偶に愛が重くなるまぞくと、愛されてる男のまちカド物語   作:名無しのモンスター

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前回で主人公がラッキースケベを起こしちゃったので初投稿です。

今回は原作三話をお送りしますが、『あ、これ以上文字数増やしても皆さんが読みにくいんじゃ⁉︎』というわけで、原作三話を勝手に前半後半に分けることにしました。オリジナルの場面を入れると結構長くなるものやんね……


まぞくのトレーニングに付き合うことに……待って優子じゃなくて俺の方が色んな意味でヤバい。

 

 原作介入したら事故で優子の胸をうっかり揉んじゃいました。軽い気持ちで行動するからそうなるのだよ、ここテストに出るから。まぁ半分焦りを覚えて冷静さに欠けてしまったからというのもあるけど。ハハ、嗤えよこの野郎……

 

 けどまぁ、色々あって優子のヤンデレを引き出さずに解決しましたけどね。……いや、今のあいつの事だから心の中ではヤンデレってるのでは? 分からんけど。

 

 許してくれたとはいえ、あの事故はお互い鮮明に覚えていたため、その日はぱんだ荘で夕飯のお裾分けしに行った時やお風呂を貸す時間になった時は目を合わせられませんでしたわ……。そりゃあラッキースケベは誰だって羞恥心を覚えたりドキドキしちゃったりするもんね、仕方ないね。

 

 で、気まずい感じなのが抜けないまま朝になったわけだけど、やっぱり俺の脳内からあの時のラッキースケベが離れられない……

 

 と、とにかく過ぎたことは仕方ない。いい加減平常心を取り戻すんだ平常心を。まずはいつもの待ち合わせ場所で優子と合流だ。はよせんと遅刻する。

 

 

「……あっ。お、おはよう優子……」

 

「あっ。お、おはようございます」

 

 

 よ、よし。とりあえず少しは冷静さを見せれたかな? うっかり目が合っちゃったけど、優子も平常心を取り戻せたのか、きちんと目を合わせてくれたし……。いや、ちょっと待って。今ちょっと目を逸らしたよね? 絶対今日の事思い出して恥ずかしくなってるよな?

 

 

「………………今日はなんだかいつもよりもカッコ良く見えます……」

 

 

 あ、別にそういうわけではないのかも。いつも通りの俺のことが好きであることをアピールしてる感じのヤツだ。それなら大丈夫……なのか? とりあえず、優子はもう昨日のことを気にしてないらしいし、俺もいつも通りに……

 

 

「おはよー二人とも!! 昨日は色んな意味で災難だったねー!!」

 

「「ぶふぉふぇえ⁉」」

 

 

 おま、思わず変な声出ちゃった……。つーか杏里? お前、なんつーこと言いながら挨拶してんだテメー。結局優子も無理強いしてたことがバレたじゃねーかどうしてくれる。

 

 

「杏里ちゃん……貴様にはデリカシーってものがないのか……!!」

 

「あっ。いやその、放課後になってからは恥ずかしがってるような雰囲気出してなかったから、もう大丈夫かなって……ごめん」

 

「たった半日で羞恥心が消えるわけないじゃないですか!! もう許してあげたとはいえ、帰ってからも白哉さんと会う度にお互い意識しちゃって気まずくなっていたんですからね!!」

 

「……人は誰もがポジティブになれるわけじゃないんだよ。そこら辺わかってくれ……」

 

「ホ、ホントごめん……だから威嚇したり遠目になったりしないでくれる……?」

 

 

 ……気まずそうな顔してるけど、それ本当に罪悪感のある顔だろうな? 昨日原作通りに優子を裏切ったんだから、Toら○るな事件でも何か裏切りを見せるような真似は許さんからな? 色んな意味で俺死ぬからな?

 

 チクショー、杏里のせいでまたしばらくこの罪悪感とドキドキが消えねーじゃねーか……。ヤンデレ以前の問題やでどーしてくれる……

 

 

【やんでれとやらに向かい合う覚悟があるくらいなら、もう付き合っちゃっても良くないか?】

 

 

 なんか幻聴が聴こえてきた⁉︎ 誰⁉︎ このだらけきった声誰⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日の件での動揺が一旦落ち着き、俺達は学校にて優子の打倒千代田桃に関する今後の目標とかを聞くことにした。

 

 

「昨日はそ、その、色々とトラブルがあったので撤収しましたが 「やめてもうこれ以上掘り返さないでくれ」 あっ、すみません……。冷静に考えたら、何の準備も修行もせずにまぞくレベル1がレベル99魔法少女に挑むなんて無謀でした‼︎」

