桜満集無双   作:らんの

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やっと三話です。非常に難産でした。
今回は無双はないと思います。繋ぎ回なんでね、




#3顕出 void-sampling

涯「俺達は、淘汰される者に葬送の詩を送り続ける。故に葬儀社。俺達は抗う。この国を我が物顔で支配し続けるGHQに。俺達は戦う。俺達を淘汰しようとする、全てのものと…」

 

集「中二病が…」

 

 

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先生「えぇ、もう皆さんご存知だと思いますが…昨日の六本木の事件に関して、GHQから第二級の非常事態宣言が出されました。葬儀社と名乗るテロリストに関して何か情報のある者は、速やかに当局に申し出るように、とのことです。」

 

すみませんご迷惑かけて。あれじゃ俺が主犯…つーよりかは俺の単独犯行だわ。やらかした…

 

先生「それからぁ、今日はもう一つ。このクラスに転入生が入りまぁす。」

 

おい、この時期には珍しくない?まさか、

 

先生「入ってー」

 

ガラガラ

 

「おお女子!」

 

「可愛いじゃん。」

 

集「は?」

 

そのまさかだったか…

 

先生「楪 いのり君だ。」

 

おい、何の冗談だ⁉︎

 

「あれ?どっかで…」

 

「いのり⁉︎」

 

どうした、

 

「マジかよ⁉︎」

 

「EGOISTの⁉︎」

 

エゴイスト……?ああ、あいつ表向きではそんなアイドルグループにいるんだっけか?

 

「まさか⁉︎」

 

いのり「ホントだよ?」

 

嘘であって欲しかったです。

 

「おおぉぉぉぉ!」

 

クラスの奴らが大騒ぎしてやがる。これほど疎いのもまあ俺くらいなのかもしれんが、

 

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EGOISTボーカル・楪 いのりの登場によってクラスは大盛り上がりを見せていた……怠い。はしゃぐのはあまり好きじゃないからな。

 

冷静に考えてみればこれは恐らく俺の監視…あわよくば葬儀社に引き入れる気かもしれない。もしくは別………いや、これは俺の妄想に過ぎないからやめておこう。

 

颯太「いっ…いのりさん!」

 

あのお調子者が緊張気味…そうだった、楪を最初に見せてきたのは颯太だったな。そりゃ憧れてた奴が同じクラスに来りゃあそうなるだろうがな。

 

颯太「あの…葬儀社とかってどう思います?」

 

集「」

 

………なん…だと⁉︎

もし俺の妄想が本当なら颯太は目撃者になるんだが…

 

花音「いきなり何よ颯太君!」

 

いきなり転入生にテロリストのこと聞くかよ、普通。

 

颯太「だってぇ…EGOISTの歌ってなんか葬儀社っぽいじゃん。」

 

は?

 

颯太「だから、好きかな?って」

 

花音「なわけないでしょ⁉︎」

 

なわけねえよ

 

 

「あーサインしてくんない?」

 

「俺も俺も、」

 

あぁ…そんな寄ってたかるなって、

 

八尋「いい加減にしろよ。楪さん、困ってんじゃん」

 

さすがクソイケメン、今回は助かったな。

 

八尋「ごめんな、こいつ魂館颯太ってんだけど、すげぇ君のファンでさ。無礼は許してやってよ。」

 

こいつは事態を丸く収めることに関してはすごいやつだと思うが、本音を言っているところは一度も見たことがない。目を見ればわかる。まあ俺が何言おうとも悪い顔をしないから構わないがな。かのような人格の典型やな。

 

八尋「ああ、ちなみに俺は寒川八尋。」

 

颯太「俺と八尋と、あそこの集ってやつで、現代映像文化研究会って同好会を作ってて、それでぇあの!」

 

八尋「だから焦るなって、」

 

八尋が颯太を止めに行った。つーかナチュラルに俺を会話に混ぜようとするな。できれば学校内では関わりたくない。

 

八尋「皆もだ。俺達これからずっと一緒のクラスなんだからさ?慌てないでいこうぜ、な?」

 

フフフフフ、いつからずっと一緒だと錯覚していた!放課後トリトンに文句言って突っ返してやる!

 

それと颯太、おめえ絶対映研に誘うなよ?来そうだから。

 

颯太が目撃者って線は考え過ぎか…

 

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俺は今、体育館で適当に走っている。にしても楪が来たのは間違いなく俺に関係あんだよなぁ…

いっそGHQに差し出すか。いや、それ俺も危ないから却下。

 

「でもさぁ、実際に見てるといのりって何か人形っぽくね?」

 

まあ、インターフェースだからそれはそこまで間違ってないんだよな。

どうしてこうどいつもこいつも核心を付くのか…

 

集「そうか、まあリアルの方がCGっぽいっつーか」

 

颯太「何言ってんだよ集!」

 

集「は?」

 

颯太「いのりはCGなんかじゃねえよ!目を覚ませよ馬鹿!」

 

うざっ!

