偶に愛が重くなるまぞくと、愛されてる男のまちカド物語   作:名無しのモンスター

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デザインを一から考えるのって難しくない? ってことで初投稿です。

※今回は桃が原作よりもセクハラされてます。桃好きはご了承ください。


二次創作では変身する時は敵は待ってくれるけど、現実ではそうはいかないよね? ね?(圧)

 

 優子のハートをエドヒセブ・エレキック‼︎ 何者なんや? 平地白哉です‼︎ おはこんハロチャオ〜‼︎

 

 はい(スンッ)、今日朝起きて即着替えて即吉田家に向かいます。これが朝起きてから身支度済ましから優子の所へ行くまでのRTAだったら新記録達成だわ。わーいわーい、初めてやってこの記録はもう抜かれないかもー。

 

 ……いや、そんなおふざけしてる場合じゃなかったわ。すまん。今日は朝起きたら早めに優子のところに行こうと思っていたんだよ。

 

 何故朝早くからそんなことをしようとしてるのかって? 昨夜優子がSNSのメッセージにて、柘榴さんに『桃と一緒に行って』と渡した焼肉屋のチケット、それを優子に誕生日プレゼントであげた杏里と同じく無料券だと勘違いしていたらしいんだ。ちなみにアレ、割引券ね。

 

 俺にその事を報告する前、優子は既に柘榴さんにメッセージで謝っていたんだけど、彼曰く『実は貰うから知ってた』『こんなことを言うのはアレだけど、高級なものに無料なんてものは存在しないと思う』『でもシャミ子ちゃんの良心を蔑ろにしたくないから黙ってた』って散々言っていたらしい。

 

 選んだ言葉も含めて悪意はなかったらしいけど、それはそれで優子に強い罪悪感が出てしまったわけらしく……うん。ドンマイだな、優子。自分の勘違いで下手したらとんでもない事態が起きたかもしれなかったもんな……例えば桃と柘榴さんがお互いあのチケットを無料券だと勘違いして、どっちもお金を払う手段がなかったとしたらって考えると……

 

 もしもの可能性の重さとか、そういう点とかを考えると、いっそ少しは怒ってほしいって思うのも無理はないだろうな。柘榴さん……すみません、優しさを出すタイミングとかを考えてほしかったです。悪気はなかったでしょうし、あの券がどんなものかもちゃんと見なかった俺も俺で悪かったです。

 

 まぁ柘榴さんがいない今、心の中でその事を謝っても意味ないけどね。それより優子だ優子。きっと昨日の事で落ち込んでるだろうし、さっさとインターホン鳴らして優子を呼んで、彼女に我儘言わせてやる気を取り戻してやらんと。

 

 で、鳴らしたら清子さんが出てきた。優子は寝てるのかガチで落ち込んでいるのか、そのどちらかだろうな……だから俺がインターホンを鳴らしても来なかったのか。

 

 

「あら白哉くん、おはようございます」

 

「おはようございます、清子さん。優子は今どうしてますか?」

 

「あの……何やら久しぶりにぐったりしてまして(・・・・・・・・・・・・・・)

 

「……えっ?」

 

 

 優子が……久しぶりに、ぐったり……? ちょっと待って? 優子、最近ぐったりになることはなかったよな? なってたとしてもそれは先祖返り前によくあったってだけの話だし、中学の頃は俺が彼女に合ったトレーニングをさせてあげたことでそうなる機会は少なくなったし……

 

 なのにぐったりしてる、だって? それって……何やら嫌な予感がする。

 

 ───ハッ⁉︎ まさか、いつの間にか先祖返り前の彼女に戻ってしまったのか⁉

 

 

「すみません!! 勝手に上がらせていただきます!!」

 

「うわっすごい形相ですねっ」

 

 

 清子さんが何やらビックリしてる感じになってたけど、申し訳ないが今彼女の三に何も問題ないのだから優子優先!! 優子は今大丈夫なのか⁉

 

 

「優子!! 大丈夫か⁉」

 

「びゃ、白哉さん……?」

 

 

 部屋に入れば、彼女は布団に籠っている様子だ。しかも何やらブルブル震えている。ま、まさか本当に……⁉

 

 

「清子さんからお前がぐったりしてるとか聞いたが、何かあったのか⁉」

 

 

 俺がそう焦りながら聞いてみたら、優子は申し訳ないと思っているのか顔を赤らめながら、その顔も布団の中に蹲らせた。そしてひょこっと出し、モゴモゴとした口を開く。

 

 

「す、すみません……

 

 

 

 ぐったりしてると言っても、ただの思い出しぐったりです……本当にぐったり、というかマジの体がだるいってわけではありません……多分」

 

 

 

「………………えっ?」

 

 