 

 

 うん、まぁ半分は杏里が勝手に一騎討ちさせようとしたせいなんだけどね。もしも千代田桃が過激派の魔法少女だったら優子即死だよ。それで優子が本当に死んだら……なんか、やだな……

 

 って、いやいやこれは日常コメディの世界のはずだから‼︎ 優子に死なれてたまるかっての‼︎ 何脳内で勝手に主要人物殺してんの俺‼︎

 

 

「一旦あの桃色魔法少女を倒すために特訓したり、もっと弱い魔法少女を倒したりします‼︎」

 

「おーその意気だ優子ー(棒) 俺も特訓に付き合ってやるからな」

 

「ふえっ⁉︎ そ、それって二人きりで……って、いやいやなんでもない‼︎ 今のは聞かなかったことに‼︎」

 

 

 お、おう……。一瞬ヤンデレモードの顔になりそうだったけど、すぐ正気に戻ってくれて助かった……

 

 

「ちょっといいかな? 私、魔法少女としては弱い方だよ」

 

「そうなんですか……ん? ………………ぎゃあああああああ⁉︎ 桃色魔法少女がでたああ‼︎」

 

「結構前から居たんだけど……」

 

「いや、俺もお前がいつの間にか優子の後ろに立ってたからビックリしたんだけど……。消したよな? 絶対気配消したよな? 」

 

 

 まぁこういう話してたから絶対来るだろうとは大抵予想できたけどさ? 実際にどのタイミングで話しかけてくるのか正直分からんかったぞ? 本来なら優子の話に区切りがついたところで話しかけてくるはずなのに後ろにいなかったろお前? 何を狙って話しかけるタイミングずらしたのさ? まぁ来てくれたのなら別にいいけど。

 

 で、何故俺達とは違うクラスの千代田桃がこのクラスの教室に入ってきたのかというと、突然闇に目覚めた者は稀に闇に呑まれて凄いことになるらしいので優子の様子を見に来たらしい。闇に呑まれると凄いことに……なんかミュータントみたいに人の原型留めず人を喰らう奴になるのか? ウッ、寒気がッ……

 

 ちなみに千代田桃が世界を救ったというのは、同僚が強かったから、とのこと。いやそいつの方がめちゃくちゃ強そうじゃん。その魔法少女が世界を救ったってことは、そいつア○ンジャー○にでも入ってたのか? それか転生した神様か何か? それとも原作世界の転生者? もうそいつ英雄と呼ばれて称え崇められても良くね?

 

 

「で君はシャミ子ちゃんだっけ」

 

「違いますー‼︎ 吉田優子改めシャミ……シャドウミストレス優子です‼︎」

 

 

 お? これって……

 

 

「おい、今シャミ……って言いかけなかったか?」

 

「い、言いかけてません‼︎ うっかり敵の言葉巧みに嵌っただけです‼︎」

 

「……クスッ。やっぱりシャミ子なのかな」

 

「わ、笑うなぁぁぁ‼︎」

 

 

 あぁやっぱりだ。この場面から優子が皆から『シャミ子』と呼ばれるようになるんだな。正直一体いつから『シャミ子』と呼ばれるのかが分からなかったから、実際にその場面に入ったとなるとなんかホッとするし嬉しく思える。

 

 この後優子は杏里にもシャミーと呼ばれたり、桃にシャミりんと呼ばれてものすごい剣幕な目でギロリと睨んだりしてました。ここも原作通りだな。

 

 俺? 俺は優子と呼ぶよ。いつも呼んでる名前の方が落ち着くし、俺が混乱せずに済む。

 

 そしてこれ以上自分の変な噂が流れて学校に着づらくなる前にと、優子は千代田桃に宣戦布告。一週間後に学校裏の河川敷にて生き血を頂くと告げた。

 

 ん? 何故今日闘わないのかって? バカヤローお前、優子だけでなく人は誰しも半日で体が仕上がるはずがねーんだよ。察しろガキィ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後。千代田桃との決闘のために己の体を鍛えることにした優子の修行に付き合うために、俺達は今学校のトレーニングルーム前にいる。杏里も付き添いで来てくれた。お前も優子の修行に付き合ってくれるなんて、さすがは親友。良い子だなー。

 

 

「ぐぬぬ……図らずも修行期限が週末になってしまいました……おのれーおのれー」

 

