だけだがな、それに、オークを始末した後は自由にしてもらって構わないぞ」

 

 オーガ達は考えるような仕草をし……。

 

赤髪「承りました。我ら一同、貴方様方の配下に加わらせていただきます!」

 

白髪「若がそうおっしゃるのなら」

 

 他のオーガ達も頷く。

 

リムル「さて、配下となったお前達に名をやろうと思う」

 

赤髪「は? 一体何を……」

 

リムル「だって名前無いと不便だろ?」

 

 それは良いのだが、今回はゴブリン達よりも遥かに高位の種族だ。消費する魔素量も多くなるのでは無いか?

 

『是、より高位の魔物に名付けをする場合、より多くの魔素を消費します』

 

 だろうな……。ならば、この6人にリムル1人で名前をつけたらどうなる?

 

『解、間違いなくスリープモードとなるでしょう』

 

 ふむ……。

 

ユレム「リムル、半分は俺が名付けるぞ」

 

リムル「ん? 大丈夫だろ、今回は6人だけなんだし、それに良い名前が思いついてるんだ」

 

ユレム「いや今回はゴブリン達よりも高位……」

 

リムル「大丈夫大丈夫、任せとけって」

 

 やれやれ、もう止めんぞ……。

 

リムル「赤髪が紅丸(ベニマル)で、桃髪が朱菜(シュナ)、白髪が白老(ハクロウ)、青髪が蒼影(ソウエイ)、紫髪が紫苑(シオン)で、黒髪が黒兵衛(クロベエ)だ」

 

 案の定、スリープモードとなった……。ただ、オーガ達はそれよりもスライムだった事に驚いているようだった。

 

ユレム「ああ、言っていなかったな、リムルはスライムだぞ。それとこの状態だが、魔素を消費し過ぎたからだな。数日ほど待てば勝手に戻るぞ」

 

 それを聞いて安心したようだ。いや、スライムだった事に対しての驚きは消えぬようだがな。




そういえば、魔王学院第2期のキービジュアルですけど、「世界を盾にすれば、見逃してもらえるとでも思ったか?」ってやつ、まさかエクニス!? って思ったんですよね。流石に無いと思うんですけど……

2人目のヒロイン、誰が良い? その他は活動報告へGO! あ、この中の誰かの印象が変わっても変えれないので、後悔しないように。

  • シズ
  • ヒナタ
  • シュナ
  • シオン
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