転生したら姫ギルだったんだが。   作:Crimson Wizard

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毎日残業で書けませんでした!
久しぶりなので解像度が低いかも!違和感あったら報告お願い致します!
因みにコラボとかしたい方居たら是非ご連絡お願いします!(ネタ切れ)


第12話

 

「ほう……?」

 

「……との報告が入っています。やはりウルクという国家のみ飛び抜けて平均レベルが高いようです。」

 

……そんな事俺に報告されてもな。

 

鈴木悟。モモンガ。アインズ・ウール・ゴウン。

 

幾つもの名を持つこの男は元々ただのサラリーマンだった。

ある日突然かなりやり込んでいたゲームのアバターに憑依させられ異世界へと飛ばされた彼は

臆病な自分を押し殺しナザリックの絶対的支配者として振る舞っていた。

 

「将来的に我々のプランに支障が出る可能性もあります。滅ぼしますか?」

 

ナザリック随一の頭脳を持つとされる最上位悪魔(アーチデヴィル)─デミウルゴスは心から崇拝する主人にそう尋ねる。

 

「ふむ……。」

 

どうすればいいんだよ!?

そりゃ他の国より多少強いかもしれないけど……邪魔になるから滅ぼすって理不尽極まりないだろ。魔王じゃないんだからさ。

 

……いや、今の俺、何処からどう見ても魔王じゃん。じゃあいいのか?……いいや!駄目だ!そこまで堕ちたら仲間達にも合わせる顔がなくなる。

 

「……駄目だ。お前達は少し短絡的過ぎる。力で全て解決するのは三流だ。我々には思考する頭があるだろう?……力で何とかするのは最終手段でよい。」

 

「はぁ……流石はアインズ様。私達には想像もつかない……そう。恐らくウルクという国家には何かしらの使い道があるのでしょう。」

 

ナザリック守護者統括─アルベド。黄金の瞳に漆黒の黒髪を靡かせた美しい女は最も敬愛する主人(ヒト)の言葉に込められた真の意味を考える。

 

「はっ!大変失礼致しました!仰る通りで御座います。我々には思考する能力がある……なるほど。やはりそういう事ですか。」

 

アインズ・ウール・ゴウン─モモンガは色々とツッコミたい欲を抑えて冷静に言葉を選ぶ。

 

「その様子だと、私の言いたい事は伝わったようだな。デミウルゴスよ。」

 

「勿論で御座います!私達は貴方様の忠実なる下僕、言葉の裏を読む程度ならば一般メイド達でも可能でしょう。」

 

そうなの!?

 

「ゴホン!……流石だな、デミウルゴス。その……アレだ。アレの話だろう?」

 

「ええ!その通りで御座います!」

 

何が!?……怖いんだけど。

 

「まあその話は後でよい。そうだな、カルネ村で私を覗き見た輩についての情報は集まったか?」

 

「はい。やはりウルクという国家の魔法詠唱者(マジック・キャスター)でしょう。恐らくですが、

アインズ様を覗き見るレベルの相手となりますと此方の索敵は察知されてしまいますので

今現在、ハンゾウを含む高レベルの忍者系モンスターがウルクへの侵入を試みている所です。」

 

……もう何も言うまい。この馬鹿共を止められなくてすみません、ウルクの皆さん。

 

「言っておくが、仮にバレても絶対に手は出すなよ?今の段階で敵対勢力を作るつもりは無い。」

 

「はい!察知されないよう細心の注意を払っております。」

 

「なら良い。」

 

少なくとも戦士長レベルが数万人……デスナイトと同格と考えればこの世界では異常といえる強さだ。

一般兵でレベル30程度なら俺を覗いて来た魔法詠唱者(マジック・キャスター)は少なくともレベル50を超えている筈だ。

いや、少なく見積もり過ぎだな。レベル50で使える索敵魔法に大したものはなかった筈だ。レベル70は見ておいた方がいいかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……初めまして、ですわよね?」

 

我は今、リ・エスティーゼ王国にある王城の一室に足を運んでいる。……城の名前は知らん。

本来エルキドゥが国を空けている間に外出するつもりは無かったが、気が変わった。

リ・エスティーゼ王国の第三王女、この女の行動には違和感のある箇所が多い。

 

まず、何故不自由極まりないこの国の第三王女という身分に敢えて身を置いているのか。

武力が無くとも此奴の頭があれば容易に抜け出せるはずだ。

 

「女、何故敢えてこの様な環境に身を置くのだ?」

 

「……!」

 

「国民に慕われる心優しい王女の話は我の耳にも入って来ている。世間知らずの王家の小娘が帝国の皇帝すら唸らせる政策を打ち出したとな。」

 

「……何のお話でしょう?」

 

「まずその気色の悪い顔を辞めろ。不愉快だ。」

 

我がそう言うと、人形の様な笑みを浮かべていた女の表情は途端に能面の様に固まった。

 

「それが素か。……やはり貴様、白痴を演じているだろう?」

 

「……」

 

「居るのだろう?貴様にとっての重しとなる存在が。」

 

「……!クライムに手を出せば、貴女も殺す……!」

 

「ほう。クライムか。……女。我の下に着く気は無いか?貴様に足りないのは武力だけであろう?」

 

怪訝そうな目で我を見つめる第三王女。まあ目的が分からない相手に着く程愚かな相手でもないか。

 

「指導者だ。我の国では脳まで筋肉で出来ている輩ばかりでな。民に対して指導者の数が不足している。」

 

女は迷いながら、我の前で片膝を着いた。

 

「そうだな……貴様の重しを連れて来い。この国はここに捨てておけ。我の庇護下にいる限り貴様とクライム……だったか。その男に万が一は無い。」

 

こうして、我はシドゥリに並ぶ指導者を手中に収めた。

 

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