思いのほか、勝負は拮抗した。
ウタとバギーたちの帆船は順調に進んでいたが、ナミの先導するルフィ達の船があまりにも速いのだ。
間違いなくナミの航海術の賜物なのだが、それでも立派な船で冒険をしているバギーたちには及ばない。
「ずりいぞ、ウタ! 卑怯な手を使いやがって!」
「出た、負け惜しみィ~!」
にぎにぎ。
昔から変わらぬポーズでルフィを煽ってみせるウタ。
「これで1002戦1001勝1敗だね!」
「だから、俺は負けてねえって!」
「勝手に言ってろ〜!」
ムキーっ! と歯を噛みしめているルフィだが、そんなルフィを気にせずバギーは迷わず走り出す。
「ぶわっはっはっは! 馬鹿どもが話してる間にさっさと宝を見つけるぞ、野郎ども!」
「あ! 先に行かせてたまるか!」
ルフィも慌てて追いかける。
ナミが言っていた通り、この島は無人のようで人の気配は一切しない。
だが、時より不思議な光景が視界に入ってくる。
「なにあれ! コケコッコーって鳴いてるキツネがいる!」
「こっちにはうさぎの耳をしたヘビまでいるわよ、ウタ!」
先頭はルフィとバギー。(ゾロはくだらねえと船で居眠り中)
その後ろで、ゆったりと無人島を散策するウタとナミは、不思議な動物たちの観察を始めていた。
他にも、タテガミのあるブタに、馬の体にゴリラの上半身をくっつけたような生き物も歩いている。
「変なの! おもしろーい!」
「私はちょっと不気味だけど、そういう変な動物がいる島ってことかしら」
ルフィたちに遅れないように少しだけ走る速度を上げて、ウタとナミたちは走る。
しかし、その途中。
コツン、と何かを蹴っ飛ばした。
「……ん? 今のって……」
ウタが足を止めたのは、偶然だった。
きっと、街中であれば気にしていない程度のものだったが、ここは人工物など一切ない無人島。
そんな中、明らかな人工物を蹴っ飛ばした感覚があったのだ。
「これはビン、なのかな……?」
空になったビンの形をした鉄製の何か。
別になんの変哲もないもののはずだが、何か違和感を覚えたウタは、そのビンに書かれた文字を読む。
「ドクター、ベガパンク……?」
「なにやってんの、ウタ! 麦わらたちが行っちゃうわよ!」
「ご、ごめん!」
ビンを投げ捨てて、ウタは再び走り出す。
すると、すぐに立ち止まっているルフィとバギーの二人がいた。
二人はキョロキョロと周りを見渡しながら、警戒の意識を周囲に撒き散らす。
『——それ以上、立ち入るな!』
ウタにも聞こえた。
どこからともなく響いてくる不思議な声。
『あと一歩でも踏み込んでみろ! 森の裁きが下るぞ!』
「うるせえ! おれは早く宝を見つけなきゃなんねーんだ! 邪魔すんな!」
『なに!? おれの宝を狙いに来たのか! ならば、なおさら見過ごすわけにはいかねえな!』
ズドン! と銃の発砲音が響く。
その弾丸は見事にルフィの左肩に命中し、
「ふんっ!」
「うぎゃあああああー!!!」
バギーの肩に跳ね返った。
「てめえ! なにをしてくれてんだ!」
「おう、悪い悪い!」
「悪いで済んだら海軍なんていらねえんだぞクソガキ!!」
『えっ、えっ……? なんだこいつら……!』
森の裁きの人が、普通に困っていた。
どこからかこちらの様子を伺っているのか、
ルフィのパンチをバラバラの実の能力で回避したのを見てさらに悲鳴を上げる。
『お、お前らなんなんだ! 宝は渡さないぞ!』
「そうだ、宝だ! お前には負けねえからな、赤っ鼻!」
「こっちのセリフだ、麦わらァ!」
『……ほっ。そっちは宝の方じゃないからよかった……』
「よーし、ならこっちだな!」
「あ、待てバギー!!」
