遅れてすみませんでした。
m(_ _)m
完全にタイトル詐欺である。そもそもトリトンですら、俺には勝てないというのに一体これ以上強くなって何になるというのか、
そもそもこれは本編の集g…
いのり「集、メタ発言はやめて。」
集「…へいへい」
怒られちゃったよ…
まあ適当に過ごすこととしようか、
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涯「それでは、改めて紹介しよう!」
トリトンの言葉が響く。俺は地下を通った後、葬儀社のアジトに来ていた。ここなら身バレしてもしばらくは安全だろうしな…
テロリストのアジトが安全なわけはないけど、
涯「桜満集、ヴォイドゲノムの持ち主だ。今後は集を、作戦の中核に据えていく。」
ざわざわ…
当然だ。突然、見ず知らずの男子高校生が作戦の中核に据えられるとか言われれば戸惑いもある。俺も立場が逆ならそう思うだろうしな。
涯「この桜満集の加入と城戸研二の獲得により、我々葬儀社の当面の最大目標であった、“ルーカサイト攻略”が可能になった。」
嘘言うな…お前もヴォイドゲノム持ってんだから自分でやれよ。
ピッピッ…
トリトンがコンピュータを操作すると、大量の文字がディスプレイに表示された。
涯「これが作戦案だ。状況に応じて、パターンが145通りに分岐する。全員、実行までにこれを全て頭に入れろ。」
とりあえず見てみるか、
アルゴ「時間は?」
“実弾をばら撒いてやがる!”って叫んでた不良っぽい奴が尋ねた。
涯「3日だ。それもできないなら参加するな。」
ざわざわ…
無能かお前は…
145通りにも分岐させる作戦を3日だけで暗記させるなんて、
というよりもっと分かりやすい作戦があるだろ、
四分儀「隔離施設襲撃のミッションから一日も経っていません。皆の疲労が心配されますが…」
涯「それは違う。お前達は何をしにここへ来た。ゆっくり寝るためではあるまい!目脂でボヤけた視界で敵の前に出ていくつもりか!」
全く、なんてブラックな
そんなこと言ってる間にも
集「終わった…」
そう呟くと辺りが静まる。
涯「…どうした集、」
集「どうしたって、全部覚えただけだよ、」
ざわざわ…
「え?嘘だろ?」
「マジかよ⁉︎」
「いやあり得ねえよ」
涯「なんだと⁉︎じゃあD-14は?」
集「俺が単身エンドレイヴと対峙する。」
四分儀「正解です……。」
ディスプレイを見ていた参謀君が答える。
涯「⁉︎ じゃあ……」
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四分儀「せ…正解です……。」
ざわざわ
「マジでやがった…」
「あいつ、今の時間で全て覚えたっていうのか⁉︎」
「信じられねぇ!」
涯「なんてやつだ…」
集「まあ暗記教科得意だしな。」
学年一位の名は伊達じゃねえぞ、
父さんにしても母さんにしても血筋は優秀だからな。
涯「まあいい。綾瀬、」
綾瀬「はい!」
この声…エンドレイヴの姉ちゃんか
涯「お前の責任でこれからこいつに訓練を施せ。」
………は?訓練?聞いてないんだけど
綾瀬「私が…ですか⁉︎それに彼なら…」
涯「いいからやれ、わかったな?」
そういって階段の方へスタスタ歩いて行ってしまう。
集「ちょっ⁉︎待てよ!」
慌てて追いかける。
集「おいトリトン、何考えてんだよ⁉︎」
耳元で周りに聞こえないように囁いた。
涯「いいか、お前はまだ周りに不信感を抱かれている。だからここで実力の差を見せつけておけ、」
そう言い残し昇って行ってしまった。
集「はぁ?」
面倒なことするなぁ…
俺は周りに信用されてようがなかろうが関係無いんだよ。
タッ…タッ…
俺はエンドレイヴの姉ちゃんの方へ歩いた。
集「うーん…まあほっといてくれて構わないよ?俺一人でもやることはあるし。それに車椅子の女の子に迷惑かけるのも悪いしな。」
我ながら素晴らしい気遣いである。
綾瀬「あら?随分優しいのね?桜満君、」
手を差し出してきた。握手を求めているらしい。
集「そりゃどうも」
俺もその手を握ろうとする。
すると姉ちゃんは俺の袖を掴んだ。
集「おい、」
グルンッ!
