転生したら姫ギルだったんだが。   作:Crimson Wizard

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お待たせしました!
ちょーっと(かなり)騒音の中で書いたので誤字脱字があったら報告お願いします!
ちなみに…断言はできませんが、
登場して欲しいサーヴァントがいる方は是非感想欄にお願いします!
出来ればギル様が好みそうな純正の英雄でお願いします。
まあ、推しを書くのは自由なのでワンチャン期待したい方はどんどん書き込んで下さい!


第5話

 

さて、我はあれからヴィマーナに乗って自身の魔力の残滓を追跡し、

かなりの時間を掛けてウルクを見つけた訳だが……。

 

「おい!早く門を開けろ!私を誰だと思っているのだ!」

 

なんだあの豚は…?

 

「何度も言うようですが我が国は現在、王の命により入国出来る人間を制限しています。

申し訳ありませんが今回はお引き取りを願います。」

 

「ふざけるなァっ!お前達は!王国の領土を不法に占拠しておいて、

更には栄誉ある王国貴族の私がわざわざ来てやったというのに茶も出さずに帰れと言うのか!?」

 

そこには、自身の周りに護衛らしき兵士をつけて我が国の兵士を取り囲んで唾を吐く醜く太った男がいた。

 

……あれの相手をする兵士には同情するな。

 

それになんだ?醜い体もそうだが、あの身勝手極まりない言い分は。

まあ、このままではあれの対応をする兵士が不憫だ。我が国に仕える者の為、一肌脱ぐとしようか。

 

我はヴィマーナを空中で宝物庫に仕舞い、そのまま別の宝具を使用して浮遊しながら例の兵士の横へと着地する。

 

「何の騒ぎだ。」

 

「ギルガメッシュ王!?」

 

近くで見ると尚のこと醜いな。

 

「……おぉ!」

 

気色の悪い視線を向けるな、この豚。

 

「…それで、どうした?」

 

我は兵士に視線を向けながら問い掛ける。

 

「はい。実は……」

 

それから詳しく話を聞くと、どうやら我があの魔術を行使した後、

この国は無事に転移したらしく翌日にシドゥリによって更に詳しい説明がされたらしい。

 

その後はいつも通りにこの兵士は関所の門番としての役目を果たしていたらしいのだが、

そこでこの豚がやって来て、土地を不法に占拠していると言い掛かりをつけてきたらしい。

 

一応、シドゥリは転移後に魔術師たちを使い周辺諸国の情報を最低限集め、

更に普通の旅人や商人に紛れ込ませてある程度の数の間者も送り込んだらしいが、ここは何処かの国の所有する領土ではないらしい。

 

……説明を聞いている途中もこの豚が喧しく喚いていて不愉快だった。

だがまあ、腐っても他国の使者だ。話だけでも聞いてやるか。

 

「それで、我がこの国の王だ。用があるなら手短に済ませろ。」

 

「お前が?……はは!そうか、この国は女を王にしているのか?

お前は私の女にして」

 

そこまで聞いた時点で、我は宝物庫からただの剣を射出してこの男の首を消し飛ばした。

道化にしても不愉快だ。これ以上耳を貸す価値もない。

 

この様な者を使者として寄越す国だ。マトモな筈はない。

……蛮族共の寄せ集めと考えるべきか。

 

「おい、貴様らは今すぐに国へと帰り今後このような事が無いように報告しろ。

従うのならば見逃してやる。」

 

「は、はい!従いますから命だけは…!」

 

「そうか。では行け。」

 

我がそう声を掛けると、護衛達は脇目も振らずに逃げ出した。

 

「フン、どうせ自身に都合の良い報告をするのだろうな。

まあいい……おい、そこな兵士よ。」

 

「は、はい!」

 

この者にも面倒な役回りをさせたモノだ。

まあ、全ての責任はこのような豚を送り込んだ国にあるのだがな。

 

「ご苦労。貴様には面倒な役回りをさせたな。それと後で構わん、この豚の後始末をしておけ。

この様な使者を送ってくる国だ。貴様が何かを気にする必要は無い。これからも我が国の為に励め。」

 

「あ、有難うございます!」

 

「それと、完全に敵対した以上この豚共の首領が兵を送り込んでくる可能性も考慮する必要がある。

関所には常に四人は置いておけ。」

 

「は!」

 

我はそう言ってシドゥリのいる宮殿の元へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「王の帰還だ、喜べシドゥリよ。」

 

「……何処へ行っていたのですか、王よ。」

 

その後、色々と話をした後、

シドゥリと情報を交換し、周辺諸国で集めたという情報。それを書類に纏めて提出しているというので確認をしたが……

 

先程あの豚を寄越してきた国、リ・エスティーゼ王国といったか。

 

予想通りというべきか、馬鹿の寄せ集めの様な国だった。

数世代前からか、権力を傘に好き放題やり始め、目下の問題は常に後回しにし続ける。

 

これを続ける内に腐敗が進み、国の要となる貴族はマトモな教養すらないまま当主となる。

そして国民から税を搾り取る事で一見何とか成り立っているように見える。

 

だがその税金は貴族共の私利私欲の為に使われる。

そして民は飢えていく一方。男は定期的に戦争へと駆り出されて戦死する。

 

女は生活を維持する必要があるが男手無しに農業などの重労働は厳しい。

 

「……王国とやらは今代で終わるやもしれんな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の王は比較的マトモな部類らしいが、

そもそも王派閥と貴族派閥というように権力が分散しており、王の発言権は無いに等しいとの事。

 

それに実の息子である第一王子とやらは頭が致命的らしく、

王国内に蔓延る犯罪組織である八本指なる者共と癒着しているらしい。

民衆にすら第一王子が王位を継承すれば間違いなく国は滅ぶと言われる程だ。

 

そして貴族共も、裏では犯罪組織と癒着したり国の情報を敵国へ流したりと好き放題しているようだ。

 

「そも、ランポッサ三世とやらも暗君だな。

第三王女なる女の提案を受け入れていれば現状も多少はマシだったろうに。

王国戦士長なる存在がいながら何故その力を使わない。

まあ、聞く限りでは優しさと甘さを履き違えた男といった所か。」

 

現状、王国とやらと敵対したデメリットはほぼ無いと言っていいだろう。

あの国は友好国もそう多くは無いらしいしな。兵士の練度も間違いなくこちらが上だ。

 

戦争時には農民を徴兵しているらしく、

そこを突いたバハルス帝国とやらの策にも気づいていない。

 

だが、今までの情報を咀嚼すると明らかに王国へ裏から支援していた存在がいる。

数世代前からは支援が途絶えているようだが、恐らくスレイン法国という人類至上主義の国家だろう。

 

そのスレイン法国とやらがどの程度の戦力を持つのか分からぬ以上、

敵対するしないに関係なく軍事力を強化する必要がある。

 

 

そもそも逸話も抑止力も存在しないこの世界で可能かどうかは分からんが、英霊の座とは世界の外側にあるもの。

試してみる価値はあるか……。

 

 

サーヴァントの召喚を

 

 




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