 

集「うるせぇよ、思ったことそのまんま言って何が悪いんだよ。」

 

颯太「思ったことそのまま言って傷つくことだってあんだよ!」

 

そんなの向こうに非があるんだろうが。傷つくようなこと思われるんなら思われないようにすればいい

 

颯太「大体お前はいつもそうだよ!空気を読まずに次から次へといろんなことを言いやがって!」

 

集「じゃあ何だよ。相手に対して思うことがあろうと自分の中に押し留めてニコニコ笑ってろと?そんなの御免だ。」

 

俺は周りに合わせてストレスのかかるようなことだけは避けたい。別に虚言を吐かないとかそういうわけではない。

 

颯太「っ…!とにかく、そういうこと絶対本人に言うなよ!いのりは傷つきやすいんだからな!」

 

そう言って奴は前へ走って行った。

 

集「知るか、」

 

俺はそう独り言ちた。

 

 

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昼休み

 

 

颯太「フンっ!」

 

颯太は明らかに不機嫌な態度を取っていた。

 

集「ダルい…」

 

誰に聞こえるわけでもなく呟く。

 

八尋「おいおい、どうしたんだ?颯太。」

 

颯太「おお八尋ー。聞いてくれよ、集がよぉ…いのりのことをCGっぽいとか言ったんだぜ?失礼極まりないと思わないか?」

 

おいお調子者、何告げ口している。そして狙ったかのように楪が教室にいない。

 

八尋「まあ人に対してCGは酷い気もするけどさ、集だって学校にまで来られてうんざりしてるんだ。そうだろ?」

 

俺が聞いていたことに始めから気づいてたようで、俺の方に振り返りながらそう言った。

 

集「ま、まあな。」

 

颯太の意見に肯定しつつ俺の擁護もする。流石無難な返しだ。だがまあ俺の心を理解してくれたことに関して言えば悪い気はしないな。

 

颯太「ちぇっ、」

 

やはり颯太は納得していない模様。そりゃそうだ。

 

 

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今日は疲れた。言わずもがな楪のせいだ。ったく、今になってヴォイドゲノムを持って行ったことを後悔する。持っていかなかったら相当まずいことにはなってただろうが…

とにかく、楪とは関わらないようにするか。

 

集「っで…」

 

さっきから気になってたことがある。ずっと同じ気配がしていた。そう、

 

集「何故お前がここにいる⁉︎楪!」

 

楪はビクッとした。何故気づかれないと思ったのかが不思議でしょうがない。

 

いのり「涯の命令だから…」

 

平常心を取り戻した楪は当然のように鍵を開けやがった。葬儀社の技術パネェよ…

 

集「おい、入るな。おい、」

 

さっさとドア開けて入って行きやがる。俺の安寧はいつ来るんだよ。

 

集「っておい!何だよこの荷物、」

 

いつの間にか中には大量の段ボールが置いてあった。迷惑にもほどがある。

 

集「おいっ、ちょっと待てよ!」

 

どんどん先に行く楪を俺も追う。

 

ゴスッ

 

足に何かが当たった。

 

集「ふゅーねる、お前もいたのか。」

 

ウィーン

 

ふゅーねるが先に行ってしまう。

 

集「おい待てよ!」

 

俺も進む。リビングでは既に楪が着替え始めていた。ラッキースケベが露骨過ぎんだよ…

 

ピコピコ

 

ふゅーねるがご立腹の様子でスタンガンを構えている。いや、全く興味ねえからな?

 

バサッ

 

電気にやられるのも嫌なのでブレザーを掛けてくるんでおいた。

 

ガシャガシャ、

 

ふゅーねるが抵抗するがもちろん離さない。しばらくこのままでいいか。

 

集「何で家にくんの?つーか何で開けられんの?」

 

いのり「ふゅーねるがやってくれた。」

 

ふゅーねる、叩き割ってやろうか?

 

集「で、楪。」

 

いのり「いのり。」

 

集「いや、呼ばないからな?」

 

今何故少し落ち込んだ?まあいい。

 

いのり「ねぇ集」

 

集「んだよ?」

 

いのり「お腹減った。」

 

マジかよ…

まあ腹減ってんなら仕方ない。飯抜きにするほど俺も鬼ではない。

 

集「ったく、で、何がいい?」

 

いのり「おにぎり」

 

気に入ったのな。ったく、具無しの塩むすびでも出してやろうか、

まああれはあれで美味いけど

 

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いのり「ハフッ…」

 

おにぎりはお気に召したようで、

一応具も入れた。

さっさとこいつ追い出したい…そんでもって一人を満喫したい。

家くらいくつろがせろってんだ。

 

集「母さんにどう説明しようか…」

 

とりあえず愚痴る。

 