 お、思い出しぐったり……? なんだよ思い出しぐったりって……? あっ。でも角も尻尾も無くなったわけではないから、まぞくから人間に逆戻りしたわけではなかったんだな。なんだ、それならよかった……

 

 というか。

 

 

「その思い出しぐったり?ってのにはなんでなったんだ?」

 

「……昨日、桃と柘榴さんに対して醜態を働いてしまったじゃないですか。無料券だと思って渡したあの優待券を……」

 

「えっ? ……あぁ、なるほど」

 

 

 そっか、それで罪悪感に苛まれてそうなってるってわけか。まるで財布を持たずに焼肉屋行って捕まってこいって言ってるようなもんだったよな、あれ。ケアレスミスのせいでそうなる可能性があったよな。そりゃ罪悪感に押し潰されるわけだ。

 

 

「今日は一日凹んで、また明日からまぞくを頑張ります……」

 

 

 だが、そんな彼女をこのまま凹ませたままにするほど俺は鬼じゃない。恋人の凹みが無くなる可能性があるものは早い内に出しておかないと、恋人として恥をかくことになるからな。

 

 

「……そんなお前に朗報だ。『インスタマグラム』見ろ、ついさっき桃からメッセージが届いたぞ」

 

「桃から……?」

 

 

 自分の部屋の玄関を出たタイミングで送られてきた桃からのメッセージ。それは優子にも届いてあるはずだからと薦めたが、果たしてどうだろうか……

 

 

桃:ちょっと前に話した『お揃い系バトルフォーム』が固まってきたから試着に付き合ってほしい

 

 

「! OSORO(おそろ)だとっ!!!」

 

 

 そう、優子の新しい戦闘フォームについての話し合いで桃が考えてみると言っていた新フォーム、それかついに完成したのだ。それは優子にとっては嬉しいニュースの他ならないもので、俺とのお揃いの次に喜ばしいものだと言っていたし、素直に喜ばずにはいられないよな。

 

 ……いや、これは素直に喜ぶべきなのか? いくら恋人との方が俺も嬉しいとはいえ、宿敵とのお揃いが二番目に嬉しいってさ……なんか気まずくね? 気まずいよな?

 

 

「まぞくの辞書に凹み無し!!! 十秒で出陣します‼︎」

 

「切り替え早っ」

 

 

 その気持ちは分からなくもないけどさ。まぁ、優子が立ち直れただけでもよしとしますか。ヨシ‼︎

 

 

 

 

 

 

 せっかくだからとのことで吉田家で朝食を済ませ(今日のウチの朝食担当のメェール君が持ってきたものも一緒に食べた)、桃に集合場所として来てほしいと言われた、あの時の廃工場に来た。

 

 魔法少女が戦闘服を変えるのは珍しいらしく、最初は不安定になる可能性があるとのことで、行き慣れた場所で試したいとのこと。優子の魔力の特訓といい、ヨシュアさんや桜さんの謎の究明といい、なんかこの廃工場にはよく来るなー。

 

 ここに集められたのは、俺と優子の他に、同じ魔法少女であるミカンと奈々さん(偶然ミカンと出会ってそのままついて来た)、もしもの時の為のストッパーを頼まれた拓海の合計五人だ。桃も入れると六人だな。

 

 ちなみに本当は柘榴さんにも来てほしかったようだが、彼は多摩川の山地の泉で霊水を取りに行っているようだ。桃の闇堕ちの解除がしにくくなった時の対策を用意しに行ったって感じか? あの人も桃の新しい戦闘フォームを見たかっただろうに……

 

 ミカンが何やらストップウォッチを準備したところで、桃が俺と優子の方へと振り向きこう告げてきた。

 

 

「シャミ子……白哉くん……今から新フォームに変身するけど、多分、初見の二人はビックリすると思う。でも……なるべくノーリアクションで接してほしい」

 

「へっ?」

 

「……? どういうことだよ」

 

 

 初見にはビックリする? なるべくノーリアクションで接してほしい? お前は何を言っているんだ? 一瞬で変身するんだから特にそんな驚きはしないと思うんだが……

 

 

「……お願い」

 

「??? は、はい」

 

「……ったく、そんなこと頼む意味が分かんねェよ。分かってるよ。ノーリアクションでいればいいんだろ、ノーリアクションでさ」

 

 

 大体変身完了するまでの間をマジマジと見れる余裕なんてお前は与えないだろ。無理そうなことをやらないでって言ってもあまり意味ないだろホントに。

 

 

「じゃあいくよ───

 

 

 

 フレッシュピーチセカンドハーヴェスト‼︎ ハ───トフルチャ──ジッ‼︎」

 

 

 

 ………………なんか、めっちゃ気合い入れて叫んでたんだけど。しかも表情がなんだか迫真すぎる。もしかしてビックリするって、コレ? 特撮番組の変身シーンでも変身者が変身する時に叫ぶことと一緒じゃん。少なくともマイナスなリアクションはしないと思───

