偶に愛が重くなるまぞくと、愛されてる男のまちカド物語   作:名無しのモンスター

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大人の夏休みが数日しかないって酷くね? ってことで初投稿です。

いよいよ本編再開です‼︎ 長く休み過ぎた……


原作四巻編 俺と優子の交際が決定‼︎ だからといって優子の病みがなくなったわけではない。
夏といえば夏祭りだ‼︎ えっ? 優子と一緒に行かないのかって? 後で合流する予定です。


 

 優子の夢の中を通しての桜さんの行方探しと、魔族の不完全な契りによる事件から丸二日が終わった。一昨日の夕方にて俺が優子に告白して恋人同士になり、昨日の朝にて桃達にエヴァのおめでとうパロを優子共々に喰らった翌日のことだ。

 

 一昨日の深夜にて行った契り(意味深)の事を優子が日記に描いてしまってないか心配だったんだけどそんな事はなく、一昨日のところには原作通り他の絵と比べて闇堕ち姿の桃が高クオリティな絵で描かれており、昨日のところには普通に『俺と付き合うことになった』って書いてあったことを知ったこの日。

 

 この日は登校日だったので学校に行き、それが終わった昼頃……

 

 

「何故だ⁉︎ 何故なのだ白哉⁉︎ 何故シャミ子とデートをしないのだ⁉︎」

 

「いえ、これには訳がありまして……」

 

「マリアナ海溝並の深さでないと我は納得せぬからな‼︎」

 

「ハードル上げてくるのやめてくれませんか?」

 

「とりあえず兄さん落ち着いて?」

 

 

 俺は今『本の祭典 スカーレット』にて、暇だったからなんか本を買いに来たところ、ブラムさんに迫真の表情で迫られております。それを奈々さんが宥めております。にしても高貴さのある人でも迫真になるほどに怒ることってあるんだな……いや、怒りたい時に思いっきり怒りたくなるのは誰でも一緒か。

 

 ところで何故ブラムさんに怒られる羽目になっているんだって思う輩もいるだろうから、ここまでの経緯について説明しておこう。

 

 

 

 

 

 

 まず、先程ブラムさんの言っていた通り、何故優子とデートしていないのかって話だが……理由は二つ存在する。

 

 一つ目の理由、それはぶっちゃけ付き合うことになって即座にデートってのはさすが無理があるから。

 

 デートってのは本来事前に行く場所とか時間帯を考慮し、計画してから執り行うものだ。何も考えなしにやろうとしても色々と破綻する可能性がある。付き合う側の都合とかもあるしね。だから即座のデートなんてしない、絶対に。

 

 二つ目の理由、それは優子に一日魔族としての務めとか色々休ませるため。

 

 優子の日記を読んだ杏里曰く、普通の女子高生は夏休みに父の武器を受け継いだりしないし、優子が『あすら』で記憶が飛んでいる上に二回も寝込んでいるため責任を感じているとのこと。そのため一日は英気を養うために色々と休んで夏休みらしい夏休み、エンジョイサマーバケーションしろとのこと……

 

 夏休みらしい夏休みって何だよ。夏休みそのものじゃねェか。もうちょっと分かりやい言い方があったでしょうが。あっ、よく考えたら俺も優子ほどではないけど普通の夏休みって感じなことしてなかったわ。非常識なイベントにたくさん出会してたわ。感覚麻痺してるかも、気をつけよ。

 

 ちなみに桃とミカンはなんかの会議の後、でかいダンベルやらゴムチューブやらを満載して桃の魔力リハビリのため出掛けているとか言ってた……いや猛暑の中ハードなトレーニングとかマジヤバくね? しかも外でとか。熱中症対策とか考えたことある? お前らさぁ……ホント何してんの?

 

 まぁそういうわけで、優子が普通の夏休みを送れるようにするために、俺も付き合おうとしたわけだけど……

 

 

『すみません白哉さん……付き合おうとしてくれるのは嬉しいですが、今回は一人でやらせてください』

 

『えっ? 一人で一日夏休みを満喫してみるってことか? いや別にいいし咎めるつもりもないけどさ、本当にいいのか? ぶっちゃけ俺と二人で何かしてみたいのかなって思ってたけどさ』

 

『あ、あの……本当は白哉さんとのデートも考えていたんです。それができるなら本望ですし……。けど、無計画や中途半端な計画を立ててやって、別れる羽目になるのは絶対に嫌だなと思ったので、名残惜しいですがやめることにしたんです……』

 

『名残惜しいと言うほどか……? 大体なんで別れなきゃあかんのよ』

 

『こ、言葉の綾ですよ⁉︎ せっかく付き合えるようになったので別れる気なんてありません‼︎ 絶対別れませんから‼︎ ………………それに』

 

『それに?』

 