いのり「桜満春夏、セフィラゲノミクス主任研究員。帰宅は週に一度程度。あと数日は戻る見込みがない。」

 

集「どっから仕入れて来てんだよその情報。」

 

呆れたものだ。数日は戻る見込みがないのはこいつの方だ。

 

いのり「迷惑?」

 

集「あん?」

 

いのり「桜満集は、いのりが迷惑?」

 

おいおい…そんな聞き方されたら

 

集「迷惑か迷惑でないかで言ったらはっきり言って迷惑だな、」

 

別にバッサリ言うんだけどね

 

いのり「そう…」

 

楪は随分落ち込んだ様子だった。少し言い過ぎたかもしれないがこれでいい。少し気を許すとすぐに付け込まれそうだ。

 

ピンポーン

 

ベルが鳴った。

 

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八尋「よう!遅くに悪いね、」

 

悪いと思ったら来るな。

 

集「どうしたんだよ」

 

八尋「ちょっと思い出してさ…」

 

何かを差し出してくる。

 

八尋「これ、この前話してた映画。見るか?」

 

ケースには禍々しい青い顔と血をモチーフにしたフォントの題名が書いてあった。そういやこんなの話してたっけ、

楪が寝てからじっくり見るとするか。何それ、まるでエロいビデオでも見るみたいじゃん。

 

集「あ…ありがとう。でもこのためにわざわざ来たのか?」

 

八尋「今日のお前、様子おかしかった、ような気がした。」

 

気がしただけでまあご苦労さん。にしても楪が来たことによる動揺が多少でてしまってたのか。俺としたことが、

 

八尋「昨日何かあった?」

 

っ⁉︎どうしてそうどいつもこいつも核心をついてくるかなぁ…さっきもそうだが。

 

集「何にも無かったよ。まあまたちょっとゴタゴタに巻き込まれてな。」

 

俺が暴力沙汰に巻き込まれることはしょっちゅうあった。昨日は少し規模が大きかっただけだ。大き過ぎたけど、

 

八尋「そっか………あれ?」

 

集「ん?……って、」

 

楪、何故出てきている…念を押しといた方が良かったか。そこまで馬鹿とは思ってなかったんだが、

 

八尋「君、どうして?」

 

ふゅーねるまで抱えて…これじゃ怪しまれて当然だぞ、

 

いのり「連絡が来た。一緒に来て、集。」

 

質問に答えてやれよ…そのままホントのこと言われても困るが、

 

 

集「色々事情があるんだよ、」

 

一応嘘ではないが…

 

八尋「どういう事情?」

 

どう説明しようか…

 

集「悪い、とりあえず明日、な?」

 

無理、俺でもこれ誤魔化すのは無理。とりあえず逃げよう。

 

八尋「何かあったら言えよ?」

 

集「ありがとう、そうする。」

 

そうしないが気持ちだけ受け取っとこう。本当にいい友人を持ったものだ。クソイケメンなところは気に食わないが。

 

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しかし八尋の適応力には驚くべきものがあるな。普通もう少し問いただすものだと思うんだが……にしても同級生が転入生の女子と同じ部屋にいるとか。色恋沙汰だと勘違いされてるんだろうなぁ…

 

どうしよ、颯太に刺されたら。

 

いのり「寒川八尋は、集の友達?」

 

うーん、友達の定義にもよるが…

 

集「ああ、少なくとも俺はそう思ってるな。」

 

だがあいつがそう思っているかは知らん。あいつはそもそも本性を現してねえからな。まあ、俺が空気を読まずにあいつが読む。その関係なら俺はストレス無いからいいんだけどな。つくづく俺嫌な奴だな。

 

集「あいつは偉い奴だと思うよ。自分以外の奴をちゃんと見て、思いやれて。比べて俺はホントダメなやつだと思うよ」

 

いのり「それは違う。」

 

集「え?」

 

何を言うんだ?

 

いのり「涯の命令を無視しても皆を助けた。だから集も人のことを思いやれる。」

 

集「フン、そんなんじゃねえよ。」

 

そうだ、あれは人を思いやったんじゃない。ただダリルの奴やハゲにムカついただけだ。あの子供が俺に重なった気がしただけだ。そんなの、結局俺の自己満足でしかない。

 

いのり「それだけじゃない、」

 

集「えっ?」

 

いのり「集はあの時、私をエンドレイヴから命がけで守ってくれた。だから集はダメなんかじゃない!」

 

集「おっ、おい…」

 

いつになく感情的な楪に思わず戸惑う。こいつ…人間味あるじゃねえか…

不意に体育の時間に言ったことを思い出す。無神経だったな。

 

楪はいつもの無表情とは違った険しい表情で俯いている。

 

集「楪?」

 

呼びかけてみる。反応がない。

 

集「楪!」

 

いのり「!」

 

驚いた表情でこちらに顔を向ける。

 

集「まあ、その…俺の言ってることが間違ってたよ。お前の言う通りだ。」

 