 

 刹那。桃の身体だけではなく、周囲までもがピンク色の光に包まれているのが見えた。変身の瞬間は一瞬で終わるから、こちら側はしっかりと見れないはずなのに、だ。「何の光ィッ⁉︎」

 

 しかも。しかもだ。ここに拡声器も再生機もなく、俺含め全員のスマホの電源はオフまたはスリーブ状態にしている状態だ。なのに、この変身中にどこからともなく謎のコーラスが流れ出してきたのだ。いやホントになんだこの音楽は。

 

 その上どうでもいい話だが、何やらファンシーな雰囲気を放っている空間は原作の四コマ画だと枠をタイトル付近もぶち壊す……というかページそのものも超えそうな気がする。

 

 

 

(ハート)新たにここに見参‼︎ フレッシュピーチセカンドフォーム‼︎」

 

 デーン!!

 

 

 

 ………………………………huh?(猫ミーム風)

 

 実時間以上に体感が長く思える舞いを終え、桃は両手でハートマークを作るポーズを取ってそう叫んだ。というか、なんか変な効果音がデカい音量で鳴ったんだが。何だったんだよ今の。いや変身開始から終了まで全部が何だったんだよって話だけどさ。

 

 

「変身タイム、五,〇三秒よ」

 

「……やっぱり五秒の壁が切れないか……」

 

「でも、完全新規かつ初変身で五秒にかなり近く変身できるなんて、ベテランの魔法少女だって滅多にできないことだよ。というか多分、どの魔法少女でも成し遂げれなかった偉業だね」

 

「魔法少女の初変身か、懐かしいなー。依頼で新人魔法少女の人と一緒に除霊しに行った時も初変身は三・四回程見てきたけど、相変わらず面白い瞬間だったよ」

 

 

 同じ魔法少女であるミカンと奈々さんはともかく、拓海までもが慣れてるって反応してるけど、俺は初めて見るからそんなに気にしなくていいやってならねぇよ。ノーリアクションできないにしても、どのように良い反応すればいいのか分からねぇから……

 

 

「………………なぁ、優子。今の見てなんか分かったか?」

 

「………………い、いえ。何も分かんなかったです……何だったんでしょうか、今の間は」

 

 

 あぁ、優子もそんな反応だったのか。よく考えてみればそうか。俺も優子も一瞬で変身することはできるけど、初変身を初見で見た時にどう反応すればいいのかわからないのはお互い様だよな……

 

 

「あ、あの……なんか不思議な時間がありませんでしたか⁉︎ コーラスみたいなのが流れてたようなっ‼︎ ピンクの背景でした‼︎」

 

「……そこは引っ掛からなくていい」

 

「いーやさすがの俺でも引っ掛かるわっ‼︎ なんで変身してるところが俺にも優子にも見れたんだよっ⁉︎ なんでBGMとか効果音とかが流れていたんだよっ⁉︎ まるで意味が分からんぞ‼︎」

 

 

 どういうことだ説明しろと詰め寄っていたら、ミカンが今の桃の変身の事について教えてくれた。

 

 先程桃がやっていた不思議な間は『変身(バン)ク』と呼ばれているものらしい。光の力を体に降ろすためのものであり、魔法少女が変身するための儀式のようだ。あの時間は一種の変身中の状態であり、体が勝手に舞い散らかってしまうんだとか。

 

 ちなみに桃が『ハートフルチャージ』と言ったのは、光の力を体に降ろすための必要な口上らしい。まぁ何かしらの合図がないと気軽に変身なんて出来なさそうだし、何より今回のは初めて変身するヤツだからなぁ……あぁ叫んでしまうのも無理はないよな。

 

 今までの一瞬での変身は、完全にイメージできたらそういう事ができるっていう変身能力だからとかじゃなくて、ただ単に超高速でやってただけらしい。熟練の魔法少女は大体高速変身を身につけてられるんだとか。いつの間にかそれができるようになるとか、魔法少女はすごいんだな。

 

 

「高速変身が慣れない中で敵の目の前で変身しようものなら、その間に敵に攻撃されて最悪死んでしまうリスクがあるからね。慣れるまでは事前に変身できるように練習しないといけないんだ」

 

 

 あ、奈々さん補足ありがとうございます。なるほど、変身に慣れる前の子は咄嗟の対決とかでは圧倒的不利ってことか。つまり基本は先輩魔法少女に同伴してもらうか、前もってなるべく変身状態をキープして突然の事態に備える必要があるのだろうな。

 

 

「新人ちゃんは魔力の扱い方に慣れるのも大変なのに、変身にも慣れないと恥ずかしい結果を招いちゃうんだよねぇ……まぁそれが良いってのあるし、私も昔はそんな感じだったけどね」