『最近思ったんです。一から自分で考えて行動したことがないなって。桃を眷属に誘おうとしたり、色々あってお出掛けになった決闘を申し込んだりはしたんですが、それ以外は一から自分で考えて行動……なんてことをしていないなって気づいたんです』

 

『あぁ、そういえば確かに……ん? ってことは、一人で考える機会を作ってみたいから、今回は渋々俺の力を一切借りないようにしたいってわけか?』

 

『は、はい。そういうことなんです。すみません、力になろうとしてくれたのに断って……しかも恋人になってくれたばかりなのに……』

 

『気にすんなよ。さっきも言っただろ、別にいいし咎めるつもりもないって。寧ろ喜ばしいって思ってるんだぜ? お前が桃絡みじゃない事でも一から考えて行動する……いつか何かしらのトップに立つための事をしようって考えてくれるようになってくれて。立派な魔族になろうと必死になっていることを知って、眷属でもある俺も誇りに思えるよ』

 

『そ、そうですか……?』

 

『お世辞じゃねェよ。だから優子も安心して、リラックスしながら一人でも一日夏休みを楽しめるようにしとけよ』

 

『は、はい! 私がんばります‼︎』

 

『あっ。けどその代わり』

 

『その代わり?』

 

『その、だ……またいつか、一日夏休みができる機会をこちらも作っておくからな。それも、二人きりでのな』

 

『………………ふぇっ⁉︎ そ、そそそそ、それって……デ、デ、デ……デート、してくれるって、こと、ですか……⁉︎』

 

『……おう、そだよ』

 

『でしたら楽しみにしてます‼︎ とりあえず今は一人でも夏休みできるようにしていきます‼︎ えへへ……白哉さんとのデート……♡ 二人きりのお出掛け……楽しみだなぁ……♡』

 

『いやいきなり今日の事じゃなくて先の事の方を優先すんなよ』

 

 

 とまぁ、こんな感じに断られたけど優子の気持ちを尊重してあげて、その代わりとしてデートする約束をしたってわけです。超長々とした回想ですみませんでした。まる。

 

 

 

 

 

 

 ってことをこの後ブラムさんに説明したら……

 

 

「ふむ、そうか……それならば仕方あるまいな。シャミ子にはシャミ子の思考というものがあるのだからな」

 

「理解してくださって助かります」

 

 

 思ったよりも早く納得してくれた。同じ魔族だからこそ、優子に何かしら思うことがあったのか……? とりあえず説明しても理解してくれなかった、なんて結果にはならずに済んだんからよかったんだけど。

 

 

「まぁよい。今日の『本の祭典 スカーレット』はサマーセール中なのでな、どの本もお得価格にしているが、君相手ならさらにサービスするぞ。好きなのを買うといい」

 

「身内贔屓は色々と気まずいのでちょっと……ん?」

 

 

 ふと何かに気づいた俺は、チラリとブラムさんと奈々さんの衣装を見やる。よく見ればブラムさんは赤と黒のチェック柄の、奈々さんは黄色い縁にバナナの柄が描かれている白い浴衣を綺麗に着こなしていた。

 

 

「そういえばブラムさんと奈々さん、今日は浴衣姿なんですね」

 

「む、これか? 今日の夜に商店街の納涼祭があるのでな、それに合わせて我も我が妹も浴衣を着ることにしたのだ。ちなみに祭りの時間となったら一旦店を閉め、一部の本を商品として並べながら的当ての屋台を建てることにしておるぞ」

 

「……一時移転での営業はともかく、何故的当てもやることに?」

 

「的当ては我にとってロマンも感じられるのだからな。当たっても落ちるか分からない大きさの箱が落ちるか落ちないかという緊張感……堪らないではないか‼︎」

 

「確率的に赤字になるかもしれないってのに、ですか?」

 

「何を言うか‼︎ 赤字になるかならぬかなど関係ない‼︎ 我は祭りならではの緊迫感を的当てで楽しみたいのだ‼︎ スリル等を味合わずして何が的当て……そして祭りだとでもいうのか‼︎」

 

「的当てに対する熱心さがスゲー……」

 

 

 ってか、おかしいな? 俺はただ二人の浴衣の事を聞いていたはずなのに、話題が的当てに変わってしまっているんだけど。夏祭り関連とはいえ、急に話題転換させるのやめてくれます? この人、自分の好きな事が頭の中に過ぎるとそっちに話題転換しちゃう系なのか? 俺もそこに触れてたけども。

 

 

「兄さんは毎年的当ての営業をしたいがために納涼祭を楽しみにしてたの。だから的当て熱が強いのは許してあげて?」

 

「まあ別にいいですけど……それよりもお二人とも、浴衣姿とても似合ってますよ」

 

 

 そろそろ浴衣の話に戻すことにしたところで、『似合ってる』という言葉にピンと来たのか、奈々さんが突然目を輝かせた。えっ? その浴衣お気に入りだったんですか?

