プロセカの世界に転生したので皆を救いたいと思います(制限時間付き)   作:蛮族さん

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うぅ...なんかバーがオレンジになりそうだぁ...多分そうなったらモチベゼロになるから応援して欲しいなぁ?.../チラッ...欲しいなぁ?...( ;∀;)


第六話 【大人】

「なぁ類、ちょっと質問いいか?」

俺は、全身をキツく縛られているように見える形で拘束されている。

体に痛みが生じないあたり、類もそこらへんは考慮して俺のことを縛ったんだろう。

まぁ、動けないことには変わりないんだけど。

 

「なんだい響君?」

俺のものすごく無様な姿とは対照的に、類は優雅に本を読んでいた。

 

「何故俺は拘束されてるんだ?」

学校から帰ってきて、自分の部屋で寝て、起きたら拘束状態。

うん、控えめに言って意味わかんない。

 

「あぁそれのことかい?ちょっと寧々ちゃんに頼まれてね。

僕もこんなことはしたくなかったんだ。

でも、どうしてもと言うからね。」

 

類は、パタンと本を閉じて、俺に近寄り、

 

「響君...もしかして、寧々ちゃんに何か変なことをしたんじゃないよね?」

 

と、微笑みながらそう言った。

 

「いやしてねぇよ!?逆に最近は全然関わってないぞ?」

そう、類の言ったことに関しては全く持って心当たりがない。

最近ではメッセージも最低限で、会うことだって滅多にない。

 

数か月前まではかなりの頻度で遊んでいた記憶があったが、俺が交流する相手を増やしていくのと同時に、三人で遊ぶ頻度は激減していった。

 

正直に言ってしまうと、類達と遊ぶのは楽しいんだけども、少し苦手だ。

 

彼らが演劇を好んでいるのは、よ~く理解しているつもりだ。

そして、演劇のセンスや度量も子供にしてはすごいものだ。

 

しかしだ...演劇のセンスも度量もない素人がその間に挟まったら、どうなるかお分かりだろうか?

 

普通にめちゃくちゃ浮くし、自分の演技の下手さに押しつぶされるのだ。

...これに至っては完全に俺が悪いと自覚はしている。

しかし、類達がどれだけ俺のことを許容してくれたとしても、俺のネガティブな気持ちは抜けきらないのだ。

 

しかも、そんな俺に寧々は大役を任せてくる。

 

あれだぞ?白馬の王子様的な存在を俺が演じるんだぞ?

セリフ棒読み、振り付け皆無な俺がだぞ?

 

まぁ、そんな俺が白馬の王子様が演じれば...普通に地獄絵図が完成するわな。

 

あの状況を思い浮かべるだけで悪寒が止まらない。

 

将来的にプロレベルのショーをするであろう類達の中に紛れ込んでいる一般人。

 

...もう考えるのはやめておこう、これ以上ネガティブな気持ちになりたくない。

 

「ん?全然関わっていない?」

類はキョトンとした表情で、俺に聞き返した。

 

「あ、うん、ちょっと他の友達と遊ぶことが多くてさ、関わる機会が全然なかったんだよ」

 

「...寧々ちゃんがこんなことを頼んだ理由が分かった気がするよ」

類は気まずそうな顔でそういった。

 

「して、その理由ってのはなんなんだ?」

俺は思わず前のめりになって、その寧々が俺を拘束させた理由を聞こうとする。

 

「それは本人に聞いてみればどうだい?」

類は、横に一歩動くと、そこには目のあたりが赤くなっている寧々がいた。

 

「響君...」

寧々は服で目元を拭い、俺の目の前に来る。

 

「お、おう、どうした?」

俺はしどろもどろに反応する。

え?何で寧々は泣いているんだ?

 

俺は寧々が泣くような原因を、記憶の限り探ってみるが...どこにもそうと思われるものはなかった。

 

「響君...わたしのこときらいになっちゃったの?」

寧々は、震えた声で俺にそう聞いた。

 

え?きらい?ナンデ!!?

 

俺はその言葉を聞いた瞬間、俺が寧々に嫌いアピールをした時があったかを記憶の限り探してみる...が。

 

もちろんそんなものはあるわけがない。

 

というか、俺の記憶が頼りにならないだけか?

 

「そ、そんな訳ないだろ!!どこに寧々を嫌いになる理由がある!!」

俺は自分の思ったことを、そのまま口に出していく。

 

俺が寧々を嫌いになる?

そんなことがある訳がないだろ!!