「まぁそう焦らないで。一週間だけでも充分に体を鍛えられるぞ。で、ダンベルは1()k()g()、と……。一応2()k()g()3()k()g()のヤツも用意しとくぞ。いい感じになったら重さ変えてくから」

 

「すみません、付き合っていただいて……」

 

「小学生の頃からの仲だ、気にすんな」

 

 

 この時原作では優子は500gのダンベルを使おうとしているけど、訳あって俺はそれよりも二倍重い方を使わせることにした。彼女も原作よりも重いダンベルを使うことに戸惑いも躊躇いもないのも、それに関与している。

 

 実は中学生の頃、体が弱いままの優子が俺が筋トレしてるのを見て『自分も少しは体を鍛えたい』と言ってきたことがあったんだ。その時から体が弱かった彼女の身を案じて一度は断ったけど、優子の担当をした医者から『走るのはダメだけど重量感の少ない器具を使うぐらいならば問題ない』と聞いたため、渋々了承したんだ。

 

 あの時は本当にOKしてよかったのか迷ったよ。走ることが難しい程体が弱かった優子に、それほど重くないとはいえダンベルを使わせて体を壊してしまったらどうしようとか、これが原作に悪影響でも起こしたらどうしようとかってね。

 

 けど、ちょっとしたトレーニングを俺と一緒にできることに喜んだ彼女の満面の笑みに押され負けしました……。可愛い子の笑顔には勝てなかったよ……

 

 それからはちょっとずつ優子にダンベルトレーニングをさせることにした俺。最初は300gのダンベルを使わせて、徐々に彼女に合わせて重たくさせていったら……優子の体は1kgのダンベルを使わせても問題ない程に鍛えられ、500m以下、だっけ? それぐらいランニングしても大丈夫だという診断が出たとの情報を得た。

 

 本当にやらせてあげてよかったのかと思ったけど、本人の嬉々とした笑顔には勝てませんでした……

 

 

「ところでさ、白哉もトレーニングルーム使うの? シャミ子の修行に付き合うってことは」

 

「いきなり優子の呼び名定着してんな。で俺? そうだな……。せっかくだし、バーベルを使うとしようかな。普通サイズだけど」

 

「普通サイズでも私達の歳だと結構重たいけど、大丈夫なの……?」

 

「少しぐらいチャレンジしたっていいだろ?」

 

 

 そう言って俺はトレーニングルームに入る前に軽くストレッチした。トレーニングを少しだけやるとはいえ、いざという時に体を壊しちまったら元も子もないんでね。

 

 無論、優子にもストレッチをさせます。彼女の体の方が一番心配なのでね、万が一ダンベルトレーニング中に骨折とかされたら困るし。

 

 

「フゥ……よしっ! ストレッチ終わり! 先生にもその他のトレーニングマシンの使用許可とったし、今日は色々とトレーニングだー‼︎ やりますよー‼︎」

 

「ちょっと待ってダンベル以外も使うの? 俺聞いてない」

 

 

 何勝手に他のマシンの使用許可とってんの? 原作よりもトレーニング熱心になるのはいいけど、マジで体壊さないで頼むから。ってめっちゃやる気満々な顔してるよ。目がハートならぬ目が炎になってるよ。

 

 ハァ、これは止め辛い感じだな。これほどやる気を出してる奴の機嫌を損ねるわけにはいかないし、とことん付き合ってやるしか……

 

 

 

 

「あ……」

 

 と思ったけど、俺が使う予定の普通のバーベルよりも二倍前後重そうなマイダンベルでトレーニングしてる千代田桃を見て、俺達二人は硬直してしまった。

 

 

 

 

「その後二人とも結構な速さで逃げたよね……」

 

「……家でやるか町のフィットネスジムを使うかにしようか、優子……」

 

「そ、そうですね。何もトレーニングできる場所が一つとは限りませんし……」

 

 この時、俺はあそこで千代田桃が原作でもあんな感じにダンベルトレーニングしていたのを思い出しました。なんであの部分だけさっきまで忘れていたんだお……

 

 

 

 

 

 

 千代田桃と出くわすことを避けるため、町にある無料の公営のフィットジムを使うことにした俺達。そこでも出くわしそうなんだけど、家でやるにしてもトレーニングマシンは今の俺は持ってないし、学校でトレーニングしてる方が敵に監視されやすそうじゃね? みたいな感じで妥協した結果がこれです。

 