『あああ! しまったぁ!』
墓穴を掘った森の裁き担当の誰かの声が慌て始める。
耳がいいウタは、その響き方から声の主の位置を見つけ、そちらへ向かっていた。
「ねえナミ! ピストルが落ちてるよ!」
「本当だ。それになんかめちゃくちゃ怪しい緑色の丸っこいのもいるわ」
「緑色の丸っこいのではなーい!!」
「「ぎゃあああ〜〜!?!?」」
飛び跳ねて抱き合うウタとナミ。
幽霊か何かかと思ったが、よく見ればどうやら人間のようらしい。
加えて、宝箱の中に体が見事にハマってしまっている。
だが、細かい事情を聞く前に、森の裁きおじさんは声を張り上げた。
「いいからおれについてこい! あいつらに宝を取られちまう!」
走りながら、森の裁きおじさんは事情を話し始めた。
おじさんの名前はガイモン。
この島に来た二十年前。岩の上に隠された宝箱を見つけたが、その拍子に落ちて下にあった空の宝箱にハマって抜けなくなってしまったこと。
仲間に置いて行かれてしまい、それからずっとこの島の宝を奪われないように森の裁きとしてそれを守り続けていたこと。
諦めきれない夢を見続けるガイモンは、自分の人生そのものである宝を譲る気はないと言っていた。
「あれはおれの宝だ! 誰にも渡さねえ!」
「そうだね。それなら、おじさんのものだ」
海賊の世界は無情だが、それでも通さなければならない仁義というものは存在する。
最初はナミが偶然に見つけたこの島にバギーを誘導して、あの町から遠ざければいいと思っていた。
しかし、本当に宝があったのなら、こんな事情があったのなら、無視するわけにはいかない。
なにより。
「シャンクスなら、そんな誇り高い宝は奪わない!」
ウタがルフィたちに追いついたときには、彼らはガイモンの宝がある岩の上にいた。
ルフィとバギーの手には、宝箱が握られている。
「ルフィ、バギーおじちゃん! 待って! その宝はこのおじさんのなの!」
ウタは手短にガイモンの過去を語った。
珍しく、ルフィとバギーはその話を黙って最後まで聞いていて、全てをウタが語り終わった途端に、二人は声を揃えて言った。
「「嫌だね! この宝はおれのものだ!!」」
「え、ちょっと、ルフィ!?」
違和感があった。
ルフィならば、こんなことは言わないと思っていたのに。
それなのに、ルフィはガイモンのことを気にすることなく、バギーに食ってかかる。
「お前にこの宝はやらねえぞ、赤っ鼻!」
「なんだとぉ、言いやがったなこのアホんだらぁ! 世界の宝は全ておれのものだ!」
そこから先は、あっという間だった。
「ゴムゴムの……
「バラバラ砲!」
本気だった。
二人は、命を取り合う戦いをしていた。
「なにやってるの! 二人とも! やめてよ!」
ウタがなにを叫んだところで、二人は戦いをやめようとしない。
どうしたのだろう。さっきまで、上手くいっていたはずなのに。自分の好きな人たちが、笑ってほしいと思っていただけなのに。
こうなってしまえば、もう力づくで止めるしかない。
ウタは大きく息を吸って、美しい歌声を——
「やめてくれ、お前たち! これ以上、おれに情けをかけないでくれェ!」
それよりも先に、ガイモンが叫んだ。
その目からは、なぜだか大粒の涙が溢れていた。
「なんで……」
「お前たちは、いいヤツらだな……」
自分の宝を奪われようとしているのに、ガイモンの顔に怒りはなかった。
ウタが困惑していると、その足元にルフィたちが狙っていた宝箱の一つが転がってくる。
しかし。
「え……? これって」
「もしかしたらって、思ってたんだ。怖くて、考えないようにしてたけどよ……」