姉ちゃんは車椅子で足を払うべく回転させてきた。だが、
集「おっと、」
俺は手を振り払い、そして車椅子を回転する方向へと蹴り払う。
綾瀬「ええっ⁉︎」
勢いに乗った車椅子はそのまま回転し、俺に背を向ける。そして俺は後ろにある手押しハンドルを掴んだ。
集「分かったよ…女の子に迷惑かけるのは悪い。これでいいか?」
綾瀬「そういうわけじゃないわよ!車椅子は私の個性みたいなものだから遠慮はいらないってだけよ!」
酷く赤面した状態で言われても…
にしてもこいつ、こんなのが個性じゃアイデンティティクライシスに陥るのが簡単そうだな…
アルゴ「今の動き……」
アルゴは集の動きが、決して素人のそれではないことに気づいた。
ツグミ「綾ねえが…」
ツグミはただ、綾瀬が負けたことに驚くだけだった。
集「まあ相手が悪かっただけだ。そう気にするな、」
まだ怒ってる姉ちゃんを必死でなだめる、が、
綾瀬「むぅぅ…」
機嫌を直してくれない。
集「もう分かったよ!訓練受けるから!お願いします!」
機嫌悪くされるのも気分が悪いので頭を下げた。
綾瀬「フッフッフッ、そこまで言うなら仕方ないなぁ〜」
単純な奴め…
いのり「どう?うちの集は。すごいでしょ⁉︎」
ツグミ「あっ、いのりん!」
あまり目立っていなかった楪が得意気に猫耳に言った。
集「おい、いつ俺がお前のものになったんだよ…」
こいついたの忘れてたじゃねえか、
集「もう俺は寝る。目脂でボヤけた視界で十分だ、別に。」
面倒だ。眠いしさっさと寝よう。
綾瀬「トリトン?」
いのり「集が涯のことそう呼ぶの。」
綾瀬「へぇー…」
トリトンじゃ分からねえかぁ…
どうしよ。じゃあ恙神って呼ぼう。皆涯涯うるせえし
集「じゃあ姉ちゃん、寝床まで案内してくれよ」
手押しハンドルを掴んで、押して姉ちゃんを運び始めた。
綾瀬「姉ちゃん姉ちゃんって…私は篠宮綾瀬よ。後自分で動くから押してくのやめなさい!」
ったく。気の強い女は嫌いだ。
俺は案内された部屋でベッドに横たわると、すぐ眠りに落ちたのだった。
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…ん?どこだここは?
トリトン「ねえ!ホントに跳ぶの⁉︎」
遥か昔の記憶。壊れた橋の上で、トリトンは心配気に言ってくる。
集「大丈夫だよ!いいから来いよ!」
穴の向こう側。俺はトリトンにそう言った。
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集「…ん……あ?」
夢か。懐かしい夢だったな。あの頃のあいつは…どんなだったっけ?
結局今の恙神涯が重なり、“トリトン”と言う人間をにわかに思い出せない。
とりあえずいつもの習慣からと行こうか。
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綾瀬は、昨日自分の攻撃を簡単に避けた集の部屋へと向かっていた。
綾瀬(全く…あいつと来たら!)