 

 

「分かる⁉︎ この浴衣、兄さんが私の好みに合うようにかつ似合うようにと選んでくれたの‼︎ けど私からしたら、私の浴衣よりも兄さんの浴衣が一番似合ってると思っているの‼︎ シンプルな二色カラーの浴衣を綺麗かつカッコ良く着こなす兄さんはとても絵になってもう素敵‼︎ あの格好のまま本を読んでいる時だって風情を出してくれているし、佇まうだけでもクールさが際立っててもう完璧‼︎ 的当て勧誘を必死にしたりやり方云々を熱心に教えたりする時もとても様になっているというか、なんというか……もう言葉がいくらあっても足りないし、寧ろどうまとめればいいのか思いつかない‼︎ もう色々と良すぎてあぁもう……‼︎」

 

 

 ………………すぅごい饒舌にブラムさん語りしてますやん。どんだけブラコンさが強いというんですかアンタは。そりゃあブラムさんを狙う魔法少女仲間を容赦なくボコしますわねこりゃ。

 

 ……ん? ちょい待ち。そういえば奈々さん、ブラムさんとは兄妹とはいえ魔族と魔法少女……その上血縁者同士ではないんだよな? しかもブラコンというにはあまりにも熱烈すぎるのになんだか違和感を感じるんだが……

 

 いや、まさかとは思わないけど……試しに聞いてみるか。

 

 

「あの、奈々さん? つかぬ事をお聞きしますが」

 

「ん? 何?」

 

「俺の気のせいなのかもしれませんけど……

 

 

 

 奈々さん、もしかしてブラムさんの事が、恋愛方面で好きだったりします?」

 

 

 

「………………えっ?」

 

 

 あぁ……うん、大抵予想してた。『こいつ何言ってんだ』みたいな顔をしてるもん。拍子抜けな顔してるもん。こりゃあ奈々さん、ブラムさんに恋愛感情持ってないわ。普通に兄妹として接してた───

 

 ん? アレ? なんか彼女の顔、みるみる赤くなってない? しかも目がめっちゃ泳いでない? アレェ?

 

 

「なっ………………なななななななな、なんで、知って……?」

 

「……以前ブラムさんを狙っていた魔法少女をボコしたって話を聞いてから、なんとなく」

 

「あ、あうぅっ……」

 

 

 ま さ か の 濃 厚 で し た 。

 

 そっかぁ……やけにブラムさんの事を熱く語るなと思ったら、そういう方向性かぁ……俺の勘、当たっちまったよ……

 

 

「お、お願い‼︎ この事は兄さんには内緒にしておいて‼︎ 今兄さんへの告白のための言葉とか恋文とかを色々と考えていて、まだ心の準備が出来てないの‼︎ けど自分一人の力で成功させたいの‼︎ だから今兄さんに私の恋心がバレるわけには……‼︎」

 

「ハ、ハァ……分かりました」

 

 

 な、なるほど。奈々さんはブラムさんに告白する気ではあるけど、それで人の力を借りるのは甘えだとかなんか違うのだと思い、自分の力だけでブラムさんを振り向かせられるように努力することにしているのか? 一人で悩みすぎて壊れなきゃいいんだけどな……

 

 

「む? 我が妹に白哉よ、二人だけで一体何を話しているのだ? 我、仲間外れされてる気がして寂しいぞー」

 

「「ハッ⁉︎」」

 

「で、実際どうなのだ?」

 

「ち、違うから‼︎ 仲間外れにする気なんてないから‼︎ 大したことのない会話をしてるだけだから‼︎」

 

 

 ヤベェな、怪しまれとる。奈々さんも必死に隠そうとしている。

 

 うーん……反射的に大袈裟に驚いてしまったけど、よく考えたらこの事は別にブラムさんに伝えてもいいんじゃないかな? 彼も彼で奈々さんを愛しているっぽいし、好意があるって程度なら伝えても問題な───

 

 あっ、肩掴んで首をゆっくりと横に振ってる。絶対に今バレたくないって意思を示してる。今バレるのは良くないと思ってるのか。うーん……なんだろう、バラしたらボコボコにされそうだな。相手穏健派だけど。

 

 ヒエッ⁉︎ なんかすごい形相で睨みつけてきた⁉︎ それも文字ですら表現してはいけないほどの怖さ……⁉︎

 

 

「……あっ‼︎ 屋台の準備の手伝いでもしましょうか⁉︎ 暇だし‼︎」

 

「む、いいのか? ならば的当てに出す景品のチェックを頼もうか」

 

「はーい‼︎ かしこまりましたー‼︎」

 

 

 反射的にこちらも隠すことになっちまった……あそこまで怖い顔ができる人をこれ以上怒らせたら俺の命も危ういからね、仕方ないね(焦)

 

 

「……今見せた顔、すごく怖かったのかな……? いくら隠し事をしてもらいたいからって、脅迫するような感じにするのはよくない……よね? うん」

 