 

いつもはツンツンしているけど、デレる時はデレるし。

何より小動物の見た目のとおり、極度の人見知りだけど、信頼を勝ち取ればツンツンの塩対応をかましてくるし!!

 

...ん、あれ?これってゲームの時の寧々じゃね?

 

それじゃあ、今の状態の寧々を俺はどう思っているんだ?

 

...かわいい+甘々=好き(ボーダーライン激甘)

 

なるほど!俺は寧々のことが好きなのか!(友達として)

 

「だったら!...なんで、わたしと遊んでくれなくなっちゃったの?...」

俺は必死に弁解したつもりだったが、寧々にはあまり響いていないようだった。

 

それどころか、さらに目をウルウルとさせて、俺に聞いてきた。

 

「あぁ...それなんだけどさ、色々と事情があって遊べないことが多くなっちゃっただけんだ!決して俺から遊ばないようにしてたとかじゃないんだ!」

 

「じゃあ...わたしのこと、きらいじゃないの?」

寧々は、顔を上げ、上目遣いのような感じで俺のことを見て、そういった。

 

「も、もちろんだ!」

 

「じゃあ好き?」

 

「もちろん!...ん?」

ん?今なんか変なこと言ってなかった?

 

...「じゃあ好き?」 「もちろん!」

 

何言ってんだ俺?

 

え?何シンプルに好きって答えちゃってんの?

 

「そうなんだぁ...えへへ...」

困惑している俺とは違い、寧々は今にでもほっぺが落ちそうなほどデレデレな表情を浮かべていた。

 

やばいやばい!これ結構取り返しのつかないことになるぞ!?

っていうか、なんで寧々はそんな満更でもないような表情してるんだよ!?

 

「おい類!俺のことを助けてくれ!!」

俺は、この将来的にやばいことになりそうなことは、自分だけでは解決できないと思い、頼れる友に声をかけたが、

 

「いやだよ、それくらい自分で解決したほうがいいんじゃないかな?」

と、俺のことを見捨てる宣言をした。

 

「っちょ!?おい類!!!俺のことを置いていくんじゃない!!!せめてこの縄を解いてくれ!!!ホントにやばいことになるからさぁ!!」

俺は、その場を立ち去っていく類に、縋りつくようにお願いをするが...

 

「ふふ...頑張ってくれ、響君」

類は純粋な笑みを浮かべながら、自分の家の方向に歩いて行った。

 

「あぁ終わった...」

俺は、全身の力を抜き、己のこれからの道筋を悟る。

 

「それじゃあ響君!一緒に遊ぼ!」

対する寧々は、満面の笑みで俺のことを遊びに誘った。

 

「じゃあこの拘束は...」

 

「それはそのままでいいよー」

 

「なんでぇ!?」

 

 

 

---

 

 

 

 

わたしには、好きな男の子がいる。

 

藤原 響くん。

 

それが、わたしの好きな男の子。

 

彼とわたしの出会いは、ちょっと不思議なものだった。

 

 

「♪~~~~」

わたしはその日、誰もいない公園で歌っていた。

わたしは歌うことがとにかく好き。

でも、誰かの前で歌うことは恥ずかしくて、歌うときは、お母さんの前か、誰もいない場所のどちらかだった。

 

その日は風が気持ちのいい日だったのを覚えてる。

 

だからなのかはわからないけれど、体が勝手に動いて、自分の感情をそのまま表現していた。

 

「綺麗だ...」

わたしが夢中で歌っているとき、ふと、そんな声が聞こえた。

 

「え?...」

わたしは歌うのを止めて、その声が聞こえた方向を振り向くと。

 

そこには、一人の男の子がいた。

 

全体的にスラっとした体格で、どこか優しい雰囲気を纏う男の子。

そして、そんな彼は、わたしのことを真っすぐに見つめていた。

 

「あぁ、勝手に覗き見る感じになっちゃってごめん。

ちょっと散歩してたらさ、綺麗な歌声が聞こえるなぁ~って思ってさ、気づいたらここにいたんだよ」

 

彼は、頬を指で掻きながらそう言った。

 

わたしの歌声が綺麗?...