目をそらしながらどうにか言う。

 

いのり「そう…」

 

楪は何か満足した表情でそう返事した。

 

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涯「ああ、今終わった。OAUは乗り気だ。ただ、一つ条件を出された。後で詳しく報告する。」

 

トリトンは通信を切った。OAU…アフリカ国家連合機構か。

 

涯「御苦労だったな。」

 

集「いや、にしてもすげえ格好だな。とても指名手配犯には見えねえよ。」

 

涯「銃を持って走り回るだけでは、世の中変わらないからな。」

 

剣を持って走り回って世の中を変える自信ならある。主に終わりの方向に、

 

涯「ツグミ、尾行は、」

 

ツグミ「オールクリアでぇ〜す!」

 

ムカつく。猫耳、少しテンション下げろ。

 

集「それより何のつもりだよ。楪を学校や俺の家に、」

 

涯「問題が発生した。昨日の作戦中、俺達を目撃した奴がいる。」

 

集「やはりか…」

 

俺の妄想が本当に当たっているとはな。

 

涯「フォートの住人なら対処はできたが、どうやら外の人間。お前と同じ学校に通う学生だったようだ。」

 

集「何か危ないことしてたなそいつ…」

 

学生がギロッポンにいるなよ………そういやぽぽぽは最近見ないな。

 

涯「“ノーマジーン”聞いたことはあるか?」

 

ん?ああ、あの最近若者の間で流行ってる…

 

集「…確かアポカリプスウイルスワクチン研究中に偶然見つかったっていうあれか。じゃあそれを買いに来てた、」

 

涯「取引の時には“シュガー”と名乗っていたらしい。無論偽名だろうが。お前といのりは、高確率でそいつに目撃されている。探し出せ。」

 

集「分かったよ。」

 

涯「ほう、やけに素直だな。」

 

集「さっさと楪に帰って欲しいからな。じゃあ探すから教えてくれ、そいつのヴォイドの形状を。分かるんだろ?ヴォイドが、」

 

涯「ほう、なぜそう思う?」」

 

集「六本木での作戦。あれはダリルのヴォイドが分かってなければ成り立たない。それだけだ。」

 

涯「なるほど、御名答だ。そいつのヴォイドは…ハサミだ。」

 

集「なるほど、分かった。さっさと見つけだして俺の平穏な日常を守ってやるよ。」

 

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翌日

 

集「ふわぁぁぁ…眠い。」

 

今日も電車に揺られる。

 

祭「おはよ、集!すごい欠伸。どうしたの?」

 

集「ああ、昨日ちょっと夜更かししちゃってさ。」

 

明け方までだからちょっとどころではない。何せ毎朝してたランニングをする気力が出ないほどだからな。八尋に借りた映画見てたらあんな時間になっちまった。楪寝るの遅いんだよ。

 

祭「もう、気をつけてよ?楪さんもおはよう。」

 

一応楪には距離を開けておけと言っておいた。まあそのおかげで祭は不審に思っていないようだ。

 

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集「おい颯太。」

 

ホームルーム前の教室、俺は颯太に声を掛けた。

 

颯太「…なんだよ。」

 

まだ不機嫌のようだ。だが今回は俺に非がある。何せ俺の言ったことは誤りだったからな。

 

集「その…昨日は悪かった。」

 

無駄のない90度で御辞儀する。完璧だ…。誠意はあるよ?

 

祭「集が…」

 

花音「謝った⁉︎」

 

女子生徒約二人ほどが思い切り驚いてやがる。別に間違ったことしたら謝るぞ。俺だって、

 

颯太「おっ…おう。俺も悪かったよ。昨日はカッとなり過ぎた。」

 

戸惑ってやがる…。そんなに珍しいかよ⁉︎

 

祭「そういえば昨日体育のときに揉めてたけど、何の話だったの?」

 

集「ああ、俺がゆz…」

 

颯太「ああああぁぁー!!!こいつが風子をいらない子とか言ったからついカッとなっただけなんだよ。ハハハ」

 

は?そんなことだったっけ?つーか祭と委員長どころか楪までキョトンとしてるぞ、

 

颯太「おい、いのりの前でそういうこと言うなって言ったよな?」

 

俺の耳元で囁く。

 

集「悪い、うっかりしてた。」

 

危ない危ない。もう少し上手い言い訳して欲しいがな。つーか俺風子はいらない子なんて思ったことないんだが。公子先生の結婚式マジ泣きだったからな?AFTER STORYより感動したまである。ガチで、

 

花音「ねぇ…それ何の話?」

 

八尋「エロゲーの話だよ、」

 

爽やかスマイルでクソイケメンが歩いてくる。言ってること酷いけど、

 

颯太「CLANNADはエロゲーじゃねぇ!」

 

このやりとりお約束なの?ちなみに智代アフターと混同してエロゲーだと思ってた時期があったのは秘密だ。

 