 

 

 

 

 

 夕日が沈み、星の輝く夜となっていく時間となった。そろそろ納涼祭が始まる時間帯にもなった。ってことで指定された屋台の建てる場所に的当ての屋台を建てる手伝いを行った。後は本職の本屋らしく本を並べて完了……いや、今のは本だけにっていうダジャレとして言ってるわけじゃないからな? マジで。

 

 で、屋台を建てたところでブラムさんが一言。

 

 

「せっかくだ白哉、君も浴衣を着て屋台を回って行くと良い。替えとして何着か持っておるぞ」

 

「えっ? いえ俺は別に───」

 

「浴衣を着ずして何が祭りだ‼︎ 楽しみたいのであれば、浴衣を着て外も中身も祭り気分にすべしだ‼︎ うむ‼︎」

 

「兄さん、強要するのやめて?」

 

 

 貴方のその浴衣に対する情熱は何なんですか。ってかこの人そんなに祭りが好きなのか? 他人に自分なりの祭りの楽しみ方をやらせようとするほどに?

 

 ……けどまぁ、よく考えてみたら前世では浴衣を着たことはなかったな。面倒臭かったってわけじゃなくて、単純に浴衣を持ってなかったのと、『そもそも浴衣がなくても祭りを楽しめるんじゃね?』みたいな考えを持ってたからなー。

 

 ……よし。

 

 

「せっかくなので着替えさせていただきます。で、その浴衣はどこにありますか?」

 

「案ずるな、すぐに用意してやろう。……で、だ。君は質素なのと派手なの、どちらが良い?」

 

「えっ? 変なのでなければ、どっちでも……」

 

「良いだろう」

 

 

 浴衣は大抵どんなものでも良いと言った途端、ブラムさんは突然指をパチンッと鳴らした。そしたら急に蝙蝠達が屋台の裏側から出てきた……

 

 ヘアッ⁉︎ ちょっ、なんでみんなこっちに向かって来てんの⁉︎ 何⁉︎ 俺の血でも吸おうとしてんの⁉︎ やめてください死んでしまいま───

 

 気がついた時には、蝙蝠達は俺の視界を遮りながらその場を通り過ぎていった。……な、なんだったんだ? なんで通り過ぎてったんだ? 何はともあれ助かった───

 

 

「おぉ、すごく着こなしているな。髪の色に合わせているかの如く藍色と灰色の配色がマッチしているぞ」

 

「うん、そうだね。すごく似合ってる」

 

「………………へっ? あ、あの……二人とも突然なんですか? 俺、まだ浴衣に着替えていないんですが………………んっ?」

 

 

 ふと、俺の肩周りに伝わってくる湿り気のある布の感触と全体にまでも伝わってくる涼しさ、二つの違和感を感じ取れたことに気づく。そしてチラリと服装を見れば……

 

 まだ着替える素振りすらしてないのに、藍色と灰色の縞模様の浴衣を変わっていた。しかもよく見れば靴も草履になっており、靴下も履いてない状態になっている……えっ?

 

 

「えっ? い、いつの間に着替えさせられてたの? 俺」

 

 

 ねえ、ちょっと? ちょっと待ってくれへん? あの蝙蝠達、人の服装を一瞬で無理矢理替えることができるの? しかも通り過ぎただけであまり違和感を感じさせずに? 色々とヤバいな……

 

 ってか、それだと俺の服を奪われたってことになるんじゃね? そこも考えると迷惑にもなるんじゃ───あっ、よく見たら着替えはいつの間にか奈々さんが持ってる。そこら辺も考慮してくれたんだな。よかったぁ……

 

 

「どうだ白哉? 我は君の好みに合う良い浴衣を選出できたか?」

 

「好みってわけじゃないですけど、すごくカッコいいです。ありがとうございます」

 

「よかった〜。兄さんがいきなり白哉君の服を無断で替えるから、白哉君激おこなのかと思っ……怒ってる? 怒ってない? どっち?」

 

 

 いや急に不安にならないでくれます? 分からなくもないけど。

 

 

「怒ってませんよ。俺の服を貴方が預けてくれてますし、そのまま服が消えるよりマシですよ」

 

「そ、そっか……それでも兄さんがごめんね?」

 

「いえいえ」

 

 

 にしてもこの浴衣、本当にいいよな。和って感じが強く出ているけど、清潔感とか風貌とかが出ていいな。二次創作でも祭りとかで女性キャラを浴衣にするのも分かる気がする。

 

 ところで気になったんだけど、この浴衣、一体どこで買ったんだろう? 普通の浴衣にしては生地が良すぎる気がするし、なんかこの世界の浴衣はなんだか嫌な予感がするんだけど……

 

 

「ブラムさん、この浴衣って一体どこの店で買ったんですか?」

 

「む? これか? いつもは着物専門店で買っているのだが……」

 

 

 ん? 『いつもは』? もしかして今回は専門店には行ってないのか、それとも去年まで買ったヤツで大丈夫だと思ってるのか、それとも……?