 

わたしは体のどこかが熱くなるのを感じた。

 

いくら母親の前で歌っても、歌うことが上手いとかしか言われなくて、綺麗なんていう、ちょっと照れちゃうようなことは言われなかった。

 

「そ、そうなんだ...」

わたしは、初めて会った男の子という要素に、照れることを言われた直後だったから、声が少し震えていた。

 

でも、彼と話している内に、自然と話すことができるようになっていた。

 

彼と一緒にいると、心が落ち着いていく。

 

理由はよくわからないけど、この時はわからなくてもいいと思った。

 

 

 

---

 

 

 

 

今日は、神代 類君という男の子に会った。

 

どうやら隣に住んでいる人みたいだった。

 

「はじめまして、寧々ちゃん。よろしくね」

類君は、礼儀正しく私に挨拶をしてきた。

 

でも、わたしはやっぱり誰かと話すことは苦手で、

「......。よ、よろしく...」

とだけ言って、類君と距離を取った。

 

「ねぇ寧々ちゃん、何して遊ぶ?」

でも、そんな反応をしているわたしに臆することなく、類君は私に積極的に関わってくれていた。

 

「えっと...その...」

類君は、その時、私と一生懸命楽しく会話をしてくれようとしていたけど、やっぱり話すことはできなくて、微妙な反応しかできなかった。

 

「あ、このロボットで遊ばない?バッタのジャンプの動きを参考にして作ったロボットなんだけど、バネの素材を変えてみたらすごく飛ぶようになって___」

 

「え、えっと!え、絵本読む...」

わたしには、このわたしのせいでこうなってしまった雰囲気に耐えることができなくて、類君のロボットの話を途切れさせ、一人になろうとしたけど、

 

「絵本?それならこの『宇宙のひみつ』が面白いよ!一緒によむ?」

と、提案してきた。

 

でも、そんな提案に乗っても、わたしはまともに話すことはできないと思った。

だから、わたしは、

 

「ひ...一人で読めるから...」

と言った。

 

「あ...」

でも、わたしがよかれと思ってやった行動は、かえって類君を突き放すような形になってしまった。

 

「「...」」

 

重苦しい雰囲気が、この空間を支配する。

 

でも、そんなものは、あの声で塗り替えられた。

 

「お~い寧々~!この前言ってたゲーム持ってきたぞ~!」

 

片手にゲーム機を持ちながら、走ってくる響君。

 

「え?...」

 

でも。響君の声を聞いた類君は困惑の表情を浮かべる。

 

「って、類じゃん!?お前寧々と友達だったの!?」

そんな類君を置いて、響君は類君を質問攻めする。

 

「ちょっと待って、一旦僕の話を聞いて!」

類君は、響君の両肩に手を乗せて、落ち着かせる。

 

「お、おう、りょーかい」

 

「まず、僕と寧々ちゃんは、今日初めて会った、そして...寧々ちゃんが僕のお隣さんだよ」

 

「あ、やっぱそうなの」

 

「やっぱって...わかっているならなんであんな積極的に...」

 

「いや、一応確認したくて」

 

「そうかい...」

 

響君が来た瞬間、この空間は一気に元気なものになった。

 

あぁ...やっぱり響君はすごいなぁ...

 

どんな人にも優しくて、誰とでも会話ができる。

 

いつか、わたしもこうなりたいなぁ...

 

と、わたしは考えていると、響君がわたしに近寄ってくる。

 

「おい寧々!一緒に遊ぼうぜ!ゲームで!」

 

 

 

---

 

 

 

 

「何故だ...俺は...こんなにも弱かったのか?...」

テレビの前で跪く響君。

 

わたしたちがやったゲームは対戦系のゲームだった。

 

このゲームは、少し前に響君から聞いて、やりたいと思っていた。

 

「弱いも何も、何も考えずに突撃するから負けるんじゃないかな?」

 

「いや考えてるよ!?俺一応フレームとかも考えてるし!ネットでも勝ってばっかだぞ!お前らの強さがイカれてんだよ!」

 

わたしは響君と一緒に過ごせている時点で十分楽しいけれど、響君はそうでもないみたいだった。

 

「類君...さっきはすごくいい動きだった、次も一緒に響君を倒そ?」

 

「そうだね、響の反応は面白いし」

 

「勝手にチームを作るんじゃない!!」

 

響君が仲立ちしてくれたおかげで、まだ緊張が抜けきれてはいないけど、類君とはまともに会話できるようになっていた。

 

「って!?ちょっと待って、そのハメは抜けれんて!?」

 

「勝った」

 

響君の操作しているキャラが場外に吹っ飛ぶ。

 

「響君って...弱いんだね?」

 

「弱くねぇし!!!」

 

この日以降、この三人で遊ぶことが多くなった。

 

三人でお泊り会だってしたし、一緒に人魚姫のミュージカルショーだって見た。

 

こんなことが、ずっと続くと思ってた。

いや、続いてほしいと思ってた。

 

でも、わたしの思いどうりにはいかなくて、いつの日からかはわからないけど、響君が私の家にめっきり来なくなってしまった。

 