 

「あーわかる〜♪ わかりますよその気持ち‼︎ 新人の子は着替えに一分かかったり、うっかり全裸になっちゃったりしてかわいいのなんのでしたよ〜♪」

 

 

 なんか魔法少女二名、後輩魔法少女が新人だった時の事の談義をし始めたんだけど。しかも変身失敗した時の彼女らの事を可愛いと言っているようだ。ここにその新人達がいなくてよかった。あの子達なら赤っ恥掻きそうだし。

 

 

「あ。ちなみに昔の桃も───[トンッ] 」

 

 

 ミカンが昔の桃の事を話そうとしていたから耳を傾けようとしたが、桃がミカンの肩にチョップして気絶させてしまった。けどそれが終わるまでの間があまりにも一瞬すぎるから、全く目で捉えられなかった……速すぎやろ。

 

 

「ミカンさんが突然気絶した⁉︎」

 

「………………めっちゃ素早い手刀での意識刈り、魔法少女だったら見逃しちゃうな」

 

「いや私も何が起きたのか全く分からなかったんだけど?」

 

 

 あっそっすか。魔法少女でも万能じゃない時とかあるんだった、そういう色んな人と同じ常識があること忘れてたわ。最近の脳内麻痺ってんなぁ俺(ばなな)。

 

 それよりも、ここまでの流れ分かったのは、桃の新しいフォームはスピードが増して相手に不意打ちをすることが出来やすくなったことだ。しかも桃は筋トレも毎日してるおかげだからなのか、魔法が撃てない状況での物理攻撃でなんとかなりそうだし、結構良いなそのフォーム。

 

 ちなみにこのようにスピード重視な感じのフォームにしたのには理由があったらしい。『あすら』事件の時、小倉が作った爆弾を回避することが間に合わず、フォーム改造中とはいえ『速度不足』がああいう結果を招いてしまったことに気付いたからだそうだ。

 

 まぁ、あの時桃が起きてたらさらに良い結果が生めただろうし、変身して優子の援護をすることができなかったのを悔やむのも、無理もないけどな。

 

 

「シャミ子は大分『戦える子』になってきた。これからの役割はシャミ子の盾であり切り込み役」

 

「桃………………」

 

「……フッ。優子にいつでも背中を預けられるようになったってことか」

 

 

 それはつまり、桃が優子の事をさらに信頼してくれているってことか。その事実になんだか眷属である俺も嬉しく思えてきた。それほどまでの信頼度を得られたぐらいに恋人が成長したことが明らかになったってのが分かったことだしな。

 

 

「……まぁそういうわけで、これが私の新フォーム。シャミ子とおそろっぽくて機動力重視。バランサーな白哉くんとは被ってないと思うし、しばらくこれで修行しようと───」

 

「まてーい‼︎ そのフォームにものもーす‼︎」

 

【やっはろー】

 

 

 なんだこの空気の読まない登場をした奴らは!?

 

 ま、冗談はさておき。まさかこのタイミングでいつの間にか後をつけてきた白龍様とリリスさんが登場するとはな。っていうかなんかデカいゴミ袋が後ろに置かれているんだが。しかも既にたくさんのゴミが入ってるみたいだし。

 

 なるへそ、これだけは分かった。リリスさん、蛟さんに課せられた今日のノルマを白龍様と一緒に達成したんだな。ってか、今まだ昼前だよな? 白龍様が前もってゴミ集めてたのか?

 

 

「ごせんぞに白龍様⁉︎ 何故ここに⁉︎」

 

「つけてきた。このような楽しい場に余を呼ばずして誰を呼ぶ」

 

【彼女は俺っちのおかげでもうノルマ達成したで。俺を褒めやがれ愚民共】

 

「じゃあグミをたくさん投げつけながらでいいのでしたら。愚民とグミをかけたダジャレだけに」

 

【ごめん、冗談だから許してちょ】

 

 

 許してほしいのでしたら、謝る時はきちんと謝ってもらわないと困りますよ。なんかスケッチブックに花とか星とかをたくさん描いて適当な背景を作ってるじゃねェか。許してもらう気ゼロか?