 

 

 

「リコ殿がくれたものだ」

 

 

 

 あっ。この浴衣、リコさんの妖術で葉っぱから変化したヤベーものだ。

 

 

 

 これ、大丈夫? 着ている途中で術が解けて全裸になってしまわないだろうな? 原作ではそんなことはないけど、俺の場合は解けないとは限らないし……

 

 

「やっぱり着替えてきま───」

 

「………………何故だ?」

 

「いや顔立ちに似合わないつぶらな瞳で見つめてくるのやめてくれませんか?」

 

 

 結局術が途中で解けないことを祈ることにしました。トホホ……

 

 

 

 

 

 

 私、シャドウミストレス優子は憮然さを感じていた。簡単にいえば、何かが物足りない。

 

 色々あったけど、念願である白哉さんとの恋人同士になることができ、これから闇の支配者らしく人を集めようと思っていた矢先。

 

 杏里ちゃんが私の日記を見て、父の武器を受け継いだり本当に記憶が飛ぶような出来事を明らかに普通のJKは体験しないのだと言ってきたんです。よく考えてみれば、今年の私の夏休みはきちんと休めているようなものではなかったですね。なんで今まで気づかなかったんだろう……

 

 それを日記を通して見かねた杏里ちゃんに『一日くらい夏休みは夏休みらしく楽しく過ごすべきだ』とも言われ、流されるままに今日の午後をオフにしてしまった私。とりあえずワゴンセールで売られていたゲームを買って家でプレイすることに。

 

 ちなみに白哉さんとのデートも考えてはいたけれど、魔族であることも休んでの休みに白哉さんの力を借りるのも申し訳なく思い、苦しくも彼の同行を断ることに。桃もミカンさん付き添いで魔力リハビリしているため、最近活用していない一から自分で考えて行動する判断力を養おう……と思ったのですが。

 

 ゲームして過ごすこと以外何も思いつかない。ゲームしてもなんかしっくりこない。ごせんぞの意見も警察沙汰のだったし……これでは夏休みらしい夏休みっぽさを感じ取れないと思い、とりあえず『あすら』に行くことに。

 

 店長に夏休みらしさを聞いてみたところ、学生の夏休みといえばひと夏の労働で流す美しい汗だと言っていたけど……絶対違う。ノリで弁当販売を手伝ったけど絶対違う。

 

 聞けばあの弁当、商店街の納涼祭のために特別販売していた模様。飲食業のお盆は戦争だとか、休みという概念は時空の彼方に消し飛ぶのだとか、そう言ったネガティブさを続けて呟いていた店長の顔は……あまりにも気の毒でした。はい。

 

 で、リコさんにせっかくだから浴衣着て遊んでいっておいでと言われたので、浴衣を借りて屋台を回っていくことに。今日の私は石油王並みの資産家‼︎ 弁当販売を手伝ったバイト代で豪遊しちゃります‼︎ ってな感じで行って、しばらく楽しめたはず……だったのだけど、まだしっくりこない……尻尾に力が入らない……

 

 なんでだろう……いっぱい買って、いっぱい遊んで、夏っぽいアイテムでいっぱい武装してるのに……何かが虚しい……。何故だ⁉︎ 闇の一族は夏と相性が悪いのか⁉︎ なんか……一人だとピンとこない……なんでだろう……昔はこんな気分になったことないのに。

 

 ………………もしかして、今白哉さんが隣にいないから? こういったお祭りにはよく同行してくれるし、如何なる時でもエスコートとかしてくれていたから。それは私が愛の重い女の子だと明かした去年でも、それは変わらなかった。そんな大切な存在が隣にいないから、私は……

 

 いや、不思議とそうじゃないと思える。白哉さんを理由にしてもまだ物足りない気がする。何だろう……一体何が物足りないんだろう。それが何なのかのかも分からないのもなんでだろう。

 

 ……一旦帰ろうかな。

 

 

「おーい優子」

 

「あっ……」

 

 

 タイミングが良いのか悪いのか分からないけど、ここで白哉さんが来た。しかも、まさかの浴衣姿で。

 

 あっヤバい、カッコいい。年に一度くらいしか見られないその姿、首・手首・足首の三首を見せながら清潔感を出すその姿……もう、私のハートにド直球すぎて眩しすぎる気がして直視できないッ……‼︎

 

 

「その様子だと、どうやらお前も祭りを楽しんでいってるんだな」

 

「えっ………………えっとまぁ、はい……」

 

 

 あっ。お、思わず肯定してしまった……しっくりきてなくて楽しんでってないのに、頭の整理ができなかったから楽しんでるって嘘をついてしまった……もう、私のバカ‼︎ まるで私がいじっぱりしてるようなものじゃないですかもう‼︎