ウタの足元に転がっていた宝箱の中には。
何も、入っていなかった。
「その宝箱には……何も——」
「言うんじゃねえ!」
バギーと戦い続けているルフィは、ガイモンの言葉を遮った。
ルフィの額からはバギーのナイフによる攻撃で血が流れており、バギーも顔に大きなあざができている。
冗談ではなく、本当の殺し合いをしているルフィとバギーは、揃えて声を上げる。
「バカいうんじゃねえぞ、珍獣!」
「一人の男が命を懸けて守ってきた宝なんだ! 中身がなんだろうが、それを奪うなら命を懸けるのは当たり前だろうが!」
「……お前ら」
ルフィたちは空の宝箱を奪い合っているのではない。
『ガイモンが二十年守った宝箱』を奪い合っているのだ。それを宝と呼ばずになんと呼ぶ。
「お前は夢を見たんだろ! ここにある宝の山を!」
ルフィは当然だが、悪党であるバギーでも。
二人は人の夢を笑わない。本気で夢を見て海賊になったのなら、それを笑う権利など誰にもないのだ。
故に、夢見た宝箱が空だったところで、笑っていいのは一人だけ。
その夢に辿り着いた、その本人だけなのだ。
だから。
「笑え!」
「オレ様が命を懸けてる戦ってるのに、メソメソ泣いてんじゃねえ!」
ルフィとバギーの声が、見事に重なった。
「「おれの憧れた男は、こういうときにこそ誰よりも笑う男だった!」」
「…………!!!!」
ガイモンは涙を拭いて、ピストルを空へ向け、一発の弾丸を放った。
「ぐわははははははっ!!! いい度胸じゃねえか、お前ら!!」
誰よりも大袈裟に笑ったガイモンは、握りしめたピストルの銃口をルフィたちに向けた。
「それなら、おれにも命を懸けさせろ! これでも海賊の端くれだ! おれの宝を奪うってんなら、容赦はしねえぞ!」
「望むところだ!」
「世界の宝はおれの物だって言ってんだろうが!」
そうして、命懸けの戦いにガイモンが加わった。
見ていられないと、ナミが止めに入ろうとするが、
「止めちゃダメだよ、ナミ」
「なんでよ、ウタ! あいつら、死んじゃうよ」
「大丈夫。きっと全部、上手くいくから」
どこまでも、ウタはルフィを信じている。
ルフィのことを信じきれないナミは、これで死んでも知ったことではないと開き直って、その戦いを見守っていた。
そして、それから数時間もの間、三人は戦い続けて。
「バラバラフェスティバル!!!」
「ぐわはははは!!!! お前、おれとおんなじ形になっちまってるじゃねえか!」
「あっはっはっは!! おもしれー能力だな、バギー!」
気がついたときには、宴が始まっていた。
ルフィたち三人の手には酒が握られているし、手下たちもワイワイと騒いでいる。
バギーに至っては、バラバラの実の力を使って胴体と手足を取り外し、ガイモンと同じ等身で酒を飲み合っている。
極め付けは。
「みんなー! 盛り上がってるー!?」
「うおおおおお!!!」
ガイモンの宝が置かれていた岩の上をステージにして、ウタのライブが始まっていた。
なぜかルフィたちが酒を飲む中にゾロもやってきているし、命懸けの戦闘などどこかへ消えてしまった。
「なにこれ……?」
唖然とするナミの隣に、並々と酒が注がれたジョッキがやってくる。
「おいおい、ねーちゃん! シケた面してねえで、飲めや!」
「おれと勝負するかー?」
「仕方ないわね……」
そして、数分後。
空になったジョッキの山が、ナミの隣に積み重なっていた。
「なんだこの女ァ!?」
「もう五人倒れたぞ! これ以上は死人が出ちまう!」
「もっとジャンジャン酒を持ってこーい!!」
ナミも楽しそうに酒を飲んでいた。
ウタはその様子を岩の上から見渡し、歌いながら頬を緩ませる。