 

 

「シャミ子と白哉には、この戦闘フォームの問題点が分からぬか……」

 

「も、問題点……⁉︎」

 

「現状ではそういうのがはっきりとしたところは見当たらないのですが……?」

 

 

 というかまだなったばかりだし、この時点でここが問題点だと決めつけるのはどうかと思うのですが……戦闘面なら尚更まだそれほどの問題点はまだ出てなんて……

 

 

「……ミカン、拓海、そして奈々よ。おぬしらは率直に言ってこのフォーム、どう思った?」

 

「ん〜……まぁ正直……」

 

「戦闘面は問題無さそう、だけど……」

 

「うん、だよね……」

 

 

 えっ? 三人は既に桃の新フォームに不満があり気なのか? 少なくとも一名は戦闘面では問題無さそうだとは言っていたようだが、これのどこに問題点とやらが……

 

 

「クソダサきこと山の如しね」

 

「無駄な箇所が多すぎる程ダサい」

 

「ダサすぎて猛吹雪を起こしそうだね」

 

 

 あ、ファッション面での苦情ですか。でもいくらなんでも言い過ぎじゃね? ダメ出しするにしても普通に『ダサい』って言うだけでよくね? なんだその呼称らは。

 

 

「⁉︎ 確かにシンプルだけど、そこは別に……」

 

「いやいや、ダサ桃だろう」

 

【ダサダサの実の能力のダサ人間だな】

 

「どのへんが⁉︎ あとなんかその言い方だと、私ただの一生カナヅチなダサい人ってことになるじゃん⁉︎」

 

 

 なんだその悪魔の実ガチャに大負けした結果みたいな言い方は。戦闘面で強化されることの無く一生泳げないとか、最早人生終わってて最悪自殺しかねないことになるぞ……

 

 で、なんで新フォームのファッションがダサいって言うんだ? 俺は別にそのデザインも悪くはないと思うんだが……

 

 

「取っ手つけてたようなフリル、各パーツの色が微妙に噛み合ってないぞ。あと腕の丈感が今の余には理解できない」

 

「腰微妙な長さで垂れてるマントが謎かしら……?」

 

「首に忍者みたいなマフラーを付けて何の意味があるんだい?」

 

「アップリケみたいなのを腕に付けてるけど、それ必要ある?」

 

 

 うわっ、結構な低評価じゃねェか。一から真剣に考えたデザインがそこまでガタガタに言われるのかよ。どんな批判の言葉が出るんだろうなとは薄々考えてはいたけど、あそこまでは予想しなかったわ……

 

 

【あーらら、いろんな方向からダメ出し喰らってボツ案件になってんじゃんwww ハート新たに参上てwww 厨二乙wwwwww ねぇ?♪ 今どんな気持ち?♪ ねぇどんな気持ち?♪】

 

「煽りはやりすぎです」

 

『ハグエェッ⁉︎』

 

 

 あっ、現実世界では喋れない白龍様がここで初めて声を出せた。その一言がアレだったけど。なんでそんな声を出せたのかって? 俺が煽りを止めるために思いっきり踏んづけたからだよ。煽りダメ、絶対。

 

 

「……シャミ子は、どう……」

 

「えっ⁉︎ え……えっと」

 

 

 あっ。ここで優子にフォローをもらってなんとかメンタルを少しでも取り戻せれるようにする気だな。まぁ優子なら滅多に人を否定しないし、フォローは確定する───

 

 

「……ホントは………………ローラースケートが……ちょっと違うかなって………………違うのあるなら、そっちも見たいかも………………」

 

「!?」

 

「………………………………huh?」(猫ミーム風)

 

 

 いっけね、思わず猫ミームネタを口に出してしまった……で、でもこういう反応するしかねぇじゃん。だってあの滅多に人を否定しない優子がダサいと言ってるような類の感想してたんだぞ? そら驚くっての……

 

 

「ローラースケート、早く動けるよ……? 機能的でしょ」

 

「いやあれは走ってるんじゃなくて、ただただ足を滑らせて移動してるだけだぞ。ローラースケートが滑ってるだけだから。あっ、これも否定の言葉になるんだった」

 

 

 やべぇ、うっかり俺も桃の新フォームをディスってしまったよ……言葉選びは難しいぜ……ちょっと間違えるだけでマイナスなイメージの捉え方をされてしまうし、人間関係を崩しかねないからな。

 

 

「……というか、この姿は速度や機能のことを色々考えて……」

 

「機能をより上げてかっちょいいフォームに直そう。今ならまだ間に合うぞ」

 

 

 えっ? もしかしてリリスさんが桃の新しい戦闘フォームを考えるんですか? あのろしゅつまぞくな服を戦闘フォームにしている一族の貴方が? えぇ……

 

 

「………………リリスさん考案の服……かっちょいい、のか……? 拓海、お前リリスさんの考案するカッコいい服のデザインって想像できるか……?」

 

「………………………………人それぞれじゃないか」

 

「今すごい間があったのだが⁉ 何がそんなに不満なのだ⁉︎」

 

 

 色々です。貴方が考案する服がどんなのかとか、カッコ良さや肌の露出度、センシティブの事を考えているのかとか、そんな感じです。

 

 

「コホンッ……まー悪いようにはせん。危機管理フォームを発案した余を信じよ」

 

「あんなろしゅつまぞく服無理だよ!!」

 