 

 

「それと、だな……」

 

「は、はい?」

 

「お前の浴衣姿、結構似合ってるぞ。ポニーテールとマッチしててすごく可愛いしな」

 

「え ゙っ」

 

 

 顔が火照ってきたように感じた。私の事を褒めてくれるのは前から変わらないけど、直球で褒めてくれるのは初めてな気がする。しかも『すごく』って言葉を使いながらの過剰ながらもすごく嬉しい褒め言葉。もう、別の意味で死んでしまいそう……‼︎

 

 

「えっと……その……ありがとう、ございます……」

 

「おう、結婚したいって思うくら──あっ」

 

「けっ⁉︎ けけけけけ、結婚ッ⁉︎」

 

 

 結婚……結婚⁉︎ 今白哉さん、結婚したいって言いました⁉︎ いやそれは本望だし、付き合っているし永久を共にする眷属になっているから可能性はあるとはいえ、そこまで直球で言われるなんて思わないじゃないですかヤダー⁉︎ したい‼︎ 今すぐにでも結婚したいです‼︎ はい‼︎

 

 と、ここで無理矢理話題を変えようとしているのか白哉さんは一つ咳払いした。いや、そんなことしても私の記憶容量から『結婚したい』と言ってしまった事実は消えませんよ? 忘れてやりませんから。下手したら上手い具合に歌詞にしますから。バンドの人達に歌ってもらうようお願いしますから。

 

 

「………………」

 

 

 でも、思っていた通りまだしっくりこない。来てくれたばかりだからというのもあるけど、白哉さんが来てくれても、自分でも分からない心の溝が少ししか塞がれていない。なんだろう、こう……なんというか……カップルで回るお祭りも楽しいけど、それ以上にお祭りを楽しむための何かが足りないような、そんな気が……

 

 

「……優子」

 

「は、はい? なんでしょうか?」

 

 

 

「もしかして、祭りを楽しもうとしているのに楽しめていない感じか?」

 

 

 

「えっ……」

 

 

 う、嘘……? 私の本心、バレてる……? えっ? 私、そう思われてるような顔してた? 本心を隠せてない? 表に出てた? そんな、心配かけさせたくないから隠そうとしているのに……

 

 

「お前のことを呼ぶ時、なんだか悲しそうな顔をしていたものだからな」

 

「や、やっぱり顔に出てましたか……」

 

 

 ですよね。そうじゃなかったら楽しくないのかどうかなんて聞かれませんものね。……仕方ない、本音を言っていつも通り相談に乗ってもらおう。

 

 

「はい、そうなんです。こんなにも夏っぽい武装をしてるのに、ですよ? 自分でもなんでだろうっても思っていますし……」

 

 

 バレてしまったことに思わずガッカリしながらそう答えたら、白哉さんは顎に手を当てて何やら考える素振りを見せてから口を開いてきた。

 

 

「なぁ優子、もしかして───」

 

『続いては迷子のお知らせです』

 

 

 刹那、彼の言葉を遮るようにアナウンスが流れてきた。

 

 

 

『多魔市からお越しのシャドウミストレス優子ちゃん十五歳。特徴は小柄で天パな巻き角の女の子──配下の二人がお探しです。お心当たりの方は至急本部までご連絡ください』

 

 

 

 なんだ今の放送は⁉︎

 

 

 

 誰だ私のことを子供扱い迷子扱いする奴はー⁉︎ 予想つきそうだけど‼︎ なんとなく予想つきそうだけど‼︎

 

 

「あぁ……これはアレだな。あいつが探してる気がするな」

 

「ですよね‼︎ 私も同じこと考えてました‼︎」

 

 

 やっぱり白哉さんも誰が私を呼んでいるのか察してますか‼︎ なら話が早いですねとっとと本部に行って文句を言ってやりましょう‼︎ おのれ犯人こんちくしょー‼︎

 

 

 

 

 

 

「著しく配慮に欠けた放送をしてる奴は誰だー‼︎」

 

「シャミ子。探したよ」

 

「やっぱり貴様か魔法少女‼︎」

 

「うん、俺は知ってた。優子相手に喧嘩売るようなことをするのは桃ぐらいしかいないから知ってた」

 

 

 隣の優子のぷんかぶんかな怒声を聞きながら、納涼祭本部にまで来て桃とミカンの魔法少女コンビに出会した俺達。その二人もどうやら浴衣姿になっている。へぇ、分かってはいたけど二人とも浴衣も似合ってるんだな。ま、優子には敵わないけどな(嫁バカ)。

 

 ってか怒っていることを表すようにブンブンと振ってるそのビニールでできたぼこぼこ刀、光るんだな。ビームサーベルかよ。ス○ーウォー○に出る気か?