 早速着いた俺達はそれぞれ動きやすい服(俺はトレーニングウェア、優子は普通に体操服)に着替えて早速中に入ると、優子がたくさんあるトレーニングマシンを見て呆気に取られた顔になりました。うん、そうなるとは思ってたけど。

 

 

「ほ、ほわわわわ……。な、何ですかここは……カラクリ部屋のような、拷問部屋のような……」

 

「あ、そうか。優子はフィットネスジム来るの初めてだったな。ここは足腰や腹筋などを鍛えられるトレーニングマシンがたくさん取り揃えられているんだ。自分の体のレベルに合わせて色んなのが使えるぞ」

 

 

 にしてもこれほどあるトレーニングマシンをタダで使い放題だなんて、多摩町のフィットネスジムはあまりにもサービス良すぎないか? 念のため聞くけど、ここ一応市街地だよな?

 

 

「普通なら料金かかるけど、ここは何故かどれを何時間使ってもタダだぞ」

 

「──────」

 

 

 あ、ヤバッ。優子、自分のキャパを超える出来事に遭遇すると『宇宙のめくれ』が発生するとか言って漠然としちゃうんだった。おーい、目ェ覚ませー。銀河圏に直面すんなー。

 

 

「ハッ⁉︎ す、すみません……。それにしても杏里ちゃんは来なくてよかったんでしょうか? 今日は家の手伝いとかないはずなのに……」

 

「さぁな……何処かで俺達に対して余計なお世話でもかけてんじゃね?」

 

「どういう意味ですかそれ……?」

 

「……気にすんな。それよりも早速トレーニングするぞー。まずはダンベルトレーニングからだな」

 

「は、はい……」

 

 

 杏里の奴、俺達を二人きりにする機会を作るためにわざと同行しなかったな……。まぁでも、正直二人きりの方が色々と安心するな。トラブルとかで杏里と何かあって優子のヤンデレモードが発動するなんてことはないし、寧ろ優子も俺と一緒にいた方が心とかが安定するし……な。

 

 しばらくランニングマシンを使って走りながら優子に1〜3kgのダンベルを使ってのトレーニングをさせた後、少し休憩してから早速トレーニングマシンを使ってもらうことにした。とりあえずパンチの威力を上げるのに必要そうな筋力アップのために、試しこいつを使わせるか。

 

 

「んじゃ、次はこのアブドミナルマシンを使ってみようか」

 

「えっと……。この三角のヤツは寝そべるだけで体鍛えられます?」

 

「んなわけあるかい‼︎ 寝るだけで鍛えられるなら誰も苦労しねーわ‼︎」

 

 

 ……まぁ、寝そべる必要があるのはあながち間違ってはないけど。

 

 

「これは頭を下側にして取っ手に足を引っかけ、その状態で腹筋するヤツだよ。こいつを使ってゆっくりでいいから腹筋十回するぞ。頭が斜め下になるから気をつけるように」

 

「斜めに寝そべっての腹筋って、初日からいきなりハードルが高いような⁉︎」

 

 

 そういうとは思ったけど、ランニングマシンは自分か誰かにスイッチ止めてもらうまでずっと可動するから優子自身のペースに合わせることが難しそうだし、チェストプレスマシンなんかは腹筋だけじゃなく上半身全体や両腕の体力も使うから、個人的には初日で使っていいのか判断しづらいんだよな……。他の皆はどう考えるんだろう……?

 

 とりあえずアブドミナルマシンを使う理由を説明したら何故か納得してくれた優子。早速俺が取っ手に引っ掛けた足を抑える形で腹筋を開始した。にしてもトレーニング後の優子の足か……。期限が一週間とはいえ、どれぐらい変わるんだろうな。って、何考えてんだ俺。集中集中……

 

 

「ふぐぅ……い、いぃち……」

 

 

 ポヨンッ

 

 

「んぎぎっ……に、にぃい……」

 

 

 ポヨンッ

 

 

「………………」

 

 

 優子の胸、揺れとる。腹筋で体起こす度に、ボールが弾むかの如く揺れとる。エロい。

 

 って何考えてんだ俺ェェェェェェッ‼︎ 優子がヤンデレ起こしちゃダメなように、俺も優子をいやらしい目で見ちゃダメだろォォォォォォッ‼︎ 思春期は前世で終わってるはずなんだよしっかりしやがれェェェェェェッ‼︎

 

 

「ど、どうしたん、ですか白哉さん……? きゅ、急に険しい、顔してぇ……。ご、ごぉお……」

 