祭「エ…エロゲー////」

 

八尋「な…何かごめんな?」

 

祭が既に勘違いを始めてる。というかこれ、傍から見れば痛い子だよな…

 

 

 

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休み時間

俺の貴重な睡眠時間である。特に今日なんかはいつにも増して眠いわけだから本当に寝たい。だが、

 

いのり「集?ヴォイドのルール、覚えた?」

 

目撃者を探し出すミッション。与えられてるんだよなぁ。

 

集「まあな。一つ、ヴォイドは17歳以下の人間からしか出せない。理由は不明と言っていたが恐らくは生まれた直後からヴォイドの影響を受け続けたからだと推測。」

 

いのり「そうなの?」

 

集「あくまで推測だ。ただ確率は高い。」

 

不明ってなんだよ。何か理由を考えようとしたことあんのかなぁ?

 

集「一つ、取り出された相手はヴォイドを取り出される前後の記憶を喪失する。理由はイントロンの記憶へと解放された時のショック、だよな?」

 

いのり「うん、」

 

なんとも都合がいい性質である。まあ、やりやすいから言うことはないが。

 

集「一応練習からしておくか、」

 

ちょうど連絡通路を祭と委員長が歩いてきた。よし、まずは委員長からだな。祭なら目撃されてもどうにかなりそう。願わくばどちらも記憶を消しておきたいが、

 

ダダッ

 

集「委員長!」

 

花音「え?」

 

二人の目の前に立ち構える。委員長の目を見た。銀色の光が現れ始める。これだ、

 

集「悪い、少し眠っててくれ!」

 

花音「うっ…」

 

俺は委員長からヴォイドを取り出した。もちろん気を失った委員長は支えてるよ?

 

集「レーダー?やっぱり目撃者じゃないか。」

 

まあ委員長が売人だとは思ってなかったけど

 

祭「し…集…なにこれ……」

 

祭が思い切り戸惑っている。これ以上見られるのはまずい。

ヴォイドを手放しそれは委員長のもとへ戻っていく。俺は左手で祭の右手を掴むと、こちらへ引き寄せながら自分の右手を伸ばした。

 

集「ごめん祭、」

 

祭「んっ…」

 

ヴォイドを引き抜く。…包帯……だよな?

 

祭「何それ?…集」

 

集「え、」

 

なぜ気を失っていない!っとこんなことを呑気に考えている場合ではない!

 

祭のヴォイドを手放し元に戻す。それと同時に俺のヴォイドで祭の意識を集める。一つしか無いんだけど、

 

祭「ふぇ………」

 

集「おっと、」

 

どうにか強引に祭の意識を失わせることに成功した。ていうかふぇって萌えキャラかよ…

 

いのり「なんで意識が…」

 

楪も驚いているようだ。だがなぜか俺にはわかった。

 

集「手を…取ったからだ……」

 

いのり「……どうしてそう思うの?」

 

根拠は無い。ただ、

 

集「…分からない。でも思うんだ。どうやって自分の腕を動かしているのか説明できないようにな…」

 

いのり「…進撃?」

 

集「分かるのかよ……」

 

台詞は若干ふざけたが感覚としては同じだ。それどころかヴォイドを手に取っただけで使い方も分かるような気がするんだ。もし本当ならば、祭のヴォイドは相当の力を持っていることになる。

 

集「つーかよぉ…」

 

意識を失った女子生徒が二人。傍から見れば襲ったと見られてもおかしくないよな…

今日は痛い子に見られたり犯罪者に見られたりと忙しいなぁ…

 

 

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コツは掴んだ。もともとそこまで不安要素無かったけど。

 

颯太「〜♪」

 

上機嫌でアイル橋を渡る颯太。EGOISTでも聞いてるのか?

 

集「おい颯太!」

 

颯太「えっ⁉︎」

 

俺は物陰から一気に飛び出た。

 

集「しばらく眠ってろーっ!」

 

颯太の胸からヴォイドを引き抜く

 

颯太「ぐぁぁぁぁー…!」

 

白目向いて倒れた。これは、「開く」ヴォイドだな。違ったか。

 

しかし人の心を覗くというのはなかなか面白い。ちょっと遊んでみるか、

 

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放課後

 

結局休み時間だけでは限界があったので延長戦に突入した。ちなみに祭にはいろいろ聞かれたがはぐらかしておいた。ゴメン祭、

 

 

集「すみませーん!」

 

「え?」

 

俺の声に反応して男子生徒が振り返る。

 

「がぁぁっ⁉︎」

 

ヴォイドを引き抜く、これの繰り返しだ。全くハサミは見つからないがこうして心を覗き見ているだけでも飽きない。目を見れば真偽は見破れるつもりだが何考えてるかまではわからんからな。

 

集「ニッパーか……これでいいんじゃね?」

 

いのり「ダメ!」

 