 

 続けて優子は迷子の子供じゃないし今後小柄をNGワードにすると怒る。まぁ仕方ないわな、高校生が小学校低学年扱いされるのは辛いわな、うん。

 

 で、それを伝えた後に桃とミカンまで浴衣姿になっていることに気づく優子。どうやら二人は優子を探しに『あすら』に来たらリコさんに着崩れ断固阻止の術で浴衣を着せられたらしい。いや元々葉っぱ一枚だったのを他人に無理矢理着させたのかあの人。深夜に解けるとはいえ色々とアウトだからマジでやめてほしい。

 

 

「シャミ子が息抜きしたいってのは聞いてたんだけど、今日は暑いし白哉も帰りが遅かったからちょっと心配だったの」

 

「そ、そうなんですか……」

 

「あ、一応俺の事も心配してくれたんだな。……じゃあなんでアナウンスでは俺を呼ばなかったんだ? 別にいいけど」

 

「いや、その……桃があのアナウンスをすれば『俺の恋人に対してなんつー扱いしてんだ』みたいな感じに来るのかもって言っていたものだから……」

 

「今の俺の事をなんだと思っているんだ」

 

 

 んだよ。なんだってんだよ。人を恋人を馬鹿にした奴を精神共にボコボコにする系のヤンデレかと思ってんのか。もし本当にそう思っているのだとしたら、さっきのアナウンスはかなり挑戦的なものになってたぞ。下手したらボコボコにされてたと思うぞお前ら。

 

 

「あっ。そ、そうだ。せっかくですし、この後は───」

 

「デートみたいな雰囲気の時に邪魔してごめんなさいね」

 

「後は二人で水入らず楽しんでおいで。帰ろうミカン、この格好恥ずかしい」

 

「えっ……待て」

 

 

 偶然鉢合わせした俺達がデートしているのだと勘違いしてか帰ろうとする二人を、優子が渾身の握力で肩を掴んで制止させる。ってか制止させるために挙げた声もデカッ。

 

 

「きさまら夏から逃げる気か。光属性のくせに」

 

「光属性だからって皆が異常なまでの陽キャとは限らんだろ」

 

「いやそもそも夏から逃げるって何……?」

 

「ミカーン」

 

 

 おいそこの柑橘類大好き魔法少女。ミカーンってなんだミカーンって。ポカーンとした感情をあぽーんみたいに言うなや。

 

 

「というか、シャミ子はいいの? せっかくの白哉くんとのデートができる機会が───」

 

「いいから‼︎ 一旦ある程度夏を消化してから帰れ‼︎ あとデートなら白哉さんの方からちゃんとした計画を立ててから誘ってくれるから大丈夫です‼︎ 行くぞ! ほら行くぞ‼︎」

 

 

 夏祭りを楽しめと必死になる優子に戸惑う二人、なんかレア。特に桃が優子に流されるままになる場面なんて滅多に見られないかもしれへん。

 

 ってそんなこと言ってる場合じゃないな。俺が介入したことで二人はさらに遠慮しがちなりそうだから、俺の方からなんか言っておかないと。

 

 

「まあまあ、俺もさっき会うまでは優子に『一人で夏休みを楽しんでみたい』って同行を拒否られたんだし、今度デートに誘うと言ったのも本当なんだし、別にデートがどうのこうのなんて気にしてねぇよ。ここは優子の気持ちを尊重してあげて、一緒に祭ろうや」

 

「あぁ……そ、そうだね。そこまで言うのならお言葉に甘えようかな」

 

「そうね……いやちょっと待って、祭ろうの意味わかって使ってる?」

 

「……わかってるからボケたんだよ」

 

 

 でもなんで俺祭ろうなんて言ったんだろうな。ってか一体何の祭りを祭るつもりだよ。祭りだけに。……そのまんまっぽいダジャレだな。

 

 

 

 

 

 

 帰ろうとする魔法少女二人を半ば強引に連れて行きながら、四人で色々な屋台を回ることになった私達。

 

 的当てしたりかき氷を食べたり、あと金魚すくいで桃が一回金魚を強く掬い上げただけで他の金魚が反重力で自動的に器に入っていくのを見てビックリしたり……

 

 あぁ……なんか、ここにきてやっとしっくりきました。

 

 私という小規模事業まぞくに、夏を一人で喰らい尽くす無理だったようです。夏はエネルギーを分かち合うもの。魔族の夏は配下と分け合うとしっくりくる‼︎

 

 というわけで既に買ったたこ焼きも皆に分け合おう‼︎ くらえまぞくたこ焼──あっすみませんミカンさん、隙あらばレモンかけるのやめてください。白哉さん酸っぱいの苦手なんです。

 

 アレ? そういえば白哉さんは一体どこへ? 私達が金魚すくいを始めようとした時『ちょっと急に寄りたいところができた』と言ってどっか行っちゃいましたけど……

 

 

「すまん、お待たせ」

 

「あっ白哉さん。今まで何をし、て……?」

 