二日三日なら、まだ耐えることができた。

 

でも、それが一か月間も続いたら、さすがに慌ててくる。

 

わたしは怖かった。

 

響君との関係が終わることが。

 

わたしには、彼がいなければできない願望がいくつもある。

 

彼と一緒に歌を歌ってみたい。

 

彼と一緒にゲームをしてみたい。

 

彼と一緒に笑い合いたい。

 

彼の...傍にいたい。

 

わたしは、必死に考えた。

 

何故、彼がわたしと会うことをやめてしまったのか。

 

その時のわたしに、一つの光景が思い浮かんだ。

 

それは、彼とわたしが響君のお家で遊んでいるものだった。

 

「ねぇねぇ響君?このお花何?」

わたしは、机に置いてあったお花のことを、響君に聞いた。

 

「あぁそれね、お花というよりかは...うーんと、髪飾りっていうんだけど」

 

「髪飾り?...響君のお母さんがつけているアレ?」

これと似たようなものなら、響君のお母さんがつけていた記憶があった。

 

「そうそう!ちょっと瑞希っていう、可愛い物が好きな友達に渡そうと思っててさ、今作ってる最中なんだ!」

 

「そ、そうなんだ」

わたしは、渡す相手が自分でないことを聞いて、少し落ち込んだ。

 

なんでかはわからないけれど、わたしは、この髪飾りから目が離せなかった。

 

「ちょっと髪飾りを作る道具持ってくるから、待っててね!」

 

響君は、わたしが髪飾りに興味があることを察したのか、そういった。

 

響君の部屋にいるのはわたし一人だけになった。

 

することがなくて暇だったわたしは、吸い込まれるようにして、髪飾りをずっと見ていた。

 

もっと近くで見てみたい、触ってみたい。

 

そう思った私は、髪飾りに手を伸ばした。

 

でも、わたしは髪飾りを持つことはできなかった。

 

「え?...」

 

わたしの手に、白いネバネバしたものがくっつく。

 

そして、いくつもの花が、バラバラになっていた。

 

血の気が引いていくのがすぐにわかった。

 

彼が作ったものを、わたしが壊してしまった。

 

わたしは、すぐに直さないといけいと思って、必死に花をくっつけていく。

 

でも、わたしが手を加えていくごとに、形は歪になっていく。

 

手がどれだけ気持ち悪くなったっていい、だから、元の形に戻ってほしかった。

 

「お待たせ寧々!ちなみにその花は...え?...」

 

響君は、わたしの手元を見ると、ひどく悲しそうな表情を浮かべた。

 

「こ、これは違うの!ただ気になっただけで...」

 

やってしまった。

 

響君の大切なものを...壊してしまった。

 

「...そっか、まぁ嫌がらせでこんなことを寧々がするなんて思ってないよ。きっと、しょうがないことがあったんでしょ?」

 

響君は怒りもしないで、わたしのことを許すような発言をした。

 

でも、響君の表情は一切変わってなかった。

 

「接着が甘かったから、きっと僕のせいだよ!」

 

わたしを責めるどころか、彼は自分のせいにし始めた。

 

彼は、ぐちゃぐちゃになってしまった花を、ゆっくりと集めて、どこかにしまってしまった。

 

「...ごめんなさい」

 

「別に怒ってないから大丈夫だって!まぁ、ただ...あの花はね?さっき言った瑞希っていう友達が...綺麗って言った花だからさ、ちょっと思い入れがあったから、なかなか割り切れないんだよね...あはは...ごめんね?いつまでも引きずっちゃって...」

 

彼は、笑いながら私の頭を撫でる。

 

でも、彼の手の力がいつもよりも弱いのを感じて、彼が心の底から悲しんいるのを理解した。

 

「じゃあ、僕は新しい髪飾りを作るからさ!寧々も手伝ってよ!」

 

「う、うん...」

 

彼がどれだけ元気に振舞っても、わたしは、あの響君の悲しそうな表情が頭から離れなかった。

 

 

「響君に...きらわれた?...」

ふと、そんなことが頭に浮かぶ。

 

「イヤだイヤだイヤだ!!!」

響君が、冷たい目でわたしを見下す。

 

彼がわたしを拒絶する。

いつも優しくわたしのことを受け入れてくれていた彼が。

 

体の震えが止まらなった。

 

普通の友達なら、まだ耐えれたかもしれない。

 

でも、響君に嫌われたら、わたしは生きていける自信がない。

 

【もういいよ、お前のことなんか】

 

「あぁ...いやぁ...いやぁ...」

胸の奥が冷たくなっていくようなに感じた。

 