敵も味方も関係なく、皆が笑って宴をし、その宴に自分の歌で花を添え、それで皆が笑ってくれる。
なんて素敵な時間なんだろう。
どうしてこんなことになったのかは分からない。戦いの中で互いを認め合って、誰かがどこかで笑い出して、そんな笑いが伝染していって、いつの間にか全員が笑いだす。
まるで、台風の目に迷い込んでしまったかのように。
「おい、麦わらァ! 派手さが足りねえ! 宴をするってんなら、もっとド派手にやらなきゃいけねえだろ!」
「おもしろそーなこと、考えてるな!?」
ルフィがノリノリで踊り出す中、バギーは下っ端たちに指示をして巨大な荷物を持って来させた。
「おら! 特製バギー玉だ! ド派手にぶちかませ!!」
「よっしゃ! 任せとけ!」
ルフィは特製バギー玉の詰まった大砲を、空へと向ける。
バギーは楽しげに宙を漂いながら踊り、さあこいバギー玉! とド派手な花火を待ち侘びていた。
そして、導火線に火がつき、チリチリと縄が縮まり、あと数秒で特製バギー玉が放たれる、その瞬間。
「ルフィ〜〜! 楽しんでるー!?」
「当たり前だ、ウタ!」
ウタの声かけに反射的に応じて上げたルフィの腕が、コツンと大砲に当たって。
「……はえ?」
その矛先が、宙を漂っていたバギーへと向いた。
「うぎゃああああああああ〜〜〜〜〜!?!?!?」
特製バギー玉を真正面から受けたバギーは、そのまま吹き飛んで花火になってしまった。
「バ、バギー船長ーー!!!!」
さすがにあれで死んだということはないだろうが、海でも落ちたら一大事だ。
バギー海賊団たちが、一斉にバギーの救出に向かって走り出す。
「……悪い、デカっ鼻!」
「ごめんね! バギーおじちゃん!」
一言だけ謝ったルフィとウタは、早速宴を始めようと酒を手にしたが、
「いつまで遊んでるつもりよ、あんたら!」
「痛え!」
「いったーい!」
ナミは二人をぶん殴ると、その首根っこを捕まえて歩き出す。
「さっさとズラかるわよ! これ以上の機会なんてないんだから!」
「……は! そうだった!」
「あんたが仕組んだことでしょ、ウタ! なんであんたが忘れてんのよ!」
ライブがあまりにも楽しくて忘れていた。
頃合いを見て、島から脱出する計画だったのだ。これだけ時間が経ったのなら、プードルたちの町には海軍が来ているはずだし、バギーが戻って悪事を働くこともないはずだ。
それでも、名残惜しい。
素敵なライブ会場が、なくなってしまう。
「そうだ、ウタ!」
「んー? どうしたの?」
「今日も、すっげー楽しかった! ありがとな、また歌ってくれ!」
「……仕方ないなあ、もう!」
くしゃっと笑ったウタは、今日のライブ会場に別れを告げる。
そして、突然に終わりを告げてしまった宴の跡で一人、ルフィたちを見つめるガイモンへ。
「ガイモンさん! 一緒に海賊やろうよ! もっとたくさん夢を見よう!」
「そーだ! 一緒に行こう! 楽しいぞ!」
「お前ら……! こんなおれを誘ってくれるのか……!」
涙を流しかけたガイモンだったが、それをグッと堪えて大袈裟に笑う。
「嬉しいけどよ、おれはこの島の森の番人を続けるよ! ここの動物たちとも、すっかり仲良くなっちまったからな!」
一緒に宴を楽しんだ、不思議な動物たちがガイモンを囲っていた。
そうだ。ガイモンはこの島で一人だったけれど、決して孤独ではなかったのだ。
「ワンピースを目指すんだろう!? お前たちにはきっといい仲間が集まる! 世界一の宝はお前たちが見つけて、この世界を買っちまえ!」
「うん!」
「おう! そうする!」