「………………むり……あ、いや、別にどのような反応をするのは人それぞれですけど……それに私も白哉さんに求められる前はそんなに乗り気じゃなかったですし、あの場面以外では今でも恥ずかしいですし……」

 

「……あ。シャミ子は別にいいと思うよ、自分が着るにあたって……‼︎」

 

 

 あぁ……その、すまん優子。その件については俺はフォローできない。ぶっちゃけ危機管理フォームから着崩していくのが好きだったから、そんな気持ちを持った奴が一部嘘をついてまでのフォローをしたって嬉しくねェだろうよ……

 

 

「まあ真面目にだ。その魔力外装……頑張って考えたようだが、自分でも不安定さを感じているのだろう。余には分かるぞ」

 

 

 続けてリリスさんは新フォームのテスト中に魔力が暴走してしまう恐れを考慮し、周囲への被害などを防ぐ為に、敢えてこの廃工場で調整を行うことにしたのだろうという指摘を入れてきた。

 

 ……いや、マジで真面目なアドバイスを送ってるじゃんリリスさん。一族の戦闘フォームをコスプレのように楽しめと子孫に勧めた人と同一人物とは思えないな、冗談無しに。

 

 そういえばこの人、魔力外装はその人の魂に合わせたものがいいって優子にアドバイスを送ってたんだっけ。コスプレ扱いして慣れろとか言ってたけど、ああ見えてちゃんと考えて考案したんだったよな。うーん……でも色々と複雑だから素直に讃えられねェ……

 

 で、この後リリスさんは苦手分野があるのなら周りの人達にきちんと頼むようにというアドバイスをしながら、自分は魔力外装の調整は得意だから改めて任せろと言う。

 

 ……アレ? なんか嫌な予感がする。

 

 

「まずは布面積を減らそう」

 

「は?」

 

 

 ホラァ……

 

 

「いや真面目にだ。魔力放出時の排熱性能とスピードが上がる」

 

「あ……そう」

 

 

 ホントかなぁ?(ゴロリ風) ……まぁいいや、とりあえず今は。

 

 

「白龍様、俺が目を塞ぐ手に隙間ができないように、何かで俺の手を覆ってくれませんか?」

 

【えっ? ヤダ。めんどい】

 

「優子以外の女性に目移りしたくないので。そうなる可能性は低いというか、あってはならないことですけどね」

 

【あぁね……やっぱりおけまる】

 

 

 桃がローラースケートから脱がされようとしていたところから自身の目を伏せていた俺の手を、白龍様の翼が覆い隠すように被せてくれた。これでチラッと見えてしまうなんていう恐れはないはずだ。

 

 余談だが、完全に視界が塞がれる瞬間まで、優子が目を手で塞ぎつつも指の間から覗いているのが確認されたんだが。目を塞ぎもしないミカンと奈々さんよりはマシだけど。拓海は思いっきり後ろ向いてるから彼の方がマシだけど。

 

 

「よーし! ベースが出来たぞ‼︎」

 

「……ほんっとうに真面目にやってるんだよね?」

 

「大真面目だぞ‼︎」

 

 

 ……予想的中。真面目にやってるとか言いながら桃を下着姿にさせたんだけどこのろしゅつさせたがり古代まぞく。嫌な予感が的中してよかったぜ……

 

 ってか。

 

 

「なんで手を覆ってくれるのやめたんですか白龍様」

 

【いやもう桃は着替え終わってんじゃん】

 

「下着姿になったのを着替え終わったとは言わねェよ」

 

 

 チクショウこの野郎……‼︎ ろしゅつまぞく服を勧めたがる変態(?)古代まぞくのせいで、白龍様の服装セーフラインがガバガバになりやがった……‼︎ リリスさんこれはどうしてくれるんだよ。

 

 いや待って? ちょっと待って? 露出度の高い衣装(というより下着姿)状態の桃の姿を見てしまったってことは、優子からヤバい嫉妬を受けてしまうのでは……

 

 

「………………白哉さん」

 

「あっはい」

 

「あんなに肌を出した桃って、結構セクシーなんですね……筋トレを怠ってないからでしょうか……?」

 

「あっはい………………えっ?」

 

 

 あ、今は大丈夫な感じ? 桃の筋肉つきの良さに免じて大丈夫な感じ? まぁ確かに筋肉がついていることは良いことなんだけどな……

 

 

「……まぁ、優子が肌を出してもすごくセクシーだけどな」

 

「ピャワァッ⁉︎ えっ、あっ、そ、そうですか……私も、肌を出すとセクシーに……えへへっ……ジュルリッ」

 

 

 いや何言ってんの俺。なんか優子が危なっかしい顔してるし。どんなフォローしたんだよ俺。セクシーに関する話は確かにしてたけど、もっと他にフォローする言葉があるだろマジでさぁ。

 

 