強く否定された。そこまできつく言わなくてもいいじゃないのよ。

 

集「へいへい。じゃあ、次行くぞ!」

 

ダッダッダッ

 

俺は全力疾走を始めた。疲れることは嫌いな俺だがハマった事はとことんやるタイプだ。ちなみにトリトンが去ってからずっとやっている修行もその一つだ。

 

いのり「待って…速い…」

 

よくここまでついてきたと思うよ。女子としては相当の運動神経だと思う。でもここまでだ、

 

集「じゃあそこらへんで休んでろよ〜!」

 

そう吐いてその場から走り去った。一人の方が好き勝手できて面白い。

 

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生徒会室前

 

完璧人間、供奉院亞里沙会長の本性はやはり気になる。あの仮面の下に何があるのか、いざ!

 

集「すみませんね…」

 

生徒会室の中を覗き見、そして会長以外の意識を「集める」

便利すぎるな。このヴォイド。

 

バタッ!

 

一斉に役員達が机に突っ伏す。

 

亞里沙「っ⁉︎皆⁉︎一体何なの…⁉︎」

 

ガラガラッ!

 

俺は戸を一気に開け、短時間で会長までの距離を詰める。

 

亞里沙「だっ…誰⁉︎……うっ!…」

 

無言でヴォイドを引き抜いた。

 

集「……盾?」

 

結局守りに入ってるのね……

何か本性分かんなかったなぁ。がっかり、

 

この様子見られたら俺明らかに重犯罪者だよな…

早いうちに立ち去るか。

 

 

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生徒会の皆さんの意識と会長の盾を返し、俺はその後もヴォイドを引き抜き続けた。誰かのヴォイドを引き抜き、目撃されればそいつのも引き抜く。それの繰り返しだ。

 

いのり「集、まだ見つからないの?」

 

もう楪も呆れているようだ。感情思いきりあるじゃねえかよ…

 

集「まあな。でも次が最後だ。」

 

いのり「どうして?」

 

集「それはな…ある男を除いて全校生徒全員のヴォイドを引き抜いたからだ!」

 

フフフ、苦労したんだぞ?まあヴォイドの形も十人十色で飽きなかったけどな。

 

いのり「うわっ…」

 

あっ!今完全に引いたよね?

 

集「……まあいいだろ?面白かったんだから。それより早く目撃者のところ行くぞ!いやー、まさか当たりが最後まで出ないとはね、あはは。」

 

いのり「…最初から分かってたんでしょ?集、」

 

こっちを睨みつけてくる。おこなの?

 

集「まあ、他にも可能性はあったからな。あはは…」

 

いのり「………。」

 

無言で睨みつけてくる。

 

集「…ゴメンナサイ……。」

 

とにかく今はあいつに合わなければならない。

 

 

 

 

 

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体育館2F ギャラリー

 

八尋「よう、集」

 

俺はメールで八尋を体育館まで呼び出した。

 

集「ごめんな、こんなところに呼び出して。」

 

八尋「全く。何の用?」

 

そうは言いつつ怒っている様子はない。本当にいい奴だ。

 

集「これ、返したくてさ。」

 

俺は昨日借りた映画を返す。

 

八尋「そうか、それだけ?」

 

さあ、これからだ。最後の男よ

 

集「八尋の趣味って意外だよな。」

 

八尋「なんだよ?いきなり、」

 

八尋は笑いながらそう言う。

 

集「責めてるわけじゃねえけどさ。人の中身と見た目は結構違うよな、って言いたいんだよ…」

 

シュガー。その言葉は言わないでおく。

 

八尋「そう?俺ってどんな奴だと思われてるのかなぁ、」

 

笑顔でそう呟いた。しかしその笑顔が本物でないことは一目でわかる。

 

ダダッ!

 

集「少なくとも、刃なんてものは無いと思うぜ!」

 

俺はそう言いながら八尋の方へと走る。目があった瞬間、俺は八尋の胸へと手を伸ばす。銀色の光が当たりに漂い始める。

 

…貰った!!

 

 

 

 

ガンッ!

 

 

 

 

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ヴォイドの引き抜くはずだった右腕に、鈍器で殴られたような痛みが走ったのを集は感じた。八尋は集の右腕を掴み、手すりに打ち付けたのだ。

 

八尋「…またあの変な力を使おうとしたのか……」

 

俺は八尋の物とは思えない目に睨みつけられた。

 

集「っ⁉︎」

 

集は八尋の左手と手すりに挟まれた自らの右腕を振りほどくと、一気に距離を取った。

 

八尋「いつから気付いてたんだ?」

 

集「昨日俺の家で楪を見た時の反応もそうだが、

“集だって学校にまで来られてうんざりしてるんだ。”

絶対おかしいだろ?」

 

集はそう言い、口角を上げた。

 

八尋「なるほど…俺もうっかりしてたなぁ。気付かれるとは思わなかったよ。」

 

口調は穏やかに聞こえるものの、目は冷徹なままであった。

 

集「バカ言え。目撃者がいたってのも葬儀社情報だし、これでも全校生徒のヴォイド引き抜いてきたところだっつーの。」

 

いのりはただやり取りを続ける二人を集の後ろから見ている。

 

八尋「へえ、抜かりがないな。それで?どうするつもりなんだ?」

 

集「…。」

 

集がその問いに答えあぐねていると

 

カチャッ

いのりが銃を構えた。

 

いのり「ここで消す。」

 

集「おいっ!」

 

バンッ!