しかし集が、エンドレイヴを素手で倒していく様は目の前で見ていた。そのことを考えると昨日の自分の行動は迂闊だったかにも思える。だがそれと同時に、簡単にあしらわれたことに腹立たしくも思う綾瀬であった。
そして集のいる部屋の前に着いた。
綾瀬(あいつの訓練かぁ…やっぱりあいつの言うとおり放っておいた方がいいのかなぁ…)
いろいろと悩む綾瀬だったが、結局ここで考えていても仕方ないと思いドアを開けるのであった。
ガチャ…
集「998,999,1000!」
バタン! ハァ…ハァ…
集は左腕のみで腕立て伏せをしていた。
綾瀬「何よ……それ…」
綾瀬は集の行動と、彼の言った桁外れの数字に驚きを隠せない。
集「ああ、篠宮。いつもやってんだよ。丁度右腕と左腕、両方終わったところだ。」
ハァ…ハァ…
汗をかいて息を切らした集は立ち上がる。
集「にしてもやっぱりこれはキツイな。1000回って結構多いんだぜ?」
綾瀬「そんなの分かってるわよ!」
ただ呆れた。そしてこんな男をはめようとしていた自分に対し、馬鹿らしくも思えたのだった。
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綾瀬「今から訓練始めるからね⁉︎もう寝る間も無いわよ⁉︎覚悟なさい!」
集「へいへい…」
さっさとやることやって寝よう。そう固く誓った。
綾瀬「あと一週間後、あんたが葬儀社のメンバーに相応しいかテストする予定なの。」
集「ええ!聞いてないよ!」
まず俺を中核に据える言うたよな⁉︎なのにテストするとかふざけてんのかよ。
綾瀬「では始めましょう?」
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暗いバーみたいなところに連れてかれた。こいつあの不良みたいなやつじゃん。
アルゴ「竜泉高校二年の月島アルゴだ。名前は?」
アルゴって、情報屋以外にもいたのかよ…
集「天王洲第一高校二年の桜満集だ。」
アルゴ「知ってるよ、」
集「じゃあ聞くな」
つーかお前俺とタメだったのかよ…
カチャッ
月島が渡してきたのは、本物のナイフだった。
アルゴ「殺すつもりでかかって来い。」
集「おいおい…」
穏やかじゃねえなぁ…
アルゴ「葬儀社の看板は重てえぞ。」
そう言って奴は構える。そんな看板いらねえよ
アルゴ「この程度でビビんなよ!」
ジャキーン
向こうも折りたたみ式のナイフを出してきた。仕方ないな…
アルゴ「おおりゃあ!」
俺の顔めがけてナイフを振りかぶって来た。
集「遅いよ…」
アルゴ「ちっ!」
最初の一撃を顔を少し横にずらしてかわす。続いてくる連撃も全てかわした。
アルゴ「よけてばっかじゃ勝てねえぞ!」
ナイフを振りながら叫んできた。
集「分かったよ…」
俺はそう言って一気に腰を落とす。ナイフは俺の遥か頭上を高速で抜けていく。
アルゴ「…っ⁉︎」
奴からは一瞬、消えたかのように見えただろう。
その隙を狙い、足を払う。
アルゴ「ヤベッ‼︎」
姿勢が崩れた。転ばなかったところは流石と言うべきか。だが、
スッ…
集「…終わりだ、」
後ろに回り込んだ俺はナイフの握られた月島の右手を掴み、そしてナイフを首に突きつけた。
集「殺すつもりで行ったら死ぬだろ…お前、」
アルゴ「フン…降参だ……」
カランカラン
アルゴはナイフを下に落とした。
それを確認し、俺も手を離した。
綾瀬(アルゴじゃダメだったかぁ…)
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銃を持ってひたすら走る。ふゅーねるが先導するのを追いかける形となっている。
ふゅーねる「心拍数、変化ナシ」
ツグミ「君…さっきから心拍数に全く乱れがないんだけど、」
猫耳が話しかけてくる。かれこれ30分か。別にそれほど速く走ってないけど。ふゅーねるのペースには合わせてるし、
集「スポーツ心臓症候群ってやつだよ。それに本気だせばほら、」
俺はふゅーねるを追い抜き本気で走る。まだ短距離ペースもいけるな。
ツグミ「嘘でしょ⁉︎」
本気だせば100m10秒台は出せるんだ。当然である。
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大雲「重いかも…」
でっけえ銃を大雲さんって人が渡してきた。これあんた用のサイズでしょ…
集「うーん…これ持って走ると100m11秒まで落ちるかも…」
片手で構えてみる。ハンドガンみたいな使い方するものじゃないけどね。
綾瀬「どうなの大雲?こいつは、」
大雲「正直、俺もここまで扱えはしない…」
綾瀬(パワーも申し分ないと、)
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バンバンバンバン……
楪が銃を連発している。なるほど、すごい精度だ。
綾瀬「こういうのに関しては流石ね。あんたにもこれくらいは目指してもらうからね。」
集「へいへい。」
余裕だっつーの。
お兄様的な感じで銃を両手で構える。
いのり「えっ?」
バンバンバンバン…
綾瀬「嘘っ⁉︎」
いのり「そんな…」
右手で心臓部の同じ穴に全発撃って、左手はヘッドショットした。
綾瀬(銃も問題なしと、)
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梟「アルゴさん集さん、どうぞ、」
アルゴ「すまねぇな、」
集「サンキュー、」
葬儀社でも数少ないショタ要員の梟君がタオルを持ってきてくれた。
アルゴ「そういやぁ、今回は涯と一緒なんだってなぁ。梟、」
梟「ええ!やっと一緒に戦えます!模擬戦見られないのは残念ですけど、頑張ってくださいね!集さん!」
痛い!ここまで真っ直ぐな眼差しが俺には痛いよ!