「つよつよハートフルデビル桃フォーム、完成だ‼︎ よーし‼︎ テコ入れ完了‼︎」

 

「うっわえっぐ」

 

 

 なんか喋ってる間に新しいフォームができたみたいだが、一体リリスさんはどんなのを作ったというんだ? 羞恥心を考慮したものだといいが……

 

 首元にピンクのラインが入った赤紫色のリボン。マイクロビキニというか眼帯ビキニみたいな構図の服装。スリット(スカートやドレスなど衣服の裾に入れた切れ目)。ストッキング。ガーターベルト。猫耳に尻尾。へそには悪魔の羽つきのハート型のタトゥーが刻まれていた。おまけに肌色が多いし、なんかテカテカとしてる。

 

 ……いやホント、何これ。なんだこのSMクラブのキャバ嬢(?)が着そうな衣装は。鞭を持ったらホントにそう見えそう。しかも肌を隠せるところが一つもねぇ……こんなの見たら、危機管理フォームの方が数倍マシに見えてしまうのだが?

 

 

【あーダメダメこんなんじゃ】

 

 

 ん? さすがの白龍様も、今の桃のあの格好は見るに堪えなかったのか───

 

 

【さすがにガーターベルトは要らんだろ、ストッキングを下げない仕様にすれば問題ねェから。後そのビキニの生地は重そう。フレアビキニ型がいいって】

 

「フレアビキニ……? あぁ、あのフリル生地の軽そうなビキニか‼︎ それは良いアドバイスだぞ白龍よ‼︎」

 

「え ゙っ。まだ肌面積減らすの……?」

 

 

 違ったわ。桃をさらに恥ずかしい格好にしようとすることに愉しさを感じ始めてやがってただけだわ。悪知恵の働いている笑みを浮かべているし、きっとそうに違いない。

 

 ホラ、実際にフレアビキニにしたら変更前よりよ肌面積減ってるじゃん。胸部が少し見えちゃったじゃん。わざと一般のよりも面積小さくした?

 

 

「いやもっと減らせて火力を上げられそうだな。ビキニの形状を紐状にして乳首の位置だけ隠れてる感じにするか。よりパワーアップできるぞ」

 

【えぇやんそれえぇやん。ついでに背中の上下にもタトゥーを付けちまおうぜ。よりデビル感を出して魔力を溜めやすくするために】

 

「それも良いな‼︎ 余裕があれば羽も付けてみるとしよう‼︎」

 

「ちょっ待っ……」

 

 

 ……うん。さすがにね、あぁいう衣装がだんだん恥ずかしくなっていくものに無理矢理されている人を見ると、そうされている人が優子でも興奮しないな。だって着替えさせられている人が可哀想だもん、全然乗り気じゃないもん。

 

 というか、そろそろやめてもらった方が……

 

 

【もうめんどくせっ☆ 乳首だけ隠すなら紐で隠れちまうとこも出さんと。ハート型のニップレスにしちゃえニップレスに‼︎】

 

「おぉ‼︎ さらに摩擦力が減ってスピード感が増すぞ‼︎ せっかくだから遠距離武器として銃口の形がバイ───」

 

 

 

「いい加減にせんか───!!」

 

 

 

 ふぉぉぉっ⁉︎ 桃が瞬時に闇堕ちして、一秒も経たずにリリスさん踏みつけて白龍様の首をめっちゃ絞めていったァァァッ⁉︎ 色々と好き勝手に露出度高めかつ羞恥心高めな衣装を着せられた不満が完全爆発したァァァッ‼︎

 

 

「あの格好で戦うくらいなら死を選ぶ‼︎ シャミ子はへそしか見てないし‼︎ 白哉くんは腐ったゴミを見下ろしているかのような眼差しを向けてくるし‼︎ あとローラースケートが滑ってるって何⁉︎ 頑張って考えたのに‼︎」

 

 

 顔を真っ赤に染めながら、募りに募った不満を言葉でも爆発させる桃。それほど堪え難いことだったんだな……いや見てるこっちとしても堪え難い感じだったし、無理もないけどさ。

 

 というか俺、腐ったゴミを見下ろしているかのような眼差し……というか苛んでいるかのような目をしてたの? 怖っ……

 

 

【いやホントすまねぇ、調子乗ってた……】

 

「す……すまん……っていうかそこ?」

 

「いやその……二人を止めるべきだったな、ごめん……」

 

「すみません……つい……」

 

「……俺は桃君が叫ぶまでずっと後ろ向いてたから」

 

「……すらっとしててかわいかったわよ」

 

「……せめて後ろが見えないようにマント付ける?」

 

 

 とりあえず俺はなるべく桃にフォローをかけるが、案の定すぐ闇堕ちが解除されるわけがなかった。息継ぎをした後すぐにドラムの後ろに回り込み、その場で座ってしまった。

 