 

集は叫んだが遅く、銃声は体育館全体に響く。しかし、

 

八尋「遅い、」

 

八尋の頭は確かにいのりの撃った弾の軌道上にあった。しかし八尋はそれを避けると、走り出した。

 

いのり「っ⁉︎」

 

ガシッ

 

八尋は集と取っ組み合いになる。

 

集「楪!お前の手に負えるようなやつじゃねぇ!離れろっ!」

 

集は後方を気にしながらそう叫ぶ。

 

いのり「…わかった。」

 

いのりは集の言うことに従い、体育館から急いで出た。

 

八尋「集、隙があり過ぎだぞ。」

 

集「っ⁉︎」

 

八尋はそう告げると集の腕を掴み、ギャラリーの下へと投げ飛ばす。

 

集「うわっ⁉︎」

 

集は八尋に不意を打たれ、思いきり飛んだ。

 

 

スタッ

 

どうにか着地する。

 

集「おいおい、俺じゃなきゃ死んでたぞ…」

 

集は呟いた。

 

八尋「そっちだって殺す気なんだから構わないだろ?」

 

そう言い、ギャラリーから飛び降りる。

 

集「あのなぁ…別に俺は殺す気なんてないんだからな?そもそもお前が望んであんなことしないとも思ってる。絶対何か事情があって…」

 

八尋「うるせぇよ、」

 

集の言葉を遮るように言った。

 

八尋「まだ友達ごっこを続けようと言うのか?」

 

集「っ⁉︎」

 

先程の冷徹な目とは違い、今八尋が集を睨みつける目には強い殺気が感じられた。

 

集(こいつを相手にしたらただでは済まない。ここは…)

 

そう思いながら集は自分のヴォイドで八尋の意識を「集める」体勢に入る。しかし、

 

集「ブフォッ⁉︎」

 

いのり「集⁉︎」

 

八尋は一瞬で近づき、右足で集の頬に空中回し蹴りをする。

集は思いきり左側へと飛んでいった。

 

八尋「君が兵士達の意識を奪ったところは見ていた。そう簡単にさせる気はない。」

 

床に倒れている集の方を見ながら言った。

 

集「なるほど、お前も殺る気なのね…」

 

八尋「ああ、」

 

集「だったら遠慮なく行かせてもらう!」

 

スタッ!

 

八尋「グッ⁉︎」

 

集は八尋の目の前に一気に近づくと、渾身の右フックで左方へと八尋を吹っ飛ばす。

 

八尋「チッ!」

 

片手で倒立回転をしながら立て直す。

 

八尋「喰らえ!」

 

走りながら右ストレートを集の顔へと繰り出す。

 

集「遅い」

 

集は顔を右へずらし、避けると同時に八尋の顔へ左手を出す。しかしそれは八尋の左手に妨げられる。

 

ついに接近戦が始まった。

 

 

 

-------------------------------

 

集「はぁ…はぁ…」

 

八尋「はぁ…はぁ…」

 

どれほど時間が経っただろう。互いにひたすら殴り、蹴り合う激しい攻防戦だった。久々に本気を出したがかなり疲れた。まさかこんな近くに強敵がいたとはな。

 

集「随分強えじゃねえか。どうした?」

 

八尋「危険な仕事も多いからな。時には必要なんだよ。」

 

俺らは互角に渡り合っていたが、最終的にはクロスカウンターが互いに直撃し二人ともダウンした。今はどちらも床で大の字になっている。

 

集「なあ、」

 

八尋「んだよ?」

 

集「俺はお前のしていたことをバラす気はない。だからお前も俺のことを黙ってろ。」

 

八尋「…なんでそこまでするんだ。今なら俺を殺す絶好のチャンスなんじゃないのか?」

 

もう先ほどのような覇気はない。疲れきったようだ。

 

集「俺は今もお前のこと、結構いい友人だと思ってるんだぜ?」

 

八尋「…だから今までの俺は全て偽りなんだぞ⁉︎」

 

集「だとしてもだ。それにお前と殺り合うの、俺は楽しかったぜ?お前もなんだかんだ楽しそうだったじゃねえか、」

 

最近は弱い奴ばかりだったからな

 

八尋「フン、否定はしないな。」

 

八尋の声は笑っていた。

 

集「なあ、お前本音言ってみろよ?」

 