ナミに引きづられながらも、ルフィとウタは大きく手を振って別れを告げる。
目標は
「そういえば、あの犬のおっさんは大丈夫だったかな」
ルフィがポツリと呟いた。
あの騒動があって、勢いのままに島を飛び出してしまったのだから、当然と言えば当然だろう。
しかし、ウタとナミは目を合わせてクスッと笑う。
「大丈夫だよね、ナミ?」
「もちろん。私を舐めないでよね」
ただそれだけ言って、ウタは鼻歌を歌う。
そんなウタの鼻歌をBGMにして、ナミが語り始めた。
あっという間の出来事だった。
バギー海賊団が来て避難をしているうちに、海賊となる若者たち数人が現れたかと思えば、摩訶不思議な体験をしてシュシュが懐き、颯爽と島を去っていった。
嵐のような少年少女たちだった。
「まったく。どうすればいいんじゃ、これから……」
もぬけの空となった町には、当然、金品もない。
バギーたちが根こそぎ奪っていったせいで、金を稼ぐところから始めなければならなくなってしまった。
四十年もかけて積み上げてきたものの大半が消えてしまった。寂しさもあるが、こんなところで立ち止まっていられない。
「いつまで落ち込んでいるんじゃ、ワシは! 町の被害はゼロだったんじゃ! いくらでもやり直せる!」
プードルは意気揚々と拳を掲げていたが、その背中はどこか悲しげで。
「ワン! ワン!」
そんなプードルの足元に、ペットフード屋の店主代理兼番犬のシュシュがやってきた。
「ワンワン!!」
「な、なんじゃ、シュシュ! 急に引っ張りおって!」
シュシュはプードルの袖を加え、自分の店の前に連れていく。
そこで見た光景に、プードルは言葉を失った。
「これは……!」
「ワン!」
ペットフード屋の前にあったのは、白く大きな袋。
その横に立ったシュシュは尻尾を振って「ワン!」と一言。
あの少年少女がやってくれたのだと、分かっているかのように。
「……はは」
バギーの視線を一身に集めたウタの後ろで、ナミは素早くバギーたちが集めた金品を盗み出し、シュシュの店の前に置いていったのだ。
流れるような手つき。
あの勢いの中で誰にも気づかれることなく、ナミは大仕事を成し遂げていた。
「あっはっはっはっは!! やりやがったな、あいつら! ちくしょう……! 礼まで言わせんつもりか! なんて悪い海賊なことよ!」
「ワンワン!」
ゲラゲラと笑いながら、プードルはシュシュと顔を合わせる。
「この店は必ず繁盛させるぞ、シュシュ!!」
「ワンっ!!」
「へえー! そんなことしてたのか!」
「そう! バギーおじちゃんたちもどっか行っちゃったし、万事オッケー、かな?」
「にしても、いいのか? それで」
船で目をつぶりながらも、話を聞いていたゾロが問いかけてきた。
当たり前の疑問だろう。なにせ、宝は全てプードルたちに渡してしまったから、お金がないという現状は変わらないのだから。
礼の一つでももらいに行けばいいのではないかと、ゾロは言っているのだ。
「うーん。まあ、大変だけど、なんとかなるよ!」
「そうだな! 腹は減ったけど!」
仕方がない、と半ば諦めながらルフィとウタはのんびりと船に揺られる。
しかし、ナミは不敵な笑みを浮かべて立ち上がった。
「私を舐めないでって、言ったわよね?」
そういうとナミは、どこにそんな量を隠していたのか、懐から手のひらいっぱいの金品を取り出した。
それは、宴の最中にナミがバギーたちからスリをして集めた金銭たち。
「私は”海賊専門の泥棒”よ?」
「ナミぃぃい〜〜〜〜!!!!」
かくして。
ポケットにコインをそっと忍ばせて。
ルフィとウタたちの偉大なる航路への旅路は、まだまだ続いていくのであった。