集「おうよ。お前も気をつけろよな、」
梟「はい!」
出口へと走っていく。
梟「それじゃあ!」
向こうへと走って行ってしまった。守りたい、この笑顔。
集「…恙神って、やっぱすげえやつだよ。」
アルゴ「あん?」
集「俺はあんな小さい子にあそこまで慕われるような自信はないしな。」
ホント、カリスマ性だけはトリトン、お前の方が上だと思うよ。
アルゴ「お前だってやろうと思えばできるんじゃねえか?」
集「え?」
アルゴ「六本木の時、お前ガキの母さん助けただろうが。」
集「あの時…」
こいつにも見られてたのか
いのり『涯の命令を無視しても皆を助けた。だから集も人のことを思いやれる。』
いつか、楪に言われたことを不意に思い出す。
集「どうなのかな。分からねえや」
なぜだか分からないが笑みがこぼれてきた。
アルゴ「フフッ…」
集「どうした?」
アルゴ「いや、お前って案外そういうとこ気にするやつなんだなって思ってさ。」
月島はニヤついていた。ニヤけるは誤用だぞ?
集「うっ…うるせえよ。余計なお世話だ。」
こいつ、不良かと思ってたが兄貴キャラみたいなとこあるんだな。第一印象だけで決めちゃダメだな
アルゴ「ところでよ…」
集「ん?」
改まって俺に尋ねてくる。
アルゴ「ヴォイドってのは誰からも取り出せるのか?」
集「えっ?ああ、」
自分のヴォイドが気になるんだな。分かるよ?あまりに気になりすぎて学校の生徒ほとんどのヴォイド引き抜いたくらいだから。いや、それはやり過ぎか…
集「17歳以下なら取り出せるはずだったけど…やってみるか?」
アルゴ「……ああ、頼む」
一瞬躊躇ったみたいだ。まあ分からなくもない。
俺は左手で月島の右手を取る。
そして目を合わした。
アルゴ「んっ⁉︎」
辺りにヴォイドの光が光り始めた。
そして胸へと手を伸ばす。
集「そりゃあ!」
アルゴ「うぉぉ!」
俺は月島のヴォイドを引き抜いた。
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アルゴ「これは……?」
集「ライト……だな…」
とりあえずつけてみる。すると、
アルゴ「うおっ!なんだこれ⁉︎」
集「うわっ!暗くするライトかよ!」
どうやらライトのくせに明るくするんじゃなくて暗くするらしい。
お前内になに秘めてんだよ…
アルゴ「…なぁ集……」
集「なんだよ…」
心なしか声のトーンが低い。
アルゴ「…俺ってそんな根暗か?」
集「んなこと知るかよ。会ったばかりだろうが。」
アルゴ「……まあそれもそうか、」
割とガチで凹んでやがる。何か変な空気になっちまったじゃねえか。
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風呂から上がった。
やはり風呂っていうのは心休まる数少ない場所である。当然、俺の訓練はやらなくていいという話になったた。明日からは自分でメニューを組める。ここも住めば都だな。
月島には明日も付き合えと言われたがな。今度はもっとコテンパンにしてやる。
今日はもう寝よう。明日もまたそうのんびりはしてられないしな。
集に訓練はいらない(ここ重要)
まあ目的としては圧倒的な実力差を見せつけるということなのでこれで良いかと⋯
次からはタグにもあるキャラ崩壊がでてくるかもです。
前編後編で終わるか微妙ですがよろしくお願いします。
指摘など御座いましたらお気軽にコメントしてください
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