 

 ポヨンッ

 

 

「あぁいや、気にしないでくれ。ただ俺の脳内がすっとこどっこいになってるだけだから」

 

「す、すっとこ……?」

 

 

 ウゥ、優子のポカンとした表情からの眼差しが個人的にすごく痛い……。バレてないよな? たゆんたゆんと動いた胸を見てしまったのバレてないよな? クッソ、さっさと煩悩無くなれチクショー‼︎ 優子のトレーニングに集中できねーよこれじゃあ‼︎

 

 それからは千代田桃との決戦の日まで、使用するトレーニングマシンを変えたり使う数を2個に増やしたりしていき、それらで優子が動ける範囲の回数の腹筋やスクワットをさせていった。勿論エナジードリンクを毎日奢ってあげてる。両親がお小遣いや生活費を余分に仕送りしてくるから、毎日買ってあげても別に生活が少しも苦になるなんてことはなかった。

 

 トレーニング終了後、優子がたくさん掻いた汗で透け透けになった肌やブラを見てしまったことで毎日煩悩が溜まり、その度に心の中でめっちゃ葛藤する羽目になったのは内緒である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ……ハァ……も、もう動けない……。白哉さんが毎日やってるトレーニングってこんなにキツいものだったとは……」

 

 

 白哉さんの指導の元でトレーニングを終えた私は、ベンチで横になりながら休憩することにしています。でもこうして横になると、初日からのマシンでの腹筋をした時の事を思い出し、余分に腹筋しそうになりました……。これ以上鍛えようとすると死んじゃう……

 

 よく考えてみれば、自分がここまで体を鍛えられるだなんて思ってもみなかった。まぞくに目覚める前の私は体が弱かったものだから、小学生の頃は長い間院内学級だった。学校に来れるようになってからも早退が多く、まともな学校生活が送れなかったなぁ……

 

 でも中学生の頃、偶々白哉さんが自分の部屋で筋トレしているのを目撃した。それを見た途端、私の脳内にある考えが過ぎってきた。私も少しは筋トレ出来れば、白哉さん達みたいにまともに学校に通えるのではないか、と。

 

 それから私はチャンスが来れば、よく白哉さんに一緒に筋トレさせてほしいと頼み込んだ。最初は断られたのだけど、私の根強い想いに押されたのか白哉さんは軽くダンベルトレーニングするくらいからなら良いという許可を下ろしてくれた。そして白哉さんが筋トレする日に合わせて、私もダンベルトレーニングをする日々を送った。無論毎日ではないけど……

 

 あ、きっとその時からかもしれない。私の白哉さんへの愛が重たくなったのは。彼とトレーニングする時はいつも二人きりだったし、その間は何故だか皆と和気藹々となっている時よりも楽しく感じてきて、『もっと二人でやれたらな』と思うようになって……

 

 でも、あのトレーニングのおかげで私の早退する日は少なくなり、私自身の白哉さんに対する想いというものに気付けたのだから、別に後悔はしていない。愛が重い(あたらしい)自分や白哉さんが好きな(ほんとうの)自分というものも見出せたのだから。

 

 ……いや、愛が重たくなるのはよくないことは分かっている。下手をすれば周りを傷つけてしまい、自分を苦しめることだって。それでも彼への想いを無下にしたくない。今でも私は矛盾した想いを抱えている。この想いをどうすればいいのか、分からずじまいでいる……

 

 けど、白哉さんはそんな私をいつまでも見放そうとはしなかった。トレーニングに付き合ってくれたのがその証拠だ。けど何を思って見放そうとしなかったのかは、私には分からない。

 

 怖いけど、いつかは白哉さんの本音を知りたい。そして向き合い、受け止めたい。そうすることが出来ることを信じて……

 

 

「なぁ……何俺の事をじっと見つめてんだ? 今の俺、汗臭かったか?」

 

「いえ、相変わらず白哉さんは鍛えられてるなー……って思っただけですよ?」

 

「そ、そうか? ならいいけど……」

 

 

 とにかく、今は打倒桃色魔法少女・千代田桃に向けてのトレーニングです‼︎ バンバントレーニングして強くなって、生き血を手に入れてやりますよー‼︎ 覚悟しろ魔法少女ー‼︎

 

 




前回同様におっぱいに不本意ながらも触れちゃったオリ主。にしてもシャミ子、立派なものお持ちなのに何故自他共にそこに触れなかったんや……可笑しくね?

次回で原作三話後半に入りますよー。
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