転生したら姫ギルだったんだが。   作:Crimson Wizard

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どもです。
わざわざ忙しい時期に新作を書くとかいうアホです。
中身も思い付きですが、宜しくです。


第1話

 

『ギルガメッシュ叙事詩』それは人類最古の物語。

 

紀元前……

神と人の間に生まれた主人公、ギルガメッシュの生涯を書き綴った物語である。

 

『Fateシリーズ』

 

それは様々な神話や御伽噺、地域の伝承や絵本に存在する英雄達が、

英霊となって現代に蘇り、それぞれの目的の為に覇を競い殺し合う姿を描いた物語。

 

そんな作品の登場人物の一人、英雄王ギルガメッシュ。

彼は前述したギルガメッシュ叙事詩の主人公をモチーフに作成されたキャラクターである。

 

その姿は黄金の鎧を身に纏い、金髪赤目に人外の美貌という様相をしている。

自身以外の全てを見下すその尊大な態度にそれが許されるだけの圧倒的な力。

 

そして圧倒的なカリスマで国を統治していた彼の過去、知れば知るだけ好きになる。

とても魅力的なキャラクターだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故……女なのだっ!」

 

俺は、元はただのFate大好きおじさんだったんだ。

だがある日、久しぶりにFateシリーズをstaynightから見直そうと思って某GEOまで歩いていた時の事……

 

俺は信号無視して突っ込んで来たトラックを……華麗に回避!

俺に王道は通じないのさ、フッ。

 

なんて思ってたら反対車線から来た信号無視の軽に撥ねられて死んだ。

 

法律が仕事してないんだが。

それにしてもなんて死因だよ、恥ずかしい…!

 

 

で、気が付いたら姫ギルの姿になって何故か森の様な所に放り込まれていた訳である。

 

 

俺はギルガメッシュが好きだった。

あの傍若無人ぶりもそうだし、FGOでバビロニアをやった時の感動も覚えている。

アニメの方もとても格好良かったし、感動した。

 

だが……

 

「何故だ……何故、女なのだ……!」

 

別に、嫌な訳じゃない。

Fateのキャラクターは男女問わずとても魅力的だと思う。

 

でもな?ある日突然、顔が良くて強くて金を持ってる同性に生まれ変わるのと、

顔が良くて強くて金を持ってる異性に生まれ変われるんだったら、多くの人は同性を選ぶと思うんだ。

 

いや、別に少数派を否定している訳じゃない。

でもほら、分かるだろ?

 

だがなってしまったものは仕方が無い。

本気でどうにかしたくなったら、宝具で性転換とか出来そうだし……。

 

とりあえずはこの身体の性能を確認したい。

 

「だがな、森の中でどうしろというのだ。」

 

そうだ、未だ現在位置も分かっていない。

俺はその場で目を瞑り、どうするべきか少し考えてみる……

 

するとどうだろう。

何故か信じられない程の選択肢が浮かんで来る。

 

なるほどな……これが天才の思考か。

なんか頭にスパコン搭載してるみたいだなー。

 

「まあ、やりたいようにやるか。」

 

んー、言動も真似するべきなんだろうか。

色々と考えてみたが、やはりとりあえず人を探す事にする。

 

だがその前に……

 

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)

 

俺がそう呟くと、空中から金色の波紋のような何かが広がる。

 

別に口に出す必要は無いのだが、まあお約束という奴だ。

ここには、世界の全てが入っている。

 

何なら現時点で世界に存在しない物すら入っている。

感覚的な話にはなるが、俺には中に何が入っているのかが分かる。

 

たとえば……

 

俺は宝物庫(ゲート・オブ・バビロン)から飲料水の原典を取り出す。

もはや原典とはなにかと言いたくなるが、この蔵は基本的に何でもありみたいだ。

 

「んっ……ふむ、美味い。」

 

ただの水なのに、めちゃくちゃ美味い。

だがまあ、水を飲んだだけでテンションが上がってちゃいけないな……

 

さて、唐突だがこの頭脳。何もしないでも色々と理解出来てしまう。

 

いや、理解し過ぎてしまうと言うべきか。

割とエグい、頭が良すぎて考えなくても余計な情報が脳に入って来てしまう。

 

 

そしてこの身体だが、前世からは信じられない程に力が溢れ、五感も研ぎ澄まされている。

つまり情報量が多過ぎてストレスが凄い。

 

あれだ、前世で例えるなら物凄い騒音が常に聞こえている様な感じだ。

 

「ふむ、これも違う。」

 

俺は感覚を鈍感にするような宝具みたいなのないかなと探してみたが、なんとあった。

麻薬かよ。何であるんだ……

 

「……副作用が怖いな。」

 

明らかにやばい副作用があったので、大人しく仕舞っておいた。

 

「慣れるまで待つしかないという事か。」

 

まあ、転生初日だ。ストレスがあるのは仕方が無い。

てか転生初日ってなんだよ。

 

「……仕方あるまい、とりあえず人を探す所から始めるとしよう。」

 

俺は何も考えずに空を飛んで森を抜けた。

……空を飛んだのは無意識だったが、宝具のお陰で落ちるようなことは無かった。

 

「さてと。今は何時でここは何処なのか。この目で確かめるとしようか…!」

 

この口調の方が格好いいし、やっぱりこれでいくか!

俺は、人の住む集落を探して空中散歩を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

※悲報※

人間とかいう種族、存在しない。

 

「まさか、人っ子一人居ないとはな。」

 

あれからかなりの距離を飛んでみたが、山、川、そして海。

何処を見ても人間など皆無だった。

 

俺は多少の落胆を覚えたが、それだけだった。

世界に一人しか存在しないというのに、俺が覚えた感情はそれだけ。

 

明らかに精神の方も寄ってるんだよなぁ。

前世では、こんなに図太くはなかった筈だ。

 

だがまあ、普通の精神をしていたら絶望するだろうから結果的には良かったんだが。

そして、俺は色々考えた。

 

何故こんな世界に送り込まれたのかは知らない。

このハイスペックな頭脳を駆使して考えてはみたものの、逆に選択肢が多過ぎて絞り込め無かった。

 

だが、人間が存在しないとはいえいつかは生まれるはずだ。

それは千里眼を使って確認したから間違いない。

 

そしてそこに写ったものは……

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは得た。

 

「ふむ。やはり建国するか。」

 

まだ人間居ないけど……。

 

 




高評価よろしく!

ギル様の一人称について。

  • 我(われ)
  • 妾(わらわ)
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