八尋「ん?」

 

集「俺みたいに思ってること正直に言えばいいんじゃねえかな?周りを取り繕うことばっか考えずにさ。」

 

そう、こいつは今まで一度も本当の自分を見せなかった。それがどれほどストレスの溜まることか。

 

 

八尋「…考えてはみるか。まあ、お前ほど馬鹿正直にもなるつもりはないがな、」

 

八尋は俺をからかうように言う。

 

集「うるせぇよ。」

 

俺も冗談交じりにそう返した。

 

集・八尋「…フフ……アハハハハ」

 

 

 

 

いのり「…。」

 

いのりは、二人の少年の行動をただ影で見ていただけだった。

 

 

-------------------------------

 

集「痛っ!」

 

自宅に帰ってから楪に消毒されてるところなのだが、これがとにかく染みる!

今日の戦いで傷が結構ついたからな。

 

いのり「我慢して」

 

集「へいへい、」

 

しかし楪の手つきは手慣れたものである。テロリストという性質上そういう場面も多いのだろうか。

 

いのり「終わった。」

 

集「おう、サンキュな。」

 

どうでもいいことを考えているうちに終わってたみたいだな。

 

いのり「ねぇ集」

 

集「ん?なんだ?」

 

いのり「今日、寒川八尋に銃弾を避けられた後、こちらに来られそうになったでしょ?」

 

集「ああ、あったな。」

 

銃弾撃った楪にも驚いたし避けた八尋にも驚いた。

 

いのり「そのときに、心臓の辺りが一瞬冷えたような感じがしたの。これって一体…」

 

こいつ、感情が分からないのかな?まあインターフェースだし多少しゃあないところもあるのか?

 

集「多分“恐怖”だろうな、」

 

いのり「恐怖?」

 

集「まあ、殺されそうになったみたいだし銃弾避けるような人外だったから怖かったんじゃねえの?」

 

いのり「人外ってことなら集もエンドレイヴの撃った弾を避けてたじゃない…」

 

集「それを言うな」

 

まあそんなこともあったなぁ。八尋のしたことの方が個人的にはすげぇと思うがな、

 

いのり「分かった。その……ありがとう。」

 

集「お、おう。」

 

こいつ感情ないみたいだけど普通に話せるんだよな。多分分からないだけなんだろうが

 

ピロロロロ

 

端末が鳴る。

 

集「はい、もしもし。」

 

涯「集、目撃者の件はどうなった?」

 

トリトンから連絡だ。

 

集「もう全て解決した。今後は手出し無用だ。」

 

涯「そうか……分かった。」

 

ピッ

 

もう終わったんだ。これで俺の日常が帰ってくる。

 

 

-------------------------------

 

いのり「ねぇ、集?」

 

電車内、楪が話しかけてくる。

 

集「なんだよ?」

 

いのり「迷惑だってことはわかってる。それでも私は集と一緒に居たい。知りたいの。集のこと、皆のこと。だから…」

 

必死に言葉を探しているのが分かる。こいつは少しずつ普通の人間に近づきたいのかもな、

 

集「別に俺のことを知っても面白くねえぞ。まあ勝手にしろよ。」

 

こんな日常も悪くないと思った。所詮人と接することに新鮮味を感じてるだけに過ぎないのかもしれないがな、

 

いのり「あ…ありがとう、」

 

顔を赤くしてそう言う。恥ずかしがるなよな。こっちまで恥ずかしくなる。

 

キキーーーッ!

 

集「うわっ!」

 

なんだ?何でこんなところで停まる?

 

「おい!なんだあれ!」

 

「GHQ⁉︎」

 

見るとホームにはGHQの兵達が並んでいる。

 

パンッ

 

扉が開くと同時に俺の背中が押される。思わずホームに飛び出る。

振り返るとそこには、

 

八尋「悪いな、」

 

八尋が居た。

 

そして電車は走り出してしまう。

 

楪は心配そうに俺の方を見ていた。そんな目すんなって。

 

集「なるほどね…」

 

完全にうっかりしてた。電車内だからって油断してたよ。そもそも奴が気配を消し去ってたってところもあるけどさ。

 

集「俺も甘かったかねぇ」

 

口約束一つをあてにした甘さに我ながら呆れる。

さて、どうしたものか…

 

嘘界「桜満集君」

 

コツッコツッ

 

幹部と思わしき人物が近づいてくる。

 

嘘界「あなたを…逮捕します。」

 

楽しげにそう言ってきた。

 

 

こりゃ俺の日常が戻ってくるのはほど遠いな。




八尋は強いのは今後役立つってことで。
にしても戦闘描写は辛いです。何かコツがあるのでしょうか?


集の見た目についてですが普段は独裁者になったときの集みたいな目をしています。
それ以外のときはまちまちですかね

それでは、今後ともよろしくお願いします。
m(_ _)m
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