 

 な、なんか大きなピ○チュウのぬいぐるみとNintendo Switchを持っているんですが……えっ? いつの間に? いつ? どこで見つけたんですかそれ? 少なくとも的当ての景品ではなかったような……

 

 

「えっ? いつの間にそんなものを手に入れてたの?」

 

「あぁ、ちょうど射的で良いのを見つけたからちょっとな」

 

「そういえばチラチラと見てたわね、射的のところ」

 

 

 えっ? あ、そっか。白哉さん、金魚すくいの屋台近くにまで来た時にどっかチラチラと見ていたような気がしたけど、射的の屋台がチラリと見えたのかな? それにしてもあんな大きなものを二つも撃ち落とせるなんて、白哉さんすごすぎません? というか射的してる白哉さん見たかった。

 

 

「すごいですよかったですね。大きいぬいぐるみだけじゃなくてゲーム機まで獲得するなんて───」

 

「はい、優子。これ全部やるよ」

 

 

 ………………ん? んんん? あれ? 気のせい? 気のせいかな? 気のせいじゃなかったら、白哉さんがぬいぐるみとNintendo Switch、二つとも渡してきているように見えるのですが……

 

 

「えっと……白哉さん? これって『はいあーげた』と言ってフェイントで渡すフリする感じですか?」

 

「んなクズなことしねーよ。そもそも恋人にそんな事する奴はフラれて別れる羽目になるわ」

 

「で、ですよね……」

 

 

 すみません、本当は知ってました。白哉さんが意地悪するような人じゃないことぐらい知ってました。けど、まさかぬいぐるみだけじゃなくてゲーム機(しかも新世代モデルのヤツ)も一緒に渡してくれるとは思っていなかったもので、信じられないと言いますか……

 

 

「え、えっと……俺、渡すプレゼントがいけなかったのか? それとも対応の仕方を間違えたか?」

 

「あっ。い、いえ……そ、その……あの、嫌じゃないです。それよりも、なんていうか……」

 

 

 なんか白哉さんが自分の行いを間違えたのかと勘違いしているみたいだし、もうぶっちゃけた方がいいですね。すみません、本音を言わせていただきます‼︎

 

 

「本当に、いいんですか? 超超ちょーお値打ちに的な感じに手に入れたそんなすごいものを、二つとも私にあげてしまって……」

 

「あげないのだったら差し出そうとしてないし、何なら射的にすら行かなかったはずだからな。彼氏としてカッコよく渡させてくれよ」

 

「………………」

 

 

 あぁ、そうか。白哉さんは元からそういう人だったんだ。何かと私の事を心配したり、私が愛の重たい女になっても変わらず優しくしたりしてくれる、そんな人だったんだ。

 

 彼氏だから射的で手に入れた景品を私にあげるというのも、そういう前置き関係なしに、私の娯楽を増やしたいという優しい名目でやっているのだろうし……

 

 

「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えさせていただきますね」

 

「あぁ、大切に使ってくれよ」

 

 

 結局もらっちゃった……もらえるものはもらっておくべきとか言うけど、本当にもらっちゃった……

 

 でも、○カチュウのぬいぐるみは思わず抱きしめたくなるほどの可愛さだし、Nintendo Switchはソフトがなくても無料ダウンロードソフトがあるから、本当にもらっておいて損はな───

 

 じゃなくて。白哉さんからの夏の貰い物、か……

 

 

「えへへ……♡」

 

 

 大切にしないと……♡

 

 

「あー……結構アツアツね。今年の夏ってこんなに暑かったのかしら……」

 

「確かに暑いね………………二人の濃厚なイチャイチャを見せられたら」

 

「思っても言わなかったことをぶっちゃける貴方も貴方よ桃……」

 

 

 この後、ごせんぞが桃のことを呼んでいるかのようなアナウンスが聞こえ、桃が他人のフリをしようとしたのは別の話である。

 

 

 

 

 

 数日後。リコさんに返した浴衣が葉っぱ一枚に幻術を掛けたものだと知って背筋が凍り、さらには白哉さんがブラムさんから借りたという形で着ていたことを知り、ヤバい妄想をしてしまい……

 

 

「優子が真っ赤な顔で鼻血を思いっきり出して倒れたと聞きましたが大丈夫ですか⁉︎」

 

「白哉はん来てくれるの早いわ〜。ご覧の有様なんよ」

 

 

 気づいた時にはリコさんとそんな話をしていた白哉さんがいたことに気づき、またその妄想をして……

 

 

「ギャーッ⁉︎ 優子がスゲー勢いでまた鼻血出したー⁉︎ なんで⁉︎ 優子しっかりしろー‼︎」

 

 

 みたいに心配をかけられたのですが、それもまた別の話……

 

 




投稿再開したばかりなのでおまけ要素はなしです。

次からはおまけ要素も再開させますよー。
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