わたしは、手遅れになってしまう前に行動しなければならないと思い、類君にこうお願いした。

 

「響君のことを捕まえて!」

 

類君は、心底不思議そうな反応をしたが、そのお願いを聞いてくれた。

 

 

 

 

「響君...わたしのこときらいになっちゃったの?」

 

「そ、そんな訳ないだろ!!どこに寧々を嫌いになる理由がある!!」

 

「だったら!...なんで、わたしと遊んでくれなくなっちゃったの?...」

 

「あぁ...それなんだけどさ、色々と事情があって遊べないことが多くなっちゃっただけんだ!決して俺から遊ばないようにしてたとかじゃないんだ!」

 

「じゃあ...わたしのこと、きらいじゃないの?」

 

「も、もちろんだ!」

 

「じゃあ好き?」

 

「もちろん!_____」

 

あぁ...なんだ、そうだったんだ。

 

響君が私と遊ばなくなったのは、きらいになったわけじゃないんだ。

 

自然と体から力が抜けていく。

 

「そうなんだぁ...えへへ...」

 

そっかぁ...響君もわたしのことが好きなんだぁ...

 

うれしい...かな...

 

こうして、仲直り?をしたわたしと響君は、数か月ぶりに遊んだ。

 

 

 

---

 

 

 

 

「ちょっと寧々!その秘密ってのはなんなんだ?」

 

「えぇ~教えないよ~」

 

「気になるじゃん!教えれくれよ!!」

 

「そっかぁ...じゃあ、【大人】になったら教える!」

 

「...そっか、大人になったらか...わかった、じゃあ楽しみに待ってるよ!」

 

響君は心の底から残念そうな顔をする。

 

そんなに秘密が知りたいのかな?

 

わたしが響君を好きってことが、そんなに気になるんだ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しみだなぁ...大人になる時が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あぁ...曇らせの種が増えていく...(幸せ)

ちょっと今回の話を書いている時に、終盤のプロットを考えていたんですけど、今書いている幼少期とは真逆を行くように絶望しかなかったんですよね...
己の時間に終わりが近づき...そしてその終わりを少しの間でも伸ばすものにも代償があって...

正直、終盤は希望なんてないんです。

まぁハッピーエンドは作るんでしょうけど、そのハッピーエンドすら、第三者から見た場合、本当にいい物なのかすらわからないんですよね...

そもそも、この物語の設定上、ハッピーエンドを作るのは死ぬ程難しいんですね...

時間が進めば進むほど、主人公と彼、彼女達の絆は深まっていくけれど、それと同時に主人公は着実に死へと向かっていく。

彼、彼女達にとって、居て【当たり前】だった存在が、なんの前触れもなく消えていく。

そして、その消えるタイミングに、彼に冷たく当たってしまっていた人間が、一体どのように絶望していくのか...

あぁしまった...ついつい私の趣味が...

という感じで、終盤はガッツし絶望しかないので、よろしくお願いします!(白目)



我慢できない人に、終盤の一部分をご紹介

(______の部分はネタバレになるので、隠しています)

「ねぇ...嘘だよね?...今だって普通に...」
彼女の手が、俺の_____手を包み込んでいる。

「ほら、____でしょ?俺の手。
今だってさ、___に______けど、___がないんだよ。
数か月前まではあったはずなのにさ」

「っ....私の___だって治ったんだよ!!!!だったら!!!」

「治らないよ、もう____も______ないんだよ」



おぉ~...だいぶ幼少期の文の感じとは違いますねえ...
これでもまだマシなほうなんですよねぇ...(虚ろな目)

幼少期の頃にこのキャラをもう少し深堀してほしいなぁ~という風に思っている人がいると思うので、 アンケートを取りたいと思います!ちなみに、現在公開されている話と書き溜めを合わせると、全キャラが登場済みです。 名前の右は登場回数です、書き溜めも含めています(男性キャラは除外させていただきます。正直男性キャラをメインにすると、私の文章力が一気に低下してしまいますので。すみません)

  • 星乃 一歌(2)
  • 天馬 咲希(1)
  • 望月 穂波(1)
  • 日野森 志歩(1)
  • 花里 みのり(1)
  • 桐谷 遥(1)
  • 桃井 愛莉(1)
  • 日野森 雫(1)
  • 小豆沢 こはね(1)
  • 白石 杏(1)
  • 鳳 えむ(1)
  • 草薙 寧々(1)
  • 宵崎 奏(3)
  • 朝比奈 まふゆ(2)
  • 東雲 絵名(1)
  • 暁山 瑞希(1)
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