 

ちょうどいいので、魔力を使い果たしてこのまま消えます

 

「柘榴さんヘルーーーーーープッ‼︎」

 

 

 助けてーッ‼︎ 桃がめちゃくちゃ恥ずかしい格好をさせられたせいでマジで消えちまいそうなんですけどーッ‼︎ 柘榴さんホント早く来てーッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 ……はい、めっちゃ焦ってしまいました。五巻以降の原作のどのタイミングで桃が闇堕ちしちまうかなんて、ぜーんぜんっわかんねェんだもん。お願い、察して……

 

 柘榴さんはまだ霊水取りに行ってから帰って来てないってことで、小倉さんにどうすれば闇堕ちが解除されるのか相談することに。機嫌を直せば戻れるらしいが、優子のセカンドフォームも好きだよフォローでも直りそうにない模様……

 

 

「……というか、『闇堕ちフォーム』をそのまま使えばいいんじゃないのかなぁ。動きやすかったんだよね」

 

【バッカおめぇ、アレはダークネスピーチって言うんだぞ】

 

「別に名称はどうだっていいじゃないですか。それよりも小倉さん、闇堕ちのをそのまま使うってどういう意味だ?」

 

 

 闇堕ち桃の事をなんて言うのかの指摘を入れてきた白龍様を軽くあしらい、小倉さんに提案の事を聞いてみた。闇堕ちした時の力をそのまま使ってたら、いずれ魔力切れとかで桃が消えてしまうんじゃ……?

 

 

「魔力外装は本人の心象を武装化したもの。千代田さんのメンタリティが勝手にその形を取るなら、無理してフォーム改造しなくても、闇の魔力の術式をそのまま光属性で使えるよう調整したら……?」

 

 

 ……なるほど、属性を変換しての再利用か。その発想はなかったな。というか属性を変換すればいいのか分からなかったし、そもそも魔力の術式とかそんなの知らんから、考えもしなかったぜ……まぁそういうのは魔法少女なら知ってると思うから、後はそちらで調整してもらえれば問題ないけど。

 

 というか、小倉さんよく知ってるな。魔力外装の事とか、属性の事とか……

 

 

「……金魚さんとお友達になって、いろいろ聞いたんだぁ……」

 

「金魚? あぁ、ジキエルの事か。朱紅玉さんが魔法少女だった頃のナビゲーター………………あっ」

 

 

 そういうことね……察した。ジキエルの奴、捕まって実験の手伝いとかされてそうだなぁ……一体どんな実験の犠牲にされてきたのだろうか……

 

 まぁ原作では朱紅玉さんが引退した後、良子ちゃんを魔法少女に勧誘しようとするために『優子は悪いまぞく』といういい加減なことを言って良子ちゃんの地雷を踏んできたし、その勧誘がしつこかったし、そのせいで小倉さんを呼ばさせてあぁなったもんな。慈悲なんてもんはない。

 

 まぁそれは置いといて。結果、桃は当面ダークネスピーチの姿で行くことにした。あの格好も充分軽そうで戦いやすいし、悪くはないんじゃないかな。それはそうとして……

 

 

「……シャミ子、何してるの? その画面に映ってる二枚の写真は何?」

 

「あっ⁉︎ こ、これは………………先程の下着姿の時の桃と、つよつよハートフルデビル桃フォームの時の桃の写真……です」

 

「お願い今すぐそれらを柘榴のとこに送ろうとしないでッ!!」

 

「ごめんなさいでした送りませんし消しますので角ハンドルやめてッ!!」

 

 

 今はあの二人を落ち着かせてもらうとするか。ってか盗撮すな。

 

 




おまけ:台本形式のほそく話その35


白哉とシャミ子が二人で料理していた時のこと

シャミ子「ああ──────‼︎ 私の大切なスマホが‼︎ 増えるひじきの汁の中に‼︎」
白哉「……レシピ見ながら料理するにも、スマホを置いてそれを見ながらってのもできただろ」
シャミ子「単純に気づいてませんでした……」
「電源は入ってるけど……このまま使ったら絶対壊れますよね……」
白哉「こいつはテレビで観た豆知識なんだが、まずはそっと電源切れ。そして米と一緒に一日密閉するんだ」
「そしたら米が基盤の隙間に入った水分を吸って、電池のショートが起きる可能性を無くしてくれるぞ」
シャミ子「うぅ……壊れませんように……」
白哉「壊れたらお前にとっては大破産になるからな、直ってもらわないと困る。連絡手段があるのもいいし───」
「待てや。炊き立てのはアカン。熱で逆に壊れるわ」
シャミ子「ですよね。すみません」



Q. どうして桃の新フォームお披露目回に柘榴を同行させないんですか?
A. 別方面で柘榴に見てもらいたいからです
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